ドラマ「リブート」は、人生をやり直す物語ではありません。
人生を“偽装”して生き延びる物語です。
妻の死を知らされ、さらに自分が殺人犯に仕立て上げられていく早瀬陸。彼が選んだ道は、逃亡でも告発でもなく、捜査責任者である刑事・儀堂歩になりすまして生きることでした。顔を変え、名前を捨て、嘘を重ねることでしか辿り着けない真実がある──そんな世界が、このドラマには描かれています。
本記事では、ドラマ「リブート」の全話あらすじをネタバレ込みで整理しながら、妻・夏海の死の真相、闇資金を巡る構図、警察内部の腐敗、そして最終回で早瀬が選ぶ“再起動の形”を丁寧に読み解いていきます。
【全話ネタバレ】ドラマ「リブート」のあらすじ&ネタバレ

妻の失踪から2年半、遺体発見でパティシエ早瀬陸は妻殺しの容疑者に。
息子と母を残し、公認会計士・一香の提案で悪徳刑事・儀堂に顔を変え、監察官の監視と裏社会の中で無実と真犯人を追う極限の再起動サスペンス。
ここからは1話から最終回までについて1話ずつネタバレを紹介します。
1話の予想:妻の死で人生が“強制リブート”される
冒頭で描かれるのは「壊れていない日常」
第1話の軸になるのは、「妻の死」という一点で人生が強制的に書き換えられる瞬間です。
公式あらすじの時点で、かなり重たい構図が提示されています。
ハヤセ洋菓子店を営む早瀬陸は、2年半前に突然姿を消した妻・夏海の帰りを、息子の拓海、母の良子とともに待ち続けている。そこへ捜査一課の刑事・儀堂歩が現れ、山中で見つかった白骨化遺体が検視の結果、夏海だと断定されたことを告げる。この一報で、陸たちの“待つ日常”は完全に終わる。
第1話の前半は、あえて事件を動かさず、家族の温度を丁寧に積み上げるはずです。
陸は息子を励まし、体調に不安を抱える母を気遣いながら、明るく店を切り盛りしている。公式でも、彼の原動力が「家族への愛」だと明言されている以上、ここを雑に飛ばすことはしない。
だからこそ、妻の死が“確定”した瞬間が強烈に刺さる。視聴者に「この家を壊さないでくれ」と願わせた直後に、サスペンスへ突き落とす構成になると見ています。
中盤の山場は葬儀——夏海の「別の顔」が立ち上がる
物語が大きく動くのは葬儀の場面です。
ここで一気に、夏海の“職場の匂い”が濃くなる。
ゴーシックスコーポレーションの顧問弁護士・海江田勇が、弔問の場で不可解な質問を投げかけてくる。さらに、代表の合六亘、その部下である冬橋航、財務担当の幸後一香まで顔をそろえる。
弔問としては、あまりにも不穏な人選です。
この時点で視聴者に伝えたいのは、夏海の死が「家庭内の悲劇」では終わらないという事実。
事件はすでに、会社と裏社会、さらに警察内部までを巻き込む構造に接続している。第1話は、その宣告を葬儀という場で行う回になるはずです。
合六という存在が示す「事件を作れる側」
ここで重要になるのが、合六亘という人物像です。
彼は闇資金をロンダリングし、政財界に太いパイプを持つ、いわゆるダークバンカー。金も人も動かせるし、必要なら「事件の形」そのものを作ることができる側の人間です。
海江田が探ってくるのは、おそらく夏海が残したデータや証拠、あるいは「誰に何を渡したか」という点。質問が抽象的で不可解であるほど、そこに触れてはいけない地雷が埋まっていることが伝わる。
葬儀は弔いの場であると同時に、「回収作業の現場」として描かれる可能性が高いです。
後半は転落パート——陸が“犯人にされる”まで
第1話後半で描かれるのは、陸が犯人に仕立て上げられていく過程です。
捜査一課の刑事・足立翼らが夏海のパソコンなどを押収し、ある証拠をもとに、陸に妻殺しの容疑がかかる。
ここで視聴者が疑うのは、陸の人格ではありません。
「その証拠は、どう作られたのか」という点です。
パソコンは、ログ、履歴、送金記録など、いくらでも“それらしい証拠”を生み出せる道具。だからこそ怖いのは、誰がどのタイミングで触れる権限を持っていたか。
