ドラマ『良いこと悪いこと』第4話「黒」では、替え歌の順番から次の標的となった羽立太輔の、深い孤独と自己否定が描かれます。高木将たちが犯人から守ろうとしても、羽立自身が自分には助けられる価値がないと思い込んでいるため、危険を伝えるだけでは救えません。
そんな羽立へ手を差し伸べたのは、かつて彼からいじめられていた猿橋園子でした。ただし、園子は過去を許したわけではありません。
羽立の死を償いとして受け入れず、生きて責任を引き受ける側へ戻そうとしたのです。
一方、回復へ向かっていたはずの桜井幹太には、さらに残酷な運命が迫ります。この記事では、ドラマ『良いこと悪いこと』第4話のあらすじ&ネタバレ、伏線、感想と考察について詳しく紹介します。
ドラマ「良いこと悪いこと」第4話のあらすじ&ネタバレ

前話では、替え歌の4番目に名前が並ぶ「ターボー」こと小山隆弘が、会社のPRイベントで落下物に襲われました。高木が間一髪でかばったことで小山は生き延び、二人は子ども時代の絶交を乗り越えます。
武田、桜井、笑美、小山と、犯人は替え歌に並ぶ順番で標的を選び、子ども時代に描いた夢を残酷な襲撃方法へ反転させていました。順番通りなら、次に狙われるのは「ちょんまげ」と呼ばれていた羽立太輔です。
しかし、第4話で高木たちが直面するのは、犯人の襲撃だけではありません。羽立はすでに社会との接点を失い、自分が生き延びることさえ望めない状態に陥っていました。
第4話では、命を守ることと、生きたいと思える場所を取り戻すことは別だという現実が描かれます。
次に狙われる「ちょんまげ」の夢
小山を救えた安堵もつかの間、高木、園子、小山は替え歌の次の名前を確認します。「ちょんまげ」と呼ばれていた羽立が描いた夢は、刀を構える侍の姿でした。
小山を救っても止まらない替え歌の順番
高木はPRイベントで小山を救い、親友の命を守ることができました。武田と笑美には間に合わなかっただけに、小山を助けられた経験は、連続事件を止められるかもしれないという希望にもなります。
しかし、小山が生き延びたからといって、犯人の計画が止まったとは限りません。桜井も最初の火災では生還していますが、犯人が標的を一度襲えば満足するのか、夢になぞらえた死を最後まで完成させようとするのかは分かっていませんでした。
高木たちは替え歌を改めて確認し、小山の次に「ちょんまげ」が続くことへ気づきます。4人目まで順番が一致している以上、5番目の羽立に危険が迫っていると考えるのが自然でした。
小山を救えた喜びよりも、次の襲撃がすでに動き始めているのではないかという恐怖が勝ります。高木たちはすぐに羽立の現在の居場所を調べ始めました。
侍を描いた羽立に迫る刃物の危険
羽立が「みんなの夢」に描いていたのは、刀を構えた侍の姿でした。犯人がこれまでと同じ規則を使うなら、羽立は刃物や刀を連想させる方法で襲われる可能性があります。
武田の空は転落へ、桜井の消防士は火災へ、笑美のスポットライトは車のライトへ、小山の宇宙は頭上からの落下物へと反転してきました。犯人は夢をそのまま再現するのではなく、絵や言葉から連想できる要素を殺傷方法へ変えています。
侍の夢から最も直接的に連想されるのは、刀や刃物による襲撃です。ただし、犯人が夢を自由に解釈している以上、単純な刺殺だけを警戒すればよいとは限りません。
それでも高木たちは、羽立が刃物に関係する危険へ巻き込まれる可能性を考え、一刻も早く本人へ接触しようとします。次の名前が分かっていても、居場所を知らなければ守ることはできません。
羽立の居場所を知る小林へ連絡する高木たち
同窓会に参加していなかった羽立は、高木や小山と長く連絡を取っていませんでした。子ども時代には同じグループにいたものの、大人になってからの生活を把握している人物は限られています。
高木たちは、同級生の小林紗季へ連絡し、羽立の居場所につながる情報を得ようとします。ここでも、かつて同じ教室で過ごした仲間が、現在は互いの住所や生活を知らないほど離れていることが浮かび上がりました。
犯人は、そんな高木たちより先に標的の生活を把握している可能性があります。これまでの襲撃でも、武田が一人になる時間、桜井の店、笑美の帰路、小山のPRイベントが正確に狙われてきました。
高木たちは小林から得た情報を頼りに羽立のもとへ向かいます。しかし、そこで目にしたのは、危険に気づかず日常を送る人物ではなく、日常そのものを失いかけた羽立の姿でした。
母を亡くし、孤立していた羽立
羽立は母を亡くした後、社会との接点を失い、荒れた部屋で一人暮らしていました。高木たちが命の危険を伝えても、羽立は自分が助かることに意味を見いだせません。
荒れた部屋に閉じこもっていた羽立の現在
