「ヒーローが世界を席巻する時代なのに、日本にはヒーローがいない」──そんな前提から始まるドラマ「こちら予備自衛英雄補?!」。
戦わない、変身しない、派手な必殺技もない。それでも、防衛省に“予備”として集められた7人には、確かに“何かを守れる力”がありました。
本作は、ヒーローものの形を借りながら、「正しさ」「戦力」「自己肯定」といった現代的なテーマを、密室での会話と人間関係だけで描き切る異色作です。
嘘をつけない主人公・ナガレが能力を封印した理由、人と関わらないサエの選択、そして防衛省が彼らを集めた“本当の目的”とは何だったのか。
この記事では、「こちら予備自衛英雄補?!」の全話あらすじとネタバレを時系列で整理しながら、各話で描かれた選択と伏線、最終回が提示した“戦わないヒーローの結論”までを丁寧に解説していきます。
物語を振り返りたい人も、結末だけ知りたい人も、ここから読み進めてみてください。
【全話ネタバレ】こちら予備自衛英雄補?!のあらすじ&ネタバレ

ヒーローが世界を席巻するのに、日本にはヒーローがいない。
嘘をつけないフリーター・ナガレは防衛省に極秘招集され、会社員サエら“能力者”7人とともに「予備自衛英雄補」に選ばれる。真の目的と封印が鍵。
1話予想:嘘がつけないナガレが“封印”をほどく夜
※この記事は、公式で公開されている第1話あらすじをもとにした放送前予想です。
ヒーローがいない国で、呼び出される「嘘をつけない男」
物語の出発点はかなり残酷です。
「ヒーローが世界を席巻しているのに、日本にはヒーローがいない」。
そんな前提のもと、嘘をつけないと決めて生きてきたフリーター・ナガレは、周囲にうまく溶け込めず、社会の底で立ち尽くしています。
正直でいることを選び続けた結果、孤立してしまった男。そんな彼がある日、防衛省に極秘で呼び出されるところから1話は始まります。
密室に集められた7人と「予備自衛英雄補」という肩書き
ナガレと同じ部屋に集められるのは、会社員、大学生、トラック運転手、女子高生、老婆、研究員と、年齢も立場もバラバラな6人。
彼ら全員が“とある能力”を秘めているとされ、防衛省職員マドズミから「日本初の予備自衛英雄補に選ばれました」と告げられます。
ただし、ここで感じるのは高揚感よりも閉塞感。肩書きは立派なのに、空気はどこか息苦しく、歓迎されている感じがまったくない。この時点で、ヒーローものの文法から外れているのが分かります。
ナガレの能力は「嘘がつけない」ことではない?
公式あらすじで気になるのが、ナガレは能力を封印しているのに「つい嘘をついてしまう」という一文。
嘘がつけないというのは体質なのか、誓いなのか、それとも過去に何かを壊した代償なのか。封印という言葉が使われている以上、能力によって誰かを傷つけた、あるいは守れなかった経験があるのでは、と想像してしまいます。
1話では、その封印が意図せず緩む瞬間が描かれそうです。
戦わないヒーローもの、露呈するのは「弱さ」
この作品は、アクションよりも会話が中心。
密室で始まる自己紹介の場面でも、「能力は何ですか?」と聞かれて誰も素直に答えられない展開が浮かびます。
能力が便利な武器ではなく、むしろ社会生活で浮いてしまう厄介なものだからこそ、笑えて、でも胸がちくっとする。戦わない代わりに、言葉で正体が露呈していく。その過程自体がドラマになりそうです。
ナガレとサエ、似た者同士の距離感
ナガレと同い年のサエも、ある理由から人と距離を取って生きている設定。
恋愛一直線というより、「他人が怖い」者同士が、同じ空間に閉じ込められる関係になりそうで、ここから生まれる関係性にも期待が高まります。
“予備”という言葉が持つ切なさと希望
マドズミが7人を集めた本当の理由は、1話ではすべて明かされないはず。
国の思惑、使い捨ての可能性、優しさと怖さが同居する構図が、じわじわ浮かび上がってきそうです。
“予備”という言葉は、正式じゃない、替えがきく存在を連想させて切ない。でも、この7人はこれまで「いらない側」に押しやられてきた人たちだからこそ、ここから再出発できる余地がある。
