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「良いこと悪いこと」1話「6人」のネタバレ&感想考察&伏線。タイムカプセルが呼び覚ます“過去の罪”と復讐の連鎖

良いこと悪いこと1話の予想考察(ネタバレ)。キャスト一覧と原作なしのオリジナルドラマ

2025年10月11日スタートの日本テレビ系土曜ドラマ『良いこと悪いこと』。

脚本はガクカワサキ氏によるオリジナルで、主演は間宮祥太朗さんと新木優子さんのダブル主演です。

物語は、同窓会で再会した元小学校の同級生たちが、タイムカプセルの掘り起こしをきっかけに連続殺人事件へと巻き込まれていくノンストップ考察ミステリー。

本作『良いこと悪いこと』は、“過去にした悪いこと”が“今の良いこと”を飲み込んでいくサスペンスドラマだ。

以下では、筆者が1話のあらすじと見どころ、そして復讐の構造を論理的に考察していく。

目次

良いこと悪いこと1話のあらすじ&ネタバレ

良いこと悪いこと1話のあらすじ

ドラマ「良いこと悪いこと」第1話のサブタイトルは「6人」。

同窓会で掘り起こされたタイムカプセル、そこから見つかった“6人の顔が黒塗りされた卒業アルバム”をきっかけに、同級生たちの不審死が始まります。

過去のいじめと現在の連続殺人がどう絡むのか、そのプロローグとして情報量の多い導入回です。

冒頭1分の転落死と、22年前の「約束」

物語は宣言どおり、冒頭1分で転落死が描かれます。

マンションの上階から落下して死亡したのは“貧ちゃん”こと武田敏生。手には小学生の頃に描いた「空を飛ぶ自分」の絵が握られており、その後の展開を思えば皮肉すぎる象徴です。

時間はさかのぼり、2003年の鷹里小学校6年1組へ。“2025年にタイムカプセルを掘り起こそう”という担任の呼びかけで、子どもたちは「みんなの夢」をテーマにした絵や思い出の品を埋め、その約束が22年後の同窓会と連続事件の導火線へと繋がります。

現在のキング――“丸くなったリーダー”の今

2025年。かつて“キング”と呼ばれた高木将は、今は小さな塗装会社を継いだ三代目社長。妻と娘に怒られながら煙草を隠す、どこにでもいる父親の姿です。

そんな高木の前に突然現れるのが、薬剤師になった貧ちゃん。

「キング!」と昔のままのテンションで呼びかけ、タイムカプセルを掘り起こす同窓会の案内をします。この何気ない再会が、後に“最後の会話”へと変わるのが残酷な序章です。

22年ぶりの同窓会と、黒塗りされた6人

同窓会の日、元6年1組の面々が母校に集合。

専業主婦のゆっきー、美容師トヨ、居酒屋を営むカンタロー、区民事務所で働く元委員長らが顔を揃えます。そして教室に入り、時間の流れが一気に押し寄せるような空気に包まれます。

そこへ遅れて現れるのが、“どの子”こと猿橋園子今では週刊誌の看板記者でテレビにも出る有名人

男性陣はテンション高めに「覚えてる?」と声をかけますが、この言葉が後に自分たちへ返ってくるブーメランになるのが巧妙です。

掘り起こしたタイムカプセルから出てきた「みんなの夢」の絵は、それぞれの現在の職業に繋がるものもあれば、全く別方向の人生を歩んでいるものもあり、懐かしさと違和感が同時に押し寄せます。

そして卒業アルバム開かれたページには、高木・ターボー・カンタロー・ニコちゃん・貧ちゃん・ちょんまげの6人だけが黒く塗りつぶされており、誰が何のために細工したのかという物語の軸がここで提示されます。

居酒屋での同窓会と、“どの子”の黒い絵

場所を移してカンタローの店へ。

黒塗り事件を軽く話題にしながら飲む同級生たちですが、ゆっきーの「この6人、いつも一緒にいたでしょ?」という一言で空気が変わります。

貧ちゃんは園子の「自分の夢の絵」の絵をテーブルに出すと…“自分の夢の絵”は、自分以外の人物の紙面すべてが真っ黒に塗られた異様な一枚。

貧ちゃんはスマホで撮影しようとしますが、ゆっきーに制止されます。黒い絵、黒い顔写真、黒塗りを撮影する貧ちゃん――この三重構造はのちの事件と情報漏洩の伏線として機能します。

