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【家政夫のミタゾノ】シーズン3第2話のネタバレ感想&考察。“美人姉妹社長”の嘘、恋がビジネスに食われる夜

【家政夫のミタゾノ】シーズン3第2話のネタバレ感想&考察。“美人姉妹社長”の嘘、恋がビジネスに食われる夜

シーズン3の第2話は、キラキラした“美人姉妹社長”の物語から始まります。
外から見れば、努力と成功を体現したような完璧な女性たち。けれどその家の中には、見た目では隠しきれない焦りと疲れ、そして嘘が静かに積もっていました。

恋に見えたものは、いつの間にか交渉に変わり、救いに見えた出会いは、計算ずくの罠へと姿を変えていく。
第2話は、愛されたい気持ちと、生き残るための選択が絡み合ったとき、人はどこまで自分を偽ってしまうのかを突きつけてきます。

「女は見た目が10割」というミタゾノの一言が、ただの毒舌では終わらない。
美しさを武器にする人、夢を見る人、そしてその裏で削られていく人の心まで、容赦なく映し出す回でした。

※ここから先は、第2話の結末までを含むネタバレで進みます。未視聴の方はご注意ください。

目次

家政夫のミタゾノ(シーズン3)2話のあらすじ&ネタバレ

家政夫のミタゾノ(シーズン3)2話のあらすじ&ネタバレ

シーズン3の第2話は、キラキラした“美人姉妹社長”の裏で、誰が何を隠して生きているのかを、ミタゾノさんが容赦なく剥がしていく回でした。恋愛ドラマみたいな入り口なのに、進むほどに恋がビジネスに飲み込まれていって、私は笑いながらも何度も胸がザワついたんです。

今回の派遣先は、父が創業したハム会社「ミツワハム」を引き継ぎ、“100年に一度の美人すぎるキャリアウーマン姉妹”として世間の注目を集める三ツ輪姉妹。姉の公子(社長)と妹の沙織(副社長)――外から見れば完璧で、成功者で、努力の象徴みたいな存在。だからこそ、家の中で滲み出る“疲れ”と“焦り”が痛かった。

ミタゾノさんがぽつりと放つ「女は見た目が10割」という言葉も、ただの毒舌じゃなくて、この回では現実の刃みたいに刺さります。見た目を武器にするしかない人、見た目に夢を見たい人、見た目に縛られて壊れていく人。全員がどこかで嘘をついていて、でもその嘘がないと生きていけない…そんな空気が濃かったです。

“違約金1億円”の誓約書から始まる派遣、豪邸の笑顔が怖い

むすび家政婦紹介所の仕事は、家事をしながら家庭の汚れも落とすこと。だけど今回の家は、玄関に入る前からもう「汚れ」が見えていました。三ツ輪家に到着したミタゾノさんと光くんが最初に渡されるのは、守秘義務の誓約書。しかも「秘密を漏らしたら違約金1億円」という、笑えない数字。

普通ならサインする手が震えるのに、ミタゾノさんは涼しい顔でさらさらと記入し、平然としている。もっと怖いのが、そのハンコ。光くんのものを勝手に押してしまうんです。本人が気づいたときの顔が、もう子犬みたいで可哀想なんだけど、でもこのドラマって、こういう“巻き込まれ体質のピュアさ”が一番危ないんですよね…。

家に入ると、広いリビング、統一されたインテリア、高級感のある調度品。どこを見ても“成功者の家”。でも、そこにいる姉妹の笑顔が、柔らかいのに冷たい。社長としての笑顔、カメラに向ける笑顔、そのままの硬さで、家政夫にも家族にも接しているように見える。私はこういう笑顔を見ると、「休める場所がない人なのかな」って勝手に心配してしまう。

光くんは、姉妹のオーラに当てられてテンションが上がりっぱなし。だけど姉妹は、光くんの目の輝きを“ファン”として受け止めて、さらっと距離を取る。その温度差もまた、成功者の孤独みたいで少し切なかったです

クローゼットの違和感と、お茶こぼし事件――“レンタルセレブ”がバレる

ミタゾノさんはいつものように掃除を口実に、家の中を細かく観察していきます。そして早々に見つけるのが「クローゼットの違和感」。あれだけ表に出る姉妹なのに、よそ行きの服がほとんど見当たらない。華やかに見せている人ほど、服は“たくさん”あるはずなのに、そこが空っぽなんです。

