2025年の秋ドラマは、各局が力を入れた注目作が揃う“豊作クール”。
10月〜12月放送のラインナップには、人気シリーズの完結編から実力派脚本家による新作オリジナルまで、見逃せない話題作がずらりと並びます。
TBSの日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』をはじめ、沢口靖子主演『絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜 Season5』や天海祐希主演『緊急取調室』などの大作が続々登場。
一方で、大泉洋主演の『ちょっとだけエスパー』や三谷幸喜脚本の『もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう』といった個性派作品も注目を集めています。
この記事では、そんな2025年秋ドラマの最新情報と見どころを一覧でご紹介します。
2025年秋ドラマ(10月〜12月)おすすめドラマ一覧
絶対零度〜情報犯罪緊急捜査〜 (Season5)
・放送日時: 毎週月曜 21時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 沢口靖子、安田顕、横山裕、黒島結菜
・あらすじ:
警視庁に新設された情報犯罪特命対策室“DICT”を舞台に、次世代のサイバー犯罪に挑む刑事たちの活躍を描く人気シリーズ第5弾。明るく元気な刑事・二宮奈美(沢口靖子)をはじめ、各部署から集められた精鋭たちが最新テクノロジー犯罪に立ち向かう。

終幕のロンド ―もう二度と、会えないあなたに―
・放送日時: 毎週月曜 22時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久
・あらすじ:
シングルファーザーで遺品整理人の鳥飼 樹(草彅剛)が、遺品整理の仕事を通じて様々な事情を抱える依頼人たちに寄り添うヒューマンドラマ。ある日、余命3カ月を宣告された女性・こはる(風吹ジュン)から生前整理の依頼を受けた樹は、その娘・真琴(中村ゆり)と向き合う中で心を通わせていく。

新東京水上警察
・放送日時: 毎週火曜 21時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 佐藤隆太、加藤シゲアキ、山下美月、中尾明慶
・あらすじ:
日本の連ドラ史上初めて「水上警察」を題材に描く刑事ドラマ。長年所轄勤務だった警察官・碇(佐藤隆太)は、水上警察への異動を機に、元捜査一課の切れ者刑事・日下部(加藤シゲアキ)や海技職員の女性・山下美月らと共に、東京湾岸エリアの事件解決に挑む。

ちょっとだけエスパー
・放送日時: 毎週火曜 21時00分~(テレビ朝日系)
・主要キャスト: 大泉洋、宮﨑あおい、ディーン・フジオカ、高畑淳子
・あらすじ:
仕事も家族も全てを失った冴えない中年男・文太(大泉洋)が、突然“ちょっとだけ超能力者”として世界を救うことになる痛快ヒーロードラマ。どん底の彼に与えられたのは「ほんの少しだけ未来が視える」という不思議な力。個性豊かな仲間たちと共に、前代未聞のミッションに挑む。脚本は野木亜紀子が手掛ける。

娘の命を奪ったヤツを殺すのは罪ですか?
・放送日時: 毎週火曜 23時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 齊藤京子、水野美紀、白岩瑠姫、香音
・あらすじ:
幼稚園でのママ友いじめが原因で最愛の娘を亡くした55歳の主婦・篠原玲子(水野美紀)は、全身整形で25歳の若さを手に入れ「篠原レイコ」(齊藤京子)と名前を変える。新米ママに成りすまし、娘を死に追いやった相手に近づき、母親の執念で壮絶な復讐を遂行していく。
相棒 season24
- 放送日時: 毎週水曜 21時00分~(テレビ朝日系)
- 主要キャスト:水谷豊、寺脇康文、森口瑤子、鈴木砂羽、川原和久、山中崇史
- あらすじ:
警視庁特命係の杉下右京と亀山薫が、現代の歪みを映す難事件に挑む長寿刑事ドラマ。25周年の今季は“黄金コンビ”が通算11シーズン目へ。初回は人間国宝をめぐる事件から幕開け。
ESCAPE それは誘拐のはずだった
・放送日時: 毎週水曜 22時00分~(日本テレビ系)
・主要キャスト: 桜田ひより、佐野勇斗、ファーストサマーウイカ、結木滉星
・あらすじ:
大財閥の令嬢・八神結以(桜田ひより)と、彼女を誘拐した青年・林田大介(佐野勇斗)が奇妙な逃避行を繰り広げるノンストップサスペンス。誘拐犯と人質という関係にも関わらず、結以は「私と一緒に逃げて!」と林田に持ちかけ、やがて二人は共に逃亡生活を送ることになる。

もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう
・放送日時: 毎週水曜 22時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 菅田将暉、二階堂ふみ、神木隆之介、浜辺美波
・あらすじ:
脚本家・三谷幸喜によるオリジナル作品。1984年の渋谷を舞台に、夢を追う若者たちの青春群像劇。売れない劇作家の卵・三成(菅田将暉)は、ダンサー志望のリカ(二階堂ふみ)や放送作家見習いの省吾(神木隆之介)ら仲間と出会い、友情や恋に悩みながら芝居に情熱を燃やしていく。

緊急取調室 第5シリーズ
・放送日時: 毎週木曜 21時00分~(テレビ朝日系)
・主要キャスト: 天海祐希、田中哲司、速水もこみち、鈴木浩介
・あらすじ:
取り調べのプロ集団「緊急事案対応取調班(キントリ)」の活躍を描く人気刑事ドラマの最新章。叩き上げのベテラン取調官・真壁有希子(天海祐希)が仲間と共に凶悪犯との心理戦に挑む。今シーズンをもって劇場版と合わせシリーズ完結が予定され、25年の歴史に幕を下ろす。
小さい頃は、神様がいて
・放送日時: 毎週木曜 22時00分~(フジテレビ系)
・主要キャスト: 北村有起哉、小野花梨、石井杏奈、小瀧望
・あらすじ:
同じマンションに暮らす三組の家族の交流を描くホームコメディー。適度な距離感を保っていた住人たちが、嵐の夜の停電をきっかけに心を開き始める。それぞれの家庭が抱える悩みも次第に明らかになり、住人たちの人生に少しずつ変化が訪れる。

