『良いこと悪いこと』のトヨは、高木たちと同じ鷹里小学校6年1組の元同級生・豊川賢吾です。現在は美容師として働き、子どものころに抱いていた「カリスマ美容師になる」という夢を、職業としては叶えています。
トヨは連続殺人の犯人でも黒幕でもなく、黒服の人物として宇都見たちの復讐計画へ加わっていたわけでもありません。第7話ではゆっきーとともにキングへ協力を申し出て、拒絶されたあとも同級生への聞き込みやプロフィール帳集めを続けました。
第7話の追跡場面では、黒服の人物が姿を消した直後にトヨたちが現れたため、犯人側ではないかと疑われました。しかし、最終回までにトヨの犯行関与へつながる事実は示されず、最終回後も生存しています。
10.5話では、キングがトヨの店を訪れて髪を切ってもらい、トヨが美容師を目指した理由を尋ねました。トヨが語った何気ないきっかけは、キングが自分の仕事や生き方を花音へどう伝えるか考える入口になります。
この記事では、トヨの正体、犯人ではない理由、第7話の違和感、ゆっきーとの関係、夢と現実、10.5話の結末について詳しく考察します。
「良いこと悪いこと」のトヨは誰?豊川賢吾の人物プロフィール

トヨの本名は豊川賢吾です。高木将ことキングたちと同じ鷹里小学校6年1組で過ごした元同級生で、現在は美容師として働いています。
子どものころの夢を実現した人物ではありますが、現在の仕事がすべて理想どおりというわけではありません。雇われ店長として売上を求められ、年下のオーナーとの関係にも複雑な思いを抱えていました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 本名 | 豊川賢吾 |
| あだ名 | トヨ |
| 小学生時代 | 鷹里小学校6年1組 |
| 現在の仕事 | 美容師・雇われ店長 |
| 子どものころの夢 | カリスマ美容師 |
| 現在のトヨ役 | 稲葉友 |
| 小学生時代のトヨ役 | 渡邉櫂 |
| 事件での立場 | 犯人側ではなく、途中からキングたちの調査へ協力した元同級生 |
トヨの本名は豊川賢吾・鷹里小学校6年1組の元同級生
トヨは、高木たちとともに鷹里小学校6年1組で過ごしていた豊川賢吾です。キングやターボー、ニコちゃんらと同じ子ども時代の記憶を持っていますが、黒塗りの卒業アルバムで標的として示された6人には含まれていません。
そのため、物語序盤では事件の中心から少し離れた位置にいました。亡くなった同級生たちのように直接狙われることもなく、キングのように過去の責任を中心人物として突きつけられていたわけでもありません。
ただし、事件の中心にいなかったことは、トヨが過去と無関係だったという意味ではありません。同じ教室や時間を共有していた元同級生として、仲間が次々に亡くなる現在から完全に距離を置くことはできませんでした。
第7話以降のトヨは、知らないふりをして日常へ戻るのではなく、キングやゆっきーとともに過去を調べる側へ移ります。そこに、犯人ではないトヨが物語へ必要だった理由があります。
現在は美容師として働く雇われ店長
現在のトヨは美容師として働き、店舗では雇われ店長を務めています。子どものころに語っていた夢と現在の職業が一致しているため、高木たちの中では夢を叶えた人物の一人です。
しかし、カリスマ美容師として自分の店を持ち、自由に働くような理想の姿とは異なります。年下のオーナーの下で売上を求められ、店長として数字やスタッフの責任も背負っていました。
美容師になれたこと自体は失敗ではありません。それでも、憧れていた仕事へ就けば自動的に満たされるわけではなく、夢を叶えたあとにも評価や収入、人間関係といった現実が続きます。
トヨの仕事への不満は、殺人へ加わる動機ではありません。むしろ、夢を叶えた人物にも挫折感や自己否定があり、それでも日常の仕事を続けているという、大人になった元同級生の現実を表していました。
トヨ役は稲葉友・小学生時代は渡邉櫂
現在の豊川賢吾を演じているのは稲葉友です。仲間思いで親しみやすい一面と、仕事や人生への焦りを抱えた大人の表情を重ね、事件の中心から少し離れた元同級生の距離感を表現しています。
小学生時代のトヨを演じているのは渡邉櫂です。子ども時代のトヨは、美容師という夢を素直に語り、キングやターボーたちと学校生活を送っていました。
現在のトヨが抱えている現実を知ったあとで小学生時代を見ると、夢を語っていた子どもと、仕事として夢を続ける大人の間にある時間が見えてきます。トヨは夢を失った人物ではなく、夢が日常になったあとを生きている人物です。
トヨは犯人・黒幕なのか?最終回時点の結論

