火曜ドラマ「じゃあ、あんたが作ってみろよ」は、2025年10月〜12月に全10話で放送され、鮎美と勝男がお互いの“当たり前”を料理を通して見直していく物語は、ドラマとしてきれいに一区切りを迎えました。
一方で、原作漫画はまだ物語が進んでおり、「ドラマのその後」やスペシャルドラマの可能性を期待する声も高まっています。
ここでは、現在わかっている公式情報やこれまでの報道、そしてドラマのテーマ性から見える“続編の行方”をまとめていきます。
ドラマ版は10話で一応完結済み

まず大前提として、地上波で放送されたドラマ版は10話で物語として完結しています。
最終回では、鮎美と勝男が「復縁するかどうか」だけでなく、
- 自分の人生を自分で選び直すこと
- “恋人ファースト”や“亭主関白”ではない、新しい距離感を模索すること
こうしたテーマについて、それぞれが自分の答えを見つけています。
ラストは典型的なハッピーエンドというよりも、“これからの人生が再び動き出す入口”のような終わり方。
だからこそ視聴者に「この先、2人はどう歩んでいくんだろう?」と想像させる余白が生まれ、自然と「スペシャルで続きが見たい」という声が広がっている状況です。
ドラマの1話〜10話の話についてはこちら↓

原作漫画はまだ連載中|ドラマの先のストーリーも控えている
この作品の原作は谷口菜津子さんによる同名漫画で、2023年から電子雑誌「comicタント」で連載がスタート。単行本は現在5巻まで刊行されています(2025年12月時点)。
原作はまだ“完結”しておらず、物語としてもドラマ最終回のその先が描かれている段階です。
ドラマ版は原作の魅力を踏まえつつも、「料理をきっかけに価値観を見直す再生ロマンスコメディ」という軸を強めたアレンジが施されています。そのため、
ドラマ最終回の“その後”を、原作の新エピソードや設定をもとに描くスペシャルドラマという形は実現しやすく、制作側にとっても十分に可能性のある展開と言えます。
原作について詳しく知りたい方はこちら↓

続編スペシャルの公式発表はまだ|女性自身の「制作決定」報道からわかること

まず前提として、TBS公式サイトでは現時点で「じゃあ、あんたが作ってみろよ」のスペシャルドラマに関する正式なリリースは出ていません。放送日時やタイトルも未発表のままです。
一方で、女性自身が2025年12月10日に公開した記事では、ドラマ最終回(9日放送)直後のタイミングで、テレビ局関係者の証言として「スペシャルドラマの制作が決定している」と報じました。記事冒頭に「関係者によると、スペシャルドラマの制作が早くも決定したという」と明記されており、少なくとも“企画・制作ベースでは動き出している”というのはかなり濃厚と言えます。
さらに、この内容は複数のニュースサイトにも同時配信されており、単なる噂ではなく、ひとつの確度の高い情報として広がっている状況です。
ただし同記事内では、TBS側に問い合わせたものの「期日までに回答はなかった」と記されていて、公式コメントは得られていません。
つまり現状は、
- 制作サイドの“関係者レベル”ではスペシャル制作が動いている
- ただし局としての正式発表はまだ出ていない
という、いわゆる“報道レベルでは決定、公式にはノーコメント”という段階です。
「2027年正月」って本当?本文のニュアンスを読む
女性自身の記事のラストには、
- スペシャル制作について局に問い合わせても回答はなかった
- 2027年の正月にまたふたりに会える日が待ち遠しい
という流れで一文が添えられています。
ここは少し解釈が分かれるところです。
制作決定については「関係者によると」という確度のある書き方なのに対し、2027年正月という日付については“編集部としての期待・見立て”に近いトーンで記述されています。
つまり
「2027年正月の放送が公式に決まった」
というわけではなく、
- 企画としてはすでに動いている
- TBSの番組編成的に、正月のスペシャル枠が最有力
- スケジュール的に空いているのが2027年正月あたり
といった背景を踏まえた“かなり踏み込んだ予想”と捉えるのが妥当です。
実際、TBSはヒットした連ドラのスペシャル版を年末年始に放送することが多く、直近では「不適切にもほどがある!」のスペシャルが2026年1月4日の新春枠で放送予定です。
そこに「じゃつく」最終回の時期(2025年12月)を重ね合わせると、
- 2026年正月枠はすでに他作品で埋まっている
- 企画・脚本・キャスト調整などの準備期間を考えると、約1年後の2027年正月が現実的
という読みが自然で、女性自身の「2027年正月」という表現も、業界の編成サイクルを踏まえた“本気度の高い予測”と受け取ることができます。
現時点での結論:公式発表前だけど「スペシャルは来る」と見ていい
ここまでを整理すると、
- 公式サイトには一切情報が出ていない
- ただし女性自身が“関係者談”として制作決定を報道
- その内容は複数メディアに配信されている
- TBSの編成サイクル的に「2027年正月のスペシャル枠」は十分ありえる
という状況です。
視聴者目線での受け止め方としては、
「公式発表待ちではあるものの、“スペシャルが制作される可能性”はかなり高い」
くらいの温度が最も現実的でしょう。
放送時期については、
女性自身が挙げた“2027年正月”は業界的に理にかなった予測だが、確定情報とはまだ言えない
という位置づけで見ておくのが安全そうです。
スペシャルドラマがあるなら、どんな“新たな道”が描かれる?