貧ちゃんの転落死と、園子の「悪い子」宣言

同窓会後、貧ちゃんは自分の“空を飛ぶ絵”を抱えて帰宅しようとした瞬間、背後から突き落とされ死亡。冒頭のシーンへと繋がります。

翌日、宇都見刑事が高木の元を訪れますが、高木は黒塗りアルバムの存在を言い出せず、「何も」とごまかします。この沈黙が、後の展開では“最初の判断ミス”として響いてきます。

一方、園子は編集部で黒塗りアルバムを前に「この6人は悪い子だから」と言い放ちます。黒塗りは“抹消”ではなく、“正しい評価の書き換え”というニュアンスを含んでいることが見えてくる瞬間です。

園子の告発――「私をいじめた6人」

高木はカンタローに会い、“どの子”に関する記憶を確認しようとします。そこへ園子本人が現れ、黒塗りの理由を問いながら高木の反応を観察。「私をいじめていた時みたいに」と告げ、過去のいじめ被害を明確に言語化します。

「私は忘れたことなんか一度もない」という言葉で、加害者と被害者の“記憶の非対称性”が鋭く描き出されます。

体育倉庫の回想――扉を叩く6人と、鍵をかけた“誰か”

高木の脳裏に蘇る体育倉庫の記憶。

園子を暗闇に閉じ込め、扉の外でふざける6人。

しかし鍵をかけた“最初の一手”が誰なのかは描かれておらず、ここが後の「7人目」「博士」説につながる初期伏線となります。

カンタローの店の火災と、園子のフラッシュバック

園子を呼び出し謝罪する高木。

しかし園子は「マジでくだらない」と突き放します。その直後、カンタローの店が炎に包まれ、園子は真っ先に店内へ。爆発で意識が飛び、体育倉庫の記憶と重なるパニック描写は第1話でも屈指の強烈なシーンです。

園子がパニックになっているため、キングがなんとかやってきてカンタローと園子を救出…。

カンタローは重体。

「消防士の夢」を描いていた彼の店が火事になるという構図は、偶然ではない“誰かの意思”を明確に感じさせます。

「悪い子になりたくない」――園子とキングのバディ結成

病院ロビーで高木と園子は向き合います。

園子は「武田さんが死んだとき嬉しいと思ってしまった」と吐露し、「それでは自分が悪い子になる」と涙ながらに語ります。

いじめを利用する犯人も、当時の加害者も許さない――その決意とともに、園子は高木に告げます。

「高木さん、一緒に終わらせませんか」

かつて“どの子”を救えなかった“キング”と、被害者であり記者でもある園子。二人が過去の清算と連続殺人を止めるために手を組む瞬間で1話は幕を閉じます。

ラストには、高木が描いていた「悪いやつをやっつけるヒーロー」の絵が映し出されます。彼は本当にヒーローになれるのか。それともまた誰かを救えないのか――その問いを残して物語は2話へと続きます。

良いこと悪いこと1話の伏線

第1話は、物語の“設計図”と言っていいほど伏線だらけです。

単に「顔が黒塗りされた6人が狙われる」という構図だけではなく、「誰が、いつ、どこで、どんな仕掛けを置いたのか」という複層的なレイヤーがすでに動き出しています。

ここでは、1話時点で提示されている主要な伏線を整理します。

伏線1:黒塗りされた6人と「みんなの夢」の皮肉なリンク

まず最もわかりやすいのが、「黒塗りされた6人」と「みんなの夢」の皮肉な一致です。

  • 貧ちゃん:空を飛ぶ絵 → 転落死
  • カンタロー:消防士の絵 → 店が炎に包まれる火災

この一致から、犯人は“夢を叶える”という残酷な遊びとして殺害手段を選んでいる可能性が高いと考えられます。単なる連続殺人ではなく、強烈な悪趣味とゲーム性を帯びた犯行です。

さらに、黒塗りされた6人は“仲良し”だったわけではなく、体育倉庫で園子をあおっていたメンバーと一致します。

黒塗りメンバー(6人)

  • キング(高木将)
  • ターボー(小山隆弘)
  • カンタロー(桜井幹太)
  • ニコちゃん(中島笑美)
  • 貧ちゃん(武田敏生)
  • ちょんまげ(羽立太輔)

