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ドラマ「良いこと悪いこと」の死んだ人一覧。キャラクターのそれぞれの結末や末路を公開

ドラマ「良いこと悪いこと」の死んだ人一覧。キャラクターのそれぞれの結末や末路を公開

ドラマ「良いこと悪いこと」は、同窓会とタイムカプセルをきっかけに、かつて“いじめ加害側”だった同級生たちが小学生時代に描いた「将来の夢」をなぞるように殺されていく、

痛烈で巧妙な連続殺人ミステリーです。物語が進むほど、過去のいじめ・記憶のねじれ・忘れられた7人目の存在が絡み合い、事件は単なる復讐劇ではなく「良いこと」と「悪いこと」の境界そのものを問う物語へと変貌していきます。

この記事では、第7話までに死亡が確定したキャラクターを一覧にまとめ、それぞれがどのような “夢の反転”によって最期を迎えたのか、時系列に沿って丁寧に整理します。

物語の理解が一気に深まるだけでなく、今後の犯人像・黒幕像の考察にもつながる重要ポイントばかり。あなたの頭の中を一度リセットしながら、登場人物たちの「結末と末路」を見直していきましょう。

目次

ドラマ「良いこと悪いこと」死んだ人一覧。亡くなった人物と理由

ドラマ「良いこと悪いこと」死んだ人一覧。亡くなった人物と理由

ドラマ「良いこと悪いこと」は、同窓会とタイムカプセルをきっかけに、かつて“いじめ加害側”だった同級生たちが「将来の夢」の絵になぞらえて殺されていく連続殺人ものです。