そんな中で起きるのが、お茶こぼし事件。秘書の佳乃の不注意で、光くんが準備したお茶が、公子のシャツにかかってしまう。もうこの瞬間、空気が凍ります。公子の視線が刺さる。沙織が無言で圧をかける。佳乃が青ざめて固まる。私は、見ているだけなのに胃が縮みました。

でもミタゾノさんは慌てない。さっと対応して場を収め、シミを最小限に抑える。ここで明らかになるのが、公子のジャケットや姉妹のバッグが、実は“レンタル品”だったという事実。タグや管理の痕跡が見えてしまい、「優雅な生活」が借り物だと露呈するんです。

レンタルが悪いわけじゃない。むしろ合理的で賢い選択でもある。だけど姉妹の場合は、借り物で自分を飾り、“持っているフリ”をすることで生き残ろうとしている。私はこの瞬間、彼女たちの美しさが急に“鎧”に見えました。

光くんはピュアなので、「合理的で素敵です!」みたいに前向きに捉えようとするんだけど、私はその無邪気さに胸が痛くなる。だって、彼女たちは合理性で選んだんじゃなくて、追い詰められて“そうせざるを得なかった”顔をしていたから

経営難の「ミツワハム」――最後の賭けは“玉の輿婚”

表向きは“美人姉妹が引っ張る快進撃”。でも実態は、ミツワハムの経営は火の車。銀行の融資も思うように下りず、資金繰りはギリギリ。姉妹の焦りは、家の空気をピリピリにしていきます。

そして彼女たちが掴もうとする“最後の賭け”が、玉の輿婚。ここで登場するのが、神山総合物産の御曹司・神山章一。資産100億とも噂される、誰が見ても「逃したくない」相手です。

公子は以前、街中で神山とぶつかったことがあり、その“偶然の出会い”がまるで運命みたいに語られる。恋って、本当にこういう偶然に弱い。私も正直、少しだけ期待してしまったんです。「シンデレラストーリーの皮をかぶったミタゾノ回って、どう転ぶんだろう」って。

でも、ここでミタゾノさんが見せる冷めた目が、すでに答えでした。恋に見えるものほど、計算が混ざっている。運命に見えるものほど、誰かが段取りしている。そういう匂いを、ミタゾノさんは最初から嗅ぎ取っている気がしました

執事姿の光くん&“エプロン二人羽織”で女子力偽装…笑えるのに苦しい

神山を家に招くことになった姉妹は、光くんをタキシード姿の執事に変身させます。光くん本人は真剣なのに、視聴者から見ると状況がコントすぎて、私は笑ってしまう。でも笑った直後に、笑えなくなるんです。だってこれは“見せかけるための労力”で、誰かが無理をしている証拠だから。

公子は「家庭料理を振る舞える女」を演じなきゃいけないのに、家事はからっきし。そこでミタゾノさんが“女子力の影武者”として使われます。台所で公子の背後にぴったり張り付いて、まるで二人羽織のように手を動かし、公子が料理しているように偽装する。エプロン二人羽織の絵面がシュールすぎて、笑いが止まらないのに、同時に「ここまでしないと愛されないの?」って胸がギュッとなるんです。

神山が台所を覗きに来て、「女性が料理するところを見るのが好き」と言うのも、甘いようで残酷。見るのが好きって、つまり“見せて”ってこと。人の労力や汗や焦りを、心地いい映像として消費する言い方にも聞こえてしまって、私は引っかかりました。

しかも神山は、用意していた“肉じゃが”に対して、「10歳までフランスで暮らしていたから、フランスの家庭料理が食べたい」と言い出す。ここで姉妹は大パニック。だけどミタゾノさんが機転を利かせ、肉じゃがを“キッシュ風”にアレンジして場を乗り切るんです。

肉じゃがを卵と合わせて焼くと、別物みたいに見える。嘘を上から塗って、形を整えれば、それっぽくなる。私にはこの料理の変身が、そのまま姉妹の人生の比喩に見えました

玄関に落ちた写真――“美人姉妹”の正体がチラついていく

食事はなんとか成功し、神山も公子に好印象を抱いたように見える。公子も甘い声で距離を詰めて、まさに「恋が始まる」空気。ここまで来ると、私も一瞬だけ「上手くいくのかな」と思ってしまうんです。追い詰められた人が、救いを掴む瞬間って見たいから。

でも帰り際、神山が玄関先で一枚の写真を拾ってしまう。写っていたのは、ぽっちゃりした三人の女性。今の公子・沙織・佳乃を思わせる、過去の影。佳乃は必死に誤魔化してその場を取り繕うけれど、神山の目が一瞬だけ鋭くなる。ここが怖かった。優しい王子様の目じゃなくて、獲物を見極める目だったから。

