5話の最期にちょんまげが博士と思われる人物とやり取りして終わった…。

『良いこと悪いこと』第6話は、物語が一気に核心へ踏み込む“怒涛の大転換回”でした。
これまで謎めいた存在だったクラス委員長・小林紗季の本心と、園子に向けられた深い怨念。その裏にあった“弟の死”という重すぎる真実。
そしてラストで明かされた第四の犠牲者の存在により、連続殺人事件は新たな局面へ突入します。
さらにネット上では「イマクニ犯人説」「博士=7人目説」など考察が最高潮に。
本記事では、第6話の重要ポイントをわかりやすく整理しつつ、物語がどこへ向かうのか徹底解説していきます。
良いこと悪いこと6話のあらすじ&ネタバレ

第6話では、連続殺人事件の真相に迫る園子たちが、同窓会メンバー内部の“裏切り”と過去の因縁、そして新たな犠牲者という衝撃的事実に直面。
学級委員長だった小林紗季が抱え続けてきた“闇”と復讐の動機が明らかになり、物語は一気に次の局面へ突入していく。
クラス委員長・小林紗季の過去と思惑
物語冒頭は、小学校6年生当時の回想から始まる。
委員長選びではキング(高木将)が推薦されるが、本人が「小林の方が向いてる」と譲り、紗季は当時から“まとめ役”として優秀だったことが示される。
しかし、そんな“優等生の顔”とは別に、幼い紗季には園子への複雑な感情があった。
教室の落書きを注意した際、クラスでは「キングと園子の相合傘」が冷やかし半分の噂になっていた。やがてキングが園子の筆箱をゴミ箱に捨てるといういじめが発生し──
紗季はその筆箱を拾い、体育倉庫へ隠し、探しに来た園子を外から鍵を掛けて閉じ込めた。
“正しい委員長”の裏で、小さな嫉妬や意地悪がくすぶっていたことがわかる印象的なシーンだ。
大人になった紗季の部屋には、タイムカプセルに入れていた“議員になった自分の絵”、そして園子のインタビュー記事が壁に貼られている。
園子の動向を長年追い続けていたことが示唆され、ここから紗季の異様な執着と闇が立ち込めていく。
園子への疑惑報道と炎上
3件の連続殺人事件の犠牲者はいずれも園子をいじめていた同級生たち。そこへ追い打ちをかけるように、園子を“連続殺人犯”と疑う週刊誌の記事が掲載される。
見出しは
「美人すぎる記者 猿橋園子 連続殺人犯疑惑!?」
タイムカプセル、黒塗りアルバム、同級生の不審死などを組み合わせ、園子を“復讐鬼”に仕立てた内容だ。
SNSでは「#猿橋園子」がトレンド入り。
園子のプライバシーは暴かれ、誹謗中傷が殺到し、ついには自宅前に記者やYouTuberが押し寄せる地獄絵図に。
さらに、園子の勤める「週刊アポロ」の編集長が突然退職し、なんとライバル誌に移籍。その編集長が“園子疑惑記事”を書いたとされ、会社も混乱に陥る。
園子は身も心も追い詰められ、再び“小学校時代の恐怖”がフラッシュバックする。
委員長・紗季の“正しさ”という提案
逃げ場を失った園子は紗季の家に身を寄せる。
紗季は園子に寄り添い、
「真実を書いて無実を証明しよう。正しいことをしようよ」
と励ます。
園子は反論記事を書くと元いじめ加害者たちの家族や仕事に影響が及ぶと悩むが、紗季は突き放すように言う。
「加害者がいなければ被害者はいない。正しいことをしよう」
その言葉に園子は覚悟を決める。
揺れる仲間たちと園子の決断
紗季はキング・ターボー・ちょんまげをスナック「イマクニ」に呼び出し、園子が反論記事を書く決意を伝える。
3人は動揺しながらも、ついに過去のいじめと向き合う覚悟を見せる。
キング
「園子が殺したなんて嘘。でもいじめたのは本当だ。攻撃されても仕方ない。本当のことを伝えるべきだ」
ターボー
「大丈夫、覚悟はできてる」
しかしその直後、園子は静かに宣言する。
「反論記事は書きません」
理由は明確だった。
「世間は真実ではなく、面白いほうを信じる」