高木、園子、小山、小林が羽立のもとを訪れると、部屋は長く片づけられていない状態でした。生活に必要な物と不要な物が入り混じり、羽立が日々の暮らしを立て直す力を失っていることがうかがえます。
母を亡くしたことも重なり、羽立は一人で外の世界から切り離されるように暮らしていました。仕事や友人関係といった社会との接点も薄れ、高木たちが知っていた小学生時代の「ちょんまげ」とは、まるで別の人物に見えます。
高木たちにとって羽立は、昔の仲間であり、犯人から守らなければならない標的です。しかし羽立自身には、自分が今も仲間として心配される存在だという実感がありません。
誰かに必要とされている感覚を失った羽立にとって、命を狙われているという話は、恐怖よりも、自分の人生が終わる理由として受け取られてしまいました。
命を狙われていると伝えても動かなかった羽立
高木たちは、武田、桜井、笑美、小山に起きたことを説明し、替え歌の順番から次は羽立が狙われる可能性が高いと伝えます。普通なら、逃げる方法や警察への相談を考える場面です。
ところが羽立は、危険を避けようとしません。自分には守られる価値がないという考えが強く、犯人に殺されるかもしれないことを、重大な問題として受け止められないのです。
高木たちは、羽立が事件の危険性を理解していないのではないかと考えます。しかし実際には、危険を理解したうえで、自分が死んでも困る人はいないと諦めているように見えました。
犯人の攻撃から羽立を守るには、外出を控えさせたり見張ったりすることができます。けれども、本人が生き延びたいと思っていなければ、守る側の手から自ら離れてしまう可能性があります。
自分を仲間だと思っていなかった羽立
高木や小山は、羽立を昔からの仲間として扱います。替え歌の次の標的だからだけではなく、一緒に過ごした同級生が死ぬことを防ぎたいという気持ちがありました。
しかし羽立は、自分が高木たちと対等な友人だったとは考えていないように見えます。子ども時代から中心にいた高木や小山のそばにいただけで、本当は仲間として認められていなかったのではないかという不安を抱えていました。
過去のグループへ所属していた記憶があっても、現在までつながる関係がなければ、その記憶を支えにはできません。羽立にとって高木たちは、昔同じ場所にいた人々であり、自分を助けるために本気で来るとは思えない存在でした。
羽立の孤独は、一人暮らしであることだけから生まれたものではありません。自分が誰かの記憶に残る人間ではない、誰かが失いたくないと思う人間ではないという自己否定が、部屋の中で積み重なっていたのです。
※以下の記事には、最終回までのネタバレが含まれます。関連する人物・伏線の詳しい整理は、以下の記事で確認できます。

園子へ刃物を渡した羽立の自己否定
羽立は、自分も園子をいじめていたのだから、殺されても仕方がないという態度を見せます。そして園子へ刃物を差し出し、自分を裁く役割を委ねようとしました。
過去の加害を理由に自分の死を受け入れる羽立
羽立は、子ども時代に園子を傷つけた一人です。園子を「どの子」と呼ぶ集団の中におり、いじめを止める側ではなく、加担する側にいました。
高木や桜井のように過去を軽く扱うのではなく、羽立には自分が悪いことをしたという意識が残っていたように見えます。しかし、その罪悪感は謝罪や責任ある行動へ向かわず、自分は死んでも構わないという自己否定へ変わっていました。
自分を傷つけた相手へ復讐する権利が園子にはあると考え、羽立は自分の命を差し出そうとします。表面上は自分の罪を認めているように見えますが、園子が何を望んでいるのかは確認していません。
羽立もまた、高木たちと同じように、被害者である園子なら加害者の死を望むはずだと決めつけていました。自分の罪悪感を処理するために、園子を処刑する側へ置こうとしているのです。
園子へ刃物を渡して自分を裁かせようとする
羽立は園子へ刃物を差し出し、自分が死ぬことを受け入れるような態度を見せます。侍を描いた羽立の夢と刃物が重なるため、犯人の襲撃とは別の形で、夢の絵が現実へ入り込んだ場面でもありました。
園子にとって羽立は、自分を傷つけた加害者の一人です。羽立の言葉を受け入れれば、自分の手で過去へ決着をつけることもできるように見えます。
しかし、園子は刃物を受け取って羽立を裁く側には進みません。羽立の死が過去のいじめを償うことにはならず、園子の傷を癒やすことにもならないと分かっているからです。
羽立が自分の命を差し出す行為は、園子へ償いを渡すことではなく、自分の罪悪感を園子に処理させる行為でもありました。
死ぬことを償いにする羽立の逃避
羽立は、自分には生きる価値がなく、いじめへ加担した以上、犯人に殺されても当然だと考えていました。一見すると反省が深いようにも見えます。
