恋が始まるには、時間が足りない。
でも、たった50分だからこそ、嘘をつかずにいられる関係もある。
「50分間の恋人」は、昼休みの50分だけ会う男女が、“弁当30回”という期限付きの約束から恋に落ちていくラブコメディだ。舞台はゲーム会社。仕事、立場、秘密が絡み合う日常の中で、短いランチタイムだけが二人の本音を許す場所になっていく。
ここからは、2026年冬ドラマ「50分間の恋人」の放送情報、あらすじ、見どころ、そして恋の行方を詳しく紹介していく。
2026年1月~3月の日曜ドラマは「50分間の恋人」に決定!

2026年冬クールの日曜よる枠で放送されるのが、伊野尾慧さん×松本穂香さんW主演の「50分間の恋人」です。
放送開始は2026年1月18日(日)で、毎週日曜よる10時15分(22:15)放送。ABCテレビ制作・テレビ朝日系全国ネットで届けられます。
ジャンルは、いわゆる王道ラブコメに“ズレ”のスパイスを効かせた「ズレきゅんラブコメディ」。
AIだけが親友の変わり者イケメンと、仕事に夢中な堅実女子が、昼休みの50分だけ会う不思議な関係から少しずつ距離を縮めていきます。恋の始まりが「弁償の代わりに手作り弁当30回」という“弁当契約”なのも、このドラマならではの設定です。
さらに、放送後の導線も整っており、放送終了後はTVerでの見逃し配信、U-NEXT・Prime Videoでの全話配信も予定されています。
主題歌はHey! Say! JUMPの「ハニカミ」。ドラマの“片想いのエネルギー”や、恋が動き出すドキドキ感を後押しする楽曲として物語を彩ります。
スタッフ面では、脚本は春日小春さん、監督は金井純一さんと中村圭良さんが担当。ゲーム会社が舞台という現代性と、ランチタイムの甘酸っぱさがどう混ざり合うのかも、大きな見どころになりそうです。
ドラマ「50分間の恋人」のあらすじ

主人公の辛島菜帆(松本穂香)は、ゲーム会社「ダブルスターズ」に勤めるキャラクターデザイナー。自分が生み出したキャラクターで人気ゲームを作ることを夢見て社内コンペに挑み続けていますが、なかなか結果が出ず、社長の杏野志麻からも厳しい課題を突きつけられています。
そんな菜帆の唯一の“整う時間”が、昼休み。手作り弁当を持って公園で食べるのが日課です。ところがある日、考え事をしながら歩いていた菜帆は階段を踏み外し、偶然そばにいた男性にコーヒーをぶちまけてしまいます。
その相手こそ、甘海晴流(伊野尾慧)。世界が注目する正体不明の天才ゲームクリエイターで、人付き合いが苦手な無愛想男子。食事はプロテインバー、趣味は盆栽、話し相手はAIアシスタントという、かなり独自の生態を持つ人物です。
最悪な出会いのうえに、晴流の服は30万円もするヴィンテージ品。弁償できずに困る菜帆へ、晴流が持ちかけたのは「弁償金の代わりに弁当を30回作ってほしい」という提案でした。こうして二人は、昼休みの50分間だけ会う関係をスタートさせます。
しかし菜帆はまだ知らない。晴流の正体が、憎きライバル会社「パイレーツ」のトップクリエイターだということを。しかも両社のトップは元夫婦で、私情も絡んで激しく対立しており、関係がバレたらクビもあり得る“秘密の関係”へと転落していくのです。
周囲の人物も、恋の障害として強烈です。
菜帆の上司・渋谷裕太(味方良介)は頼れる先輩で、菜帆に密かに恋心を抱いています。
一方、パイレーツ社長秘書の塩見麗美(秋元真夏)は、晴流を恋のターゲットとしてロックオンし、あの手この手でランチに誘い続ける存在。
恋の舞台が“職場”である以上、日常の中に嫉妬と誤解と隠し事が入り込み、甘いだけでは終わらないラブコメへと発展していきそうです。
ドラマ「50分間の恋人」は原作はある?