神山が去ったあと、姉妹の態度が豹変するのも、胸が痛い。さっきまで神山の前で“上品で優しい姉妹”だったのに、佳乃に対しては冷たく詰め寄る。「余計なものを落とした」「何を隠してるの」と責める声が、家の中を冷やしていく。

この時点で私は分かってしまいました。姉妹がいちばん怖がっているのは、会社の秘密じゃない。過去の自分たちがバレること。今の美しさが“作られたもの”だと知られること。つまり、見た目の崩壊なんです

実は“三ツ輪姉妹”は二人じゃない。秘書の佳乃こそ、隠された三女だった

ここで明かされるのが、この家の最大の“見せかけ”。三ツ輪姉妹は二人姉妹ではなく、佳乃も含めた三姉妹だったんです。

世間に出ているのは、公子と沙織の二人。佳乃は秘書として裏方に徹し、姉二人の指示に従うだけの存在に見える。でもそれは「家族の役割分担」じゃなくて、もっと残酷な格差でした。

三姉妹はもともと普通の見た目だった。そこから“美人姉妹”として生き残るために、二人は整形で外見を作り直した。けれど佳乃だけは予算が足りず、変われなかった。だから表に立てない。姉二人は佳乃の働きを当然のように搾り取り、佳乃は自分が家族なのか使用人なのか分からない場所に押し込められる。

私、この構図がいちばん苦しかったです。外見を変えるためにお金が必要で、お金を得るために外見が必要で、その無限ループの中で、人はどんどん心を削っていく。佳乃が「私だって変わりたかった」と言えないまま働き続ける姿が、静かに泣いているみたいで。

光くんは相変わらずピュアで、「三人で力を合わせて会社を支えていたんですね!」といい方向に解釈しようとする。でも萌は、どこかで「女が整形するのは、自分の欲望のため」とバッサリ。こういう対比が、シーズン3の面白さでもあるなと思いました。理想と現実、夢と欲望、優しさと残酷さが同じ画面に並ぶから、見ている私の感情が追いつかない。

甘い告白の正体は罠。「選んだのは佳乃」から始まる買収劇

物語が一気に転ぶのは、神山の“告白”です。神山が花束を抱えてやってきて、「大切な人が誰か分かった」と言う。ここ、普通ならキュンとする場面のはずなのに、私は先にゾワッとしてしまった。完璧すぎる告白って、怖いんです。言葉が綺麗すぎて、相手の心の弱いところにピタッと刺さる形をしている。

神山が選んだのは、公子ではなく佳乃。姉二人に踏みにじられてきた佳乃にとって、「君が必要だ」という言葉は、麻薬みたいに甘い。受け入れてしまうのも分かるし、私だって一瞬「佳乃が救われるなら…」と願ってしまった。

でも神山の目的は恋じゃなかった。佳乃からミツワハムの財務状況を聞き出し、株を買い占め、会社を買収してしまう。最初から“会社を手に入れる”ために近づいたんです。

この瞬間の佳乃の痛みを想像すると、息が詰まる。恋って、人生を変える魔法にもなるけれど、人生を奪う罠にもなる。愛されたい気持ちが強いほど、利用されやすい。その現実が、あまりにも生々しく描かれていました

社長就任パーティで暴露合戦、嘘が嘘を呼ぶ“姉妹戦争”の終着点

舞台は神山総合物産の社長就任パーティへ。新社長として挨拶を始める神山の前に、三姉妹が乱入し、ここから地獄の暴露合戦が始まります。

まず明かされるのは、ミツワハムが借金だらけになった“根っこ”。父親の代から粉飾決算が行われ、数字を盛って会社を大きく見せていた。そのツケが今になって回ってきていて、姉妹は見栄を守るために必死になっていた。

続いて沙織は、融資を得るために銀行員と関係を持っていたことまで暴かれる。佳乃は佳乃で、神山との親密な会話の内容をぶちまけてしまう。公子も公子で、父の遺言状を偽造して自分に有利な形を作っていたことが露呈する。

誰が正義で誰が悪か、もう分からない。全員が自分を守ろうとして、全員が誰かを踏みにじっている。だけど私は、ここまで来て初めて、三姉妹が“同じ場所で本音を晒した”気がしました。綺麗な言葉で仲良し姉妹を装っていた頃より、醜い本音をぶつけ合う今のほうが、どこか救いがある。嘘の絆より、傷だらけの本音のほうが、まだ手当てできるから。