しかし、死んで終わらせれば、自分がなぜ園子を傷つけたのか、今後どう責任を取るのかを考え続ける必要はありません。園子から許されないまま生き、過去を忘れずに行動を変えていく方が、死ぬことよりも長く苦しい道です。
羽立の自己否定には、反省と同時に、その責任を引き受ける力を失った逃避も含まれていました。死を罰として受け入れれば、自分で未来を選ばずに済むからです。
高木たちは羽立を説得しようとしますが、命の大切さを一方的に語るだけでは、羽立の考えは変わりません。自分が生きることで誰かに何を返せるのか、その足場が羽立には見えていなかったのです。
羽立をどう守ればよいか分からない高木たち
高木と小山は、犯人から羽立を守りたいと考えます。しかし羽立自身が死を恐れず、警戒にも協力しないため、これまでとは違う難しさがありました。
武田や笑美は、自分が標的だと理解する前に襲われました。小山は危険を知りながらも、仕事と夢を守ろうとイベントへ立ちました。
それに対し羽立は、夢や生活を守りたいという気持ちそのものを失っています。
高木は仲間を助ける行動力を持っていますが、落下物から小山を押しのけた時のように、身体を動かせば解決する問題ではありません。羽立が自分で生きる側へ戻らなければ、犯人の襲撃を一度防いでも、根本的には救えないのです。
園子もその場では、羽立の自己否定をすぐに変えることができませんでした。そんな中、すでに襲撃を受けて回復へ向かっていた桜井に、新たな危険が迫ります。
再び狙われた桜井と届いた殺害映像
高木たちが羽立を守ろうとしている間に、入院や療養を続けていた桜井が姿を消します。犯人は替え歌の順番を進めるだけでなく、一度仕留め損ねた標的へ再び手を伸ばしました。
回復へ向かっていた桜井の行方不明
桜井は自分の店で発生した火災に巻き込まれましたが、高木や園子たちの救助によって生き延びていました。治療を受けながら意識も戻り、高木と小山の絶交について話せるまで回復しています。
高木たちは、桜井への襲撃は一度終わり、犯人は替え歌の次の人物へ進んだと考えていた部分がありました。実際、小山が4番目に襲われ、次は羽立だと予測しています。
ところが、回復中だった桜井が突然姿を消したと分かります。本人の意思でどこかへ行ったのか、犯人に連れ去られたのか、すぐには判断できません。
桜井の行方不明によって、替え歌の順番だけを追っていればよいという前提が崩れます。犯人は一度襲った相手でも、生き残っている限り再び狙う可能性があるのです。
犯人から高木へ送られてきた桜井の映像
桜井の無事を確認できない中、高木のもとへ一本の映像が届きます。そこには、自由を奪われた状態の桜井が映されていました。
映像は、桜井が偶然姿を消したのではなく、犯人によって連れ去られたことを示します。さらに犯人は、高木たちへ桜井の危機を知らせるだけでなく、助けに行く時間や場所を与えず、映像を通して見せつける方法を選びました。
高木は画面の中の親友へ手を伸ばすこともできず、どこにいるのかさえ分かりません。犯人は高木に、仲間が苦しんでいることを知りながら何もできない状況を作ったのです。
この映像が高木へ送られたことには、桜井だけでなく、高木の心を壊す目的も感じられます。仲間の中心に立ち、皆を守ろうとする高木へ、自分には誰も救えないと思わせるためです。
火を使って命を奪われる桜井
映像の中で、犯人は桜井へ再び火を使います。消防士を夢見た桜井に対し、一度目の店の火災では終わらせず、夢になぞらえた襲撃を最後まで完遂しようとしたのです。
第4話では、桜井が火によって命を奪われたことが明らかになります。映像の細かな台詞や過度に残酷な状況を補う必要はなく、重要なのは、犯人が一度失敗した標的を決して見逃さなかった点です。
桜井は、小山との友情をつなぎ直すきっかけを高木へ渡したばかりでした。高木にとって、桜井は過去の仲間であるだけでなく、絶交していた親友との時間を再び動かしてくれた人物でもあります。
桜井の死によって、犯人は高木から友人の命だけでなく、仲間を守れるかもしれないという希望まで奪いました。
小山を救えた自信を打ち砕かれる高木
前話で高木は小山を落下物から救いました。犯人の規則を読み、標的へ先回りできれば、これ以上の犠牲を防げるかもしれないという手応えが生まれていました。
しかし桜井は、すでに一度助けたと思っていた人物です。順番が過ぎても安全ではなく、犯人は高木たちの警戒の外から再び襲うことができました。
高木は、映像を見せられながら桜井を助けられなかった無力感に打ちのめされます。仲間を守ると口にしても、犯人の方が常に一歩先におり、自分の行動が間に合わない現実を突きつけられました。
この時の高木には、羽立へ生きろと強く言い続ける余裕も失われていたと考えられます。守ろうとしても守れないかもしれないという絶望が、高木たち全体へ広がっていきました。
