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死幣(ドラマ)第7話のあらすじ(ネタバレ)と感想。真理の悲劇と由夏に迫る決断、財津教授の真意

死幣(ドラマ)第7話のあらすじ(ネタバレ)と感想。真理の悲劇と由夏に迫る決断、財津教授の真意

2016年夏ドラマでTBS系毎週水曜24:10より放送しているドラマ「死弊〜Death Cash」の第6話が終了しました。

財津ゼミだけでなく、その家族である由夏の妹の小夢まで犠牲になるとは・・・。小夢ちゃんは可愛かった上にとても残念です。

第6話で登場した伊織を演じた柚希礼音さんはやはり、元宝塚歌劇団を雰囲気が伝わってきました。刑事の役なので、男っぽいのもアリですね。

2016年8月23日放送のドラマ「死弊〜Death Cash」の第7話のあらすじ(ネタバレ)と感想紹介していきます。

※以後ネタバレ注意

目次

「死幣」7話の見どころ…小夢の病気、由夏の決断、財津教授の真意

「死幣」7話の見どころ…小夢の病気、由夏の決断、財津教授の真意

第7話では、物語が大きく動き出し登場人物たちに試練が次々と襲いかかりました。

妹・小夢の事故をきっかけに由夏が迫られる苦渋の決断、真理の愛ゆえの選択と悲劇、そして財津教授の真の目的――それぞれの出来事が絡み合い、人間の欲望と愛、犠牲のテーマが鮮烈に描かれています。

愛する人のための禁断の一万円札 – 真理の決断と悲劇

財津ゼミの上野真理は、教授・財津太一郎と恋人関係にありました。そんな彼女に財津が「重い病気で治療費に1,000万円が必要だ」と告げたことで、真理は愛する人を救うために奔走します。しかし母・千尋からは冷たく拒絶され、絶望の中で“死幣”と出会ってしまいました。

由夏の必死の制止を振り切り、大金を持って財津のもとへ向かった真理。雨の中で「形のない愛だから大丈夫」と言い残した彼女は、死幣の呪いを愛の力で打ち破れると信じていました。ところがその結末は皮肉でした。財津が受け取りを拒否した直後に連鎖的な事故が発生し、抱き合った拍子に財津の手にしたペンが真理の喉を突き刺してしまったのです。

「死幣を使った者は、そのお金で手に入れたものに殺される」という残酷なルールから逃れられず、真理は愛する人の手で命を落としました。愛を信じたがゆえに犠牲となった彼女の最期は、視聴者に深い無念と哀しみを残しました。

小夢の事故と隠された病 – 由夏に迫る苦渋の選択

一方、由夏には妹・小夢の事故という衝撃の知らせが届きます。病院に駆け付けた由夏は無事を確認し安堵しますが、診察の中で小夢が血を吐き、別の重い病気を抱えている可能性が示されました。

さらに、小夢の貯金箱の中に不自然に一万円札が紛れ込んでいたことも不穏さを増します。これまでのパターンから考えれば、次に死幣が狙うのは治療費を工面しようとする者――つまり姉である由夏です。

妹を救うために禁断のお金に手を出すのか、それとも呪いを断ち切るために踏みとどまるのか。第7話ラスト、小夢が「お姉ちゃんは大丈夫だから」と気丈に励ます姿は、由夏にとって残酷な選択を突き付けるものでした。

明かされる財津教授の真意 – 研究に取り憑かれた狂気

第7話のタイトル「財津の罠」が示す通り、教授の真の目的が表面化します。財津は死幣を研究対象とし、ゼミ生たちを実験台にしていたのです。刑事・若本に追及された彼は「死幣が届かなくても周囲の人間は不幸になる」と語り、自らも呪いの連鎖に囚われているかのような言動を見せました。

真理が死幣を手にした瞬間から財津は理性を失い、「金こそ血であり命だ」と宣言。愛する真理の命を奪ってしまうという皮肉な行動に出ます。第7話の終盤、財津は逮捕されましたが、その狂気的な研究への執念と、彼がなぜ死幣に執着するようになったのかという根本的な謎は残されたままです。

