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良いこと悪いことのカンタローの正体は?桜井幹太は本当に死んだのか、生存説・黒幕説を徹底考察

良いこと悪いことのカンタローの正体は?桜井幹太は本当に死んだのか、生存説・黒幕説を徹底考察

カンタロー(桜井幹太)は、“消えるのが早すぎたキャラ”として、放送直後からずっと議論の中心にいる存在です。

病室で意識を取り戻した直後に拉致され、車いすのまま焼殺動画が送られ、さらに焼死体まで見つかる――表向きには完全な被害者。しかし、その“見せ方”がどこか不自然で、SNSでも
「死んだように見せかけて生きているのでは?」
「むしろ黒幕側に回っているのでは?」
といった声が止まりません。

また、夢が“消防士”だった少年が、逆に“火”で命を奪われるという象徴的な見立て、そして事件に関わる人々の間で語られる「忘れられた罪」のテーマと、カンタローの存在はどうしても切り離せない位置に置かれています。

彼は本当に死んだのか?
それとも、まだ物語のどこかで息を潜めているのか?

この記事では、生存説・黒幕説・デコイ説まで、カンタローをめぐる全ての可能性を最新話までの描写から徹底的に読み解いていきます。

目次

良いこと悪いことのカンタロー(桜井幹太)とは

良いこと悪いことのカンタロー(桜井幹太)とは

桜井幹太、通称「カンタロー」は、居酒屋「北の桜」を営む店主

あだ名は童謡『北風小僧の寒太郎』に由来しています。小学校の卒業アルバムでは、キングたちと同じく“顔を黒く塗りつぶされた6人”の一人で、タイムカプセルに入っていた「みんなの夢」の絵には“消防士”と描かれていました。

現在の幹太は、同級生たちが集まる“地元の拠点”のような居酒屋を切り盛りしている存在。柔らかい物腰で、キングのように強く前に出るタイプではなく、空気を和ませる係のような立ち位置に見えます。

そんな彼が、一連の“夢見立て事件”の2番目のターゲットとして襲われるのが物語序盤の大きな転機。昼間に店が火事になり、幹太は意識不明の重体に。しかし命は助かり、病室でキングに向かって「ターボーがした約束を、今でも覚えている」と語る場面が描かれます。

ところがその直後、幹太は病室から何者かに連れ去られ、廃ビルで車いすに座らされたまま灯油をかけられ、頭に袋を被せられた“焼殺動画”がキングのスマホへ送信されます

後に現場から焼死体が見つかり、「カンタロー死亡」と判断されることに。

表向きは完全に“被害者”。ただ、扱いがやけに意味深で、「このまま終わるキャラじゃないだろう」という気配を随所に残しています。

カンタロー(桜井幹太)についての考察

幹太は、キングたち六人組の中でも“もっとも普通で、もっとも揺らいでいる人”として描かれているように感じます。

小学生時代、園子をいじめる側にいたメンバーの一人でありながら、能動的に仕掛ける加害者というよりは、“空気に流されて笑ってしまうタイプ”。

弱さや曖昧さを抱えた、ごく一般的な“弱い大人”の原型のような存在です。卒アルで顔を塗りつぶされていることからも、園子の視点では“許せない過去を持つ一人”としてカウントされているのは確か。

現在の幹太は、居酒屋のカウンター越しに同級生たちを迎え、キングの愚痴を受け止め、ターボーの話を聞き出す“聞き役”に回っています。あの頃の後悔や約束を共有しながら、少しずつ自分自身も過去と向き合おうとしているように見える。

そして象徴的なのが、“消防士”という彼の夢

本来は火事から人を助ける存在であるはずが、“火事によって命を狙われる被害者”へと反転させられる。この逆転は、物語全体のテーマである「良いことと悪いことが入れ替わる世界」を、幹太という一人のキャラクターに凝縮したモチーフになっています。

さらに、意識を取り戻した幹太が語る「ターボーが覚えていた約束」。あの会話は、幹太自身が“過去を清算したい側”へと歩み寄っていることを示すパートでもあります。

まとめると幹太は、

  • 過去には加害側にいた
  • しかし今は後悔と向き合い、贖罪の方向へ動こうとしている
  • それなのに犯人に“見立て殺人の駒”として二度利用されてしまう

という、「罪と赦し」のテーマを体現する重要キャラであると考えられます。

カンタロー(桜井幹太)は亡くなっている?

ここが最も意見の割れるポイントです。

物語の描写を素直に受け取るなら、

  • 病室から拉致された
  • 廃ビルで灯油をかけられ、袋を被せられて焼殺
  • 後に焼死体として発見

という流れで“死亡”とされています。

しかし問題は、その描き方。

  • 顔が袋で隠されていて本人か確認できない
  • 火がつく瞬間に“間”のあるカメラワーク
  • ニュースの言い方が「カンタローの車いす“とみられる”ものが…」など曖昧

――こうした要素が、「本当に彼なのか?」という疑念を生んでいます。

SNSでも、

「映ってない一瞬で“別の遺体”に切り替えている可能性がある」
「袋と車いすだけ本人のもので、中身は別人では?」

といった考察が多く見られます。

逆に、別の考察では、

  • 第1回の火災は幹太殺害が目的ではなく“火事を起こすこと”が目的
  • 幹太が「仕込み中に寝落ちしただけ」と証言しており、眠らされた形跡もない
  • 自作自演にしてはリスクが高く、途中で生存してしまった時点で破綻する

といった理由から“カンタロー生存説・黒幕説”を否定する論も出ています。

結論として現段階で言えるのは、

  • 物語上は「死亡扱い」
  • だが演出・言い回しに“生存を匂わせる揺らぎ”がある
  • 生存説も、黒幕側に寝返った説も、まだ完全には排除されていない

という、非常に“おいしい曖昧な位置”に置かれたキャラクターだということです。

カンタロー黒幕説はある?