※以下の記事には、最終回までのネタバレが含まれます。関連する人物・伏線の詳しい整理は、以下の記事で確認できます。

園子が羽立を死なせなかった理由
桜井を失い、高木たちが無力感へ沈む中、園子は一人で羽立のもとへ戻ります。園子がしたのは、過去を許すことでも、立派な言葉で説教することでもなく、羽立の日常を一つずつ取り戻す働きかけでした。
高木たちと離れ、一人で羽立の部屋へ戻る園子
園子は再び羽立の自宅を訪れます。高木や小山を連れず、一人で向かったことには、加害者と被害者という関係へ第三者を挟まず、羽立と向き合う覚悟が感じられます。
羽立は園子へ刃物を差し出し、自分を裁かせようとしました。園子が戻ってきたことで、羽立は復讐や断罪を受けるのではないかと考えた可能性もあります。
しかし園子は、羽立を責め続けるために来たのではありません。羽立が自分の命を諦めることで、過去の責任まで終わらせようとしていることを受け入れないために戻ってきました。
園子には羽立を許す義務がありません。それでも、許さない相手が死ぬことを見過ごさない選択はできます。
園子は被害者としての怒りを失わないまま、復讐とは反対の行動を取りました。
荒れた部屋を片づけることから始めた園子
園子は、羽立の部屋を片づけ始めます。羽立の考えを変えるために大きな理想を語るのではなく、まず日常生活を送れる空間を取り戻そうとしました。
荒れた部屋は、羽立の内面がそのまま外へ現れたような状態です。自分には価値がないという思いから、生活を整える理由を失い、何をしても変わらないという諦めが積み重なっていました。
その部屋を片づける行為は、羽立の過去を消すことではありません。園子が掃除をしたからといって、いじめの記憶がなくなり、二人が友人へ戻るわけでもありません。
それでも、明日も暮らすための場所を整えることは、羽立へ「生きる次の日」があると示す行為になります。園子は命の価値を抽象的に説くのではなく、羽立が生活へ戻るための足場を目の前に作ったのです。
自分も傷を抱えたまま生き方を変えようとした園子
園子もまた、過去のいじめによる閉所恐怖症や、人を簡単には信じられない傷を抱えています。高木たちが忘れた22年間を、園子は日常の制限として生き続けてきました。
それでも園子は、自分を傷つけた人々が死ぬことを望む人間にはならないと決めています。武田の死を一瞬だけ因果応報だと思った自分も認めながら、その感情を殺人の肯定へ変えない道を選びました。
羽立が自分を裁いてほしいと求めても、園子はその役割を引き受けません。羽立の死によって過去を終えるのではなく、許されない可能性を受け入れながら生きることを求めます。
園子が羽立を助けたのは、加害を軽くしたからではなく、自分の傷を新しい死の理由として利用させないためでした。
死ぬ償いから生きて引き受ける責任へ
羽立にとって、自分が死ぬことは分かりやすい罰でした。園子を傷つけた自分が消えれば、それで責任を果たしたことにできるからです。
しかし、園子が求めたのは自分のために死ぬことではありません。羽立が生活を立て直し、自分がしたことを忘れず、同じ加害を繰り返さない人間として生きることです。
死による償いは一度で終わりますが、生きて責任を引き受けることには終わりがありません。過去を思い出し、許されなくても行動を変え続けなければならないからです。
園子の働きかけによって、羽立はすぐに自分を肯定できるようになったわけではありません。それでも、誰かが自分の部屋へ入り、明日のために手を動かしてくれたことで、生きる側へ戻る小さなきっかけが生まれました。
仲間へ戻ろうとする羽立と宇都見の正体
園子の再訪をきっかけに、羽立は少しずつ身なりと生活を整え、高木たちの前へ出るようになります。さらに、同級生たちが集まる「イマクニ」で、常連客のように見えていた宇都見啓の立場が明らかになりました。
身なりと生活を整え始めた羽立
羽立は、荒れた部屋で死を待つような状態から、少しずつ外へ向かう準備を始めます。急に明るくなったわけでも、長く抱えてきた自己否定が消えたわけでもありません。
それでも、部屋や身なりを整えることは、自分の生活を続ける意思の表れです。羽立は誰かに生かされるだけではなく、自分でも生きる側を選び始めます。
園子が行ったのは、羽立の人生をすべて立て直すことではありません。生活へ戻る最初の一歩を一緒に作り、後は羽立自身が歩けるようにすることでした。
羽立の変化は、説教や罰によって生まれたものではありません。自分を傷つけられた園子が、それでも死なせないと選んだ事実が、羽立へ自分の命を見直すきっかけを与えました。
高木たちが自分を仲間として心配していたと知る羽立