トヨは、連続殺人の犯人、黒幕、共犯ではありません。最終回で明らかになった宇都見啓、今國一成、東雲晴香の復讐計画に、豊川賢吾が参加していた事実は示されていません。
第7話では黒服の人物を追う場面とトヨたちの登場が重なり、犯人側の人物ではないかと疑われました。しかし、その違和感は最終回まで犯行事実として回収されず、トヨは調査へ協力する味方側として描かれました。
宇都見・今國・東雲の復讐計画には加わっていない
連続殺人を実行した中心人物は宇都見です。今國と東雲も瀬戸紫苑の死をめぐる復讐計画へ加わっていましたが、トヨが3人と行動を共有していた事実はありません。
トヨは宇都見の犯行を支援した人物でも、今國へ元同級生の情報を渡した人物でも、東雲の記事作りへ協力した人物でもありません。最終回までの真相に、トヨの名前は犯人側として含まれていませんでした。
トヨが犯人側ではないことは、第7話以降の行動からも分かります。ゆっきーとともにキングへ協力を申し出て、同級生を訪ねながら、キングたちが忘れていた過去へ近づこうとしています。
もちろん、調査へ協力していた人物が必ず無実とは限りません。しかし、最終的に宇都見たちの関係が明かされたあとも、トヨが裏で計画へ関与していたという追加の真相はありませんでした。
黒塗りの6人にも殺害対象にも含まれていない
犯人側が黒く塗りつぶした卒業アルバムには、殺害対象となる6人が示されていました。トヨは、その6人には含まれていません。
これは、トヨが宇都見たちから直接の標的として見られていなかったことを示します。実際、トヨは武田や中島、桜井、大谷、羽立、小山のように殺害されていません。
ただし、標的に含まれていないからといって、トヨが小学生時代の出来事を何も知らなかったとまでは断定できません。犯人側がどのような基準で6人を選び、トヨを外したのか、その細かな判断までは説明されていないためです。
少なくとも、トヨが瀬戸紫苑への直接的な加害者として描かれた事実はありません。黒塗りの対象外だったことは、犯人側がトヨを主要な復讐対象とは見ていなかった材料になります。
羽立殺害や黒服の襲撃にも関与していない
第7話の追跡場面によって、トヨは黒服の人物や羽立太輔の死と結びつけて疑われました。黒服の人物が姿を消したあとにトヨたちが現れたことで、トヨが変装していたのではないかという見方も生まれました。
しかし、トヨが黒服の人物だったことを示す場面はありません。羽立を襲った、逃走を助けた、犯人側へ情報を送ったという事実も最終回まで示されませんでした。
羽立を含む一連の殺人を実行した人物として明らかになったのは宇都見です。トヨを羽立殺害犯や共犯者として扱う古い予想は、最終回後の記事には残せません。
トヨが追跡後に不自然に見えた理由は明確に説明されていません。ただし、説明されなかった違和感を理由に、最終回で確定した犯人構造を覆すこともできません。
最終回後も生存し美容師を続けている
トヨは最終回で死亡していません。逮捕された事実もなく、事件後も美容師として日常を続けています。
10.5話では、キングがトヨの美容室を訪れ、髪を切ってもらう場面が描かれました。トヨは事件から消えた人物ではなく、日常へ戻った元同級生の一人です。
この場面によって、トヨが犯人側ではなかったことも改めて確認できます。事件後のキングが安心して仕事や人生について話せる相手として、トヨは美容師の場所に戻っていました。
トヨの結末は、事件の真相を握る人物としてではなく、仕事を続けながら友人とつながる人物として描かれています。生き残ったから事件と無関係になるのではなく、事件を経たあとも普通の生活を続ける立場です。
第7話でトヨが事件の調査へ加わった理由

第7話でトヨは、ゆっきーとともにキングへ協力を申し出ました。トヨが調査へ加わったのは、事件の秘密を知っていたからではなく、同級生が次々に亡くなり、キングが一人で事件を背負おうとしていたからだと考えられます。
キングは二人の申し出を受け入れませんでしたが、トヨとゆっきーはそこで手を引きませんでした。自分たちにできる方法で同級生を訪ね、忘れられた記憶を探し始めます。
大谷先生の死後にゆっきーとキングへ協力を申し出た
大谷先生の死によって、事件は元同級生だけでなく、過去を知る教師にも及びました。トヨとゆっきーにとっても、事件をキングだけの問題として見ていられない状況になります。
二人はキングへ、自分たちにも調査を手伝わせてほしいと申し出ました。犯人に狙われていないから安全な場所へ逃げるのではなく、同じ過去を持つ友人として関わろうとします。
トヨの行動には、過去への罪悪感や秘密を隠したい意図よりも、キングを一人にしたくない気持ちが表れています。自分に直接危険が迫っていなくても、仲間が追い詰められているなら関わるという選択です。
トヨは特別な捜査能力を持つ人物ではありません。それでも、普通の元同級生だからこそ、同級生の記憶や人間関係をたどることができました。
キングに拒まれても調査を諦めなかった
キングは、トヨとゆっきーの協力をすぐには受け入れませんでした。これ以上仲間を巻き込みたくない気持ちや、自分が中心になって責任を負うべきだという思いがあったと考えられます。
しかしトヨたちは、キングに拒まれたからといって調査をやめませんでした。キングの許可を得ることよりも、今できることを進める方を選びます。
この行動は、トヨが犯人側の証拠を消そうとしていたのではなく、キングとは別の方向から真相へ近づこうとしていたことを示します。もしトヨが共犯者なら、過去の同級生を訪ねて記憶を掘り起こす行為は、自分たちの計画を危険にさらします。
トヨの諦めなさは、事件解決の英雄になりたいという欲望からではありません。キングが拒絶しても、それで友情まで終わったとは考えなかったのでしょう。
同級生を訪ねプロフィール帳を集めた
トヨとゆっきーは、当時の同級生を訪ね、プロフィール帳や小学生時代の記録を集めました。警察のように事件現場を調べるのではなく、同級生だから接触できる人物や思い出をたどっています。
プロフィール帳には、子ども時代のあだ名、将来の夢、人間関係などが残されています。犯人が夢を殺害方法へ利用していた以上、当時の記録は事件のルールを理解する手がかりにもなりました。
同時に、プロフィール帳集めは、高木たちの記憶だけを正しいものとしない作業でもあります。自分たちが覚えていない人物や出来事が、別の同級生の記録には残っている可能性があるからです。
トヨは事件の核心を一人で突き止めたわけではありません。しかし、キングたちの閉じた記憶を外側から補う役割を担いました。
第8話では忘れられた7人目を探す側へ加わった
第8話では、トヨもキング、園子、ターボーらとともに、忘れられた7人目の存在へ近づいていきます。高木たちが6人だけの思い出だと思っていた過去には、博士と呼ばれた森智也がいました。
トヨは博士の正体を最初から知っていた人物として描かれていません。ほかの元同級生と同じように、記録や聞き込みをたどりながら、欠けていた記憶を探す側です。
ここでもトヨは、秘密を隠す人物ではなく、過去を開く人物として行動しています。第7話で生まれた犯人疑惑より、第8話まで続いた調査協力の方が、最終的な人物像を表しています。
トヨが物語へ再び入ったことで、キングたちだけでは届かなかった同級生の記憶へ手が伸びました。事件の中心人物でなくても、つながりを作り直すことで真相へ貢献できます。
トヨとゆっきー・キング・ターボーの関係

