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「良いこと悪いこと」死んだ人は8人!死亡者一覧・死因と犯人を最終回まで解説

「良いこと悪いこと」死んだ人は8人!死亡者一覧・死因と犯人を最終回まで解説

『良いこと悪いこと』死んだ人・死亡者一覧記事

『良いこと悪いこと』で死亡が確定した主要人物は、合計8人です。内訳は、現代の連続事件で殺された武田敏生、中島笑美、桜井幹太、大谷典代、羽立太輔、小山隆弘の6人と、物語が始まる前に自死していた小林春季、瀬戸紫苑の2人です。

現代の連続殺人を実行したのは宇都見啓で、最終回では今國一成と東雲晴香も瀬戸紫苑のための復讐計画に加わっていたことが明らかになりました。一方、森智也は羽立を殺した犯人でも、連続殺人の共犯でもありません。

本編最終回とHuluオリジナルストーリーの10.5話では、新たな死亡者は出ていません。この記事では、『良いこと悪いこと』で死んだ人の一覧、死亡確認順、死因、犯人、将来の夢とのつながり、死んだと思われやすい生存者について、最終回・10.5話時点で詳しく紹介します。

目次

「良いこと悪いこと」で死んだ人は8人|最終回・10.5話までの一覧

「良いこと悪いこと」で死んだ人は8人|最終回・10.5話までの一覧

『良いこと悪いこと』の主要死亡人物は8人ですが、8人全員が現代の連続殺人で殺されたわけではありません。現在の事件で命を奪われた6人と、事件が始まる前に自死していた2人を分けて理解する必要があります。

また、桜井幹太は2番目に狙われた人物ですが、死亡が確定したのは第4話です。そのため、標的になった順番ではなく、死亡が確認された順番に並べると、武田、中島、桜井、大谷、羽立、小山となります。

区分 人物 あだ名 死亡確認話・時期 死因・死に方 犯人・原因
現代の事件 武田敏生 貧ちゃん 第1話 マンションから転落して死亡 宇都見が実行。今國・東雲も復讐計画に関与
現代の事件 中島笑美 ニコちゃん 第2話 トラックにはねられて死亡 宇都見が実行。今國・東雲も復讐計画に関与
現代の事件 桜井幹太 カンタロー 第4話 火をつけられた建物内で焼死 宇都見が実行。今國・東雲も復讐計画に関与
現代の事件 大谷典代 大谷先生 第6話 凍死体で発見 宇都見が実行。今國・東雲も復讐計画に関与
現代の事件 羽立太輔 ちょんまげ 第7話 首に刺傷を負った状態で階段から転落して死亡 宇都見を中心とする復讐計画による事件
現代の事件 小山隆弘 ターボー 第9話 VRゴーグルを装着した状態で絞殺 宇都見が実行。今國・東雲も復讐計画に関与
物語開始前 小林春季 物語開始前 誹謗中傷などによって追い詰められ自死 直接の殺害犯はいない
物語開始前 瀬戸紫苑 物語開始前 過去のいじめによる傷が再燃した末に自死 直接の殺害犯はいない

現代の連続事件で殺された6人

現代の連続事件で殺害されたのは、武田敏生、中島笑美、桜井幹太、大谷典代、羽立太輔、小山隆弘の6人です。武田、中島、桜井、羽立、小山の死には、小学生時代に語った将来の夢を反転させるような見立てが使われていました。

一方、大谷は高木たちの元担任であり、同級生たちと同じ「夢の反転」に当てはまる標的ではありません。大谷が狙われた理由は、教師という子どもを守る立場にいながら、当時のいじめを止められなかったことにありました。

物語開始前に自死した2人

小林春季と瀬戸紫苑は、宇都見による現代の連続殺人で命を奪われた人物ではありません。2人は物語開始前に自死しており、その不在が現在の事件を生み出す感情的な起点になりました。

