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患者の涙に感動!「19番目のカルテ」(ドラマ)第1話のあらすじ・ネタバレ感想

患者の涙に感動!「19番目のカルテ」(ドラマ)第1話のあらすじ・ネタバレ感想

日曜劇場『19番目のカルテ』がついにスタートしました! 第1話から心温まるストーリーに思わず涙してしまい、早くも胸を掴まれた方も多いのではないでしょうか。

専門医だらけの現代医療の中で、「病気ではなく人を診る」新しい総合診療医を描く本作は、想像以上に心に響く医療ドラマ。

患者の痛みや想いに真正面から寄り添う徳重先生(松本潤)の優しさに、テレビの前で「こんな医者がいてくれたら…!」と感激してしまいました(笑)。

さらにゲスト患者役・仲里依紗さんの熱演も相まって、第1話からハンカチ必須の感動回に。今回はそんな『19番目のカルテ』第1話を、見どころ・あらすじ・ネタバレ・感想の流れでご紹介します。

目次

「19番目のカルテ」第1話の見どころ…「人を診る医療」がここにある

「19番目のカルテ」第1話の見どころ…「人を診る医療」がここにある

1話目から様々な魅力的なシーンがありました。ここからは魅力を書いていきます!

仲里依紗の迫真演技に涙

原因不明の激痛に苦しむ患者・百々(もも)が「やっと病気だって言える」と涙するシーンは圧巻。

痛みは本物なのに誰にも信じてもらえなかった彼女が、病名を告げられて救われる姿には思わずもらい泣き…。仲里依紗さんの鬼気迫る演技が孤独と安堵をリアルに表現していて心を揺さぶります。

徳重先生の丁寧な問診スタイル

「何でも治せる医者はいない」と断言しつつ、徳重先生が武器にしているのは手術や薬ではなく“患者の話を聞く力”。

一見雑談のような会話から病気の本質を見抜く診察スタイルがとても新鮮で、従来の医療ドラマとはひと味違う魅力になっています。

医師と患者の信頼関係

松本潤さんと仲里依紗さんは12年ぶりの共演。二人のシーンには特別な化学反応が感じられました。診察室で手を取り合う場面では、言葉以上に“人を診る医療”の本質が伝わってきて胸が熱く…。患者と医師の間に生まれる信頼の瞬間こそ、本作最大の見どころです。

「19番目のカルテ」第1話のあらすじ

「19番目のカルテ」第1話のあらすじ

日本の医療は高度に専門分化され、現在18の診療科に分かれています。しかし症状が複雑だと「どの科に行けばいいのか分からない」「各科をたらい回しにされる」といった問題も生じていました。

そこで新しく誕生したのが、19番目の診療科「総合診療科」。まだ世間にも医師の間にも十分知られていませんが、魚虎(うおとら)総合病院は院長・北野栄吉(生瀬勝久)の独断で新設を決定。院長は「新しい医師」の到着を今か今かと待ちわびていました。

そんな中、病院では2人の厄介な患者が問題を抱えていました。デザイナーの黒岩百々(仲里依紗)は全身の痛みに苦しんで来院したものの、検査では「異常なし」とされ、わずか10分で診察終了。「気のせいじゃないの!?」とまで言われ、苛立ちと絶望を隠せません。

一方、骨折で入院中の高齢患者・横吹順一(六平直政)も「喉が痛い」と訴えますが、担当の整形外科医・滝野みずき(小芝風花)では専門外。横吹は「医者のくせに風邪も治せないのか!」と嫌味を言い放ち、医師と患者の間には不信感が募っていきます。

忙しさに追われて十分に患者と向き合えない医師たちと、自分の訴えを理解してもらえない患者たち。院内には重苦しい空気が流れていました。

そんな中、病院にひとりの医師が現れます。徳重晃(松本潤)――魚虎病院が新たに迎えた総合診療医でした。院長は歓喜するものの、外科部長の東郷康二郎(池田成志)は「医療はなるべくして今の形になった」と冷ややか。総合診療科そのものに懐疑的で、徳重の存在を快く思っていません。

異端児のように登場した徳重先生は、周囲の反応をよそに早速患者のもとへ。専門医でも原因不明の百々の痛み、そして横吹の訴えにどう向き合うのか――。やがて、患者も医師も予想しなかった感動のドラマが始まっていきます。

「19番目のカルテ」第1話の簡単なネタバレ

「19番目のカルテ」第1話の簡単なネタバレ

着任早々、徳重先生(松本潤)は入院中の横吹(六平直政)の異変を見逃しませんでした。

突然呼吸困難を起こした横吹を耳鼻科へ連れて行こうとする滝野(小芝風花)を制止し、徳重は冷静に問診を開始。骨折時の状況や発症時の様子を詳しく聞き出すと「倒れる直前、左肩に締め付けられるような痛みがあった」との証言が。徳重はこれを心筋梗塞の兆候と即座に見抜き、準備を整えて緊急処置へ。おかげで横吹は一命を取り留め、“喉の痛み”の真の原因を突き止めたのは総合診療医だったのです。