トヨの人物像は、ゆっきー、キング、ターボーとの関係を見ることで分かりやすくなります。トヨは一人で事件へ飛び込んだ人物ではなく、過去を共有していた同級生とのつながりによって行動を変えました。
特にゆっきーとは調査を進める相棒のような関係になり、キングに拒絶されても二人で同級生を訪ねています。事件の中心にいなかった二人だからこそ、キングを外側から支えることができました。
ゆっきーは事件を調べる相棒だった
第7話以降、トヨとゆっきーは一緒に行動する場面が増えます。キングへ協力を申し出るときも、同級生を訪ねるときも、二人は同じ立場から事件へ関わっていました。
ゆっきーとトヨは、犯人側の共犯者として行動していたわけではありません。キングたちの過去を外側から調べ、忘れていた人物や記録を見つける協力者です。
二人とも、事件で直接標的にされた6人とは少し違う位置にいました。その距離があるからこそ、恐怖や罪悪感だけに支配されず、キングへ手を差し出すことができたとも考えられます。
ただし、何も失っていないから気軽に協力できたと単純化することもできません。同級生が次々に亡くなり、自分たちの子ども時代まで疑われる中で、トヨとゆっきーも不安を抱えながら行動しています。
キングやターボーとはリレーの記憶を共有していた
トヨは、キングやターボー、ニコちゃんらと小学生時代のリレーに関する記憶を共有していました。現在の事件だけでなく、子ども時代に一緒に何かへ挑戦した経験が、彼らの友情の土台にあります。
リレーの記憶には、失敗しても前を向こうとするキングの姿が残っていました。キングが過去にも「次は頑張る」と考えていたことを覚えているからこそ、トヨは現在のキングも立ち直れる人物だと信じられたのでしょう。
ターボーの死によって、過去の記憶を共有できる仲間はさらに失われました。トヨが調査を続けた背景には、これ以上同級生を失いたくない思いもあったと考えられます。
トヨにとって事件は、遠い過去の罪を調べるだけのものではありません。自分が一緒に走った仲間たちが、現在では一人ずつ消えていく現実でした。
キングが一人で抱え込むことを止めようとした
キングは、自分たちの過去が事件を生んだと知るほど、責任を一人で抱え込もうとします。仲間を巻き込めば、また誰かが死ぬかもしれないという恐怖もあったはずです。
トヨとゆっきーは、キングが拒絶しても完全には離れませんでした。キングの判断を無視して危険へ飛び込むのではなく、自分たちにできる聞き込みや記録集めを進めます。
これは、キングを救うために事件をすべて解決するという英雄的な行動ではありません。一人で背負わせず、同じ教室にいた者として過去を分け合おうとする行動です。
キングが自分だけで真相へ向かっていれば、犯人側の思惑どおり、孤立と怒りを深めていた可能性があります。トヨたちの存在は、キングを過去の仲間と再びつなぐ役割を果たしました。
事件の中心ではない友人だからできた支え方
トヨは、犯人に復讐される中心人物でも、事件を指揮する捜査官でもありません。だからこそ、キングへ結論や命令を与えるのではなく、隣で動くことができました。
事件の中心にいる人物は、罪悪感、怒り、喪失によって視野が狭くなります。トヨは少し外側にいることで、キングたちが見落としていた同級生や記録へ目を向けられました。
友人を助けるために、特別な力や正しい答えが必要なわけではありません。連絡を取り、話を聞き、記録を集め、拒絶されても完全には見放さないことも支えになります。
トヨが示したのは、事件の英雄になることではなく、友人の孤立を少しだけ減らす役割です。普通の元同級生として行動したからこそ、人物像に現実味がありました。
第7話の追跡シーンでトヨが怪しく見えた理由