この記事では、第7話までに死亡が確定している人物と、物語の根っこにある“過去の死”を整理していきます。

武田敏生(貧ちゃん)|1人目の犠牲者は「空を飛ぶ」転落死

武田敏生(貧ちゃん)は、6年1組の元いじめグループの一人で、現在は薬剤師第1話のラストで、自宅マンションの上階から転落して死亡します。

22年前、彼が「将来の夢」として描いていたのは「空を飛ぶ」絵その夢を反転させるようにして落下――“空を飛ぶ”が“落ちて死ぬ”に変わる最初の事件でした。

死の直前、黒い傘の人物と接触していたことが示され、事故ではなく“落とされた可能性”が濃厚。
ここで提示されたのは、

  • 将来の夢をなぞる殺害方法
  • 黒い傘の人物の存在
  • いじめ加害側だけが狙われる構図

という、物語の核となる三要素でした。

桜井幹太(カンタロー)|消防士の夢が「火事場の焼死」へ

2人目の犠牲者・桜井幹太(カンタロー)は、居酒屋「北の桜」の店主。将来の夢は「消防士」

まず車にはねられ重体となり、一命を取り留めたかに見えますが、その後、病院から忽然と姿を消し、頭に袋をかぶせられ灯油を浴びせられ、火だるまにされて死亡します。

「火事で死ぬ」という夢の反転が最も残酷に現れたケースであり、犯人が “夢を正確に把握している” こと、さらに “確実に殺害する執念” を印象づけました。

中島笑美(ニコちゃん)|「スポットライト」はトラックのヘッドライトに

3人目の犠牲者・中島笑美(ニコちゃん)が描いていた夢は「スポットライトを浴びるアイドル」

しかし彼女を照らしたのはステージライトではなく、トラックのヘッドライト。雨の中、黒い傘の人物に突き飛ばされ、そのまま轢かれて死亡します。

「スポットライト=光」の象徴が、夢の光 → 追及・晒し上げの光へと変わるアイロニーが強烈で、

  • SNSや世間の視線の暴力
  • “見られること”が幸せと地獄の両方になる構造

を象徴する犠牲者となりました。

大谷典代(元担任・現校長)|4人目の犠牲者は“守り手”の番外編

4人目として判明したのが、元担任・現校長の大谷典代凍死した姿で発見されます。

大谷はタイムカプセルの卒業アルバムを入れ替えた疑いもあり、協力者の立場にいたように見えましたが、ここで“被害者側”に転じたことで、

  • 連続殺人の標的は「黒塗り6人」だけではない
  • いじめを見て見ぬふりした “教師側” も裁きの対象

という新たな方向性が明確になります。

同時に、大谷が抱えていた後悔も描かれ、加害と被害がねじれ合う大人の責任という物語のテーマがより重く響きました。

羽立太輔(ちょんまげ)|7話で侍の夢どおり「刺殺+転落」の5人目

第7話で衝撃的な退場を迎えたのが羽立太輔(ちょんまげ)
幼い頃に描いた夢は「侍になること」

その夢を象徴するように、首にナイフが刺さった状態で階段から転げ落ち死亡

園子の目の前で息絶える悲しい最期でした。

重要なのは、

  • ちょんまげは博士=7人目(森智也)と接触していた
  • 「僕が終わらせないと」と自責の念で単独行動した
  • 仲良し7人組の真相に最も近かった

という点。彼の死は “口封じ” のようでもあり、事件の構造を一気に複雑化させました。

また、黒服が複数いた可能性を示す描写もあり、単独犯ではない可能性 が一気に浮上した回でもあります。

過去の死者|小林紗季の弟・小林春季の自殺

連続殺人とは別に、物語の根に横たわるのが“小林紗季の弟・春季の死”

園子が過去に書いた大学サッカー部の薬物記事が誤解を含んだまま炎上し、実名報道・中傷が拡大。その矢面に立たされた春季は追い詰められ、自ら命を絶ったと語られます。

この死は、

  • 「正しいこと」の名の下で人が死ぬ
  • 園子も“加害・被害”の境界線上に立っている

という、ドラマの核となるテーマを象徴しています。

紗季が園子にナイフを向ける動機の中心でもあり、連続殺人事件の“第0の被害者” と言える重要な存在です。

ドラマ「良いこと悪いこと」捕まった人/逮捕された人

ドラマ「良いこと悪いこと」捕まった人/逮捕された人

ここでは、第7話までで“警察に捕まった/取り調べを受ける立場になった人”を整理します。

死んだわけではないものの、物語上は“ひとつの決着”を示す重要な節目です。

小林紗季(委員長)|園子攻撃の実行犯として逮捕

学級委員長だった小林紗季は、第6話で園子を墓地に連れ出し、弟の死の真相を語ったうえでナイフを向けます。

  • 園子が書いた記事によって弟が叩かれ、自殺に追い込まれた
  • 「私は正しいことをする」と自分を正当化し、園子を“加害者”と断じる

という構図で、園子を精神的にも物理的にも追い詰める展開に。

しかし刃を振り下ろす寸前で崩れ落ち、そのまま警察に身柄を確保され、逮捕という形で物語から退場します。

紗季は、

  • 週刊誌へのリーク元(園子炎上の“仕掛け人”)
  • 小学生時代、園子を体育倉庫に閉じ込めていた張本人

と、過去と現在の両方で“園子攻撃”を担ってきた人物ですが、連続殺人の犯人ではないことが6話で確定しました。

彼女の逮捕は、

  • 「正しいこと」という言葉による他者攻撃の危うさ
  • “被害者意識”が新たな加害に転じていく怖さ

を強烈に見せつける出来事となりました。

その他、今後“捕まる”可能性の高い人物たち

第7話終了時点で、実際に逮捕されたのは紗季のみです。

しかし第8話の公式あらすじでは“博士”こと森智也が羽立の死に関わる重要人物として描かれており、彼、あるいは彼の周囲の“大人側”の誰かが逮捕へ向かう展開はほぼ確実と見られます。

また、これまでの描写からは、

  • 森智也は単独犯ではなく、黒服の“もう一人”が存在する可能性
  • イマクニ、トヨ、森先生(4年3組担任)といった“大人側”の関与

も示唆されており、
「誰が罪を問われ、誰が逃げ切るのか」 という観点が、最終回に向けた大きな見どころになっています。

良いこと悪いことその他のキャラクター一覧

良いこと悪いことその他のキャラクター一覧

ここからは、死んでもおらず、逮捕もされていない主要キャラクターたちの現時点(7話まで)の立ち位置を整理します。誰が“生き残り”、誰が“次のターゲット”なのかを考えるために、一度キャラ配置をクリアにしておきたいところです。

高木将(キング)|いじめ加害者であり、今は“探偵役”

主人公の一人・高木将は、小学生時代に園子をいじめていた加害グループの中心人物でありながら、現在は事件の真相に最も深く関わる“探偵役”として動いています。

  • 黒塗りにされた6人のうちの一人
  • 連続殺人のターゲットであり、犯人候補にも挙げられている
  • 園子への罪悪感から償おうとする姿勢が強い

このアンビバレントさが、ドラマ全体の魅力を支える核になっています。SNSでは「二重人格説」「入れ替わり説」など極端な考察も出ますが、7話時点では決定打はありません。