コーチ
・放送日時: 毎週金曜 21時00分~(テレビ東京系)
・主要キャスト: 唐沢寿明、倉科カナ、犬飼貴丈、関口メンディー
・あらすじ:
刑事として伸び悩む若手たちに寄り添い育成する“特命コーチ”向井光太郎(唐沢寿明)の活躍を描く警察ドラマ。人事課から派遣された異色の指導係・向井が、現場の刑事たちに的確なアドバイスを送り、潜在能力を引き出していく。刑事としてだけでなく人間的にも成長していく若手たちの姿を爽快に描く。
フェイクマミー
・放送日時: 毎週金曜 22時00分~(TBS系)
・主要キャスト: 波瑠、川栄李奈、向井康二、中村蒼
・あらすじ:
エリート街道から転落し転職活動中の女性・花村薫(波瑠)と、急成長中のベンチャー企業社長・日高茉海恵(川栄李奈)。正反対の二人が子どもの未来のために奮闘するクライムエンターテインメント。茉海恵は薫の頭脳を高く買い、彼女に自分の子どもの“偽装母親”役を依頼する。

良いこと悪いこと
・放送日時: 毎週土曜 21時00分~(日本テレビ系)
・主要キャスト: 間宮祥太朗、新木優子、森本慎太郎、深川麻衣
・あらすじ:
同窓会で開封されたタイムカプセルから、“6人の顔写真が塗りつぶされた卒業アルバム”が見つかったことをきっかけに、次々と同級生が不審死を遂げる。小学校の同級生だった高木(間宮祥太朗)と猿橋(新木優子)は、謎の連続死事件を止めるべく奔走するミステリー。

ザ・ロイヤルファミリー
・放送日時: 毎週日曜 21時00分~(TBS系)
・主要キャスト: 妻夫木聡、目黒蓮、松本若菜、安藤政信
・あらすじ:
競馬の世界を舞台に、人間と競走馬の20年にわたる壮大なドラマが展開する。挫折続きの税理士・栗須一樹(妻夫木聡)は、大馬主・山王との出会いを機に人生が動き出す。仲間たちとの熱い絆で奇跡を起こす姿を描く。

ぼくたちん家(ぼくたちんち)
・放送日時: 毎週日曜 22時30分~(日本テレビ系)
・主要キャスト: 及川光博、手越祐也、白鳥玉季、田中直樹
・あらすじ:
偏見にさらされながらも自分らしく生きる人々が、愛と居場所を求めて奮闘するオリジナルストーリー。50歳の心優しいゲイの男性・波多野玄一(及川光博)は、人生に冷めたクールなゲイ・作田索(手越祐也)と出会い恋に落ちる。同居生活を始めた二人が、明るくたくましく日々を生き抜いていく姿を描く。

2025年秋ドラマ(10月〜12月)の見どころ
2025年秋のドラマシーズンは、各局でバラエティ豊かなジャンルと話題作が揃い、例年以上に“豊作”と評されています。
まず注目は、人気シリーズの新章や続編が目白押しな点です。TBSの日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』では妻夫木聡と目黒蓮といった実力派×人気若手の共演が実現し、競馬を題材にした壮大な人間ドラマとして話題を集めています。
また、フジテレビ系では沢口靖子主演の『絶対零度』や天海祐希主演の『緊急取調室』といった長寿シリーズが最新作で完結編を迎えるとあって注目度が高く、25周年を迎える『相棒 season24』も根強い人気を見せています。
一方で、新規オリジナル企画や初映像化作品も豊富です。大泉洋主演×野木亜紀子脚本の異色ヒーロー劇『ちょっとだけエスパー』や、三谷幸喜脚本×豪華若手キャストによる青春群像劇『もしもこの世が舞台なら…』など、クリエイター陣の個性が光る意欲作が並びました。
さらに、近年盛り上がりを見せるBL作品のドラマ化が充実しているのも今年の秋ドラマの特徴です。深夜帯では『25時、赤坂で』『セラピーゲーム』『絶対BLになる世界VS絶対BLになりたくない男』などがファンの支持を集め、恋愛ドラマの多様性が一段と広がりました。
社会性のあるテーマや生活感あふれるヒューマンドラマも多彩です。草彅剛主演『終幕のロンド』では遺品整理人が様々な家族に寄り添う姿を温かく描き、与田祐希主演『死ぬまでバズってろ!!』ではSNS社会の光と闇をスリリングに表現しています。
また、グルメやお酒を題材にした癒やし系ドラマ(『晩酌の流儀4』『ワカコ酒9』)や、共同生活・子育てをテーマにしたホームドラマ(『パパと親父のウチご飯』)など、日常に寄り添う作品も健在です。
全体として2025年秋ドラマは、大作感あふれる社会派ドラマから胸キュンの恋愛もの、コメディやサスペンスに至るまで、ジャンルが非常に多岐にわたるラインナップとなりました。
それぞれの作品で個性豊かなキャストが新境地に挑んでおり、実力派俳優の安定感と新進俳優のフレッシュな魅力がバランス良く楽しめるシーズンです。
視聴者にとっては、週のあらゆる曜日・時間帯で話題作が放送される贅沢なクォーターとなっており、「どのドラマを見ようか?」と嬉しい悩みが尽きない充実の秋と言えるでしょう。

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