第7話では、黒服の人物を追う場面とトヨたちの登場が重なり、トヨが犯人側ではないかという疑いが強まりました。追跡後の反応も含め、視聴者が違和感を抱くように見える構成でした。
ただし、最終回までにトヨの犯行関与へつながる回収はありません。追跡場面の違和感は、犯人の確定証拠ではなく、宇都見たちから視線を外すためのミスリードだった可能性があります。
黒服の人物が消えた直後にトヨたちが現れた
黒服の人物を追っていた場面では、相手が姿を消した直後にトヨとゆっきーが現れました。映像上のタイミングだけを見ると、黒服の人物が服を替え、トヨとして戻ってきたようにも見えます。
さらに、トヨが事件へ深く関わり始めた時期と重なったことで、偶然の登場とは考えにくいという疑いが生まれました。犯人側が調査へ入り込み、キングたちの行動を監視している可能性も想像できます。
しかし、トヨが黒服を脱いだ場面や、黒服の人物と同じ行動をしていた証拠はありません。登場のタイミングが重なったことだけで、同一人物と断定することはできません。
最終的な犯人側が宇都見、今國、東雲だったことを踏まえると、この場面はトヨを疑わせる編集だったと受け取る方が自然です。
追跡後のトヨの反応が不自然に見えた
追跡のあと、トヨの反応や表情がどこか不自然に見えたことも、犯人説を強めました。状況を把握していない人物の反応というより、何かを隠している人物のように受け取れる余地がありました。
ただし、その反応が何を意味していたのかは作中で説明されていません。走って疲れていた、突然の状況に戸惑った、キングたちに何と説明すべきか迷っていたなど、犯罪以外の理由も考えられます。
表情や間は重要な演出ですが、せりふや行動による裏づけがなければ、事実として犯人へ結びつけることはできません。最終回までにトヨが秘密を告白する場面もありませんでした。
放送途中の考察では違和感を重視できても、最終回後の記事では、その違和感が事件の真相へつながらなかったことまで含めて整理する必要があります。

最終回まで犯行につながる回収はなかった
トヨが黒服の人物だった、逃走を助けた、羽立を襲ったという事実は、最終回まで示されませんでした。宇都見たちの計画が明らかになったあとも、トヨが別の共犯者として追加される展開はありません。
一方、トヨがキングたちの調査を手伝ったことは、その後の物語でも継続しています。プロフィール帳を集め、忘れられた7人目を探し、最終回後も美容師として日常へ戻っています。
犯行関与が事実なら、最終回で何らかの説明や処分が必要になります。それが描かれなかった以上、追跡場面だけを根拠にトヨを共犯者とすることはできません。
最終回後の結論としては、トヨは怪しく見える場面を与えられたものの、事件では味方側だったと整理するのが妥当です。
黒幕から視線をそらすミスリードだった可能性
トヨの追跡場面は、宇都見や今國、東雲への疑いを薄める役割を果たした可能性があります。視聴者が身近な元同級生を疑えば、刑事、店主、記者という別々の場所にいた3人のつながりを見落としやすくなります。
また、トヨは事件へ急に深く関わったため、「今まで距離を取っていたのに、なぜ今になって動くのか」という疑問も生まれました。その変化自体が、秘密を持っているように見えます。
実際には、大谷や羽立の死によって、事件を放置できない状況へ変わったことがトヨの行動を動かしました。犯人だから近づいたのではなく、友人として距離を置けなくなったのです。
ただし、制作側が意図的にミスリードとして配置したと明言したわけではありません。視聴者を疑わせる役割を果たした可能性として考察できます。
トヨは美容師の夢を叶えたのに満たされなかった

トヨの子どものころの夢は、カリスマ美容師になることでした。現在は美容師として働いているため、夢を職業として実現した人物です。
それでも、トヨの人生は子どものころに想像した成功そのものではありませんでした。夢を叶えることと、理想どおりの人生を手に入れることは同じではないという現実を背負っています。
子どものころの夢はカリスマ美容師
小学生時代のトヨは、将来の夢としてカリスマ美容師を挙げていました。髪を切る技術だけでなく、人から憧れられるような存在への願いも含まれていたと考えられます。
当時の子どもたちは、自分がなりたい職業や未来の姿を自由に語っていました。大人になった現在では、その夢が犯人側の見立て殺人に利用される一方、トヨの夢は殺害方法ではなく現実の仕事として残っています。
トヨが殺害対象にされなかった理由を、夢の内容だけで説明することはできません。ただし、同級生たちの夢が死へ反転させられる中、トヨだけは夢の職業を続けている対比があります。
その対比によって、夢を叶えることの明るさだけでなく、叶えたあとに生き続ける難しさも描かれました。
職業としては夢を実現していた
トヨは、美容師という職業に就いています。子どものころの夢を途中で諦めたわけではなく、必要な技術を身につけ、現在まで仕事として続けてきました。
その意味では、トヨは夢を実現した人物です。現在の立場が理想と違うからといって、これまでの努力や仕事そのものが失敗になるわけではありません。
トヨの記事で重要なのは、「夢を叶えたのに不幸だった」と単純化しないことです。美容師として人の髪を切り、店を任され、10.5話ではキングを客として迎えています。
一方、夢を実現すれば悩みが消えるわけでもありません。夢だった仕事が日常になれば、そこには責任、競争、評価、売上といった現実が加わります。
年下のオーナーと売上への重圧があった
トヨは自分の店を自由に経営するカリスマ美容師ではなく、年下のオーナーの下で働く雇われ店長でした。店長としての責任はありますが、最終的な経営判断や評価を握っているのは自分ではありません。
年下の人物から売上を求められる状況は、トヨの自尊心を傷つけていた可能性があります。子どものころに思い描いた成功者像と、現在の自分を比べ、満たされない気持ちを抱いていたのでしょう。
しかし、この不満は犯行動機にはなりません。仕事への焦りや嫉妬があったとしても、トヨはその感情を他者への復讐へ変えず、仕事を続けています。
トヨの現実は、夢を叶えた大人も承認を求め続けることを示します。肩書きだけでは、自分が成功したという実感を得られないこともあります。
夢を叶えることと理想の人生は同じではない
子どものころの夢は、職業名だけで語られることが多いものです。しかし実際の人生では、その職業に就いたあと、どこで働き、誰と関わり、何を大切にするのかという新しい選択が続きます。
トヨは美容師になった時点で人生が完成したわけではありません。店長として悩み、売上に追われ、理想の自分との差に迷いながらも、髪を切る仕事を続けています。
この姿は、夢を叶えられなかった人物よりも、夢を叶えたあとに生きる難しさを表しています。夢が現実になった瞬間から、それは憧れではなく日々の仕事になります。
トヨが10.5話でも美容師を続けていたことは、理想どおりではなくても夢を手放していないということです。満たされない気持ちを抱えながら続けることも、一つの生き方として描かれています。
10.5話で明かされたトヨが美容師になった理由

