ドラマ『過保護のカホコ』の7話が終了しましたね。
日本テレビ系ドラマ『過保護のカホコ』第8話は、7話で《麦野初(竹内涼真)》と別れる決断をした《根本加穂子(高畑充希)》が、新たな決意を胸に動き出す回でした。
悲しみを隠して「結婚する」と宣言し、祖母《初代(三田佳子)》のために婚活パーティーへ飛び込むカホコ。
しかし心はイケメンの初に吹っ切れず空回りばかり…。一方の初も絵に集中できず、いとこの《糸(久保田紗友)》からの誘惑を拒絶し男気を見せます。
2017年8月30日(水)夜10時放送のドラマ『過保護のカホコ』8話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「過保護のカホコ」8話の見どころ…婚活宣言と再会、初の涙の告白

別れの痛みを隠した婚活宣言
初と別れた直後、カホコは祖母に孫を見せたい一心で「婚活する」と宣言。
両親の前ではハイテンションを装いますが、心はボロボロ。公式サイトによると、落ち込んでいるのに両親の前では明るく振る舞い、初代のために婚活を始めると描かれています。婚活パーティーでも男性に初のセリフを投げつけてしまう場面は、彼への想いの深さを痛感させました。
初の男気とギャップに胸キュン
アトリエに押しかけた糸に対し、初は「付き合おう」と揺さぶられながらも「脱いでくれる?」と追い払います。
普段はクールで辛辣な彼ですが、この回ではカホコや初代を侮辱されて本気で怒る姿や、糸をソファに押し倒す男らしさが炸裂。さらに施設で育った過去を背負う彼が母親と再会し、「素晴らしい家族を作る」と宣言した後にカホコの胸で号泣するシーンは、多くの視聴者の心を掴みました。
迷子の少年がつなぐ過去と現在
カホコが叔母の教子に頼まれて迷子の少年を警察に連れて行くと、その子は養護施設から逃げ出してきたことが判明。カホコは施設で見た絵が幼い頃の初のものだと直感します。このエピソードが、彼の母親との確執や幼少期のトラウマを浮き彫りにし、初自身の成長へと繋がっていきます。
家族会議で見えた限界とカホコの成長
並木家では祖母の治療費や世話を巡り親族会議が開かれますが、皆が不満をぶつけ合い会議は決裂。一方でカホコは逃げ出してきた初代と料理をしながら「ばあばに長生きしてほしい気持ちは同じ」と母に伝え、初めて自分の言葉で家族をまとめようとします。
過保護に育てられた娘が少しずつ自立し、家族の中心に立ち始めた姿が印象的でした。
ドラマ『過保護のカホコ』8話のあらすじ&ネタバレ
カホコ(演:高畑充希)は家族の考え方を巡り初(演:竹内涼真)と喧嘩別れしてしまったことに激しく落ち込むものの、泉(演:黒木瞳)と正高(演:時任三郎)の前では超ハイテンションで振る舞い、病気の初代(演:三田佳子)にも孫が見せられるようにと婚活を宣言する。
一方、なかなか絵に集中できない初のもとにはイト(演:久保田紗友)が現れ、自分と付き合わないかと迫っていて…。
早速婚活パーティーに参加したカホコだったが、今まで初に言われた言葉が次々頭をよぎり会話が弾まず、散々な結果に終わる。
その頃、並木家では初代の病気についての親族会議が開かれるが、治療費や世話について皆自分の言いたいことを言うばかりで足並みはバラバラ。ついには各々が日頃から溜めていた不満を吐き出し、会議は決裂してしまう。
婚活に敗れ帰ってきたカホコは、親族会議から逃れてきた初代に花嫁修業として料理を教えてもらうが、初代は無理やり初のことを忘れようとしているカホコが心配で…。
そんな中、泉から話し合いが揉めたことを聞いたカホコは、初代に1日でも長生きして欲しいという気持ちは家族全員同じはずだと話し、泉に仲直りを勧める。正高と初代はそんなカホコに今までにない成長を感じる。
解決策の見えない初代の病気と今後について、どうしても初に相談したいと思うカホコだったが、初から連絡が来るはずもなく…。
代わりに教子(演:濱田マリ)から家に連れ帰ってきてしまった迷子(演:横山歩)を警察に連れて行くのに付き添ってほしいと連絡が来る。
男の子は養護施設から逃げ出してきたことがわかるが、送り届けた養護施設で目にした絵をカホコは幼い日の初が描いたものだと直感する!初についての意外な過去を知ったカホコは初にますます会いたい思いがつのり…。
「過保護のカホコ」8話の感想&考察