本作は、原作小説や原作漫画などの既存作品を映像化したものではなく、オリジナル脚本のドラマです。
脚本は春日小春さんが担当しており、ドラマのためにキャラクター設定や物語構造が一から組み上げられた作品であることが分かります。
ドラマ「50分間の恋人」の予想ネタバレ&考察

ここからは、公開されている設定や相関関係を踏まえた予想です。放送後に印象が変わる可能性もあります。
1:弁当30回は、恋のカウントダウン装置になりそう
二人の関係は「弁当30回」という期限付き契約から始まります。
この設定が巧いのは、回数が減るほど“終わりが近づく寂しさ”が自然に積み上がること。最終盤では、30回目の弁当が「契約の終点」なのか「関係の始まり」なのかが、大きな焦点になりそうです。
2:50分という短さが、逆に“本音の部屋”になる
会社では敵同士で、関係が露見すればすべてが崩れる。だからこそ、昼休みの50分だけは嘘をつかずにいられる。
この“短い安全地帯”が二人の心の避難場所になっていくほど、職場での一言や偶然の遭遇が効いてきます。甘いランチの後に、現実(会社・立場・噂)が追いかけてくる構造が、毎話の起伏を生みそうです。
3:晴流のスランプと、菜帆の夢がリンクする可能性
晴流は会社の稼ぎ頭でありながら、最近はスランプで悩んでいる設定。
菜帆もまた、結果が出ない焦りを抱えている立場です。
この二人が仕事の悩みを共有し始めたとき、恋だけではなく、クリエイター同士の相互救済ドラマとして厚みが増していくはず。菜帆の弁当は、胃袋だけでなく「明日もやってみよう」という気持ちを支える存在になるかもしれません。
4:恋のライバルが、ただの当て馬では終わらない
渋谷は菜帆に恋心を抱く上司で、仕事でも近い距離にいます。
麗美は晴流に猛アタックする社長秘書。
この配置は王道ラブコメの構造に見えますが、今作は会社対立が絡むのがポイント。二人が恋心だけでなく“会社の事情”でも関係を揺らしてくると、秘密恋愛の緊張感が一気に高まりそうです。
5:社長同士の元夫婦サブストーリーが、メインの鏡になる
パイレーツ社長の栗原恭平と、ダブルスターズ社長の杏野志麻は元夫婦で、志麻はパイレーツ社との交流を禁じています。
若い二人の恋が“これから”を描く物語だとすれば、元夫婦は“過去の清算”や“拗れた感情”の象徴。
メインとサブが呼応して、恋の勝ち負けではなく「関係を続けるとはどういうことか」に踏み込んでいく展開が期待できます。
6:AIアシスタント「バディー」は、恋の名脇役になりそう
晴流が作ったAIアシスタント「バディー」は、晴流が本音を吐き出せる数少ない存在。
ラブコメとしては、晴流の気持ちを代弁する役にも、盛大にズラしてしまう役にもなれる万能キャラクターです。二人の距離が近づくほど、バディーの存在感も増していきそうです。
ドラマ「50分間の恋人」のキャスト
相関図などで公開されている主なキャストです(今後追加発表の可能性あり)。
・甘海晴流(あまみ はる)/伊野尾慧
世界が注目する天才ゲームクリエイター。無愛想で人付き合いが苦手。
・辛島菜帆(からしま なほ)/松本穂香
ゲーム会社ダブルスターズのキャラクターデザイナー。手作り弁当が日課。
・渋谷裕太(しぶや ゆうた)/味方良介
菜帆の上司。菜帆に密かに恋心を抱く。
・塩見麗美(しおみ れみ)/秋元真夏
社長秘書。晴流を恋のターゲットに定めている。
・辛島航(からしま わたる)/黒田光輝
菜帆の弟(大学生)。姉の料理を食べに来る甘え上手。
・米田大祐(よねだ だいすけ)/おいでやす小田
パイレーツ社専務。社長の右腕で調整役。
・栗原恭平(くりはら きょうへい)/高橋光臣
パイレーツ社社長。元妻・志麻を強く意識している。
・杏野志麻(あんの しま)/木村多江
ダブルスターズ社社長。元夫・恭平を憎み、交流を禁じている。
・バディー/CV 本多力
晴流が作ったAIアシスタント。
・梨本瞳(なしもと ひとみ)/中田クルミ
志麻の秘書。志麻が暴走しないよう冷静に支える。
・糀谷明愛(こうじや あきえ)/田畑志真
菜帆の会社の後輩。渋谷の恋心に気づいている。
・氷川晃司(ひかわ こうじ)/田村健太郎
晴流の会社の同期。晴流が特別扱いされることが気に入らない。
・大酒咲良(おおさけ さくら)/大仁田美咲
晴流の会社の後輩。麗美のアタックを近くで見ている。

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