もし本当にスペシャルドラマが制作されるなら、どんな物語になるのか。
本編10話のラストは、“ひとまずここで一区切り”という形で、鮎美も勝男もそれぞれの道を歩き始めています。そこから素直に考えると、スペシャルで描かれそうなのは、
- 別々の場所で、それぞれが仕事や暮らしをアップデートしていく姿
- 新しい職場や新しい人間関係の中で揺れる気持ち
- それでも料理を通じてどこかでゆるくつながり続ける距離感
といった、「元カップルが大人として再会していく過程」ではないかと思います。
このドラマは公式の説明でも、“当たり前を見直しながら成長していく二人の再生ロマンスコメディ”と位置づけられています。
そのため、再び同棲に戻るとか、完全な元サヤに戻るというよりは、
- 仕事や生活の基盤はそれぞれ別
- でも、人生の節目には思い出したように一緒にご飯を作る
そんな「新しい家族でも恋人でもない関係」を丁寧に描くスペシャルになる可能性は高そうです。
過去の話をもう一度見たい方はこちら↓

スペシャルで二人は復縁する?個人的には“別々の幸せ”路線と予想
一番気になるのは、
「スペシャルで、鮎美と勝男はヨリを戻すのか?」
というポイントですよね。
個人的な予想としては、
- 完全な恋人同士としての“復縁”はそこまで可能性が高くない
- ただし、今よりもう少しだけ距離が縮まる可能性は十分ある
このくらいのバランスに落ち着く気がしています。
というのも、本編が一貫して描いてきたのは、
- 家事と恋愛の「当たり前」を疑うこと
- 誰かに尽くすことで自分をすり減らさないこと
- 一度壊れた関係を、同じ形でやり直さないこと
といった、“生活のリアル”に根ざしたテーマでした。
もしスペシャルで完全復縁・ストレートなハッピーエンドにしてしまうと、
「結局、戻るのが正解だったの?」
と、本編が積み重ねたメッセージを薄めてしまう危険もあります。
そのため、スペシャルがあるとしたら、
- 「一緒にいたい」と思える瞬間は確かにある
- でも昔のような関係ではなく、ちゃんと話し合い、境界線を引き直す
- 結果として“恋人”というラベルより、“人生の大切なパートナー”に近い距離感に落ち着く
そんな、“復縁とは違う、新しい関係性の着地点”が描かれる可能性が高いと感じています。
視聴者としては「完全復縁」を見たい気持ちも、「別々の道でもいい」という納得も両方抱えながら、スペシャルの発表を待つ時間になりそうです。
まとめ|今は公式発表待ち。ただ、この作品なら“続き”を見届けたい
まとめると、
- ドラマ本編は10話で物語として完結している
- 原作漫画はまだ連載中で、その後の展開が控えている
- 最終回前には総集編SPも放送されている
- 公式サイトで続編スペシャルの放送日時はまだ発表されていない
- 一方で、女性誌が「スペシャルドラマ制作決定」を報じており、実現の可能性は高い
- スペシャルがあるなら、“新たな道”を歩く二人と、その周囲の人たちの物語が描かれそう
- 完全復縁よりも、“別々の幸せ+ゆるくつながる関係”に落ち着く可能性が高い
という状況です。
公式から正式に発表が出たら、放送日時や内容を随時アップデートしていきたいと思います。
あのキッチンに、もう一度ふたりが並ぶ日が来るのか——楽しみに待ちながら、今は原作漫画と本編の見返しで、もう少しだけ余韻を味わっていたい気持ちです。

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