「いい子か悪い子かは世間が勝手に決める」
園子は“世間と戦う”ことではなく、“真犯人と向き合うこと” を選んだのだ。
その姿にキングたちは胸を打たれるが、紗季だけが不穏な表情を浮かべる。
委員長・紗季の裏切りと“弟の悲劇”
東雲晴香は、元編集長と紗季が並んで写る写真をキングたちに提示。なんと、園子の情報をリークしていたのは紗季だった。
さらに、衝撃の真相が明らかになる。
園子がスクープした大学サッカー部薬物疑惑記事。その記事に写っていた学生──紗季の弟・小林春季だった。
彼は“無実”だったにも関わらず誹謗中傷を浴び、やがて自殺へ追い込まれていた。
紗季は園子を弟の墓へ連れ出し、静かに告げる。
「弟を殺したのはあんた」
園子は愕然とし、自分が無自覚のまま“誰かの人生を奪った”事実を突きつけられる。
紗季は涙と怒りでナイフを向け、
「私は正しいことをする…」
と呟くが、キングたちの“委員長への尊敬”の記憶が脳裏によぎり、崩れ落ちて号泣。キングはそっと傘を差し出し、雨の中で紗季は逮捕された。
第4の犠牲者──大谷先生、遺体で発見
園子は宇都美刑事から次のように告げられる。
「亡くなったのは3人じゃない。4人目だ」
その犠牲者とは──園子たちが通った小学校の担任、大谷典代先生(現・校長)。
行方不明だった大谷先生が“凍死体”で見つかった。
いじめ加害者ではない“番外の人物”が殺されたことで、事件は新たな段階へ。
紗季は加害者だったが“殺しはしていない”。残り3名(キング・ターボー・ちょんまげ)も無事。
――ならば、真犯人は誰なのか?
第6話は、この衝撃の“4人目の犠牲者”を残し、混迷のまま幕を閉じる。
良いこと悪いこと6話の感想&考察

第6話は、シリーズの空気を一変させる“強烈な転換点”でした。
とくに委員長・小林紗季の闇が露わになる展開は、単なる驚きではなく、視聴者の倫理観を根底から揺さぶるほどの重さを持っていました。
ここからは、物語の核心に触れながら、6話の感想と考察を丁寧に整理していきます。
委員長・紗季の真意と改心に思うこと
「被害者」と「加害者」が反転する瞬間
紗季が園子を陥れる記事をリークしていたという衝撃の裏切り。しかし、その動機が明らかになるにつれ、単純な“悪役”ではないことがはっきり見えてきました。
紗季の弟が、園子が書いた記事の“巻き添え”で命を落としていた――。
園子が“被害者”である一方で、紗季から見れば園子は“弟を死に追いやった加害者”。この反転は、本作が描こうとしている「善悪の揺らぎ」「立場による価値観の逆転」を強烈に象徴する場面でした。
泣き叫ぶ紗季の「加害者なのはあんたなんだよ!」という言葉は、視聴者にも深く突き刺さります。
紗季が刃を下ろした理由
紗季は園子を本当に刺すことはできませんでした。
その手を止めたのは、
“委員長は正しい人”と信じ、慕っていたキングたちの言葉。
・「委員長がいてくれてよかった」
・「正しいことを言ってくれていた」
これらの記憶が、紗季が自分自身の“倫理”を取り戻す最後の砦となったのでしょう。
憎悪と悲しみに呑まれた紗季が、ギリギリのところで正義感に立ち返った――。この瞬間は、第6話の感情的ピークです。
伏線回収と物語テーマの深み
体育倉庫事件の真相
序盤から視聴者の間で囁かれていた「体育倉庫に園子を閉じ込めた犯人」が、紗季自身だったと判明。
「やっぱり委員長だったか」と驚きつつも、この幼少期のエピソードが“紗季の現在の歪み”へ長い時間をかけて繋がっていく構造が見事でした。
部屋に貼られた園子の記事の意味
第5話で紗季の部屋に貼られていた園子のインタビュー記事。あれは応援ではなく “執着”と“復讐心”の象徴 だった。
細かな演出が、後半で一気に意味を持ち始める脚本の妙が光ります。
紗季と博士の繋がりはあるのか?