いじめ加担グループであり、さらに“夢という具体的なシチュエーションの伏線”も揃っている6人――これは犯人が極めて綿密にターゲットを選んでいることを示します。

また、この条件に“もう1人”当てはまる人物がいる可能性も濃厚です。

それが体育倉庫で園子を最初に閉じ込めた本人。6人は“扉を叩いてあおった側”であり、鍵を閉めた“第一次加害者”は別にいる。1話時点では正体不明ですが、“7人目”の存在をほのめかす成熟した伏線です。

伏線2:体育倉庫事件と「あだ名“どの子”」の多重的な意味

体育倉庫での回想は、単なる過去描写ではなく構造そのものを示す重要な伏線です。

  • 園子がひとりで倉庫を片付けている
  • 外から誰かが鍵をかける
  • その後で6人が来て「どの子だ?」と扉を叩く

この流れを見れば、“鍵をかけた人物”は6人ではない可能性が高い。つまり、6人は二次加害者であり、一次加害者は別にいるという構図が浮かび上がります。

また、園子のあだ名「どの子」には複数の意味が内包されています。

  • “どの子?”と冷笑するような言葉遊び
  • 「どの子でもない」、誰からも守られない存在
  • 現在の園子が“美人記者”として記号的に消費される状況にも通じる象徴性

園子は子ども時代も大人になっても、“個人”として扱われていない。社会から“名ではなく属性で消費される存在”としての痛みが、「どの子」というあだ名に凝縮されています。

1話の時点で、物語が“いじめ”を描くだけではなく、“記号化された存在の痛み”という深いテーマを持っていることが見えてきます。

伏線3:キングの封筒と「ヒーロー」の夢

タイムカプセルのシーンで、高木だけが“自分の封筒を開けない”という小さな違和感が伏線です。

1話ラストで明かされる高木の夢は、「悪いやつをやっつけるヒーロー」

現在の高木は“どこにでもいる父親”ですが、本来の自己イメージは“守る側の人間”。しかし実際には、小学生時代に園子を守れなかったどころか、加害側に回っていた過去がある。

だからこそ、

  • ヒーローになりたかった自分
  • 守れなかった過去の罪
  • 苦しんでいる園子

この三つが重なり、第1話の時点で高木には「あなたは本当にヒーローになれるのか?」という物語上のテーマが配置されます。

この構図はドラマのタイトル「良いこと悪いこと」とも深くシンクロし、高木の“選択”が毎回問われる物語になることを示しています。


伏線4:スナック「イマクニ」と宇都見の不可思議な配置

2次会の場として選ばれるスナック「イマクニ」と、そこにいる今國・宇都見の配置があまりにも“おいしい”のも伏線です。

  • 同窓会とは無関係のはずの大人が自然に物語へ接続
  • 「外部」の存在でありながら、地域に根ざした人物としても描かれる

この二重性は、彼が“第三者の視点でありつつ、どこか事件の中心に近い”位置にいることを示唆します。

視聴者の間でも、

  • 「イマクニの出番が妙に多い」
  • 「宇都見刑事が同級生ではないのに主要キャラ扱いなのが気になる」

と、“イマクニ犯人説”“宇都見黒幕説”が既に飛び交っています。


第1話は、“いじめ × 記号化 × 復讐 × 夢の反転”という複雑なテーマを、一気に並行で提示する設計になっています。伏線の密度と重層感は、近年のサスペンスドラマの中でも突出しており、今後“誰が仕掛けたか”だけでなく、“なぜその方法なのか”がカギになることが透けて見える構成でした。

良いこと悪いこと1話を見た後の感想&考察

良いこと悪いこと1話の予想考察(ネタバレ)

ここからは、ドラマオタク寄りの視点で素直な感想と考察を書いていきます。

結論から言うと、1話の完成度はかなり高く、「これは腰を据えて追いかけたい“考察ドラマ”だ」と感じました。

考察ドラマでありつつ、“人間ドラマ”の温度がある初回

まず良かったのは、考察要素と同じ熱量で“人の感情”を描いていること。

最近の考察系ドラマは、謎やどんでん返しに集中しすぎて、登場人物の感情が“ギミックの部品”になりがち。しかし「良いこと悪いこと」第1話は、

  • 貧ちゃんが大事にしていた「空を飛ぶ夢」
  • 園子のトラウマと、“嬉しいと思ってしまった”罪悪感
  • キングの「ヒーローになり損ねた自分」

など、心の揺れを丹念に描いている。だから視聴者も「誰が犯人か」だけでなく、「誰がどこで間違ったのか」という視点で物語を追えるようになっています。

SNSでも、「いじめ描写が刺さる」「考察もあるけど感情が痛い」といった声が多く、初回から“しんどいけど見てしまう”作品として強い印象を残していました。

「いじめドラマ」ではなく、「記憶と忘却のドラマ」

1話を見て特に感じたのは、「これは単なるいじめドラマではなく、“記憶と忘却”の物語だ」ということ。

加害側だった6人は、体育倉庫での出来事を“昔の悪ふざけ”として軽く扱う。あるいは本当に忘れている。一方の園子は、その日からずっと現在に至るまで、1秒たりとも忘れられずに生きてきた。