1話の核心は「拾われる瞬間」
派手な必殺技よりも、「ここにいていい」と誰かが言ってくれる瞬間。
嘘をついてしまったナガレが、何を失い、誰に拾われるのか。
1話は、能力が武器になる前に、その人の弱さそのものが立ち上がる回になるはずです。
“予備”という肩書きを、保険ではなく再出発の札に変えられるか。そこが、このドラマを追いかけたくなるかどうかの分かれ目になると予想します。
2話以降について:後ほど更新
※後ほど更新
ドラマ「予備自衛英雄補」の主要キャスト

「こちら予備自衛英雄補?!」は、どん底気味の7人が“ある能力”を秘めたまま、防衛省に極秘招集されるところから始まる物語です。
まずは、物語の中心になるメンバー(=予備自衛英雄補)と、防衛省サイドを整理します。
予備自衛英雄補の7人(=能力者)
この7人、公式では能力がまだ「???」扱いになっています。
だからこそ、派手な力よりも先に、肩書きや「なぜ社会に溶け込めなかったのか」という背景が強く印象に残ります。
ナガレ/流 偉月(ながれ いつき):菊池風磨(28)
フリーター。
幼い頃からの“ある理由”で周囲に馴染めず、就職活動もうまくいかなかった人物。嘘をつけない生き方を選んだ結果、社会の端に追いやられてきた「どん底」枠です。
サエ/火尾 紗衣(ひお さえ):のん(28)
会社員。
“ある理由”から人との距離を保ち続け、職場でも浮いた存在になっている女性。ナガレと同世代で、似た孤独を抱えていそうなポジションです。
チュータ/元木 忠大(もとき ただひろ):森永悠希(21)
大学生。
詳細はまだ多く語られていませんが、若さゆえの未完成さや不安定さが物語にどう絡むのか注目されます。
ユタニ/油谷 土門(ゆたに どもん):後藤剛範(43)
トラック運転手。
社会人としての経験は豊富でも、どこかで“はみ出してしまった”中年世代の代表的存在になりそうです。
サピピ/金谷 幸子(かなや さちこ):小宮山莉渚(17)
高校生。
推し活が趣味で、ある出来事をきっかけに他人を信用しなくなった、少しドライな少女。年少者ならではの視点が物語に刺激を与えそうです。
フジワラ/藤原 曰子(ふじわら えつこ):丘みつ子(86)
無職。
本人コメントでも「とんでもない能力がある」と匂わせられており、年齢も含めて一番の異色枠。物語の鍵を握る可能性が高い存在です。
ミズノ/水野 学(みずの まなぶ):戸次重幸(52)
研究員。
理屈や分析を担うポジションでありながら、能力者側にいることで、防衛省との橋渡し役になるのか、それとも葛藤を抱えるのか注目です。
ヒーローものなのにアクションを前面に出さず、密室での会話や人間関係を軸に進むという公式の打ち出しもあり、派手さより“人間くささ”で引っ張ってくれそうな布陣です。
防衛省サイド(7人を集めた側)
7人に対して「日本初の予備自衛英雄補に選ばれました」と告げるところから、期待と不信が同時に立ち上がるポジションです。
マドズミ/窓隅 光(まどずみ ひかる):六角精児(53)
防衛省職員。
7人を秘密裏に集めた人物で、その“真の理由”が物語の大きなカギになりそうです。
クロカワ/黒川 稔(くろかわ みのる):高杉亘
防衛大臣。
政治的な判断や国の思惑を背負う存在として、英雄補たちの運命に影を落とします。
灰田 健志(はいだ たけし):安藤理樹
防衛省大臣官房秘書課・大臣秘書官。
現場と政治の間に立ち、実務的に物事を動かす役割になりそうです。
防衛省側が“守る側の正義”なのか、それとも能力者を利用する存在なのか。
このグレーさこそが、物語全体の緊張感と温度を高めてくれそうだと感じています。
ドラマ「予備自衛英雄補」の最終回の結末予想

ここからは放送前の段階なので、公式のあらすじやコメントから読み取れる範囲での「予想」になります。
ただ、制作陣が「伏線が多く、何度見ても発見がある」と語っている点を踏まえると、最終回は“答え合わせの快感”がしっかり用意されているタイプだと感じています。