結局、社員たちも姉妹に呆れて離れ、会社は神山に飲み込まれる。シンデレラストーリーなんてどこにもなくて、王子様だと思っていた相手は、平気で人の弱さを踏む“狼”だった。私は後味の悪さに震えながらも、「これがミタゾノだよね」と妙に納得してしまいました。甘い夢だけは絶対に残さない。

ラストの家事テクが、人生の比喩みたいに刺さる――換気扇の汚れと三姉妹

全部が壊れたあと、ミタゾノさんは三姉妹に“掃除のやり方”を伝えます。換気扇の頑固な油汚れは、台所用洗剤・重曹・焼酎を合わせると落としやすい、と。

これって、そのまま三姉妹の話なんですよね。美貌を武器にする姉、交渉で戦う妹、実務を回す佳乃。どれか一つが偉いんじゃなく、三つが噛み合って初めて“家庭”も“会社”も回るのに、彼女たちは互いを下げて、互いを恨んで、結局全員が失った。

ミタゾノさんは、いつも全部壊して終わりじゃない。壊したあとに、生活の最低限の知恵を置いていく。派手な成功も、甘い恋も、嘘のキラキラも全部剥がれる。でも、汚れを落とす方法だけは残る。明日を生きるための小さな手順だけが、手元に残る。

私はこのラストが苦いのに好きでした。「女は見た目が10割」なんて言葉が飛び交う回だったのに、最後に残ったのは、換気扇の油汚れみたいにベタついた本音と、それを落として空気を入れ替えるためのやり方。三姉妹が、もう一度ちゃんと深呼吸できる日が来るといいな…って、勝手に願ってしまう回でした

家政夫のミタゾノ(シーズン3)2話の豆知識・家事情報

第2話は、「キラキラして見えるものほど、裏側はベタベタしている」みたいな回でした。見た目も、恋も、会社の経営も、そしてキッチンの換気扇も……。だからこそ、劇中で出てくる家事ワザがめちゃくちゃ“象徴的”で、私は思わずメモを取りたくなりました。

服についたシミを落とす方法

この回、ちょっとしたハプニングで服に飲み物がかかってしまう場面があって、「うわ、それ最悪!」って気持ちになった人、多いはず。仕事中の白シャツとか、お気に入りのブラウスとか、ああいうのって“汚れた事実”よりも、“焦り”がダメージ大きいんですよね。

そこで使えるのが、「蒸しタオル+酸素系漂白剤」で“押し出す”シミ抜き。

用意するもの

  • フェイスタオル(薄手だと扱いやすい)
  • 酸素系漂白剤(粉末でも液体でも。色柄物OKタイプが安心)
  • 電子レンジ

手順

  1. フェイスタオルを水で濡らして、軽く絞る
  2. そのタオルを電子レンジで温めて、蒸しタオルを作る(熱いので火傷注意)
  3. シミがある部分の“裏側”に蒸しタオルを当てる
  4. 水で溶かした酸素系漂白剤を、シミ部分に優しくなじませる
  5. 表側からもタオルごと包み込むようにして、押し当てる(こすらないのがポイント)

こうすると、汚れが“下に敷いた蒸しタオルへ移動する”形で落ちていきます。こすって広げるより、ずっとキレイにいきやすい。

注意点(ここ大事)

  • デリケート素材や高級素材には向かないことがあるので、まずは目立たない場所で試すのが安心
  • シミは“時間が勝負”。早いほど落ちやすいので、できればその日のうちに

私自身、シミ抜きって「結局クリーニング頼み…」って諦めがちだったんですけど、こういう“押し出す発想”は、家でできる救済感があるなって思いました。

換気扇の油汚れの落とし方

そして第2話の家事情報で、個人的にいちばん刺さったのがこれ。換気扇やコンロまわりの油汚れって、目に入るたびにテンション下がるのに、放置してしまう罪悪感もセットでついてくるんですよね……。

劇中で紹介されるのは、**「食器用洗剤+重曹+焼酎」**のブレンド。

用意するもの

  • 台所用洗剤(食器洗剤)50ml
  • 重曹 50g
  • 焼酎 25ml
  • ゴム手袋
    -(混ぜる用の容器:ペットボトルやボトル容器が便利)

手順

  1. 容器に「洗剤50ml+重曹50g+焼酎25ml」を入れて混ぜる
  2. 油汚れのところに塗る
  3. ゴム手袋でこする(必要なら少し置いてから)