羽立は高木、小山、園子たちと再び顔を合わせます。高木たちが自分を守ろうとしていたのは、替え歌の次の標的だからという義務だけではなく、昔の仲間を失いたくなかったからだと少しずつ理解します。
羽立は、自分が高木たちの友人だったとは思っていませんでした。グループの近くにいただけで、本当は必要とされていなかったという考えが、孤立を深めていたのです。
しかし高木たちは、連絡の途絶えていた羽立を捜し、危険を知らせ、死なせないために動きました。その行動によって、羽立は自分が誰かの中で完全に消えていたわけではないと知ります。
羽立に必要だったのは、生きる価値を証明する特別な成功ではなく、自分が失われれば悲しむ人がいると実感できる居場所でした。
仲間が集まる場所となる「イマクニ」
高木たちが集まる場所として、レトロスナックの「イマクニ」の存在も大きくなっていきます。今國一成は、事件へ巻き込まれた同級生たちを店へ受け入れ、話を聞く側へ回っていました。
家や職場では話にくい過去も、昔を知る人々が集まる店では共有しやすくなります。高木と小山が友情をつなぎ直した場所でもあり、羽立にとっても社会へ戻る途中の居場所になります。
ただし、今國がなぜこれほど自然に同級生たちを受け入れ、事件へ関わる会話を聞いているのかは、第4話時点では詳しく明らかになっていません。安心できる店である一方、多くの情報が集まる場所にもなっています。
事件の標的や関係者が集まり、それぞれの夢、過去、現在の行動が語られる「イマクニ」は、今後の捜査と人物関係の中心となる可能性があります。
常連客・宇都見が刑事だと判明する
「イマクニ」に出入りし、これまでは常連客のように見えていた宇都見が、警察関係者であることを明かします。宇都見は刑事として、連続事件へ関わる立場にいる人物でした。
高木たちにとって、警察が事件性を十分に認めていない状況で、身近に刑事がいたことは心強い材料にもなります。武田、笑美、桜井の死や、小山への襲撃を一つの事件として調べてもらえる可能性があるからです。
一方で、宇都見がなぜこれまで身分を明かさず、「イマクニ」の常連として高木たちの近くにいたのかという違和感も残ります。捜査のために様子を見ていたのか、事件が起きる前から同級生たちへ関心を持っていたのかは分かりません。
桜井の死によって事件は一段階残酷になり、羽立は辛うじて生きる側へ戻りました。そこへ捜査側の人物として宇都見が加わったことで、犯人を追う体制は広がりますが、新たな謎も生まれたまま第4話は幕を閉じます。
※以下の記事には、最終回までのネタバレが含まれます。真犯人・黒幕の役割をさらに詳しく整理した記事はこちらです。

ドラマ「良いこと悪いこと」第4話の伏線
第4話では、犯人が一度襲った桜井を再び狙い、夢になぞらえた殺害を完遂したことで、連続事件の規則がさらに残酷なものへ変わりました。替え歌の順番を過ぎても、生き残った標的は安全ではありません。
また、羽立の孤立や宇都見の正体、「イマクニ」へ情報が集まる状況にも、今後へつながる違和感が残されています。第4話時点で気になる伏線を整理します。
宇都見はなぜ刑事であることを隠していたのか
宇都見は「イマクニ」の常連客として高木たちの近くにいましたが、第4話で刑事であることが明らかになります。警察側の協力者が現れた安心感と同時に、これまで身分を伏せていた理由が気になります。
事件関係者の近くで会話を聞いていた宇都見
宇都見は、同級生たちが集まり、事件や過去について話す「イマクニ」へ出入りしていました。単なる客として振る舞いながら、高木たちの人間関係や、連続事件に対する考えを知ることのできる位置にいたことになります。
刑事が捜査対象へ近づくため、身分を伏せて様子を見ること自体は不自然ではありません。しかし、いつから事件を捜査していたのか、武田の死や桜井の火災をどこまで連続事件として捉えていたのかは明かされていません。
高木たちへ早く身分を明かしていれば、警察へ情報を渡し、桜井の再襲撃を防げた可能性も考えてしまいます。宇都見に身分を明かせなかった事情があるのか、あえて高木たちを観察していたのかが注目されます。
宇都見は事件前から「イマクニ」へ通っていたのか
宇都見が事件後に捜査目的で店へ来るようになったのか、以前から常連だったのかでも意味は変わります。事件前から通っていたなら、今國や地域の人間関係と、別のつながりを持っている可能性があります。
「イマクニ」には、高木、小山、羽立、園子ら事件の当事者が集まります。宇都見は、警察の捜査記録だけでは分からない同級生同士の距離や、22年前の感情へ触れられる立場です。
捜査側としては有利な位置ですが、同時に、宇都見自身が多くの情報を持ちながら何を考えているのか、高木たちには分かりません。刑事と判明しただけで、全面的に信頼できる人物だと決めるのは早いでしょう。
犯人はなぜ桜井を再び狙ったのか