同じ出来事でも、「覚えている側」と「忘れた側」で意味がまったく違う。

園子が

  • 「私は一度も忘れたことがない」
  • 「いじめられた側は忘れない」

と語るシーンは、本当に胸に刺さる場面でした。ドラマは“許す/許さない”より以前に、まず“覚えている/忘れている”の非対称性を鮮烈に提示してきます。

タイトルの「良いこと悪いこと」も、善悪の二元論ではなく、

  • 子どもにとって楽しい“イタズラ”(良いこと)
  • 当事者にとっては人生を変えたトラウマ(悪いこと)

という視点のズレまで含んだテーマだと感じました。

キングと園子――“加害者×被害者”以上の複雑な関係性

バディものとして見ても、高木(キング)と園子の関係はかなりねじれていて面白い。

通常のサスペンスなら、

  • 被害者 × 刑事
  • 遺族 × 探偵

のように、明確な「守る側 × 守られる側」になります。しかしこの二人は、“加害者 × 被害者”というもっと重たい関係からスタートする。

しかもそこには、

  • 園子にとって高木は、憧れも混ざった“キング”
  • 高木にとって園子は、守れなかった“どの子”

という複層的な感情が潜んでいる。

カフェでの高木の「やるなら俺をやれ」という台詞は、一見ヒーロー的ですが、園子からすれば「また自分が中心かよ」と突き放したくなる言葉でもあり、あの冷たい「くだらない」という返しに二人の認識のズレが凝縮されています。

一方、病院で園子が差し出した「一緒に終わらせませんか」という手は、

  • “ヒーローになり損ねた”高木への再チャンス
  • 自分が“悪い子”にならないためのブレーキ役を高木に託す行為

という二重の意味にも見え、バディとしての関係性が今後どう変化していくのか非常に楽しみです。


「みんなの夢」が“殺害方法”になっていく不気味さ

個人的にもっともゾッとしたのが、「みんなの夢」がそのまま殺害のトリガーになっている構図。

夢というのは本来、もっとも無垢で希望に満ちたもの。

  • 空を飛びたい
  • 消防士になりたい
  • お姫様になりたい

それが20年以上経って、“死に方のメニュー”に変換されるという残酷さ。

これはいじめの構造にも似ています。“楽しい悪ふざけ”が、誰かには“消えない悪夢”になる。夢と悪夢は紙一重で、その境界が“止めてくれる大人がいたか”で決まってしまう。

今の段階では大谷先生は“善良な教師”として描かれていますが、タイムカプセルやアルバムの扱いを見る限り、どこか不穏です。“忘却に荷担した大人”の影も透けて見える気がします。

1話時点の犯人候補と物語の方向性

1話終了時点での候補を冷静に見ると、

  • 園子(動機あり・しかし露骨すぎて逆にミスリード臭)
  • 同級生6人の内ゲバ
  • イマクニ or 宇都見の外側犯行説
  • 体育倉庫で鍵をかけた“7人目”

あたりが考えられます。

ただ、園子“単独犯”はまずないと感じました。彼女の中に“ざまあみろ”はあっても、それを自覚して自制しようとしている。むしろ怖いのは、その感情を利用している“別の誰か”

1話は、加害・被害、内側・外側が複雑に絡み合う“土台づくり”。犯人に迫る段階ではなく、
「誰が覚えていて、誰が忘れようとしているのか」
を読み取る回だったと感じます。


1話だけでもかなりヘビーなテーマを扱う作品ですが、その重さと誠実さがむしろ心地いいドラマでした。

ここから先は、

  • 黒塗り6人の“夢”がどう消費されていくのか
  • キングは本当に“ヒーロー”になれるのか
  • 園子は“悪い子にならない”でいられるのか

このあたりを軸に追い続けると、考察と感情の両輪で楽しめるドラマになっていきそうです。

僕はすでに、最後まで付き合う覚悟が決まりました。

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