小林春季の死は、姉の小林紗季が猿橋園子を襲う行動へつながります。瀬戸紫苑の死は、宇都見、今國、東雲が、高木たちの過去を裁こうとする復讐計画を始めるきっかけになりました。

最終回と10.5話で新たな死亡者はいない

本編最終回では、高木将、猿橋園子、森智也、宇都見、今國、東雲を含め、新たな主要死亡人物は出ていません。高木は宇都見への怒りを抱えながらも、殺すことで事件を終わらせる道を選びませんでした。

Huluオリジナルストーリーの10.5話でも、新たな死者は出ていません。描かれたのは新しい殺人ではなく、死者を出した事件のあと、生き残った人物が日常の中で責任や後悔を背負い続ける姿です。

現代の連続事件で死んだ6人を死亡確認順に解説

現代の連続事件で死んだ6人を死亡確認順に解説

現代の事件では6人が命を奪われました。ここでは、狙われた順番ではなく、ドラマ内で死亡が確認された順番に、死因と見立ての意味を整理します。

犯人側は、元同級生たちが小学生時代に語った将来の夢を利用し、その願いを残酷な死に方へ反転させました。過去の夢が殺害方法へ変えられたことで、被害者は大人になった現在だけでなく、子ども時代の記憶まで復讐に奪われています。

武田敏生(貧ちゃん)|第1話・マンションから転落死

最初に死亡したのは、「貧ちゃん」と呼ばれていた武田敏生です。武田はマンションの高所から転落し、当初は事故や自死の可能性も残されていましたが、最終的には宇都見たちの復讐計画による殺人だったと判明しました。

子どものころの武田の夢は、空を飛ぶことでした。その夢は、大人になった武田が高所から落とされるという、最も残酷な形で反転させられています。

空を飛ぶという願いには、本来、自由や解放への憧れが含まれています。しかし犯人側は、その願いを転落死へ置き換えました。

武田の死は、元同級生たちの過去を知る人物が、子どものころの夢を殺害方法へ利用していることを最初に示した事件です。

同時に、この時点では武田の死が連続殺人の始まりだと分からなかったことも重要です。過去のいじめを忘れて日常を送っていた高木たちは、武田の死をきっかけに、自分たちが終わったと思っていた小学生時代へ引き戻されていきました。

中島笑美(ニコちゃん)|第2話・トラックにはねられ死亡

2番目に死亡が確認されたのは、「ニコちゃん」と呼ばれていた中島笑美です。中島は道路上でトラックにはねられ、交通事故に見える形で命を奪われました。

中島の将来の夢は、スポットライトを浴びることでした。しかし、彼女を最後に照らした強い光は、舞台上のスポットライトではなく、迫ってくるトラックのヘッドライトでした。

人に見られ、認められたいという夢が、逃げ場のない死の光へ変えられています。犯人側は、本人が大切にしていた願いを理解していたからこそ、それを最も傷つける形で利用しました。

中島の死は、被害者が過去をどう受け止めていたかとは無関係に、犯人側が一方的に罰を決めていたことも示します。過去への後悔や謝罪の気持ちがあったとしても、それを確かめる前に命を奪えば、償う可能性そのものまで消えてしまいます。

桜井幹太(カンタロー)|第4話・火をつけられ焼死

桜井幹太は2番目に狙われた人物ですが、死亡が確定したのは第4話です。そのため、標的となった順番では武田の次ですが、死亡確認順では中島のあとになります。

桜井は火をつけられた建物内に取り残され、焼死しました。遺体の確認まで時間がかかったことで、一時は生存している可能性も疑われましたが、最終的に死亡が確定しています。

子どものころの桜井の夢は、消防士になることでした。人を火災から救う仕事への憧れが、自分自身が火の中で命を落とすという死に方へ反転させられています。

消防士という夢には、人を守りたいという善意が含まれていたはずです。犯人側は大人になった桜井の行動だけでなく、子どものころに抱いていた純粋な願いまで否定するように、火を殺害方法として使いました。