“作ったら塗ってこするだけ”というシンプルさがいい。気合いを入れて大掃除じゃなくて、「今日5分だけやろう」が成立するレベルなのが、私にはすごく助かります。

安全のためのひとこと

  • 焼酎=アルコールなので、火のそば・加熱直後の熱い場所には使わないほうが安心
  • 換気しながら、手荒れ防止で手袋もセット推奨

2話の家事ワザが“刺さる”理由

この回って、姉妹それぞれが「自分ひとりで勝とう」とすると空回りして、裏切り合って、どんどん泥沼になっていくんです。でも最後に出てくる家事情報が、「一見バラバラな3つのものも、合わせれば強くなる」っていう話で。

換気扇の油汚れって、まさに“積もり積もったもの”の象徴みたいで、私はちょっと胸が痛くなりました。
落としたいなら、ひとつの力に頼らず、ちゃんと混ぜて、手を動かす。それって人間関係にも、人生にも、すごく似てるなって思います。

家政夫のミタゾノ(シーズン3)2話の感想&考察

家政夫のミタゾノ(シーズン3)2話の感想&考察

第2話は、最初から最後まで“女の怖さ”と“女の切なさ”が同居していて、私は笑いながらも、ずっと胸のどこかがザワザワしていました。見終わった後、スカッとしたはずなのに、なぜか疲れてて。たぶんそれって、「これは他人事じゃない」って、どこかで思っちゃったからなんだと思います。

シンデレラみたいな出会いが、最初から“作り物”なのが最高に皮肉

冒頭の“片方の靴”は、誰がどう見てもシンデレラ。鐘が鳴るような演出まであって、甘い恋が始まる予感しかしないのに……この回の面白さって、そこから一気に「恋愛ファンタジーを、現実の泥で塗りつぶす」ところにあります。

そもそも公子が狙っているのは、恋じゃなくて“会社の延命”。しかも相手は資産100億の御曹司。
恋のふりをして、未来を買いにいく。ロマンチックの皮をかぶせても、動機が生々しすぎて、私は笑いながら「怖っ」って声が出ました。

でも同時に、そこまで追い詰められてるってことでもあるんですよね。会社は倒産寸前で、融資も通らない。焦りがあって、プライドがあって、見栄があって……その全部が“婚活”という形で噴き出してくる

「秘密を漏洩したら違約金1億円」って、もうその時点で怪しいのに…

家に入った瞬間、誓約書を書かされる異様さ。しかも“違約金1億円”。
このドラマって、最初から「この家、絶対ヤバいよ」って看板を立ててくれるから、視聴者の私は安心して疑えるんですよね。だって怪しすぎるもん。

そして、村田光の印鑑を勝手に押す三田園。あれは笑った。笑ったけど、光くんの“振り回される才能”がかわいそうで、かわいくて、複雑でした。

光くんって、ピュアでロマンチストで、女の子のキラキラを信じるんですよね。だからこそ、この回の地獄に巻き込まれると、見てるこっちがハラハラする。
「お願いだから、変な女に騙されないで」って、親戚の気持ちになっちゃいました。

“よそ行きの服がないクローゼット”が、めちゃくちゃ切ない

三田園が見つける、クローゼットの違和感。よそ行きの服が一切ない。
それってつまり、彼女たちが“本当の自分の生活”を持ってないってことなんですよね。生活のベースがなくて、全部が演出。全部が仕事。全部が商品。

レンタルの服やバッグで武装して、サクラみたいな人たちに囲まれて、握手会みたいなことまでして。
私はそこで、笑いより先に、少しだけ悲しくなりました。

だって、見た目を守るために、お金も気力も削れていくってことだから。
キラキラって、維持費が高い

「女は見た目が10割」——刺さるし、腹も立つし、でも分かってしまう

この回、めちゃくちゃ嫌な言葉が出てきます。「女は見た目が10割」みたいな、バッサリ切るやつ。
私は正直、ムカつきました。ムカついたのに、完全否定もできなくて、さらにムカつきました。

見た目だけでジャッジされる場面、女の人生には多すぎる。
恋愛も、仕事も、SNSも、第一印象が強すぎる。だから彼女たちは、整形という手段まで選んだ。

もちろん、整形=悪じゃない。
でも「整形しないと勝てない(と思わされる)世界」が、もう既に怖いんですよね。
私はそこに、笑えないリアルを見ちゃった気がしました。

佳乃の存在が一番しんどい。三姉妹だと分かった瞬間、空気が変わる

この回のいちばんの爆弾は、秘書・佳乃が“三女”だったこと。

公子と沙織が“美人姉妹”として売られている一方で、佳乃は裏方。しかも二人だけが整形して、佳乃だけが取り残された形になっている。
これ、言葉にすると簡単だけど、胸に落ちると苦しいやつです。