10.5話では、キングがトヨの美容室を訪れ、髪を切ってもらいました。事件後の日常の中で交わされた会話から、トヨが美容師を目指したきっかけが語られます。
その理由は、人生を懸けた使命や深刻な過去ではなく、子どものころに見たドラマへの憧れでした。この何気ない答えが、キングの仕事観や花音との会話へつながっていきます。
キングがトヨの店で髪を切った
10.5話でキングは、客としてトヨの店を訪れます。連続殺人や過去のいじめを調べる場ではなく、美容師と客として日常の時間を共有しました。
事件の最中、トヨはキングを調査へつなぎ直す友人でした。事件後は、髪を切りながら仕事や人生について話せる相手になっています。
この場面には、二人の関係が事件だけで終わらなかったことが表れています。真相を共有した元同級生としてだけでなく、日常の中で会える友人へ戻り始めました。
トヨにとっても、キングの髪を切ることは、夢だった美容師の仕事を続けている現在そのものです。事件後の再生が、特別な行動ではなく普段の仕事の中に描かれました。

昔見たドラマへの憧れが美容師を目指すきっかけだった
キングから美容師になった理由を聞かれたトヨは、子どものころに見たドラマへの憧れがきっかけだったと語りました。ドラマの中の美容師に魅力を感じ、自分も同じ仕事をしたいと思ったのでしょう。
作品名や具体的な場面は明確に整理されていませんが、重要なのは理由の大きさではありません。誰かを救う使命や家族の夢を継ぐためではなく、画面の中の人物に憧れたという、子どもらしい出発点です。
それでもトヨは、その憧れを職業にするところまで進みました。きっかけが何気ないものであっても、そこから積み重ねた努力や時間まで軽いものになるわけではありません。
トヨの答えは、夢の始まりが立派でなければならないという思い込みを崩します。人が何かを選ぶ理由は、あとから意味を与えていくものでもあります。
仕事を選ぶ理由は壮大でなくてもよい
キングは事件を経て、自分が何のために働き、どのような大人でありたいのかを考え直していました。花音へ仕事や人生について語ろうとしても、立派な理由を用意しなければならないと感じていた可能性があります。
しかしトヨが美容師になったきっかけは、昔見たドラマへの憧れでした。仕事を選ぶ理由は、最初から社会的な使命や揺るぎない信念でなくてもよいのです。
大切なのは、きっかけの格好よさより、選んだあとにどう続けてきたかです。トヨは不満や迷いを抱えながらも、美容師を続け、客の髪を切っています。
トヨの言葉には、自分の選択へあとから意味を重ねていけばよいという軽さがあります。事件と罪に縛られていたキングにとって、その軽さは日常へ戻るために必要なものでした。
トヨの言葉がキングと花音の会話へつながった
トヨとの会話は、キングが花音へ自分の仕事や人生をどう説明するか考えるきっかけになりました。親は子どもに対し、正しい理由や立派な答えを示さなければならないと思いがちです。
しかし、トヨのように何気ない憧れから仕事を選び、現実の中で続けてきた大人もいます。その姿は、人生の選択に唯一の正解があるわけではないことを示します。
キングは過去のいじめや事件によって、自分が娘へ何を語れる人間なのか悩んでいました。トヨの答えは、完璧な父親になってから話すのではなく、迷いや弱さを含めて自分の選択を語ればよいと気づかせたように見えます。
トヨは事件の真犯人を暴いた人物ではありません。それでも、事件後のキングが花音と向き合うための小さな言葉を渡しました。
トヨは過去のいじめを知っていた?傍観者説を整理