足立自身は正義感のある若手刑事として紹介されているため、彼女が黒幕とは限らない。ただ、彼女が何を掴まされ、どう信じ込まされるのかが、今後の展開を左右する鍵になります。
ラストで回収される「リブート」という言葉
第1話のラストで、物語はタイトルをはっきり回収します。
幸後一香が陸に持ちかけるのは、「儀堂歩として顔を変え、別人として生きるリブート」という提案。陸は家族と過去を捨て、儀堂になりすます決断を下す。
ここは、変身の爽快感ではなく、「愛のために自分を捨てる痛み」を前面に出す場面になるはずです。
一香は合六の会社の公認会計士であり、財務担当役員。儀堂のことも知っており、顔を変える手配までできる立場にある。ただし、彼女の真意は読めない。
陸を助けたい味方なのか、合六側の駒として動かしたいのか、それとも自分自身も追い詰められた共犯者なのか。第1話では、あえて答えを出さず、違和感だけを残すと見ています。
「顔が変わる」ことで物語のルールが成立する
顔を変える以上、施術者が必要になります。
整形外科医・桑原瞳が「早瀬の人生に思いがけない形で関わっていく人物」とされている以上、1話か2話で、リブートの現実味を担う存在として登場するはずです。
顔が変わる=物語のルールが成立する瞬間。
ここは演出上の見せ場になり、視聴者に「この世界では、ここまでやる」というラインを示す重要な場面になります。
新しい人生は「自由」ではなく「監視」から始まる
ただし、リブートした瞬間に自由が手に入るわけではありません。儀堂には、監察官・真北正親の執拗な視線が待っている。
真北は表向きは明るく社交的だが、鋭い観察眼を持ち、距離を詰めながら相手を疑うタイプ。儀堂を疑っているようで、あえて馴れ馴れしく接近してくる。
第1話の締めは、「新しい人生が始まった」ではなく、「新しい人生は、監視と嘘から始まる」という感触で終わるはずです。
1話でチェックしたい伏線になりそうなポイント
・海江田が葬儀で探っていた不可解な質問の中身
・冬橋航が弔問に現れた本当の理由
・幸後一香が陸に肩入れする動機の正体
・パソコン押収から容疑が固まるまでの具体的な手順
・真北正親が疑っているのは「儀堂の悪徳」か、それとも「儀堂の中身」か
公式でも「全員が嘘を抱える物語」と示されている以上、第1話はそのルールを視聴者に叩き込む回になるはずです。
まずは、「誰の嘘が一番大きいのか」を見極めるところから、この物語は始まります。
2話以降について:後ほど更新
後ほど更新
ドラマ「リブート」の主要キャスト

まずは公式の相関図や人物設定を踏まえつつ、「誰がどの陣営にいて、物語の中で何を動かす人物なのか」を文章で整理します。
サスペンスは、登場人物の立ち位置が把握できるだけで、考察の精度が一段深まります。
主人公と“リブート”計画の中心人物
早瀬 陸/儀堂 歩(鈴木亮平)
早瀬陸は「ハヤセ洋菓子店」を営むパティシエ。失踪していた妻・夏海の死が判明し、さらに自分が妻殺しの犯人に仕立て上げられていく。潔白を証明し真犯人に辿り着くため、捜査責任者である刑事・儀堂の“顔”に変わって生きる=人生をリブートする決断を下す。
一方の儀堂歩は、警視庁捜査一課で帳場を預かる立場の刑事だが、実態は裏社会とつながる悪徳刑事。主人公が「善と悪、二人分の人生」を背負う構図が、このドラマの大きな軸になっている。
幸後 一香(戸田恵梨香)
合六が率いるゴーシックスコーポレーションの公認会計士で、財務担当役員も務める人物。早瀬の妻・夏海と同じ会社で働いていた縁から、夏海の死を追う早瀬に手を貸し、儀堂になり代わるリブート計画を支える存在。ただし公式設定でも「謎が多い」とされており、味方なのかどうかは最後まで揺さぶられそうな人物。
幸後 綾香(与田祐希)
一香の妹で、難病を抱え長期入院中。一香が献身的に病室へ通い続けている存在で、「一香の行動原理」を読み解くうえで非常に重要な鍵を握っている。
早瀬家
早瀬 夏海(山口紗弥加)
