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「暴君のシェフ」第7話の料理&感想【ネタバレ】男装デートで揺れる心と宮廷の陰謀

「暴君のシェフ」第7話の料理&感想【ネタバレ】男装デートで揺れる心と宮廷の陰謀

第6話で市場デートや黒ごまマカロンが描かれ、三番勝負への期待が高まりました。

その流れを受けて、第7話ではまだ始まらない料理大会に視聴者の焦れったさが募ります。

物語は、圧力鍋を求める旅と暗殺計画が同時進行で描かれ、ロマンスとアクションが交差しました。

男装したジヨンにイホンが胸をときめかせるシーンや、仲間との絆、宮廷の陰謀など、見どころも盛りだくさん。

目次

「暴君のシェフ」7話の見どころ…圧力鍋探しと男装デート

「暴君のシェフ」7話の見どころ…圧力鍋探しと男装デート

圧力鍋を求める旅と男装ジヨン

第7話の最大の見どころは、ジヨンとイホンが発明家チャン・チュンセンを訪ねる旅に出るシーンです。

ジヨンが参鶏湯を作るために圧力鍋が必要だと訴えますが、宮廷にはそのような道具は存在しません。そこで発明家を頼ることになります。最初はソンジェを同行させるつもりだったイホンですが、男装したジヨンの美しさに不安を覚え、自ら護衛役を引き受けます。

旅には道化師コンギルやもう1人の護衛も加わり、まるで小旅行のような雰囲気に。チュンセン宅に到着すると、扉を開けた瞬間に仕掛けられた罠が作動し、大砲から膨らんだ米菓が降り注ぐコミカルな演出が視聴者を笑わせました。

宮廷で進む暗殺計画

一方で、王の留守を狙って宮廷では暗殺計画が進行します。ジェサン大君は競技を妨害するため、ジヨンの命を狙わせ、宮廷内の協力者たちが水面下で動き始めます。

その計画を明国の料理長バイロンが偶然耳にし、正々堂々と勝負したいという思いから朝鮮側に警告を送る場面も描かれます。敵にも義があることを示す印象的な展開でした。

甘さと緊張が交差する第7話

旅先での甘いやり取りと宮廷での暗殺の緊張感が交差し、物語はさらに盛り上がります。

発明家チュンセンを説得するため、ジヨンが得意の料理で彼の心を掴む場面も見どころ。ラブコメの要素とサスペンスが絶妙に組み合わさり、笑いとドキドキの両方を味わえる第7話となっています。

「暴君のシェフ」7話のあらすじ&ネタバレ

「暴君のシェフ」7話のあらすじ&ネタバレ

ここからは、第7話の展開を詳細に追っていきます。宮廷を離れた二人の旅と、料理大会を巡る陰謀が交錯する様子を複数の章に分けて解説します。

参鶏湯のための圧力鍋と発明家探し

明国との料理対決に向け、三回戦で提供する参鶏湯の仕込みを始めたジヨン。しかし、短時間で鶏肉を柔らかく煮る現代の“圧力鍋”は朝鮮時代には存在しません。

彼女は伝説の発明家チャン・ヨンスシルの親族チャン・チュンセンならば作れるかもしれないと考え、イホンに許可を求めます。チュンセンは爆発事故で宮廷を追放された技術者で、遠く離れた場所に隠遁しているという設定。

ソンジェが同行する予定でしたが、男装しても美しいジヨンを心配したイホンは自ら護衛を務めることにし、コンギルと護衛兵を連れて四人で出発します。道中、イホンはジヨンの肩に手を回して「夫婦のようだ」とソンジェにからかわれ、嫉妬心を募らせる場面もあり、二人の距離感が微妙に変化していることが伺えます。

チュンセンを説得するための料理と雨の日のパジョン

チュンセンの家に到着すると、扉を開けた瞬間に仕掛けが作動し、米を圧縮したポン菓子のようなものが雨のように降り注ぎます。驚きながらも笑い合う四人に対し、チュンセンは「国を救うつもりはない」と協力を拒否します。

