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「暴君のシェフ」第10話の料理&感想【ネタバレ】スジェビで命を救い、ビビンバで愛を誓う

「暴君のシェフ」第10話の料理&感想【ネタバレ】スジェビで命を救い、ビビンバで愛を誓う

フレンチシェフのジヨン(ユナ)が朝鮮時代へタイムスリップし、絶対味覚を持つ暴君イ・ホン王(イ・チェミン)との出会いから物語が動き出す宮廷ロマンスドラマ『暴君のシェフ』。

第10話では、第9話でジヨンが無実の罪で投獄された衝撃的な展開の続きが描かれます。

彼女を救おうと奮闘するイ・ホンの深い愛情、宮廷内で暗躍する権力者たちの陰謀、そして料理で人を救うジヨンの才能が大きな見どころ。

韓国・日本で話題沸騰中の本作を感情豊かに綴ります。

目次

「暴君のシェフ」10話の見どころ…王の愛と毒殺事件の真相

「暴君のシェフ」10話の見どころ…王の愛と毒殺事件の真相

王の怒りとジヨンの制止

第10話は、牢屋に入れられたジヨンを巡る王の感情が爆発するシーンから始まります。

温室でジヨンを待っていたイホン王は、彼女が投獄されたと知り激怒。ついに剣を抜きかけます。しかしジヨンは「暴君にだけはならないで」と王を制止し、真相を自らの手で解明すると決意する場面が強く印象に残ります。

毒殺事件の真相解明

その後、王はジヨンの濡れ衣を晴らすため徹底的な調査を実施。

毒の原因が「薬に混ざった特殊な薬草(ネズミの糞と呼ばれるもの)」と「朝鮮人参」の組み合わせであることを突き止めます。この発見によって、陰謀の糸がカン側室とジェサン大君に繋がっていることが明らかになり、緊張感が一気に高まりました。

愛の告白と陰謀の影

ジヨンは王の祖母から3日間の猶予を与えられ、料理人仲間たちと再会します。

イホン王は彼女の無事を心から喜び、公開の場で「あなたを心から愛している」と告白。キスを交わす場面は、視聴者を大いにときめかせました。

しかし同時に、チュウォルが口封じのために殺されるなど、権力争いの陰謀がさらに深まっていきます。

指輪とプロポーズ

物語の最後には、王がジヨンに指輪を贈り、「毎日ビビンバを作ってほしい」とプロポーズ。

これまで幾度となく試練を乗り越えてきた二人が、ようやく互いの気持ちを確かめ合う瞬間でした。恋愛要素とサスペンスが濃密に絡み合った第10話は、愛と権力闘争の狭間で揺れる二人の運命をますます気にさせる回となりました。

「暴君のシェフ」10話のあらすじ&ネタバレ

「暴君のシェフ」10話のあらすじ&ネタバレ

第10話は、ジヨンの投獄から始まる怒涛の展開が続きます。ここではストーリーを振り返りながら、登場人物の心情や印象的な場面を解説します。

ジヨン投獄と王の怒り

第9話のラストでジヨンは真明大君(チンミョン)の毒殺犯に仕立て上げられ捕えられました。

第10話では、料理人ギルグムが勇気を出して王へ直訴し、ジヨンが大妃に捕らえられ拷問されていると知らせます。

温室でジヨンを待っていた王は激怒し、牢の鍵を奪おうとしますが、大妃は「ジヨンは王を操る女」と非難し、王にまで疑いの目を向けます。怒りに駆られた王は剣を抜きかけますが、ジヨンが「暴君になってほしくない」と涙ながらに止め、王は自制。真相を自ら調べると誓いました。

祖母の温情

大妃と王の祖母(太皇太后)はジヨンに猶予を与え、3日以内に無実を証明するよう命じます。牢から解放されたジヨンを迎えた料理人仲間たちは涙ながらに喜び、彼女も感謝を伝えます。

毒殺事件の調査と陰謀の発覚

王はジヨンの無実を証明すべく、真明大君の病状や薬の調合を徹底調査します。

そこで浮かび上がったのは、薬に混ざっていたある薬草。

調べの結果、それは「ネズミの糞」と呼ばれる薬草で、通常は薬効があるものの朝鮮人参と混ざると毒になると判明します。

ジヨンは仲間や医師と共に調べを進め、この毒がカン側室の仕業であることを突き止めます。さらにチュウォルが逃亡を助けたことも明らかに。

ゴンギルは逃げた女医を追いますが、チュウォルが彼女を口封じのために殺そうとする場面を目撃。その後、カン側室(スヲン)はチュウォルまでも殺し、非情さを露わにしました。

ゴンギルはスヲンが裏で糸を引いていることを把握します。

王の愛の告白

その場で王はついに想いを抑えきれず、「あなたを本当に好きだ」と公の場で告白し、ジヨンにキスをします。

戸惑うジヨンに、王は指輪を差し出し「毎朝ビビンバを作ってあげるから妻になってほしい」とプロポーズ。不器用で真っ直ぐな言葉に、視聴者も胸を打たれるシーンでした。

スジェビで命を救うジヨンの料理

ジヨンは自らの潔白を証明するため、料理で真明大君を救う決意を固めます。

王や医師と協力し解毒薬を作りますが、大君は空腹のため拒絶反応を起こしてしまいます。そこでジヨンは即興でスジェビ(すいとん入りスープ)を作り、大妃に勧めます。

王が先に味見をして安全を示すと、大妃も息子に食べさせ、大君は快方へ。フレンチの技術と朝鮮の食文化を融合させたこのスジェビが命を救い、ジヨンの冤罪を晴らす決定打となりました。料理が人を救う力を改めて感じさせる象徴的な一皿です。