婚活に見るカホコの不器用さと初への想い
第8話を通じて強く感じたのは、カホコの不器用なほどまっすぐな愛情です。婚活パーティーで見知らぬ男性に初の言葉をそのまま引用してしまう場面は、彼の存在の大きさを物語っていました。
前に進もうと努力しても、心は初でいっぱい。公式あらすじでも「会話が弾まず散々な結果に終わる」と書かれており、視聴者も「無理しなくていい」と抱きしめたくなる場面です。
真剣に自己アピールする参加者との温度差に思わず笑ってしまいながらも、彼女が言葉を間違えるたびに初との別れの痛みが浮き彫りとなり切なくなりました。
初の「男らしさ」と「子供のような涙」にギャップ萌え
この回のハイライトは間違いなく初のギャップです。アトリエで糸をソファに押し倒し「脱いでくれる?」と挑発する姿には、「初ってこんなに男らしかったの?」とドキドキした女子も多かったはず。
一方で母と再会した後、カホコの胸で涙を流し「別れるなんて言うな」と弱音を吐く場面は、強がってばかりいた彼の素直な一面を初めて見せました。泣きながら「ダメぇ?」と甘える姿はデレ全開で、視聴者をキュン死させるほど。彼の心が完全にほどけていく瞬間を目撃でき、幸せな気持ちになりました。
さらに、トラウマだったおにぎりをカホコの手作りで克服するシーンは、彼が「家族」と向き合う覚悟を固めた証拠。母に「負けない家族を作る」と宣言した言葉は、孤独だった彼が愛を得て変わろうとしている証でした。カホコもまた、自分を必要としてくれる初を全力で受け止め、大切な人を守る強さを身につけています。
迷子の少年と過去の絵…過去を乗り越えるための鍵
迷子の少年を巡るエピソードは、物語に優しい温度を加えました。養護施設から逃げ出した少年を警察に連れて行く途中、カホコは壁に描かれた絵を見て、それが幼い初の作品だと直感します。
彼の過去が描かれたことで、視聴者は初の複雑な心情に寄り添いやすくなり、母との再会もより感動的になりました。少年に手を差し伸べるカホコの姿は、過保護に育った彼女ならではの無垢さと真っ直ぐさが溢れ、思わず目頭が熱くなります。
また、別記事で紹介された正興とのやり取りでは、カホコに「明日がない人もいる」と諭され目が覚める場面が描かれています。他人の痛みを自分事として捉え、寄り添う姿にカホコの成長を感じました。
並木家の亀裂とカホコの成長
並木家で開かれた親族会議は、祖母の病をめぐり不満がぶつけ合われて決裂。泉と節・環の姉妹喧嘩を見ていたカホコは、初代に「みんなあなたに長生きしてほしいと思っている」と伝え、和解のきっかけを作ります。
過保護に守られてきた彼女が初めて家族の前に立ち、意見を述べ周囲を動かそうとする姿には確かな成長が見えました。SNSでも「カホコが家族をまとめる姿に泣いた」「ばあばが偉大すぎる」と共感の声が相次ぎ、視聴者の心を大きく揺さぶったシーンでした。
結婚宣言と母の反対、そして初代の伏線
初とカホコが再会し、初が母との確執を乗り越えると、二人は泉と正高に結婚を申し込みます。
しかし泉は涙ながらに「本気で反対する」と宣言。そこへ「初代が倒れた」との電話が入り、物語は次回への引きへ。倒れる場面をあえて描かず、視聴者に続きを強く期待させる演出でした。ここまで積み重ねた家族の問題がどう決着するのか、そしてカホコと初の結婚が認められるのか、緊張感と期待が高まります。
まとめ
第8話は、婚活宣言や迷子との出会いを通じてカホコが自分と向き合い、初との関係を再確認する回でした。公式あらすじでは「婚活に失敗し、家族会議で成長を見せ、迷子の少年から初の過去を知る」と描かれ、CINEMAS+の記事でも「アトリエでの初の男気や母との再会での号泣」がハイライトに挙げられています。
カホコの真っ直ぐな愛と初の不器用な優しさが織り成す展開に胸が熱くなり、最後の結婚宣言には涙腺が緩みました。次回は初代の病状と両家の対立が焦点になるはず。二人がどう家族を説得し、自分たちの幸せを掴むのか、胸を締めつけられながら見守りたいと思います。
『過保護のカホコ』過去のあらすじ



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