桜井は最初の火災から生還しましたが、犯人は再び連れ去り、火を使って命を奪いました。一度の襲撃で終わらない執着は、犯人の目的を考える重要な手がかりです。
回復中の桜井の居場所を知った方法
犯人は、桜井が最初の火災から生き延び、どこで治療や療養をしているのかを把握していました。桜井が一人になる時間や、周囲の警戒が薄れる機会も知っていた可能性があります。
高木たちは羽立へ注意を向けており、桜井は一度順番を終えた標的として、警戒の中心から外れていました。犯人はその心理を読み、守りが薄くなった瞬間を狙ったとも考えられます。
病院や療養先に関する情報を、犯人がどこから得たのかは分かりません。標的を直接監視していたのか、高木たちの会話を聞いていたのか、関係者から情報を得たのかが今後の焦点になります。
桜井の殺害映像を高木へ送った目的
犯人は桜井を人知れず殺すのではなく、その状況を映像に残し、高木へ送りました。目的が桜井の命を奪うだけなら、高木に見せる必要はありません。
映像によって、高木は親友の危機を知りながら何もできない立場へ置かれます。仲間を守ろうとする「キング」の自信を壊し、罪悪感と無力感を与えることが、犯人の狙いの一つに見えます。
また、映像を残す行為には、自分の犯行を見届けさせたい強い執着があります。犯人は6人を排除するだけでなく、高木たちへ過去を思い出させ、精神的な罰を与えようとしているのかもしれません。
夢の再現を完遂するまで終わらない執着
桜井は最初の火災では生き延びましたが、犯人はそれを失敗として処理し、再び火を使いました。消防士の夢を死へ反転させるという計画を、途中で終わらせる気がなかったように見えます。
この規則がほかの生存者にも当てはまるなら、小山や羽立も一度襲撃を防いだだけでは安全になりません。犯人は替え歌の順番を進めながら、過去の標的へ戻ることもできます。
高木たちは、次の名前を守るだけでなく、すでに襲われた生存者も継続的に守る必要があります。犯人の執着がどこまで続くのか分からないことが、第4話以降の大きな脅威です。
羽立の自己否定は過去の記憶とつながっているのか
羽立は、自分には生きる価値がないと思い込み、園子へ刃物を渡しました。その強い自己否定が、母を亡くした後の孤独だけから生まれたのか、22年前の別の記憶とも関係しているのかが気になります。
羽立だけが覚えている過去がある可能性
羽立は園子へのいじめへ加担したことを覚え、自分が死んでも仕方がないと考えていました。高木や桜井が過去を忘れたり軽く扱ったりしたのに比べ、罪悪感を強く抱えている点が異なります。
羽立が単に自分を責めやすい性格だからなのか、それとも高木たちが忘れている出来事を知っているからなのかは、第4話では明らかになっていません。
園子を閉じ込めた人物や、いじめが始まった詳しい経緯など、まだ分からない過去があります。羽立の自己否定の奥に、本人だけが口にしていない記憶が残っている可能性も考えられます。
侍の夢と自分を裁かせようとした刃物
羽立が描いた夢は、刀を持つ侍でした。そして現在の羽立は、園子へ刃物を差し出し、自分を裁かせようとします。
犯人から襲われる前に、羽立自身が夢の絵に近い状況を作ったことになります。犯人が羽立の自己否定を知り、本人が自ら死を受け入れるよう誘導している可能性も、現時点では完全に否定できません。
ただし、羽立の行動が犯人の指示によるものだと断定できる材料はありません。重要なのは、犯人が手を下さなくても、過去の罪悪感によって標的自身が死を選びかねないほど追い詰められていたことです。
「黒」というタイトルが示す複数の意味
第4話のサブタイトルは「黒」です。黒く塗りつぶされた卒業アルバム、黒い犯人像、羽立の荒れた生活、宇都見が隠していた立場など、見えないものが物語を覆っています。
黒く塗りつぶされた人物と消された存在
卒業アルバムでは、高木、武田、桜井、小山、笑美、羽立の顔が黒く塗りつぶされていました。犯人にとって6人は、過去の罪によって消されるべき存在なのかもしれません。
一方、羽立は犯人に消される前から、自分自身を社会から消すように生きていました。荒れた部屋へ閉じこもり、誰にも必要とされていないと考え、自分の命を黒く塗りつぶしていたのです。
園子が部屋を片づけたことは、その黒塗りを簡単に消す行為ではありません。羽立が自分を存在しないものとして扱う状態から、再び人のいる場所へ戻るための働きかけでした。
姿の見えない犯人と身分を隠していた宇都見
笑美を押した人物は黒い傘で姿を隠し、桜井を殺した犯人も映像の中で正体を明らかにしません。黒は、標的を消す色であると同時に、犯人自身が隠れるための色にもなっています。