トヨは高木たちと同じ6年1組にいたため、過去のいじめを知っていたのではないかと疑われました。しかし、トヨが瀬戸紫苑や園子へのいじめをどこまで認識していたのかは明言されていません。
黒塗りの6人に含まれていないことや、直接の加害者として描かれていないことは整理できます。ただし、それだけで何も知らなかった人物とも断定できません。
黒塗りの6人には含まれていない
宇都見たちが復讐の標的として示した黒塗りの6人に、トヨは含まれていませんでした。犯人側から、武田たちと同じ責任を問う対象として扱われていなかったことになります。
この事実は、トヨがいじめの中心人物ではなかった可能性を高めます。少なくとも、犯人側が殺害によって裁こうとした主要な加害者や傍観者の一人ではありません。
ただし、標的の選定基準がすべて説明されたわけではありません。トヨが当時何を見ていたのか、なぜ黒塗りの対象外だったのかという細部は不明です。
本文では、黒塗りの6人に含まれないという事実と、過去への認識が不明であることを分ける必要があります。
直接いじめた人物としては描かれていない
トヨが瀬戸紫苑や園子へ直接いじめを行った場面は描かれていません。過去の回想でも、トヨが中心となって誰かを傷つけていたとは確認できません。
そのため、トヨを過去の加害者として断定することはできません。仕事への不満や同級生への嫉妬と結びつけ、過去から悪意を抱いていた人物のように書くのも不正確です。
一方、同じ教室にいた以上、クラス内の空気や人間関係にまったく気づかなかったとも限りません。直接の加害をしていないことと、すべてを知らなかったことは別です。
トヨの過去については、描かれていない部分を無理に善人像や傍観者像で埋めないことが重要です。

いじめをどこまで知っていたかは明言されていない
トヨが当時のいじめを見たのか、噂として知っていたのか、卒業後に初めて深刻さを理解したのかは明確に描かれていません。
放送途中の記事では、同じクラスにいたことを理由に、見て見ぬふりをした傍観者と考察することもできました。しかし最終回後も、それを確定させる場面はありませんでした。
大谷先生のように、自分が見て見ぬふりをしたと認める告白もありません。森智也のように、いじめが起きる場所を作りながら止められなかったという具体的な関与も示されていません。
そのため、トヨを完全に無関係な善人にも、過去を隠した傍観者にも固定せず、認識の範囲は不明と整理できます。
現在では無関心ではなく関わる側を選んだ
過去に何を知っていたかは不明でも、現在のトヨが事件から距離を置かなかったことは確かです。キングから協力を拒まれても、ゆっきーと聞き込みや記録集めを続けました。
これは、目の前で仲間が苦しんでいる状況を見て見ぬふりにしない選択です。過去の自分を正当化するためではなく、今できることへ関わろうとしました。
もしトヨが子どものころに何かを見過ごしていたとしても、現在の行動は同じ沈黙を繰り返さない方向へ進んでいます。過去の詳細が明かされなくても、現在の選択から人物の変化を読むことはできます。
本作が重視しているのは、過去に一度も間違わなかった人物かどうかだけではありません。現在の場面で、同じように目をそらすのか、関わるのかという選択です。
トヨに張られていた伏線とミスリード

トヨには、犯人や黒幕を疑わせる要素が複数配置されていました。夢を叶えた元同級生という目立つ設定、第7話から増えた出番、黒服の追跡場面、ゆっきーとの行動が重なり、秘密を持つ人物に見えます。
しかし最終回まで振り返ると、これらは犯行の伏線としては回収されませんでした。実際のトヨは、事件から離れていた元同級生を再びつなぎ、キングの味方になる人物です。
夢を叶えた人物として早い段階から目立っていた
元同級生たちの将来の夢が事件の重要な鍵になる中、トヨは子どものころの夢と現在の職業が一致していました。夢を実現した人物だからこそ、犯人の見立て殺人と別の形で目立ちます。
さらに、現在の仕事に満足していない様子が描かれたことで、成功したように見えて実は強い不満を抱えている人物にも見えました。夢を壊された怒りや同級生への嫉妬があるのではないかと疑わせます。
しかし、仕事への不満が犯行動機へつながることはありませんでした。トヨの夢と現実は、犯罪の原因ではなく、大人になったあとも夢が続いていく難しさを描く要素です。
第7話で急に事件へ深く関わった
それまで事件の中心から少し離れていたトヨが、第7話で突然キングへ協力を申し出ます。出番と関与が増えたことで、裏で何かを知っていた人物ではないかと疑われました。
犯人側の人物が味方として入り込み、調査の進行を監視する展開も考えられます。特に追跡場面の違和感と重なることで、トヨの申し出が善意ではなく潜入のように見えました。
実際には、大谷先生や羽立の死によって事件が身近になり、トヨが関わらざるを得なくなったと考えられます。急な出番の増加は、秘密の告白ではなく、友人として動き始めた変化でした。
黒服の追跡と登場タイミングが重なった
黒服の人物が姿を消した場所へトヨたちが現れた演出は、トヨ犯人説の大きな根拠になりました。映像のつながりだけを見れば、追っていた相手と現れた人物が同一である可能性を想像できます。
しかし、トヨが黒服を着ていたと分かる物証や告白はありません。追跡した人物とトヨが入れ替わったと確定できる場面も描かれませんでした。
最終回後に残るのは、意図的に疑わせる配置だった可能性です。真犯人側の人物を隠すため、元同級生の中へ疑いを向ける役割を果たしました。
ゆっきーとの行動が共犯者のように見えた
トヨとゆっきーが常に一緒に動いたことで、二人が秘密を共有する共犯者のようにも見えました。キングへ協力を申し出たことも、調査状況を把握するための行動と疑う余地がありました。
しかし、二人が行ったのは同級生への聞き込みやプロフィール帳集めです。犯人側にとって不利になり得る記憶や証拠を、むしろ積極的に探していました。
最終回でゆっきーとトヨが復讐計画へ加わっていたという真相もありません。二人の連携は共犯関係ではなく、キングを支える元同級生同士の協力でした。
実際は友人をつなぎ直す味方側の人物だった
トヨの最終的な役割は、事件の黒幕でも秘密の監視役でもありません。キングが一人で抱え込もうとしたとき、ゆっきーとともに同級生の記憶や関係をつなぎ直すことでした。
トヨたちが集めたプロフィール帳や聞き込みは、忘れられた7人目の存在へ近づく助けになります。高木たちだけの記憶では欠けていた過去を、別の同級生の記録で補いました。
10.5話では、事件の調査役から離れ、美容師としてキングと話しています。事件が終わったあとにも残る友人関係が、トヨの本当の結末です。
犯人ではなかったというだけでなく、疑われる位置から味方としての役割が見えてくる人物でした。
トヨが作品テーマで担った意味