死幣(ドラマ)第7話のあらすじ&ネタバレ

死幣(ドラマ)第7話のあらすじ&ネタバレ

財津ゼミの真理(演:中村ゆりか)にとって財津教授(演;筧利夫)は、たった一人の恋人。唯一の心の拠り所であった。

真理は、財津が大病に侵されており、その治療には一千万円必要だと言われる。真理は母である千尋(演;田中美奈子)にすがるものの、千尋は男のために大金を欲する真理に厳しい言葉をかける。

どうしても、愛する人のために一千万円が必要な真理は絶望の淵に立っていた。そこに死弊の影が真理に近づくのであった・・。

一方、南由夏(みなみゆか)(演:松井珠理奈)若本(演;戸次重幸)は、個別に真理と財津に接触を試みるも相手にされないでいた。
捜査が行き詰った若本の前に伊織(演:柚希礼音)が現れ違法捜査の疑いをかける。若本の取調べを担当する刑事は、なんと死弊について聞きにいった時の元江栗馬村駐在・高山(演:菅原大吉)だった。

由夏に妹の小夢(演:清原果耶)が事故を起こした知らせが入り、駆けつけるも・・・。

「死幣」7話の感想&考察

「死幣」7話の感想&考察

第7話は、愛と欲望がもたらす皮肉な運命が強烈に描かれ、観終わった後もしばらく余韻が残る回でした。

ホラーミステリーとしての恐怖演出に加え、人間ドラマとしての厚みも増した印象です。ここでは印象的だった場面を整理し、テーマ性を考察していきます。

愛ゆえの犠牲が招く皮肉 – “愛は血であり命”の真実

最大の衝撃は、上野真理の悲劇でした。彼女は恋人である財津教授を救うため、母に拒絶され絶望の果てに“死幣”を手にしてしまいます。由夏の制止を振り切り、雨の中で「形のない愛だから大丈夫」と言い残す姿には必死さがにじんでいました。

しかし、その純粋な想いは無情な形で裏切られます。教授に金を断られた直後、偶然が重なってペンが真理の喉を貫き、命を落としました。死幣のルール「そのお金で得たものに命を奪われる」は、愛という抽象的な存在すら逃れられないものだったのです。

本来なら尊いはずの「愛する人のため」という行為が、死幣の呪いに絡め取られることで最悪の結果に転じる。この皮肉が第7話の最も切ないテーマだったといえます。

人間の欲望と死幣の容赦なさ – 呪いのルールと避けられない結末

これまで死幣に手を出した学生たちは、就職資金、整形費用、投資失敗など、それぞれ事情を抱えていました。真理は彼らと違い利他的な動機を持っていたにもかかわらず、同じように呪いに屈して命を落とします。

「使ったら必ず死ぬ」――このシンプルで残酷なルールは、人間の動機を一切問わない徹底ぶりが恐怖を際立たせます。真理が「愛なら死なない」と信じたことすら、結果的には「愛を金で買おうとした」とみなされ、呪いが発動しました。

また、死の演出も“ピタゴラスイッチ”的な偶然の連鎖によって描かれました。日常の小さな出来事が絡み合って最悪の結末に至る様子は、避けられない運命を象徴しています。抗えない宿命感と論理性が、このドラマの独特の恐怖を形作っていると感じました。

由夏の覚悟と今後への期待 – 愛か正義か、究極の選択

第7話終了時点で、財津ゼミの生き残りは由夏一人となりました。さらに妹・小夢が事故に遭い、体に深刻な病気を抱えている可能性が示されます。由夏は妹を守るためにどう行動するのか、最大の試練に立たされています。

もし小夢の治療に多額の金が必要となれば、由夏も死幣に手を伸ばしてしまうのではないか。これまで強い信念で呪いを拒んできた彼女が、最愛の妹の命を前にどこまで抗えるのかは大きな焦点です。

幸い、由夏には若本刑事という協力者がいます。彼は組織からの圧力に屈せず、由夏と共に真相を追っています。第8話以降は財津教授の真意や死幣の根源に迫る展開が予告されており、由夏がどんな決断を下すのか注目せずにはいられません。

まとめ

第7話は、愛と欲望の狭間で揺れる人間の姿を強烈に描き出しました。真理の悲劇は「愛すらも呪いの条件になる」という残酷な真実を突きつけ、由夏には最愛の妹を救うための苦渋の選択が迫られています。人間ドラマとしてもホラーとしても緊迫感を増す物語は、いよいよ終盤戦へ。由夏と小夢、そして死幣の謎がどのような決着を迎えるのか、次回が待ち遠しい限りです。

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