予想の軸は「ヒーロー=戦力」問題の着地
世界ではヒーローが戦力として扱われている一方、日本には憲法の関係でヒーローが存在しない、という前提があります。
この設定がある以上、最終回では
「日本はヒーローを持つべきか/持たないべきか」
という問いを、7人それぞれの人生を通して答えさせる構造になるはずです。
私の予想はここ。
“戦うヒーロー”にはならない形で、しかし「守る」ことを引き受ける。
つまり「予備」という言葉どおり、国家の武装としてではなく、もっと生活に近い場所で人を支えるヒーローとして着地するのではないかと感じました。
予想1:最終回は「密室の会話」で世界をひっくり返す
制作側が「アクションがない」「密室劇」を明言している以上、ラストも派手なバトルではなく、“言葉”が最大の武器になるはずです。
最終回では、
- 防衛省が求める「戦力としてのヒーロー」
- 7人が望む「自分の人生を壊さないヒーロー」
この二つが同じ部屋の中でぶつかり合い、最後は「選び直し」という決断に落ち着く気がします。
予想2:ナガレの“嘘をつけない理由”が救いに変わる
第1話時点でナガレは、「嘘をつかないと決めて生きてきた」うえで能力を封印している存在として描かれています。
それなのに、「つい嘘をついてしまい…」という矛盾した状態で物語が始まる。
ここは最終回まで引っ張る
“呪い”と“突破口”のセットだと感じました。
最終回では、
- 嘘をつけなくなった“ある理由”(過去のトラウマ)
- 封印してきた能力の正体
- 嘘をついた瞬間に起きた出来事
この3点が一気につながり、ナガレが「自分のままで守れる」立ち位置を選ぶのではないでしょうか。
“正しさ”より“誠実さ”で立つ人ほど、最後の一歩がいちばん眩しいんですよね。
予想3:サエは「人と関わらない」から一歩だけ踏み出す
サエもまた、“ある理由”で人と関わらない生き方をしてきた人物です。
ナガレと同じく、孤立がデフォルトになってしまったタイプ。
だから最終回で描かれるのは恋愛の答えよりも、
「誰かを必要としていい」と、自分に許可を出すこと。
この着地がいちばんしっくりきます。
関係性も、外で派手に変わるのではなく、内側でじわじわ変わっていく――そんな物語になるはずです。
予想4:マドズミの「真の理由」は“国家”ではなく“個人”
公式ではずっと「真の理由とは?」が示されています。
この作品が一貫して伝えているのは、
「ダメなやつらがわちゃわちゃしていてもいい」
「自己肯定感が低くても、周りが肯定してくれればいい」
というメッセージ。
だからマドズミの動機も、
- 国益100%の計画
ではなく、
- 誰かを肯定したい/救いたいという個人的な執念
に寄るのではないかと感じています。
その“誰か”がナガレなのか、7人全員なのか、あるいはマドズミ自身なのか。
ここが最終回の感情的なクライマックスになりそうです。
予想5:ラストは「完結」より「続きそう」で終わる
“予備”という制度自体が、「いざという時に呼ばれる存在」。
だから最終回は、
- 7人が一度、それぞれの日常に戻る
- しかし最後に、また呼び出しが来る、あるいは次の候補者の存在が示される
そんな余白の残し方がとても似合います。
最終回で回収されそうな伏線メモ
予想の域は出ませんが、ここは最終回までに回収される可能性が高そうです。
- 7人が選ばれた真の目的
- ナガレの「嘘をつけない理由」
- ナガレが封印している能力の正体と解放条件
- 各キャラクターが抱える「ある理由」と孤立の根っこ
- 主題歌「いらない」が指す意味
戦わないヒーローは派手じゃないぶん、刺さるのが遅い。
でもその分、最終回で「自分の過去も、弱さも、ここに置いていいんだ」と思わせてくれる――そんな静かな強さのラストになると予想しています。
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