桜井の死が残酷なのは、単に炎によって命を奪われたからではありません。将来なりたかった自分とは正反対の場所へ追い込まれ、救う側ではなく救われない側として人生を終えさせられた点にあります。

大谷典代(大谷先生)|第6話・凍死体で発見

4人目に死亡が確認されたのは、高木たちの小学生時代の担任だった大谷典代です。大谷は行方が分からなくなったあと、凍死体となって発見されました。

大谷は、武田たちのように小学生時代の将来の夢を反転させられた標的ではありません。犯人側が大谷を狙った理由は、教師としていじめを止める立場にありながら、瀬戸紫苑が傷つけられる状況を防げなかったことにあります。

いじめを直接行っていないことと、責任がないことは同じではありません。子どもたちだけでは止められない状況で、大人が異変に気づかず、あるいは見て見ぬふりをしたなら、その沈黙は被害を長引かせる一因になります。

しかし、大谷に教師としての責任があったとしても、殺害が正当な罰になるわけではありません。宇都見たちは大谷に過去を説明させ、責任を負わせるのではなく、命を奪うことで一方的に裁きました。

大谷の死は、本作の復讐が元同級生だけを狙ったものではなく、子どもたちを守れなかった大人へも向けられていたことを示しています。同時に、責任を追及する行為と私刑の違いも、よりはっきりと見せた事件でした。

羽立太輔(ちょんまげ)|第7話・刺傷を負い階段から転落

5人目に死亡したのは、「ちょんまげ」と呼ばれていた羽立太輔です。羽立は首にナイフが刺さった状態で階段から転落し、命を落としました。

刺傷と転落のどちらが医学的な直接死因だったのかは明確に断定できません。しかし、羽立が襲われ、階段から落ちた結果として死亡したことは確定しています。

羽立の子どものころの夢は、侍になることでした。侍を連想させる刃物が首に刺さるという死に方は、これまでと同じく、将来の夢を反転させた見立てと考えられます。

羽立は、高木たちの中で忘れられた7人目である森智也を覚えていた人物でもあります。そのため、森との接触や待ち合わせが羽立の死と重なり、森が犯人ではないかという疑いが生まれました。

しかし、森は羽立を殺した人物ではありません。森が抱えていたのは、羽立への殺意ではなく、助けることができなかった後悔です。

羽立の死は森の復讐が暴走した結果ではなく、宇都見たちが進めた連続事件の一つとして整理する必要があります。

小山隆弘(ターボー)|第9話・VRゴーグル装着中に絞殺

現代の連続事件における6人目の死亡者は、「ターボー」と呼ばれていた小山隆弘です。小山はVRゴーグルを装着し、宇宙空間の映像を見せられている状態で絞殺されました。

子どものころの小山の夢は、宇宙飛行士になることでした。犯人側はその夢を利用し、VRの中だけで宇宙へ連れていったうえで、現実では身動きを取れない状態にして命を奪っています。

宇宙飛行士の夢は、本来なら未知の世界へ自分の力で進んでいく希望です。しかし小山は、作られた映像の中でしか宇宙へ行けず、現実では抵抗することもできないまま殺されました。

小山の死は、犯人側が元同級生の夢を理解していただけでなく、それを舞台装置として完成させるほど計画的に犯行を進めていたことを示します。そしてこの事件を通じて、宇都見が復讐の実行者であることが決定的に明らかになりました。

物語が始まる前に死んだ2人

物語が始まる前に死んだ2人

小林春季と瀬戸紫苑は、現代の連続殺人で殺害された6人とは異なり、物語が始まる前に自ら命を絶っていました。2人の死は直接同じ事件でつながっているわけではありませんが、遺された人物が怒りや喪失を抱え、その感情を他者への攻撃へ変えたという共通点があります。

ここで重要なのは、自死を一つの出来事や一人の加害者だけで説明し切らないことです。2人は言葉やいじめによって深く傷つけられ、その傷を抱える中で追い詰められていきました。