ジヨンは砂糖を加えてポン菓子の味を良くしようと試みますが、砂糖は高価で庶民が買えないため却下されます。途方に暮れる中で突然雨が降り出し、コンギルが「雨と言えばパジョンとマッコリだ」と言うと、ジヨンは故郷の味でチュンセンの心を掴む作戦を思いつきます。

彼女は市場でネギや材料を調達し、雨の音を聞きながらパジョン(ネギのチヂミ)を焼き始めます。その香ばしい匂いに耐えきれなくなったチュンセンが出てきて、一口食べると故郷の味を思い出し心がほぐれ、ジヨンから「誰かの笑顔を見るのが料理人の喜び」と言われて感動。ついに圧力鍋の製作を引き受けます。このシーンでは、食べ物が人の心を動かす力とジヨンの説得力が存分に描かれていました。

宮廷の陰謀と暗殺計画

一方、宮廷では王が不在であることを利用しようとする陰謀が進行します。ジェサン大君や重臣たちは「圧力鍋探し」を隠密行動と見せかけ、実際にはジヨンを暗殺する計画を立てます。

彼らは宮廷料理大会を中止に追い込み、王を失脚させることが目的です。この情報を偶然耳にしたのが明国チームの料理長バイロンで、彼は「正々堂々とした料理勝負を望んでいる」としてジョソン側に警告を送り、ジヨンの命を救おうとします。一方、宮廷の厨房では料理長メンがギルグムに厳しい指導を行っており、彼女の技術が足りないと涙ながらに叱咤します。料理対決を控えたジョソン側の緊張感と、暗殺計画の不穏さが交錯する中、視聴者の不安も高まります。

襲撃と負傷、そして帰還

圧力鍋が完成し、ジヨンとイホンが新鮮な食材を集めて帰路につこうとした矢先、刺客の集団がチュンセンの家を襲撃します。チュンセンの仕掛けた罠や米菓カノンは敵を一時的に足止めしますが、やがて彼らは直接戦うことになります。

コンギルや護衛兵も奮闘しますが、ジヨンは刺客が自害する姿を目の当たりにしてショックで気絶してしまい、さらに手首を負傷してしまいます。圧力鍋の蓋も破損しますが、チュンセンは「必ず宮殿に届ける」と約束し、イホンたちは負傷しながらも都へ戻ることに。

宮廷ではミョンナラの料理長がジェサン大君にゴチュガル(唐辛子粉)と引き換えに四川胡椒を渡す取引を持ちかけ、ジョソン側が使おうとしていた特別な唐辛子粉が盗まれるなど、新たな妨害も続きます。

競技への復帰と「最高の味」

激しい戦いの後、ジヨンとイホンは午後3時に始まる料理対決に間に合うよう宮殿へ急ぎます。

途中でソンジェや内官たちが応援に駆け付け、刺客を迎撃したことで状況はやや落ち着きます。宮殿に戻った二人は水時計が3時を打つ直前に到着し、ジヨンは手を負傷しながらも「助けてくれてかっこよかった」とイホンに感謝の言葉を述べます。

「暴君のシェフ」7話の作った料理

「暴君のシェフ」7話の作った料理

第7話では、参鶏湯のための圧力鍋探しが中心であるものの、いくつかの印象的な料理が登場します。雨の日にチュンセンを説得するために焼いたパジョン(ネギのチヂミ)は、香ばしい香りとモチモチの食感が特徴で、彼の郷愁を刺激しました。また、途中で登場するポン菓子やパフライスもユニークなスナックとして描かれ、食文化の豊かさを感じさせます。