トヨは、犯人当ての答えや復讐の中心人物ではありません。夢を叶えたあとにも迷い続け、友人を助け、事件後は仕事へ戻るという、特別ではない大人の姿を担っています。
その普通さがあるからこそ、過去の罪と殺人に支配された物語の中で、日常へ戻る可能性を示しました。人は大きな使命がなくても仕事を選び、特別な力がなくても友人を支えることができます。
夢を叶えた後にも現実は続いていく
トヨは美容師になるという夢を叶えました。しかし、夢が叶った瞬間に人生の悩みが終わったわけではありません。
雇われ店長として売上を求められ、年下のオーナーとの関係に悩み、自分が思い描いた成功者像との差を感じています。夢だった仕事も、続ければ日常の労働になります。
それでもトヨは美容師を辞めていません。満たされないから夢が偽物だったのではなく、現実の中で夢を続ける段階へ進んでいます。
『良いこと悪いこと』では、子どものころの夢が殺人に利用されました。トヨは、その夢を死の装置ではなく、迷いながら続ける仕事として残した人物です。
諦めないことをキングへ思い出させた
トヨは、キングが協力を拒んでも調査を諦めませんでした。相手に受け入れてもらえないなら関係を終わらせるのではなく、自分にできることを続けます。
小学生時代のリレーでも、キングが失敗のあとに前を向こうとした記憶がありました。トヨは現在のキングにも、途中で諦めずに進む力が残っていると信じていたのでしょう。
10.5話では、仕事を選んだ理由についても、最初から立派な答えが必要ではないと示します。何気ない憧れでも、続けるうちに自分の人生になります。
トヨは説教によってキングを変えたのではありません。自分が仕事を続けている姿や、何気ない言葉を通じて、キングが次の行動を考えるきっかけを作りました。
特別な英雄でなくても友人を助けられる
トヨには、犯人を捕まえる権限も、事件を一人で解決する推理力もありません。それでも、キングへ協力を申し出て、同級生を訪ね、記録を集めました。
人を助けることは、必ずしも大きな犠牲や劇的な行動を意味しません。友人が一人で抱え込まないように声をかけ、拒絶されても完全には離れないことも助けになります。
キングの子どものころの夢はヒーローでしたが、本作が最後に示したヒーロー像は、敵を倒す人物だけではありません。トヨのように、自分にできる範囲で隣に立つ人物もいます。
トヨは事件解決の英雄ではありません。しかし、英雄でなくても誰かの孤立を減らせることを示しました。
何気ない選択が次の世代との会話を生んだ
トヨが美容師を目指したきっかけは、昔見たドラマへの憧れでした。その何気ない選択が、長い年月を経て仕事となり、10.5話ではキングとの会話を生みます。
さらに、その会話はキングが花音へ仕事や人生について語るきっかけになります。トヨが子どものころに見た物語が、現在のキングと花音の親子の会話へつながったことになります。
人の選択は、本人だけで完結するとは限りません。何気なく始めた仕事や、誰かへ話した言葉が、別の人の考え方を変えることがあります。
トヨは直接花音を救ったわけではありません。それでも、キングが娘と向き合うための小さな橋を作りました。
トヨについて最終回後も明言されなかったこと