小林春季|誹謗中傷で追い詰められ自死

小林春季は、小林紗季の弟です。春季は周囲から向けられた誹謗中傷などによって精神的に追い詰められ、物語が始まる前に自死していました。

春季の死は、姉の紗季が猿橋園子へ強い怒りを向ける原因になります。紗季にとって園子は、弟を追い詰めた言葉や報道と結びつく存在であり、その怒りは園子を襲う行動へ変わりました。

紗季が抱いた喪失や怒りには理解できる部分があります。しかし、弟を失った悲しみを理由に別の人間を傷つければ、被害は新しい被害を生み出します。

春季自身は、現代の連続殺人の標的でも、宇都見たちに殺された人物でもありません。それでも、春季の不在は園子や紗季の選択を大きく変え、言葉が人を追い詰める危険性を示す物語の柱になっています。

瀬戸紫苑|いじめのトラウマが再燃し自死

瀬戸紫苑は、高木たちの小学生時代のいじめによって深い傷を負った人物です。その後も過去の傷から完全に自由になることはできず、トラウマが再び表面化した末に自死しました。

紫苑の死は、宇都見、今國、東雲が高木たちへの復讐を始める直接的な動機になります。3人は紫苑の苦しみを知り、高木たちが何事もなかったように生きていることを許せませんでした。

しかし、紫苑のために始めたはずの復讐は、武田たち6人の命を奪う連続殺人へ変わります。紫苑の痛みを伝え、過去の責任を認めさせるのではなく、死者の名を使って別の人間を殺す行為になりました。

紫苑の死は事件の起点ですが、紫苑自身が殺人を望んでいたとは限りません。宇都見たちは紫苑への思いを正義として掲げましたが、その正義は次第に、死者の意思を確認できないまま暴力を正当化する危ういものになっています。

誰が誰を殺した?宇都見・今國・東雲の犯人関係

誰が誰を殺した?宇都見・今國・東雲の犯人関係

現代の連続殺人を実行した中心人物は宇都見啓です。最終回では、今國一成と東雲晴香も瀬戸紫苑のための復讐計画に関わっていたことが明らかになりました。

ただし、宇都見が実際に犯行を行ったことと、今國・東雲が計画側にいたことは分けて整理する必要があります。各殺人現場で3人がどのように役割を分担していたのかについては、すべてが細かく描かれたわけではありません。

宇都見が現代の連続殺人を実行した

宇都見は、武田、中島、桜井、大谷、羽立、小山が死亡した一連の事件について、自分が実行したと認めました。宇都見は瀬戸紫苑の死をきっかけに、高木たちの過去を私刑によって裁こうとします。

犯行には、元同級生たちの将来の夢が使われました。宇都見は彼らが忘れていた子ども時代の記憶を掘り起こし、その夢を死に方へ反転させることで、過去から逃げられないようにしました。

宇都見の怒りは、紫苑が受けた傷に対するものです。しかし、その怒りがどれほど強くても、人の命を奪う権利にはなりません。

宇都見は被害者に寄り添う側から、別の被害者を生み出す加害者へ変わりました。復讐によって紫苑の死を清算しようとした結果、さらに多くの死と喪失を残しています。

今國と東雲は復讐計画を支えた仲間

今國と東雲も、瀬戸紫苑の死をめぐる復讐計画に関与していました。2人は宇都見と同じ側に立ち、高木たちの過去を暴き、追い詰めるための計画を支えています。

ただし、宇都見と同じように、今國と東雲が各殺人を直接実行したと断定できるわけではありません。最終回で確定したのは、2人が復讐計画の外にいた無関係な人物ではなかったということです。

また、今國と東雲の最終的な法的処分は詳しく描かれていません。復讐計画への関与が明らかになったことと、逮捕や出頭が映像上で確定したことは別です。

3人が紫苑を思う気持ちは共通していましたが、その思いを殺人や情報操作へ変えた時点で、紫苑のためという言葉だけでは正当化できなくなります。喪失を共有する仲間が、互いの暴走を止めるのではなく、暴力を支える関係になってしまいました。