猿橋園子(どの子)|被害者であり、“炎上の渦中”にいる記者

園子は、小学生時代の被害者でありつつ、現在は敏腕週刊誌記者。「美人記者=連続殺人犯?」という炎上記事で一気に世間の“悪いこと”の矛先を向けられ、過去と現在が重なり合う状況に放り込まれます。

  • 連続殺人の“容疑者”としてネット炎上
  • 過去のスクープで紗季の弟を追い詰めてしまった
  • 真相を追う中で、自分の加害性にも向き合う展開に

「いじめられっ子」から「ペンで人を追い詰める側」へ。その反転こそが、このドラマのタイトルに通じるテーマです。

小山隆弘(ターボー)|“ヒーローにも犯人にもなり得る”親友ポジ

ターボーは、高木の親友で、かつて宇宙飛行士を夢見ていた元いじめ加害組。3話ではガラス落下事件に巻き込まれ、高木に命を救われました。

7話では、

  • 羽立の部屋のガラケーを発見
  • 森=博士の存在に誰より早く接触

と、事件の解明に大きく寄与。一方で、

  • 黒服追跡シーンで“入れ替わり”を匂わせる動き

もあり、視聴者の疑念を集める立ち位置に。

“相棒”と“犯人候補”を同時に背負う、最も読めないキャラの一人です。

土屋ゆき(ゆっきー)|“普通の主婦”に見えるからこその不気味さ

ゆっきーは、中学生の息子を持つ専業主婦。将来の夢「花嫁」を叶えた人物で、一見“物語の外側の人”に見える存在です。

しかし、

  • キングたちを積極的に助けようとする行動力
  • そのぶん情報に最短距離で触れられる立場

という点から、SNSでも「共犯説」が浮上しやすいキャラとなっています。

“普通の人”が一番怖い――そんな象徴でもある人物です。

豊川賢吾(トヨ)|7話で一気に“怪しい”と見られ始めた美容師

銀座の美容師として働くトヨ。7話を境に、彼を見る視線がガラッと変わりました。

  • 黒服を追いかけるシーンでの不自然な動線
  • メールの話題のときに見せた“間”
  • 現場に居合わせるタイミングの良さ(悪さ)

などが積み重なり、「トヨ共犯説」が一気に加速。

特に“黒服複数人説”との相性が良く、疑いは濃くなる一方です。

東雲晴香|園子の同僚であり、“メタ視点”の報道者

東雲は、園子の後輩記者であり、事件を外側から俯瞰する“メタ視点”の象徴。

  • ライバル誌の動き、編集長の裏切りを調査
  • 報道と加害性の関係を補足する“ナビゲーター”役

として機能し、視聴者と作品の橋渡しをしてくれるキャラです。


今國一成(イマクニ)|情報ハブとしてのスナックマスター

スナック「イマクニ」のマスター。
6年1組の同窓会会場でもあり、常に“人と情報が集まる場所”を提供する存在です。

  • 高木たちが集まる場所=事件の作戦会議の場
  • ゆっきーやトヨとの微妙な距離感

などから「イマクニ犯人説」も根強いですが、構造的には“ミスリード枠”の可能性が高い立ち位置です。


宇都見啓(刑事)|私的追跡を“公的記録”に変えるキーマン

宇都見刑事は、連続不審死を“事件”として公式に形づくる役割を持つキャラクター。

  • 亡くなった人数や状況を客観的に整理
  • 園子に対しても感情を排した“記録”として接する

ことで、視聴者に「事件の進行状況」を正確に伝える役割を担います。

“正義の側”に見える一方、まだどこか不透明さの残る人物でもあります。


森智也(博士)|“7人目”として突然現れた影

そして物語最大のキーパーソン、“博士”こと森智也。

  • 羽立のガラケー動画に“もう1人”として映る少年
  • 鷹里小サイトに「誰も覚えていない」と書き込んでいた人物
  • 「僕は彼らを許さない」と明確に恨みを口にする存在