ジェサン大君の陰謀と次回への伏線

しかし、嵐は収まりません。カン側室とジェサン大君はさらに狡猾な計画を進めます

王の外祖母を密かに捕らえ、60歳の祝宴で解き放ち、王を精神的に追い詰める算段でした。母に関する秘密を突きつけ、王を怒りで支配下に置こうとするジェサン大君の野心はなおも燃え続けています。

愛の告白と冤罪の解決で盛り上がった第10話は、不穏な伏線を残し、次回への期待と不安を煽る幕引きとなりました。

「暴君のシェフ」10話の作った料理

「暴君のシェフ」10話の作った料理

第10話でも、ジヨンの創意あふれる料理が物語を大きく動かしました。ここでは劇中に登場した主な料理を整理します。

スジェビ入り栄養スープ

真明大君が解毒後に激しい拒絶反応を示した際、ジヨンが即興で作ったすいとん入りの汁物。

フランスのポタージュ技法と朝鮮のスジェビを融合させ、消化が良く優しい味わいで空腹の大君を救いました。彼女の柔軟な発想と愛情が込められた、命をつなぐ一椀です。

ビビンバ

王がジヨンへのプロポーズの際、「毎日ビビンバを作る」と誓った象徴的な料理。実際に調理シーンはありませんが、二人の関係を示す愛情表現として強調されました。ジヨンの料理と王の想いが一つになる瞬間を象徴しています。

薬草の煎じ薬と解毒剤

真明大君の毒を解くために準備された薬草と解毒剤も重要な役割を果たしました。ジヨンと王、そして医師が協力し、毒草と朝鮮人参の組み合わせが危険であることを突き止めます。ここでもジヨンの知識と料理人としての洞察力が、命を救う大きな鍵となりました。

「暴君のシェフ」10話の感想&考察

「暴君のシェフ」10話の感想&考察

第10話は、これまで以上に恋愛要素とサスペンスが絡み合った濃密な回でした。ここでは感情的・恋愛的な部分を中心に振り返ります。

王の怒りと慈悲のはざま

冒頭、ジヨンが拷問されていると知った王は剣を抜き、大妃に斬りかかろうとしました。

彼の激しい怒りは、ジヨンをどれほど大切に思っているかの証であり、同時に彼女を失う恐怖が「暴君」としての本性を呼び覚ます危険を感じさせます。

そんな王を必死に止めたジヨンの「暴君にならないで」という言葉は胸に響きました。愛する人を守りたい気持ちと怒りを抑える難しさ、そして自ら真実を追う決意を固める王の姿には成長が見えました。

ジヨンの芯の強さと料理人としての誇り

ジヨンは投獄と拷問に苦しみながらも諦めず、料理で人を救う道を探しました。

三日間の猶予を得ると真っ先に厨房へ戻り、仲間たちに感謝しながら再び鍋に向かう姿は感動的です。彼女にとって料理は生きる希望であり、人を救う手段そのもの。

毒殺事件の真相を突き止める際も医師と協力し、薬草を分析して解毒方法を導き出すなど、シェフとしての知識と直感を最大限に活かしていました。その強さとプロ意識が、彼女を支える人々の心を動かしているのだと感じました。

恋愛模様の大きな進展

第10話のハイライトは、王の大胆な愛の告白

公衆の面前で「あなたを心から愛している」と宣言し、キスを交わし、さらに指輪を差し出して「毎日ビビンバを作ってあげるから妻になってほしい」とプロポーズする場面は圧巻でした。

暴君と呼ばれ臆病だった彼が、愛を堂々と示す姿は内面の変化を象徴しています。ジヨンも驚きながらも笑顔を見せ、二人の距離が一気に縮まりました。時空や身分を超えた恋がどのように描かれていくのか、期待が高まります。

カン側室の悪辣さと宮廷政治の闇

一方で、カン側室とジェサン大君の陰謀は凄惨さを増しました。

毒草を用いて真明大君を陥れようとしただけでなく、証拠隠滅のために忠実な召使いチュウォルさえも殺害。権力のためなら仲間すら切り捨てる冷酷さに背筋が凍りました。

宮廷の表の顔は礼儀正しい秩序でも、その裏では血で血を洗う権力争いが続いています。ジヨンと王の恋も、この闇に飲み込まれる危険を常に孕んでいると感じさせられました。

料理が繋ぐ命と心

ジヨンの料理は、人々の心と命を救う力を象徴しています。第10話では、毒の影響で苦しむ真明大君に、彼女が即興で作ったスジェビ入り栄養スープが解毒の決め手となりました。

王が最初に味見をして安全を示し、大妃がようやく息子に食べさせるという流れは、料理が信頼と絆を生む場面でした。フレンチの技法と朝鮮の食文化が融合したこのスープは、ジヨンの優しさと情熱の結晶であり、本作のテーマを体現していました。

今後の展開への期待

第10話は、ジヨンの無実が証明され恋が大きく進展した幸福感と、カン側室・ジェサン大君のさらなる陰謀が暗い影を落とす二面性のある回でした。

王の祖母を利用した精神的攻撃や、まだ解けていないタイムスリップの謎が控えており、次回以降も波乱は必至。ジヨンが現代へ戻る鍵である「マングンロク」の行方、二人の愛の行方、そして宮廷を揺るがす権力闘争の結末。どれも目が離せません。重苦しい政治劇の中で、料理と純粋な恋が光であり続けることを強く願います。

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