また、宇都見も刑事という身分を隠し、普通の常連客のように振る舞っていました。宇都見が犯人だという意味ではなく、味方に見える人物にも見えない部分があることを示しています。
第4話で宇都見の立場が一つ明らかになっても、なぜ隠していたのかという新しい黒い部分が残りました。見えている善悪だけで人物を判断できない作品らしいタイトルだと受け取れます。
ドラマ「良いこと悪いこと」第4話を見終わった後の感想&考察

第4話で最も印象に残ったのは、羽立が園子へ刃物を渡した場面と、その後に園子が一人で羽立の部屋へ戻った流れです。羽立は自分の死を償いとして差し出そうとしましたが、園子はそれを受け取りませんでした。
園子は羽立を許したわけではありません。それでも、羽立を死なせれば自分の傷が新たな殺人や自死の理由に利用されると分かっていたからこそ、生きる側へ戻そうとします。
羽立の「死んでもいい」は反省だけではない
羽立は園子への加害を覚え、自分が殺されても構わないという態度を見せました。しかし、死を受け入れることが、そのまま深い反省や責任ある償いになるとは限りません。
自分を罰すれば責任が終わるという考え
羽立は、自分が悪い人間だから死んでもよいと考えています。この発想には、園子を傷つけたことへの罪悪感が含まれていました。
ただし、自分を罰すれば問題が終わるという考えには、被害者の意思がありません。園子が何を求めているのか、羽立にどう生きてほしいのかを聞かず、自分で死刑を決めています。
死ねば、園子から許されない苦しみも、過去を思い出し続ける責任も終わります。自分を消すことは厳しい罰に見えて、実はこれからの責任から離れる方法にもなっていました。
本当に責任を取るなら、許されない可能性を受け入れたまま、生きて行動を変え続けなければなりません。
羽立は園子へ罪悪感の処理を任せようとした
羽立が刃物を差し出したことで、園子は羽立の生死を決める立場へ置かれます。羽立は自分の罪悪感を、傷つけた本人に処理してもらおうとしたことになります。
園子が羽立を傷つければ、羽立は自分の罰を受けられます。園子が拒めば、羽立は自分を裁かなかった園子に、間接的な赦しを求めることにもなりかねません。
どちらにしても、園子へ新しい責任を背負わせる行為です。園子はすでにいじめの傷を抱えているのに、今度は加害者を生かすか殺すかという重い判断まで押しつけられてしまいます。
園子が刃物を受け取らなかったことは、羽立を優しく許したのではありません。自分を加害の連鎖へ引き込ませず、羽立にも自分の責任を返した行動でした。
園子が羽立を助けたことは赦しではない
被害者である園子が、加害者の一人である羽立の部屋を片づけ、生きる側へ戻そうとした展開は、第4話の核心です。ただし、ここを和解や赦しとして簡単にまとめるべきではありません。
園子は羽立の過去を軽くしていない
園子は、羽立も自分をいじめた一人であることを忘れていません。羽立が孤独になり、母を亡くし、自分を否定しているからといって、過去の加害が小さくなるわけではありません。
苦しんでいる加害者を見て、被害者が同情しなければならない義務もありません。本来なら、園子が羽立の生活を立て直す責任を負う必要はないのです。
それでも園子が戻ったのは、羽立を許したからではなく、羽立の死を自分への償いとして利用させたくなかったからです。園子の傷は、誰かを死なせる免許ではありません。
園子は羽立を赦したのではなく、赦さないまま死なせないという難しい選択をしました。
復讐犯と園子の決定的な違い
連続事件の犯人は、園子へのいじめを理由にしているように見えます。黒塗りされた6人を、子ども時代の夢になぞらえて一人ずつ罰しているからです。
しかし、その制裁は園子のためにはなっていません。武田、笑美、桜井が殺されたことで、園子には新しい喪失や疑いが生まれ、自分の過去が殺人の動機として利用されています。
園子は6人を許していませんが、死なせることも選びません。自分の傷を他者への暴力へ変えず、羽立が生きるための部屋を整えました。
犯人が過去の悪を理由に新しい死を作る一方、園子は過去の悪を忘れずに新しい死を止めます。この対比によって、復讐と正義の違いが明確になりました。
生活を整えることが羽立への最初の救いになった
羽立へ必要だったのは、立派な説教や、自分を好きになるよう求める言葉ではありませんでした。食べる、眠る、着替える、人と会うといった日常へ戻る足場です。
自己否定が深い人間へ、生きる価値があると言っても、本人がその言葉を信じられなければ届きません。園子は価値を説明する代わりに、明日も生活できる空間を一緒に作りました。
部屋を片づけることは小さな行為に見えますが、羽立にとっては、自分の生活へ誰かが関心を持った証拠になります。自分が消えても誰も困らないという考えを、言葉ではなく行動で否定したのです。