公式8話あらすじでは羽立がひとりで森に会いに行き、その結果として命を落としたことが示されています。

少なくとも“事件を動かしている中心の一人”であることは確実。

しかし一方で、

  • 黒服が複数いた可能性
  • 大人側の怪しい動き

を見ると、森智也は“黒幕”ではなく“利用された存在” という線も十分に残っています。

ドラマ全体のテーマ「忘れられること」「良いこと/悪いことの境界」を最も体現する人物であり、最終章で最も深く掘られるキャラクターになるでしょう。

森智也についてはこちら↓

良いこと悪いことのキャラクターまとめ&感想

良いこと悪いことのキャラクターまとめ&感想

最後に、ここまで整理してきたキャラクターたちを俯瞰しながら、ドラマ全体についての感想と考察をまとめます(第7話までの内容+公式の第8話あらすじベース)。

被害者・加害者・傍観者が“何度も入れ替わる”ドラマ

「良いこと悪いこと」のすごさは、キャラクターが“固定の立場”にとどまらないところだと思っています。

  • 園子は、子どもの頃はいじめられた被害者
     → 今は記事で人を追い詰めた加害者にもなりうる存在
  • キングたちは、いじめ加害者だった過去を持つ
     → 今は命を狙われる被害者であり、同時に真犯人候補として見られている
  • 大谷先生は、守るべき立場の教師
     → 結果的にいじめを放置し、“構造的加害者”として裁かれる

こうして役割がくるくると入れ替わることで、「誰が正しくて、誰が間違っているか」を単純な二択にできない世界が立ち上がっています。

個人的には、“正義”を掲げる人ほど、他人を切り捨てる刃を持ちやすいことを、紗季のエピソードがよく物語っていると感じました。

死んだ人たちは「罰を受けた」のか、それとも「代償を支払わされた」のか

死んだキャラクターを一覧で眺めると、確かに全員が“どこか加害側”に属していました。

  • 貧ちゃん、カンタロー、ニコちゃんは園子をいじめていた元同級生
  • 大谷先生はいじめを放置した教師
  • 羽立は直接いじめてはいないが、“忘れていた7人目”の存在に気づけなかった

「ざまあみろ」と言えるほど軽い話ではない一方で、「全くの無罪か?」と言われるとどこか引っかかる。その“モヤモヤ”こそが、タイトルにある「良いこと悪いこと」の境界線そのものなのだと思います。

犯人側は、彼らの死を“正義の執行”だと思い込んでいるのかもしれません。でも視聴者として見ると、

  • 彼らは過去の過ちの“代償”を支払わされた側
  • しかし、その支払い方は明らかに過剰で、それ自体が“悪いこと”

という二重構造が浮かび上がるのです。

森智也=博士は、“忘却された人間の怨念”の化身

7人目“博士”こと森智也は、物語全体を貫く「忘れられることの暴力」を象徴する存在です。

  • 7人組の中で彼だけが完全に忘れられていた
  • クラスの記録にも名前がなく、掲示板では「誰も覚えてない」と嘆いている

この“存在の抹消”は、ある意味いじめ以上に残酷な行為です。

だからこそ、森の怒りは理解できるし、復讐を望む気持ちも分かってしまう。ただし、その怒りを“他者の命で精算しようとした瞬間”に、それはもう正義ではなくなります。

ちょんまげの死は、そのラインを視聴者に突きつける出来事でもありました。森にとって唯一自分を覚えていてくれた存在さえ殺してしまった時点で、彼の復讐は完全に“自壊モード”に入ったと言えます。

キャラクターたちの“末路”は、まだ確定していない

この記事のタイトルは「死んだ人一覧」ですが、ドラマ自体はまだ最終回を迎えていません(第7話終了時点)。

  • キングは生き残るのか、それとも“ヒーローの反転”として倒されるのか
  • 園子は自分の罪とどう折り合いをつけるのか
  • 森智也は裁かれる側として終幕するのか、あるいは“真の黒幕”が別にいるのか

キャラクターの本当の末路はまだ先にあります。

ただここまででも、

  • 誰かを断罪する言葉
  • 「良かれと思って」の行動

が、簡単に“悪いこと”へ転じてしまう世界が描かれていると痛感します。

視聴者としてつい「犯人は誰か?」に気を取られますが、この作品はむしろ、

「自分だって、どこかで誰かの加害者になっているかもしれない」

という不快な真実を突きつけてくるドラマです。

最終的に誰が生き残り、誰が裁かれるのか。その“結末”を見届けたとき、僕たちは初めて「良いこと」と「悪いこと」の境界線を自分の中で引き直すことになるはずです。

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良いこと悪いことの全話のネタバレはこちら↓

良いこと悪いことの原作についてはこちら↓

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