2026年1月期の日曜劇場は、タイトルからして強烈な新作ドラマ「リブート」。
主演は鈴木亮平。物語の軸になるのは、“顔を変えて別人として生き直す”という、日曜劇場でも屈指に過激な設定です。
物語は、心優しいパティシエだった男が、ある日突然「妻殺しの犯人」に仕立て上げられるところから始まります。無実を証明する術を奪われ、社会的に追い詰められた主人公が選んだのは、事件を追っていた悪徳刑事そのものになりすますという禁断の選択でした。
善良な市民が、裏社会と警察の闇を知る“別人”として生きる。
愛する家族のために、正義も倫理も越えていく——それが「リブート」です。
この記事では、ドラマ「リブート」の基本情報をはじめ、あらすじ・原作の有無・キャスト・物語の注目ポイントまで、最初に知っておきたい情報をまとめて紹介します。
これから視聴を考えている人も、放送前に世界観を掴みたい人も、まずはここからチェックしてみてください。
2026年1月〜3月の冬の日曜劇場は「リブート」に決定!

2026年1月期(1月〜3月放送)のTBS日曜劇場は、鈴木亮平主演の新ドラマ「リブート」に決定しています。
物語のキーワードは 「顔を変える=リブート(再起動)」。
妻殺しの罪を着せられた平凡なパティシエが、事件を追う悪徳刑事になりすますことで真実に迫っていく、スピード感のあるエクストリーム・ファミリーサスペンスです。
放送開始は 2026年1月18日(日)。放送枠は毎週日曜よる9時で、初回は25分拡大(21:00〜22:19)が予定されています。
キャッチコピーは「愛のためなら。」。
主人公がどこまで自分を捨て、どこまで他人になれるのか。愛と罪、正義と偽りが交錯する重厚な物語が描かれそうです。
また、見逃し配信はTVer・TBS FREEに加え、U-NEXTでも行われる予定で、リアルタイム視聴が難しい人でも追いやすい体制が整えられています。
ドラマ「リブート」のあらすじ…どんな話?

主人公・早瀬陸は、家族とともに「ハヤセ洋菓子店」を営む、心優しいパティシエ。
しかし2年半前、妻・夏海が突然失踪してしまいます。行方不明のまま時間だけが過ぎ、ある日、捜査一課の刑事・儀堂歩が陸の前に現れます。
儀堂は淡々と告げます。
「山中で白骨化した遺体が見つかった。検視の結果、遺体はあなたの妻だ」
突然の死の宣告に混乱する陸。
さらに葬儀の場では、夏海が勤めていた企業「ゴーシックスコーポレーション」の顧問弁護士・海江田勇から、意味深な質問を投げかけられます。
ゴーシックスは、表向きはホテルや飲食業を営む企業ですが、代表の合六亘は裏社会ともつながる“別の顔”を持つ人物。葬儀には、合六の部下・冬橋航、財務担当の公認会計士・幸後一香の姿もあり、陸の周囲には次第に不穏な空気が広がっていきます。
追い打ちをかけるように、捜査一課は夏海のパソコンなどを押収し、ある証拠をきっかけに陸に「妻殺し」の容疑がかけられます。
身に覚えのない罪を着せられ、社会的にも精神的にも追い詰められる陸。
そんな陸に、幸後一香はとんでもない提案を持ちかけます。
それは、刑事・儀堂歩になりすまして生きるという選択――顔を変え、身分を奪い、別人として事件の核心に入り込む「リブート」でした。
しかし、儀堂という男は裏社会とも通じる悪徳刑事。
警察内部からも監視される存在で、“警察の中の警察”と呼ばれる監察官・真北正親が、常に疑いの目を向けています。
陸が選んだ再起動の道は、最初から命綱のない綱渡りでした。
ドラマ「リブート」は原作はある?

結論から言うと、ドラマ「リブート」に原作(小説・漫画など)はありません。
脚本を手がけるのは 黒岩勉。
本作は黒岩氏による完全オリジナル脚本で、構想には約3年を要したとされています。
黒岩氏は、サスペンスの緊張感と人間ドラマの熱量を同時に描く作風で知られていますが、今回はそこに
「顔を変える=人生を再起動する」という、極めて強い設定をぶつけてきました。
先の読めない展開と、家族愛を軸にした感情の揺れが同時に走る点は、オリジナル作品ならではの醍醐味と言えそうです。
ドラマ「リブート」の予想ネタバレ&考察