紗季は殺人犯ではないが、“真犯人の動きと重なる行動”を取っていた点は気になります。
・大谷先生と秘密裏に接触
・博士らしき人物へ送ったメッセージ
・「何かを知っている」ような不穏な表情
紗季は黒幕ではないものの、黒幕に“利用された側”である可能性は十分にあります。
連続殺人の真相──紗季ではなかった
第4の犠牲者・大谷先生の死が意味するもの
紗季の犯行が否定された決定的な瞬間は、大谷先生(校長)が凍死体で発見されたこと。
紗季は園子を襲ったが、同級生殺害=連続殺人の犯人ではない。
これにより、物語の矛先は一気に“第3者の黒幕”へ移動しました。
生存者は残り3人
同級生6人のうち、
・3人死亡
・残るはキング/ターボー/ちょんまげの3人
という極端すぎる状況に。
この“数字の偏り”は物語的にも明らかに不自然であり、真犯人が「まだ狙っている」ことを示します。
イマクニ犯人説の真相に迫る
濃厚すぎる伏線
イマクニ=犯人説は視聴者の間で最も盛り上がっています。
・元同級生(岡本)=今國説
・バーのマスター枠の不自然な配置
・151杯目の“ポケモン”メタ伏線
・園子やキングの動向を常に把握している位置
これらすべてが“黒幕の条件”に合致するのです。
しかしミスリードの可能性も高い
一方で、視聴者の間には「日野っち理論」(真犯人フラグのケース)も根強く存在し、露骨すぎる伏線に対する不信感もあります。
とはいえ、イマクニは黒幕でなくとも重要人物であることは確実。
博士との関係がどこかで明かされるのは間違いありません。
“博士”=7人目の正体と今後の展開
掲示板に現れた博士の存在
博士は“キングたちを許さない”と明言。
羽立(ちょんまげ)だけを認めるその口調から、博士=元同級生=7人目の存在が確定しました。
博士についてはこちら↓

考察が割れる3つの候補
- 博士=今國(イマクニ)説
- 博士=転校した岡本説(新キャラ登場の可能性)
- 博士=ポスターの隠し人物説(公式のメタ伏線)
第7話では博士と羽立が直接対面すると予想されるため、
この“7人目の顔出し”は物語最大の衝撃になるでしょう。
羽立の危険性
羽立だけが“まだ狙われていない”。博士と会う=次の犠牲者になる可能性が非常に高いです。
“傘”のシーンの象徴性
雨の中、キングが紗季に静かに傘を差し出すシーン。
この瞬間は本作随一の象徴的な演出でした。
・赦し
・償い
・和解
・優しさ
・失われた子ども時代の回復
これら全てが一本の傘に込められていたように思います。
視聴者の多くも“泣ける”と声を挙げていた名場面でした。
第6話を観た総括
第6話は、単なるミステリーの枠を超えた“人間ドラマの核心”でした。
加害者と被害者は入れ替わる。
正義は時に誰かを傷つける。
そして「良いこと」と「悪いこと」の線引きは壊れやすい。
紗季の物語は痛烈でしたが、彼女を完全に責めきれない複雑な後味が残るのも、このドラマの魅力です。
一方で、連続殺人の謎はより深まり、博士=7人目、イマクニの存在、そして次なる犠牲者と真犯人像…。
物語はここから確実に“最終章”へ向かいます。第7話以降の展開は、間違いなく怒涛のクライマックスになるでしょう。
続きが楽しみすぎます。
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