桜井の死で崩れた高木の「仲間を守る」という自信
小山を救えた第3話から一転し、第4話では高木が桜井の死を映像で見せつけられます。犯人は高木の行動力では届かない場所から、仲間を守る自信そのものを破壊しました。
一度助けた相手も守り続けなければならなかった
高木たちは、最初の火災で桜井を救っています。桜井が意識を取り戻し、高木と小山の友情修復へつながる話もできたことで、危機はひとまず過ぎたように見えました。
しかし犯人は、順番が終わった標的を放置しません。高木たちが羽立へ意識を集中させた隙に桜井を連れ去り、最初の襲撃を完成させます。
これは、高木たちの推理が間違っていたというより、犯人が規則を一つしか使っていないと思い込んだことによる隙です。次の標的を守りながら、生存者も守り続けなければならない状況へ変わりました。
映像を送る行為は高木への精神的な攻撃
犯人は桜井を殺害するだけでなく、その状況を高木へ見せました。高木が仲間の危険へ駆けつける人物だと知っているからこそ、駆けつけられない方法を選んだのでしょう。
高木は小山を救った時、自分の行動で未来を変えられると感じたはずです。ところが映像の中の桜井には、どれほど叫んでも手が届きません。
犯人は高木へ、仲間を守る力などないと突きつけています。桜井の命を奪うことと、高木の自己像を壊すことが一つの犯行に組み込まれていました。
この無力感が、高木をさらに焦らせるのか、それとも過去を冷静に調べる方向へ変えるのかが今後の焦点になります。
羽立に必要だったのは所属してよいという感覚
羽立は、自分が高木たちの仲間だったとは思っていませんでした。園子による生活への働きかけと、高木たちが本気で心配した事実によって、初めて自分にも戻れる場所があると感じ始めます。
孤立は一人でいることだけではない
羽立は一人で暮らし、社会との接点を失っていました。しかし、孤立の本質は周囲に人がいないことだけではありません。
自分が誰かに必要とされる人間ではないと思い、助けに来た人の言葉さえ信じられないことが、羽立の孤立を深くしています。高木たちが仲間だと語っても、羽立には同情や義務にしか聞こえなかったのでしょう。
それでも高木たちは居場所を探し、園子は一人で部屋へ戻りました。言葉を繰り返すのではなく行動を重ねたことで、羽立は少しずつ、自分が完全に忘れられた存在ではないと理解します。
友人だと思われていた喜びが生きる理由になる
羽立が身なりを整え、高木たちの前へ出たことには、誰かと関わることへの小さな意欲が表れています。自分を友人として心配する人間がいると知ったことが、生活へ戻る力になりました。
生きる価値を、仕事や成功だけで証明する必要はありません。誰かと話し、同じ場所で時間を過ごし、自分がいなくなれば悲しむ人がいると知ることも、生きる理由になります。
ただし、仲間に戻れたから園子への加害が消えるわけではありません。羽立には、受け入れられた喜びを、過去を忘れるためではなく、これから責任ある行動を選ぶために使うことが求められます。
刑事・宇都見は安心材料か新たな違和感か
第4話のラストでは、宇都見が刑事であることが判明します。事件を捜査できる人物が身近にいたことは大きな前進ですが、なぜ今まで身分を明かさなかったのかという疑問も残りました。
警察が事件を追う可能性は高まった
これまで警察は、武田の死を転落事故、笑美の死を交通事故として扱おうとしていました。高木と園子が連続事件だと訴えても、夢の絵や替え歌だけでは客観的な証拠として弱かったのでしょう。
しかし桜井の行方不明と殺害映像によって、偶然では説明しにくい状況が生まれました。宇都見が刑事として事件へ関われば、標的の警護や映像の送信元の捜査など、個人ではできない調査へ進める可能性があります。
高木たちにとっては、初めて本格的に警察と連携できる期待が生まれます。犯人へ一歩近づくための協力者に見える登場でした。
身分を隠していた理由はまだ分からない
一方で、宇都見はこれまで「イマクニ」の常連として、高木たちの近くにいました。刑事であることを最初から明かさず、事件や同級生の会話を聞ける位置にいたことになります。
捜査のために身分を伏せていたのであれば、何を調べていたのかが問題です。武田の転落死から動き始めたのか、それ以前から高木たちや鷹里小学校に関心を持っていたのかは分かりません。
宇都見が刑事だという事実は、彼が完全な味方だという結論ではありません。今後どこまで情報を共有し、誰を疑い、どのような方法で事件を追うのかを見る必要があります。
『良いこと悪いこと』第4話は、死ぬことを罰とする犯人に対し、許さなくても生かすという園子の選択を示した回でした。
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