小林春季と瀬戸紫苑は直接殺害された人物ではない

小林春季と瀬戸紫苑は、誰かに直接殺害された人物ではありません。2人は誹謗中傷やいじめの傷によって追い詰められた末に自死しています。

そのため、2人の死に「殺害犯」を一人だけ当てはめることはできません。しかし、直接手を下した人物がいないからといって、周囲の言葉や行動に責任がないわけでもありません。

春季を傷つけた誹謗中傷と、紫苑を傷つけたいじめは、どちらも一度の暴力だけで終わるものではありません。繰り返される言葉、見て見ぬふりをする傍観、助けを求めにくい環境が重なり、2人を孤立させました。

本作では、直接殺す行為だけが加害ではないことが描かれています。同時に、過去に誰かを傷つけた人物を殺せば正義になるわけでもないことが、宇都見たちの結末によって示されました。

死んだと思われやすいが生きている人物

死んだと思われやすいが生きている人物

『良いこと悪いこと』では、死亡したように見える演出や、犯人候補として疑われる人物が多く登場しました。しかし、本編最終回と10.5話までに死亡が確定している主要人物は8人で、それ以外の中心人物は生存しています。

最終回は、犯人側も被害を受けた側も、死によってすべてが終わる結末ではありませんでした。生き残った人物が、過去の責任や死者の不在を抱えながら、その後の日常へ戻っていく結末です。

高木将・猿橋園子・土屋ゆき・豊川賢吾は生存

高木将と猿橋園子は、最終回まで生存しています。高木は宇都見と向き合いながらも、復讐に復讐を返す道を選ばず、事件後も生きて過去と向き合うことになりました。

園子も死亡していません。園子には小林春季の死や、小林紗季から向けられた怒りと向き合う責任が残り、事件後は記者として再び歩き始めます。

土屋ゆきと豊川賢吾も生存しています。放送途中には共犯説や黒幕説も考えられましたが、最終回後の死亡者一覧や犯人構造に含める人物ではありません。

10.5話で描かれたのは、死を免れて事件から解放された人物ではなく、生き残ったからこそ過去を背負い続ける人物たちです。高木が倉庫を塗り直し、園子が記者として再出発する姿には、失ったものを元通りにはできなくても、今後の行動を変えることはできるという意味があります。

森智也は生存し羽立殺害犯でもない

森智也は最終回後も生存しており、10.5話でも花音の担任として登場しています。森は高木たちが忘れていた7人目の同級生「博士」でしたが、連続殺人の犯人ではありません。

森が裏掲示板を通じて羽立へ接触し、待ち合わせ場所へ呼び出していたことから、羽立殺害犯ではないかと疑われました。しかし、森が羽立を殺した事実はなく、宇都見たちの復讐計画へ加わっていた事実もありません。

森が抱えていたのは、羽立への殺意ではなく、助けられなかった後悔です。森自身も過去のいじめを止められなかった傍観者であり、忘れられた被害者であると同時に、自分の弱さと向き合わなければならない人物として生き残りました。

宇都見・今國・東雲も死亡していない

宇都見、今國、東雲も、最終回で死亡していません。宇都見は連続殺人の実行を認めましたが、高木に殺されることなく、生きて自分の犯した罪と向き合う結末になりました。

今國と東雲についても、死亡した描写はありません。ただし、2人が最終的にどのような法的処分を受けたのか、逮捕や出頭がどの段階で行われたのかは明確に描かれていません。

犯人側が全員死亡する結末ではなかったことには意味があります。自分たちの復讐によって6人の命を奪った以上、死んで責任から逃れるのではなく、生きたまま罪と向き合う方が重い結末とも受け取れます。

8人の死が示した「良いこと悪いこと」の意味

8人の死が示した「良いこと悪いこと」の意味

『良いこと悪いこと』における8人の死は、犯人当てのためだけに置かれたものではありません。過去に誰かを傷つけた人物、傷つけられた人物、止められなかった人物が、現在では別の立場へ入れ替わっていく構造を作っています。