競技では、ジョソン側が急遽変更して作った赤ワイン牛肉ブルゴーニュと唐辛子の代わりに使用した薬味が話題となり、明国側はラーユを効かせた宮保鶏丁を披露してスパイシーな刺激で攻めました。第2ラウンドでは、中国料理の北京ダックと明国側の金蓮包(蓮の葉包み)が登場し、それぞれ異なる国の技術と味覚が競われました。ジヨンの北京ダック巻きは「天下一の味」と称賛され、今後の対決でも彼女の創意工夫が光ることが期待されます。

「暴君のシェフ」7話の感想&考察

「暴君のシェフ」7話の感想&考察

ここからは女性ライターNATSUとして、第7話を観て感じたことや考察をいくつかのテーマに分けて書き綴ります。恋愛要素や感情の動き、政治的な裏側など、視聴者目線で深掘りしました。

男装デートが生んだトキメキ

男装したジヨンと旅に出ることになったイホンが、嫉妬やときめきの感情を隠せない姿に胸が高鳴りました。普段は冷徹で堂々としている王が、ジヨンが他の男性(ソンジェ)と夫婦のように見えると感じて嫉妬したり、米菓の雪を浴びながら彼女の顔に見とれる様子は、女性視聴者として思わずニヤけてしまいます。

道中でジヨンの手を引いたり、危険から守ろうとする姿勢からは、彼がすでに料理人以上の存在としてジヨンを大切に思っていることが伝わってきます。この回のデートは、二人の関係が一歩進んだことを実感させる甘い時間でした。

食で心を動かす力と郷愁

チュンセンを説得するためにジヨンが選んだのが、雨の日のパジョン。雨が降るとチヂミとマッコリが食べたくなるという韓国の文化を利用し、郷愁をくすぐる作戦は見事でした。

香ばしいネギの香りがチュンセンの心を開かせ、ジヨンの「誰かが笑顔になることが料理人の幸せ」という言葉に、彼が涙ぐむ姿はとても美しかったです。料理には単なる味以上の力があると改めて感じさせられましたし、私自身も雨の日に誰かのために温かい料理を作りたくなる気持ちになりました。

宮廷政治と敵の義

第7話では、敵であるはずの明国料理長バイロンが暗殺計画を聞いてジョソン側に伝えるという意外な展開がありました。彼は料理人として正々堂々勝負したいという信念を持ち、料理人同士のリスペクトが垣間見えます。

一方、ジェサン大君やモクジュたちは料理人を道具のように扱い、暗殺や妨害を画策。敵味方の中にも正義と悪が入り混じる構図が興味深く、今後のキャラクター関係に深みを与えてくれると感じました。特に、モクジュがメン料理長に母親の命を盾にして妨害を命じる場面は胸が痛みますが、それに反発して愛国心を示すメンの姿が感動的でした。

暗殺者たちと政変の兆し

刺客の襲撃シーンでは、従来のラブコメ路線から一転して緊張感のあるアクションが展開されました。刺客たちが軍人のような訓練を受けていることから、イホンが「これは政変の兆しではないか」と気づく描写があり、単なる料理対決の枠を超えた国家規模の危機が近づいていることが暗示されます。

これまで暴君として恐れられていたイホンが、ジヨンと仲間たちを守るために剣を振るう姿には頼もしさを感じ、彼の成長にも注目したいと思いました。

次回への期待と不安

第7話は圧力鍋を探す“寄り道”回として、ロマンスや人間ドラマが多く描かれました。個人的にはデートシーンやパジョン作りにほっこりする一方で、まだ料理対決が始まらないもどかしさも感じました。手を負傷したジヨンが本番で包丁を握れるのか、圧力鍋の蓋は無事に届くのか、不安要素はたくさんあります。

さらに、第1ラウンドでは唐辛子を盗まれ、第2ラウンドでは妨害が入るなど、ジョソン側は苦境に立たされ続けています。ジェサン大君の野心や刺客の背後関係も明らかになっておらず、政変が起こるのではないかという緊張感も高まってきました。だからこそ、第8話で料理大会の本番が始まり、ジヨンたちが逆境を乗り越えて勝利する姿を早く見たいと思います。

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