ここからは、現時点で公開されている情報をもとにした予想・考察です。
実際の放送内容とは異なる可能性があります。
考察ポイント1:最大の謎は「夏海はなぜ消え、なぜ殺されたのか」
物語の起点は、夏海の失踪と死です。注目したいのは、事件が単なる夫婦間のトラブルとして描かれていない点。
夏海の勤務先であるゴーシックスコーポレーション、そして合六亘を中心とする人物関係が、物語の背骨として配置されています。予想としては、夏海が「見てはいけないもの」に触れてしまった可能性が高い。
資金の流れ、裏の事業、組織内部の犯罪――
その“偶然の目撃”が、失踪と死につながったと考えると、全体の構図が見えてきます。
考察ポイント2:「陸が儀堂になる」ことは近道であり最大の危機
陸が儀堂として生きる最大のメリットは、捜査権限と情報への近さです。しかし同時に、それは最大のリスクでもあります。
監察官・真北は、表向きは穏やかに接しながら、常に鋭い観察眼で儀堂を監視する人物。その部下・寄居も含め、陸は常に「バレる可能性」と隣り合わせです。
捜査を進めるほど矛盾は増え、矛盾を消すために“本物の儀堂の悪”に踏み込んでいく。真犯人だけでなく、「自分が自分でなくなる恐怖」そのものが敵になる構造が予想されます。
考察ポイント3:儀堂の妻・麻友が“違和感の爆弾”になる
儀堂の妻・麻友は、別居中でありながら夫を愛している女性として紹介されています。外見は同じでも中身が別人になった“リブート後の陸”と、日常的に接触していく存在です。
予想される展開は大きく2つ。
- 麻友が、陸の違和感に最速で気づく側になる
- あるいは気づきながらも「気づかないフリ」をして、別の目的で動く
麻友は、味方にも敵にもなり得るスイッチ役として、物語を一段加速させる存在になりそうです。
考察ポイント4:幸後一香は「最大の味方」にも「最大の裏切り者」にもなる
一香は、陸に手を貸し、顔を変える計画にまで関わる重要人物。しかしその真意は、現時点では明確にされていません。
彼女がゴーシックス関係者として葬儀に姿を見せている点を踏まえると、
- 夏海の元同僚としての贖罪
- 会社の秘密を守るための利用
- 合六側の駒としての役割
どの可能性も否定できません。
一香は「リブートを可能にした人物」であると同時に、「リブートを終わらせられる人物」でもある。
終盤で物語の緊張感を一気に引き上げる存在になると考えられます。
考察ポイント5:裏組織バディ(冬橋×霧矢)は“敵”で終わらない
冬橋航と霧矢直斗は、合六の命令で儀堂を監視する役割を担うバディ。
しかし2人は、単なる実行役や敵の手先では終わらない気配があります。
冬橋は暴力性と目的意識を抱えた人物として描かれ、霧矢も軽さの裏に感情を抱えるキャラクター。監視する側とされる側、その関係性が逆転したとき、物語のスリルは一気に増すはずです。
ドラマ「リブート」のキャスト
ここでは、発表されているキャストを役柄とともに整理します。(敬称略)
主演・物語の中心
- 早瀬陸/儀堂歩:鈴木亮平
善良なパティシエと悪徳刑事という二面性を演じ分ける。物語上は“なりすまし”も含む三重構造の主人公。 - 幸後一香:戸田恵梨香
公認会計士。陸に手を貸しながらも真意が読めないキーパーソン。
早瀬家・儀堂家
- 早瀬良子:原田美枝子
陸の母。洋菓子店を支える強い母親。 - 早瀬拓海:矢崎滉
陸と夏海の息子。母の死と父への疑いに翻弄される。 - 儀堂麻友:黒木メイサ
儀堂の妻。別居中ながら夫を想い続ける。
警察サイド
- 真北正親:伊藤英明
監察官。“警察の中の警察”として儀堂を監視。 - 足立翼:蒔田彩珠
捜査一課の若手刑事。正義感が強い。 - 寺本恵土:中川大輔
捜査一課の刑事。 - 三上章大:池田鉄洋
捜査一課係長。 - 寄居俊:藤田ハル
真北の部下。
闇組織・ゴーシックス
- 合六亘:北村有起哉
表と裏を知り尽くす組織のトップ。 - 海江田勇:酒向芳
顧問弁護士で裏組織幹部。 - 菊池:塚地武雅
組織幹部。 - 安藤:津田篤宏
組織幹部。 - 冬橋航:永瀬廉
表と裏の顔を持つ実行役。 - 霧矢直斗:藤澤涼架
冬橋のバディ。

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