トヨが犯人ではなく、事件後も美容師として生きていることは明らかになりました。一方で、小学生時代のいじめへの認識、第7話の追跡場面、美容師としての今後など、細部まですべて説明されたわけではありません。
描かれていない部分を古い犯人説で補わず、最終回・10.5話までに分かる範囲を整理します。
小学生時代のいじめをどこまで知っていたのか
トヨは高木たちと同じクラスにいましたが、瀬戸紫苑や園子へのいじめをどこまで知っていたのかは明言されていません。
黒塗りの6人に含まれず、直接的な加害者としても描かれていません。しかし、同じ教室の出来事にまったく気づかなかったと断定する材料もありません。
トヨ自身が過去について詳しく告白する場面がないため、傍観者だったとも、完全に無関係だったとも決められません。
第7話の追跡場面で不自然に見えた正確な理由
黒服の人物が消えた直後にトヨたちが現れた理由や、トヨの反応が不自然に見えた意図は説明されていません。
最終回まで犯行関与へつながらなかったことから、ミスリードだった可能性はあります。しかし、制作側がその意図を明言したわけではありません。
場面の緊張感を高めるための編集だったのか、別の描写が省略されたのかも不明です。そのため、トヨ犯人説の証拠ではなかったと整理できます。
美容室の店長として今後どう働くのか
トヨは10.5話でも美容師として働いていますが、雇われ店長として抱えていた売上の悩みや、年下のオーナーとの関係がその後どう変化したかは描かれていません。
自分の店を持つのか、現在の店舗に残るのか、仕事への考え方を変えたのかも不明です。事件を経験したことが、美容師としての働き方へどのような影響を与えたのかも語られていません。
確認できるのは、理想と現実の差を抱えながらも、事件後に美容師を続けていたことです。
事件後のキングやゆっきーとの交流
10.5話ではキングがトヨの店を訪れていますが、その後も定期的に交流しているのかは分かりません。事件をきっかけに元同級生の関係がどこまで続いたのかも詳しく描かれていません。
ゆっきーとは第7話以降、一緒に調査を進めていました。しかし事件後も仕事や私生活で付き合いが続いたのかは不明です。
それでも、キングがトヨの美容室を訪れたことから、事件終了と同時に関係が切れたわけではないと分かります。過去の同級生から、現在でも会話できる友人へ戻り始めていたと受け取れます。
「良いこと悪いこと」のトヨに関するFAQ

ここでは、『良いこと悪いこと』のトヨについて、最終回・10.5話後に多くの人が気になる疑問を整理します。犯人説など放送途中の予想ではなく、完結後に分かっている内容を回答します。
トヨの本名は?
トヨの本名は豊川賢吾です。高木たちと同じ鷹里小学校6年1組の元同級生です。
トヨは連続殺人の犯人?
トヨは連続殺人の犯人ではありません。宇都見、今國、東雲の復讐計画へ加わっていた事実も示されていません。
トヨは黒幕?
トヨは黒幕ではありません。第7話で怪しく見える場面はありましたが、最終回まで犯行関与へつながる回収はありませんでした。
トヨは黒服の人物だった?
トヨが黒服の人物だったとは確認されていません。黒服の人物が消えた直後にトヨたちが現れたため疑われましたが、同一人物だと示す証拠はありませんでした。
トヨは羽立を殺した?
トヨは羽立太輔を殺していません。羽立を含む一連の連続殺人を実行した人物として明らかになったのは宇都見です。
トヨは黒塗りの6人に含まれる?
トヨは黒塗りの卒業アルバムで標的として示された6人には含まれていません。宇都見たちの直接的な殺害対象ではありませんでした。
トヨは過去のいじめを知っていた?
トヨが小学生時代のいじめをどこまで知っていたのかは明言されていません。直接いじめた人物としては描かれていませんが、完全に知らなかったとも断定できません。
トヨは最終回で死んだ?
トヨは死亡していません。最終回後も生存し、10.5話では美容師としてキングの髪を切っています。
トヨの子どものころの夢は?
トヨの夢はカリスマ美容師になることでした。現在は美容師として働いており、職業としては夢を叶えています。
トヨの現在の仕事は?
現在のトヨは美容師で、雇われ店長として働いています。年下のオーナーの下で、売上への重圧も抱えていました。
トヨはなぜ美容師になった?
子どものころに見たドラマへの憧れが、美容師を目指すきっかけでした。具体的なドラマ名は明確に整理されていません。
トヨとゆっきーはどのような関係?
ゆっきーは、第7話以降にトヨと一緒に事件を調べた元同級生です。二人でキングへ協力を申し出て、聞き込みやプロフィール帳集めを進めました。



トヨ役の俳優は誰?
現在の豊川賢吾を演じているのは稲葉友です。小学生時代のトヨは渡邉櫂が演じています。
10.5話でトヨはどうなった?
10.5話では美容師として働き続け、来店したキングの髪を切りました。美容師になった理由を語り、その会話がキングと花音の親子の対話へつながります。
まとめ

『良いこと悪いこと』のトヨは、高木たちの元同級生・豊川賢吾です。現在は美容師として働き、子どものころの「カリスマ美容師」という夢を職業として叶えています。
トヨは連続殺人の犯人、黒幕、黒服の共犯者ではありません。宇都見、今國、東雲の復讐計画へ加わった事実はなく、羽立殺害や黒服の襲撃にも関与していませんでした。
第7話では黒服の人物が消えた直後に現れたため怪しく見えましたが、最終回まで犯罪へつながる回収はありません。実際のトヨは、ゆっきーとともにキングへ協力を申し出て、拒絶されたあとも聞き込みやプロフィール帳集めを続けた味方側の人物です。
トヨは夢を叶えた人物ですが、雇われ店長として売上や評価に追われ、理想どおりの成功者になれたわけではありません。それでも美容師を続け、事件後も自分の日常へ戻っています。
10.5話で語った美容師を目指した理由は、昔見たドラマへの憧れという何気ないものでした。その普通の答えが、キングに自分の仕事や生き方を花音へどう伝えるか考えさせます。
トヨは事件の真相を一人で解いた英雄ではありません。しかし、友人が一人で抱え込まないように関わり、何気ない言葉で事件後の親子の会話を生み出しました。
夢を叶えたあとも迷いながら働き、特別な力がなくても目の前の人を助けられることを示した人物です。

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