では、幹太が「真犯人」や「黒幕」であるという説は、どこまで成立するのか。

視聴者や考察系サイトの一部では
「カンタローは実は死んでおらず、事件の裏で糸を引いているのでは」
という説を推す声が一定数あります。

根拠として挙げられている主なポイントは次の通りです。

  • 一度目の火災で生還したにもかかわらず、その後わざわざ別のルートで連れ去られ、動画つきで“処刑”されるという扱いの重さ
  • 「消防士」という夢を持っていた幹太が、逆に“火で殺される”見立てをされている点があまりにも象徴的で、むしろ“何かを隠すためのデコイ”に見えること
  • 序盤で退場したキャラにしては各話での存在感や情報量が多く、後半で再登場してもおかしくないこと

もし幹太が黒幕だった場合、動機として考えられるパターンは大きく二つあります。

  1. 自分の加害の過去を許せず、仲間たちを極端な形で裁こうとしている“自己罰型の復讐”
  2. 昔から真犯人サイドの人物と深く繋がっていて、自分の“死”すら利用しながらキングや園子を追い詰めようとしている“共犯型の黒幕”

ただし、個人的には「完全な黒幕」として成立させるには、幹太の人物描写があまりにも素直で誠実すぎると感じています。

  • 病室でキングに語ったターボーとの約束
  • 火災のあとも、“誰かのせい”ではなく、あくまで自分の不注意や疲労を口にする謙虚さ

こうした描写は、視聴者の信頼を集めるための“ミスリード”として利用されている可能性もゼロではありませんが、ここまで積み上げてきた幹太の“善性”を黒幕化でひっくり返すには、相当強い脚本上の覚悟が必要です。

さらに、このドラマにはすでに

  • イマクニの今國
  • 東雲晴香
  • 博士=森智也
  • ターボー

といった、黒幕候補としての十分な怪しさを備えた人物が揃っています。ここにさらに「実は生きていた幹太黒幕説」まで重ねると、群像のバランスとしては過密になりすぎる懸念もあります。

そのため、現時点での自分の結論としては――

  • 幹太黒幕説は“可能性としてゼロではないが、メイン黒幕として採用するにはやや過剰”
  • もし生きて再登場するのなら、“真犯人に利用されていた被害者”もしくは“ラストの真相を握る証人”という立ち回りの方がしっくりくる

という位置づけに落ち着きます。

カンタロー(桜井幹太)のキャストは工藤阿須加さん

カンタローを演じているのは、俳優の工藤阿須加さん

1991年生まれで、父は元プロ野球選手・工藤公康さん。俳優デビュー後は、大河ドラマ『八重の桜』や『ルーズヴェルト・ゲーム』『家売るオンナ』『なつぞら』『ニッポンノワール』など、多種多様なジャンルの作品で“好青年から謎めいた男”まで幅広い役柄を演じてきた実力派。

工藤さんの持つ 爽やかさと繊細さの両立 は、今回の幹太役に非常に合っており、

  • 過去にいじめの片棒を担いだ“弱さ”
  • 今は居酒屋のカウンターに立ち、仲間の心を受け止める“優しさ”
  • そして事件に巻き込まれ、視聴者の前から早々に姿を消す“儚さ”

この三つが複雑に絡む難役を、柔らかく丁寧に表現していました。

工藤阿須加さんが演じることで、カンタローは単なる被害者ではなく、「戻ってきてほしい」と願いたくなる人物として立ち上がっているように見えます。

カンタロー(桜井幹太)についてまとめ

最後に、幹太に関するポイントを簡潔に整理します。

  • 小学生時代は園子をいじめていた六人組の一人
  • 現在は居酒屋「北の桜」の店主で、夢は“消防士”
  • 1度目の火災で重体 → 生還
  • その直後に拉致 → 焼殺動画 → 焼死体発見という“二度狙われる被害者”構造

一方、描写の曖昧さから

  • 生存説
  • 黒幕説

といった多くの考察が生まれているキャラクターでもあります。

個人的には、幹太はこのドラマの“善と悪の境界線”を象徴する人物だと感じています。

  • 過去に誰かを傷つけた側
  • 今はその過去を正そうとした矢先に理不尽に飲み込まれる側

どちらの側にも立ってしまう“弱くて優しい人間”を体現しているからこそ、彼の生死は物語のテーマそのものに直結しているはずです。

もし生きていた場合、物語は大きく動く。
もし本当に亡くなっているなら、それはキングたちにとって“決定的な罪との対峙”につながる。

どちらに転んでも、幹太が物語に残す痕跡は深く、最終盤での扱いには最大級の注目が集まります。

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