宇都見たちは紫苑のために復讐を始めましたが、復讐によって新たな死者を生み出したことで、自分たちも加害者になりました。死者を思う気持ちが、別の人間を殺す正義へ変わる危うさが描かれています。

将来の夢を反転させた見立て殺人

武田、中島、桜井、羽立、小山の殺害方法には、子どものころに語った将来の夢が利用されました。空を飛びたい武田は転落死し、スポットライトを浴びたい中島はトラックのライトに照らされ、消防士になりたい桜井は火の中で命を奪われます。

侍になりたい羽立には刃物が使われ、宇宙飛行士になりたい小山はVRの宇宙空間を見せられたまま絞殺されました。夢をかなえるのではなく、その夢を死の舞台装置へ変えることが、犯人側の見立てでした。

この殺害方法には、高木たちが忘れていた過去を強制的に思い出させる目的があります。しかし同時に、被害者が子どものころに持っていた希望まで復讐に利用しています。

犯人側は被害者を過去の加害者や傍観者としてしか見なくなり、その後の人生や変化の可能性を切り捨てました。夢を反転させる殺人は、相手を裁くだけでなく、その人物がかつて持っていた純粋な部分まで破壊する行為でした。

過去の罪が死刑に値するわけではない

現代の死亡者の多くは、瀬戸紫苑へのいじめや傍観と無関係ではありません。高木たちの子ども時代には、誰かを傷つける行為、面白がって同調する行為、止めずに見ている行為がありました。

しかし、過去に悪いことをしたからといって、犯人側が死刑を言い渡してよいわけではありません。責任を認めさせることと、命を奪って償いの可能性まで消すことは別です。

宇都見たちは、紫苑が受けた苦しみに釣り合う罰を与えようとしました。しかし、人の命を奪ったことで、紫苑の傷が癒えたわけでも、過去が修復されたわけでもありません。

むしろ、新たな遺族や友人の喪失を増やし、紫苑の死をさらなる殺人の理由として使う結果になりました。復讐は過去を正す行為ではなく、過去と同じように誰かを傷つける新しい加害へ変わっています。

死者の不在が生存者へ残した責任

死亡した8人は、物語から退場したあとも、生き残った人物の選択を動かし続けています。高木は同級生たちの死を目の当たりにし、自分たちが何を忘れ、何を見過ごしてきたのかと向き合うことになりました。

園子は小林春季の死をめぐる責任から逃げられず、小林紗季は弟を失った悲しみの中で他者を傷つけました。森も羽立を助けられなかったことと、瀬戸紫苑へのいじめを止められなかったことを抱え続けます。

死者は謝罪を受け取ることも、相手が変わった姿を見ることもできません。だからこそ、生存者の贖罪は、許してもらうための行為ではなく、同じ過ちを繰り返さないための生き方になります。

本作は、死によって罪が清算される物語ではありません。むしろ、死者の不在によって答えが返ってこないまま、生き残った人物が責任を背負わされる物語です。

10.5話は死後も続く贖罪を描いた

10.5話では、新しい殺人や大きな謎ではなく、事件後の日常が描かれました。高木が倉庫を塗り直し、園子が記者として再出発し、森が花音の担任として日常へ戻る姿からは、贖罪が一度の告白や謝罪で終わらないことが伝わってきます。

過去を知ったからといって、失われた命は戻りません。生存者ができるのは、死者のためと称して新しい暴力を起こすことではなく、今後の行動を変え続けることです。

高木が宇都見を殺さなかったことも、この結末につながっています。殺してしまえば、その瞬間は怒りを晴らせても、高木自身が新たな加害者となり、復讐の連鎖を終わらせることはできません。

10.5話が示したのは、事件が終わっても責任は終わらないという現実です。生き残ることは無罪になることではなく、死者の不在を抱えたまま、自分の選択を変え続けることでした。

「良いこと悪いこと」の死んだ人に関するFAQ

「良いこと悪いこと」の死んだ人に関するFAQ

ここでは、『良いこと悪いこと』の死亡者数や、死亡したか分かりにくかった人物について、最終回・10.5話時点の結論を整理します。

「良いこと悪いこと」で死んだ人は何人?