一方、全身の痛みに苦しむ百々(仲里依紗)も転機を迎えます。これまで「異常なし」と言われ続け、自暴自棄になっていた彼女ですが、徳重の診察を受け入院。誰もしてくれなかった徹底的な問診と検査を受けることになりました。無数の注射痕に気づいた徳重が「右腕から採血しましょうか」と声をかけると、百々は涙ぐみ、徳重は「頑張られたんですね」とねぎらいます。その優しさに救われながら、彼女は改めて診断に向き合いました。

全身の圧痛点チェックや血液検査の結果、ついに病名が判明。診断は「線維筋痛症」。痛みがあるのに異常が見つからない難病ですが、丁寧に除外診断を重ねた末に辿り着いた答えでした。

「わかったんだ。やっとこれで、病気だって言える!やっと、やっと!!」

涙ながらに叫ぶ百々。誰にも信じてもらえず「気のせい」と扱われてきた彼女にとって、病名がつくこと自体が救いでした。徳重は「治療法はあります。時間はかかりますが、一緒に頑張りましょう」と優しく声をかけ、今まで孤独に苦しんできた百々の肩を支えます。

こうして総合診療医・徳重晃は、専門医が見つけられなかった病を見抜き、初診から二人の患者を救うという鮮烈なデビューを果たしたのでした。

「19番目のカルテ」第1話の感想

「19番目のカルテ」第1話の感想

第1話は想像以上に泣けました。

特にクライマックスで百々(仲里依紗)が診断名を告げられ、「やっと病気だって言える」と涙する場面は胸が締めつけられ、私も一緒に号泣…。誰にも理解されなかった苦しみに“名前”が与えられた瞬間の安堵の表情、そして張り詰めていた心がほどけていく姿にはもらい泣きせずにはいられませんでした。

仲里依紗さんの迫真の演技は凄まじく、孤独や悔しさがリアルに伝わってきて心が震えました。放送後SNSでも「涙が止まらない」「今期一番のドラマ!」と大反響。多くの視聴者が同じ気持ちで心を打たれたのだと思います。

そして何より感動したのは徳重先生(松本潤)の人柄と信念。「すべての病気を治せる医者はいない」と現実をわきまえつつも、「それでも患者のために最善を尽くす」という芯の強さが光っていました。驕らず「できないことはできる人に託せばいい」というスタンスも誠実で温かい。

百々の腕の注射痕に気づいて「右腕から採血しましょうか」と気遣う場面や、診断後に手を握って「一緒に頑張りましょう」と語る姿に、「こんなお医者さんがいたら…」と心から思いました。まさに“人を診る人”の理想像そのものです。

また、松本潤さんと仲里依紗さんの12年ぶり共演も素晴らしかったです。診察室で百々が涙ながらに徳重先生の手を握りしめる場面は、言葉以上に信頼が伝わり、強い絆を感じました。穏やかで包容力のある松本潤さんの演技と、全身全霊で挑む仲里依紗さんの芝居が噛み合い、奇跡のような名シーンを生み出していたと思います。

全体を通して『19番目のカルテ』第1話は、心に染みるヒューマンドラマでした。医療の細分化が進んだ現代だからこそ、「どこに行けばいいか分からない患者を受け止める」総合診療科の存在意義が鮮烈に描かれ、考えさせられる内容でした。専門医が増えた一方で、百々のように原因不明のまま苦しむ人もいる現実。そんな時に総合診療医の存在がどれほど大きな救いになるかがよく伝わってきました。

また徳重先生が信条にしている「チームの力」も印象的。自分一人で全て治そうとせず、専門家と連携して患者を救う姿は「医療って本来こうあるべき」と改めて感じさせてくれました。第1話は、徳重先生の優しさと信念が存分に描かれた幕開けで、大満足の内容でした。

正直、放送前は「総合診療医って地味では?」と思っていたのですが、完全に裏切られました。病名を探すミステリー的なワクワクと、患者を救うヒューマンドラマの温かさが絶妙に両立していて、初回から一気に引き込まれました。見終わった後は心がほっこりするだけでなく、自分自身の健康や医療についても考えさせられる作品です。

今後は徳重先生の活躍が院内の空気をどう変えていくのか、次はどんな患者が登場するのか、楽しみで仕方ありません。次回以降も“人を診る人”の活躍に大いに期待しています!

【関連】2話のあらすじや感想はこちら↓

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