「整形するお金が足りなかった」っていう設定も、残酷すぎる。
美しさが“努力”じゃなくて、“資金力”で決まる側面があるって、笑いに包んで見せてくるのが、逆に痛い。

佳乃が強気になる瞬間、ちょっとスカッとするのに、すぐに「この子も傷ついてる」って分かってしまう。
だから私は、彼女の表情を見るたび、心が忙しかったです。

エプロン二人羽織の爆笑の裏で、「家庭的」の押し付けが見える

神山章一が「家庭料理が好き」「料理してる姿が好き」みたいなことを言う流れ、最初は“王子様っぽい”のに、よくよく考えると、かなり都合がいい。

そこで出てくる“エプロン二人羽織”は、ギャグとしては最高。
公子が料理できないのを、三田園が背後から操る。あのシュールさ、声出して笑いました。

でも同時に、「家庭的に見せなきゃ愛されない」って構図が、ずっと張り付いていて。
それがこの回の恋愛の怖さなんだと思います。
相手に合わせるほど、恋が“自分を削る作業”になっていく。

しかも公子は、神山にぐいぐい行きすぎて失敗する。ホテルのキーを出すあたり、私は「あー…やっちゃった…」って顔を覆いました。
焦ると、全部が雑になる。恋って、ほんと残酷

神山章一は王子様じゃなく、最初からオオカミだった

この回、いちばん気持ちいい裏切りはここ。
“御曹司=王子様”の皮をかぶっていた神山が、実は買収目的で近づいていた。

公子も沙織も佳乃も、それぞれ計算して相手を落とそうとしてるのに、もっと大きい計算で狩りに来てる男がいた、っていう構図。
女のドロドロを見せられてたはずが、最後に「一番やばいの、男じゃん」ってなるのが、めちゃくちゃ痛快でした。

そして私は、光くんが一番ショック受けてるのを見て、ちょっと可哀想になっちゃった。
ピュアな人ほど、こういう現実を食らうと立ち上がれないよね……って。

みんなクズ。でも、三姉妹の“結託”だけは、心の底から気持ちよかった

ここまで散々、裏切って、騙して、罵って、地獄みたいになったのに。
最後に三姉妹が結託して、神山の就任パーティーで“全部暴露”する展開、最高でした。

粉飾決算で借金だらけだったこと。
不倫のこと。
甘い口説き文句が使い回しだったこと。

それを“自分たちの口で”言うのがいいんですよね。誰かに暴かれるんじゃなく、暴く側に回る。
恥をさらしてでも、相手の嘘を壊しにいく。
それって、めちゃくちゃ強い。

私はあの瞬間、「うわ、女って怖い……」じゃなくて、「女って、ここまで踏ん張れるんだ」って思ったんです。
傷ついたぶん、しぶとくなる。恥をかいたぶん、強くなる。
それが三姉妹の“再スタート”に見えました。

家事ワザが“人生の比喩”になって終わるのが、ミタゾノの真骨頂

三田園が最後に教える、換気扇の掃除方法。
洗剤・重曹・焼酎。バラバラに見えるものが合わさると、強い洗浄力になる。

この一言って、三姉妹そのものなんですよね。

  • 見た目担当の二人(公子・沙織)
  • 実務担当の佳乃
  • れぞれが抱えたコンプレックス
  • それぞれが持ってる嫉妬

全部が噛み合った瞬間だけ、相手に勝てる。
だから私は、この家事ワザを聞いた時、なぜかちょっと泣きそうになりました。家事って生活の話なのに、人生の話に聞こえたから

この回が今見ても刺さるのは、「キラキラが正義」の時代だから

SNSで映える生活、映える恋、映える仕事。
それを守るために、嘘を盛って、無理をして、心を削ってしまう。
第2話の三ツ輪家って、まさにそれの極端な姿で、私は笑いながら「分かる…」って思っちゃったんですよね。

キラキラは、嘘でも作れる。
でも、嘘で作ったキラキラは、誰かの嘘に食われる。

だから最後に、三姉妹が“全部さらして”立て直していく結末が、私はすごく好きでした。
綺麗じゃない自分も含めて、生き直す。
恋も仕事も人生も、結局そこからしか始まらないんだって、妙に背中を押された気がします

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