死亡が確定した主要人物は合計8人です。現代の連続事件で殺された6人と、物語開始前に自死していた小林春季、瀬戸紫苑の2人に分かれます。

連続殺人で殺されたのは何人?

現代の連続殺人で殺害されたのは6人です。武田敏生、中島笑美、桜井幹太、大谷典代、羽立太輔、小山隆弘が該当します。

カンタローは本当に死んだ?

桜井幹太ことカンタローは死亡しています。2番目に狙われましたが、死亡が確定したのは第4話で、中島笑美の死亡確認よりあとです。

カンタローとニコちゃんはどちらが先に死んだ?

死亡が先に確認されたのはニコちゃんこと中島笑美です。カンタローは中島より前に狙われていましたが、死亡確定は第4話となりました。

ちょんまげは生きている?

羽立太輔ことちょんまげは、第7話で死亡しています。首にナイフが刺さった状態で階段から転落しましたが、刺傷と転落のどちらが直接死因だったのかは断定されていません。

ターボーは本当に死亡した?

小山隆弘ことターボーは、第9話で死亡しています。VRゴーグルで宇宙空間の映像を見せられている状態で、宇都見に絞殺されました。

森智也は死んだ?

森智也は死亡していません。最終回後も生存しており、10.5話では花音の担任として登場しています。

森智也は羽立を殺した?

森智也は羽立殺害犯ではありません。森は羽立と接触していましたが、羽立を殺したのではなく、助けることができなかった後悔を抱えていました。

高木と園子は最終回で死んだ?

高木将と猿橋園子は、どちらも死亡していません。事件後も生存し、それぞれが過去の責任と向き合いながら日常へ戻っています。

現代の死亡者を殺した犯人は誰?

現代の一連の殺人を実行した中心人物は宇都見啓です。今國一成と東雲晴香も瀬戸紫苑のための復讐計画に加わっていました。

今國と東雲は死亡した?

今國一成と東雲晴香は死亡していません。ただし、2人の最終的な逮捕や出頭、法的処分の詳細は明確に描かれていません。

最終回や10.5話で新たな死者は出た?

本編最終回とHuluオリジナルストーリーの10.5話で、新たな主要死亡人物は出ていません。最終的な主要死亡者数は8人のままです。

まとめ

まとめ

『良いこと悪いこと』で死亡が確定した主要人物は、合計8人です。現代の連続事件で殺害されたのは武田敏生、中島笑美、桜井幹太、大谷典代、羽立太輔、小山隆弘の6人で、物語開始前には小林春季と瀬戸紫苑が自死していました。

現代の連続殺人を実行した中心人物は宇都見で、今國と東雲も瀬戸紫苑のための復讐計画へ関与していました。ただし、森智也は羽立殺害犯でも、連続殺人の共犯でもありません。

元同級生たちの死には、子どものころの将来の夢を反転させる見立てが使われています。しかし、過去にいじめや傍観へ関わっていたとしても、殺害が正当な罰になるわけではありません。

宇都見たちは瀬戸紫苑のために復讐を始めましたが、6人の命を奪ったことで、自分たちも新たな加害者になりました。死者を思う気持ちが、別の人間を殺す正義へ変わったとき、復讐は過去を救うのではなく、さらに大きな喪失を生み出します。

最終回と10.5話で新たな死者が出なかったのは、物語が死による決着ではなく、生きて責任を背負う結末を選んだからです。『良いこと悪いこと』における8人の死は、過去の罪を清算するものではなく、遺された人物が忘却、罪悪感、贖罪と向き合い続ける理由として、物語の最後まで残りました。

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