早瀬陸の妻で、拓海の母。ゴーシックスコーポレーションで会計コンサルタントとして働き、金や数字の流れに精通していた人物。物語は彼女の失踪、そして死とされる出来事から動き出すため、夏海が何を掴み、どこまで踏み込んでいたのかが、全話を貫く核心になりそう。
早瀬 拓海(矢崎 滉)
母の死、そして父が殺人容疑をかけられることで日常が一変する少年。祖母・良子と共に懸命に生きようとする存在で、早瀬が「すべてを捨てる決意」をする最大の理由そのもの。
早瀬 良子(原田美枝子)
陸の母。息子と共に店を切り盛りし、孫を見守りながら、陸の葛藤にも敏感に気づく“母の強さ”を持つ人物。家族ドラマとしての感情の受け皿を担う場面が多くなりそう。
警察サイド
真北 正親(伊藤英明)
“警察の中の警察”と呼ばれる監察官。目をつけられたら警察人生が終わるとも囁かれる存在で、儀堂を疑うように距離を詰めてくるのが不気味。早瀬が儀堂になり代わった瞬間から、最も危険な天敵となる。
寄居 俊(藤田ハル)
真北と行動を共にする部下。真面目で誠実、職務に責任感を持つタイプだが、「寄居の言動が真北の真意を隠すこともある」とされており、真北の本音を読みにくくするフィルター的存在にも見える。
足立 翼(蒔田彩珠)
儀堂班の若手刑事で、正義感が強い。儀堂の動きを最も近くで支え、同時に最も近くで追う立場として、「何を掴むのかが重大な鍵になる」とされている。視聴者の目線を代弁する存在になりそう。
寺本 恵土(中川大輔)
儀堂の直属の部下。正義感はあるが出世欲は薄く、悪徳刑事の捜査にも飄々と協力するタイプ。味方にも敵にも転び得る“空気の読めなさ”が、物語上の不安要素になる。
三上 章大(池田鉄洋)
捜査一課の係長で、儀堂の上司。警視庁内で浮きがちな儀堂を信頼する数少ない人物で、現場の温度を整えるバランス感覚を持つ。ブレーキにも庇い役にもなり得る立場。
ゴーシックスコーポレーションと裏の組織
合六 亘(北村有起哉)
表の顔は飲食・ホテル事業を手がけるゴーシックスコーポレーション代表。裏では闇資金をロンダリングし、政財界に太いパイプを持つダークバンカーとして暗躍する。目的のためなら手段を選ばない人物として、最重要の黒幕候補。
海江田 勇(酒向 芳)
ゴーシックスの顧問弁護士。名義貸しなどの実務を担い、腕は立つが評判は悪いタイプ。第1話から早瀬に不可解な質問を投げかける存在で、夏海の死の焦点を握る人物になりそう。
菊池 瑛介(塚地武雅)/安藤 貴司(津田篤宏)
合六の裏組織の幹部。マネーロンダリングなど実務を担うラインで、金の流れ=事件の流れを掌握している立場。表には出ないが、すべてを知っているタイプの厄介な存在。
冬橋 航(永瀬 廉)/霧矢 直斗(藤澤涼架)
冬橋は子ども支援のNPO職員という表の顔を持ちつつ、裏では合六直属の実行役で、儀堂への連絡係兼監視役。
霧矢は冬橋のバディで、明るいコミュニケーション能力を持つ一方、命令には忠実。二人が敵になるのか味方になるのかで、物語の温度が大きく変わるポジション。
マチ(上野鈴華)
NPO法人「しぇるたー」の代表。冬橋に特別な愛情を持ち、時には裏仕事にも関わる存在とされている。善意の場所と闇が接続している点が、このドラマの怖さを象徴している。
儀堂の私生活と、リブートを現実にする存在
儀堂 麻友(黒木メイサ)
儀堂の妻だが、数年前から別居中。栄養士として働いており、早瀬がリブートした“中身の違う儀堂”と接触することになる。最も早く違和感に触れる可能性が高い存在。
桑原 瞳(野呂佳代)
ひとみ美容形成クリニック院長の整形外科医。“顔を変える”という設定を物語として成立させる重要人物で、早瀬の人生に思いがけない形で関わっていく。
このキャスト配置を見るだけでも、「善と悪」「家族と組織」「表の顔と裏の顔」が複雑に交差する構造がはっきり見えてきます。ここを押さえておくと、各話の伏線や裏切りがかなり読みやすくなるはずです。
ドラマ「リブート」の最終回の結末予想

ここからは、あくまで現時点での予想です。放送が進めば、確定情報に合わせて更新する前提になります。
