ドラマ『過保護のカホコ』の1話が終了しましたね。

ここまで過保護だとは思いませんでしたね…。しかし、麦野との出会いでカホコの中で変わろうとしたものがありましたね。2話以降はどのようになっていくのでしょうか。
2017年7月19日(水)夜10時放送のドラマ『過保護のカホコ』2話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「過保護のカホコ」2話の見どころ…母の庇護から離れ“自分”を探す旅

第2話では、過保護に育ったカホコが初めて「自分で将来を考える」きっかけを掴みます。
第1話で麦野初(竹内涼真)から「社会に出て働くのが怖いのでは?」と指摘されたことに触発され、カホコは“人を幸せにする仕事”がしたいと宣言。
母・泉(黒木瞳)は専業主婦として家庭を守ることを薦めますが、父・正高(時任三郎)は娘の成長の兆しを温かく見守ります。甘やかされ続けた娘が初めて自分の人生を真剣に考える姿に、胸を打たれるはずです。
もう一つの見どころは、カホコがさまざまな職業現場を訪ね「自分に向いている仕事」を模索する場面。父の会社や親戚の職場を見学する中で、責任の重さや情熱に触れ、簡単には答えが出せないことを痛感します。
その過程で初から勧められた本を読み始め、彼の言葉がカホコの視野を広げていく点にも注目です。さらに、プロのチェリストを目指す従姉妹・糸(久保田紗友)の夢と葛藤が描かれ、家族の期待と現実のギャップに胸が締め付けられます。糸の手首の痛みを知り、彼女のために何ができるか考えるカホコの姿は、他者の幸せを願うカホコらしさを象徴しています。
ドラマ『過保護のカホコ』2話のあらすじ&ネタバレ

自分は「人を幸せにするための仕事」がしたいのだと気づいたカホコ(演:高畑充希)に、母・泉(演:黒木瞳)は専業主婦になって家族を幸せにすればいいと勧め、父・正高(演:時任三郎)は娘の成長の兆しを感じていた。
カホコが大学の同級生・初演:竹内涼真)から「社会に出て働くのが怖いのではないか」と指摘されたことを知った泉は、まるで自分が言われたかのように憤るが、父親や親戚の職場見学をして理想の仕事を見つけたいと言うカホコに同行することに。
正高は会社に見学に来たカホコに自分の仕事を説明するが、なぜ今の会社に就職したのかという質問にうまく答えられず、警官の叔父・衛(演:佐藤二朗)と看護師の叔父・厚司(演:夙川アトム)は自分たちの仕事のキツい面やマイナス面がカホコには合わないのではないかと答える。
なかなかピンとくる仕事が見つからず悩むカホコは、初から勧められた色々な職業が紹介してある本を読み漁る。しかし、どの仕事もカホコには向いていない理由が見つかるばかり。泉は結局就職より花嫁修業をするのが一番の得策なのだと主張する。
そんな中、カホコはプロのチェリストを目指す従姉妹のイト(演:久保田紗友)にチェロを始めた理由を尋ねに行くが、ウィーン留学のかかったコンクールを目前にイトが手首の痛みを隠して練習を続けていることを知ってしまう。
周りに心配をかけないために黙っていてほしいと頼まれるカホコだったが、イトの両親を始め親戚一同が寄せるイトへの過剰な期待とプレッシャーの前にカホコはママに初めて秘密をつくる。
コンクール当日。勝手にイトの優勝を確信する親戚たちの中、カホコは自分しか知らないイトの手首の痛みに気が気でない。そして、とうとうイトが演奏する順番が回ってくるのだが…。
「過保護のカホコ」2話の感想&考察

親の価値観と自分の意志の狭間で揺れるカホコ
第2話の大きなテーマは、親の価値観と自分の意志の衝突です。母・泉は専業主婦を勧め、娘を自分の理想像に当てはめようとしますが、父・正高はカホコの成長を受け入れ応援します。
初めて「自分の頭で考える」ことを覚えたカホコの姿は、過保護な家庭で育った子どもが自立へ踏み出すリアルな描写でした。
“仕事探し”の現実を突きつける職場体験
親戚の職場を訪ねるエピソードでは、「人を幸せにする仕事」の裏にある重責がリアルに描かれます。
叔父たちはやりがいと同時に苦労を語り、夢見がちなカホコに安易な幻想を抱かせません。この場面は仕事を選ぶうえで「自分の適性」と「覚悟」を考える重要性を浮き彫りにしていました。
糸の夢が示す覚悟と努力の尊さ
糸のチェロへの情熱と痛みに耐える姿は、夢を追う厳しさを象徴しています。優勝は逃したものの「最後まで諦めなかった」という評価を受けた糸の姿に、努力の尊さが凝縮されていました。
カホコがその涙を拭うシーンは、「人を幸せにする仕事」の意味を体感する場面でもあり、視聴者の心を打ちます。
初との距離が縮まる瞬間
本を差し出す初の行動は、不器用ながらもカホコを思う優しさがにじむ場面でした。
SNSでも「初の不器用な優しさに胸キュン」「二人の距離感が尊い」といった声が多く、恋の予兆を感じた視聴者も少なくありません。
過保護と自立のバランス
第2話全体を通して描かれたのは、親の過保護と子どもの自立のバランスでした。
親の愛情は尊い一方、それが行き過ぎれば成長を妨げる。カホコが自ら考え行動し始めたことで、泉も少しずつ娘の変化を受け入れつつあるように見えました。この回は、過保護から自立へと向かう大きな転機だったといえます。
まとめ
『過保護のカホコ』第2話は、カホコが初めて自分の将来を真剣に考え、親戚の職場を巡る中で「仕事」と「幸せ」の重さを知る物語でした。
糸の夢と挫折を通して努力の尊さを学び、初との距離も少しずつ近づいていく。過保護に守られてきたカホコが自分の足で歩き出す第一歩を描いた、シリーズにおいて欠かせない重要な回です。
2話の感想と3話のあらすじは以下記事を参照してください
ドラマ『過保護のカホコ』の3話のあらすじと感想・カホコが麦野に恋をする!?
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