ただし、公式が提示している材料はかなり揃っているため、「どう終わるのが一番ロジカルか」を逆算することは可能です。鍵になるのは 「愛のため」 と 「全員嘘つき」。この2つが、最終回で同時に回収されると見ています。
結末予想の結論
僕の本命は、この着地です。
- 黒幕(本命):合六亘
- 夏海殺害の理由(本命):夏海が“金の流れ”を掴み、闇資金の核心に触れたため
- 早瀬陸の結末:冤罪は晴れるが、「儀堂になりすました代償」を背負い、家族と“新しい形の再起動”へ
- 幸後一香の結末:味方寄りではあるが、最後は自分の目的(妹のため)と罪を清算する立場に立つ
この結末が有力だと考える理由は、登場人物の配置そのものが「そこへ向かうように」設計されているからです。
なぜこの終わり方が最も濃いのか
まず合六亘は、表の顔として飲食・ホテル事業を展開する一方で、裏では闇資金をロンダリングする支配者側の人物として描かれています。
金と人を動かせる黒幕が用意されている以上、最終回が「夫婦間のすれ違いが原因でした」という小さな話に収束する可能性は低い。
次に決定的なのが、夏海の設定です。
彼女は会計コンサルタントで、数字や金の流れに精通している。闇資金を扱う側から見れば、「最も消したいタイプの人間」であることは明らかです。
さらに、合六の下には実務担当が明確に置かれています。
菊池や安藤といった人物がマネーロンダリングなどの実務を担うラインとして配置されており、「金 → 実務 → 現場」という事件を動かす導線がすでに揃っている。
そして冬橋の存在。
表の顔はNPO職員、裏では合六の実行役であり、儀堂への連絡係兼監視役。物語を動かす“手足”の役割が、最初から明示されています。
これらを踏まえると、最終回は
「夏海が掴んだ金の証拠」
「合六の支配網」
「警察内部の腐敗(儀堂)」
「監察官・真北の介入」
この順で、一気に回収してくる展開が最も自然です。
最終回で回収されそうな要点チェック
最終回を予想するうえで、特に注目しているポイントは以下です。
夏海が何を見たのか
会計コンサルとして、ゴーシックスのどの数字、どの資金の流れに触れてしまったのか。
幸後一香の本当の目的
妹・綾香を救いたいという思いが強く、一香にとって綾香は唯一心を許せる存在。この関係性が、彼女の行動原理の核になるはずです。
本物の儀堂の弱点
儀堂麻友が別居中で、早瀬がリブートした儀堂と接触する。麻友が、儀堂の過去や家庭、痛点を握っている可能性は高い。
真北は敵か味方か
監察官として儀堂を疑い続ける真北が、最終的に早瀬を捕まえる側になるのか、それとも合六と儀堂の腐敗を摘発する側に回るのか。
冬橋と霧矢の寝返りの瞬間
実行役であり監視役の冬橋と、そのバディである霧矢が最後にどちらを向くのかで、結末の後味は大きく変わります。
早瀬最大の嘘=自分は誰か
顔を変えて生きる主人公という設定上、最終回の最大の山は「真犯人の正体」以上に、「早瀬が家族にどう真実を告げるか」になると見ています。
対抗シナリオ
本命以外で、可能性として考えられるのは次の2つです。
対抗案:真北が黒幕側、あるいは黒幕と結託している
監察という立場は、摘発も隠蔽もできる。儀堂を追い詰める動き自体が浄化ではなく、主導権を奪うためだった、という反転は十分あり得ます。
大穴:夏海は死んでいない
物語の根幹が「でっちあげ」「嘘」「偽装」にある以上、遺体鑑定や証拠そのものが操作されていた可能性も考察としては残る。もしこの展開を選ぶなら、最終回のクライマックスは、早瀬と家族の再会になります。
要点整理
黒幕予想の本命は合六亘
夏海は金の流れに触れた可能性が高く、会計コンサル設定が最大限に効いてくる
最終回は「犯人の回収」と「家族への真実告白」の二段構えになりやすい
「愛のために嘘をついた人間たち」が、最後にどんな真実と向き合うのか。
その答えが、このドラマの最終回になるはずです。
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