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ドラマ「リバース」6話のネタバレ&感想考察。ストーカーは別件、10年前の夜が“事件”へ反転する分岐点

ドラマ「リバース」6話のネタバレ&感想考察。ストーカーは別件、10年前の夜が“事件”へ反転する分岐点

ドラマ「リバース」第6話は、いくつかの“誤解”がほどける代わりに、より深い闇が姿を現す回です。

美穂子を襲ったストーカーは別件として切り離され、視聴者は一瞬だけ安堵する。

けれど同時に、告発文や谷原転落の線が、10年前の夜へと強く引き戻されていきます。深瀬の倒産、明日香の爆発音の記憶、血痕隠滅の告白、そして愛媛で突きつけられる「許しは当事者が決めるものじゃない」という現実。

第6話は、謎を増やす回ではなく、登場人物たちから“逃げ道”を一つずつ奪っていく回でした。ここから先は、第6話のあらすじをネタバレありで整理し、伏線と考察を深掘りしていきます。

目次

ドラマ「リバース」6話のあらすじ&ネタバレ

ドラマ「リバース」6話のあらすじ&ネタバレ

第6話は、深瀬の“日常の崩壊”から始まり、明日香の証言で10年前の夜がアップデートされ、さらに愛媛で「広沢が地元でどう見られていたか」が浮かび上がります

結局、誰かの罪が確定するどころか、ピースが増える回。なのに、増えたピースはどれも「無視すると、あとで必ず刺さる」タイプです。

※ここから先は第6話のネタバレを含みます。

会社倒産で、深瀬の“居場所”が消える

深瀬は、真面目に勤めていた会社が突然倒産し、職を失います。仕事そのものも痛いんですが、彼にとって“同僚にコーヒーを振る舞う時間”が奪われるのが地味に重い。

深瀬は元々、他人と距離を取って生きてきた人間で、その距離を縮める手段が「コーヒー」だった。だから、生活の柱が一本折れたというより、“自分の居場所の作り方”を失った感覚に近い。

その流れで深瀬は、まだ意識が戻らない谷原の病室を訪れます。

谷原は昏睡状態のまま。さらに村井は行方不明。周囲の人間から順に「壊れていく」感じがあり、深瀬自身も「次は自分かもしれない」という焦りを抱え始めます。

明日香の告白:10年前、兄・村井は“タクシーを途中で降りた”

病室で深瀬は、明日香から10年前の記憶を聞きます。

あの夜、村井と明日香はタクシーで別荘へ向かっていましたが、途中で村井が電話を受け、タクシーを止めて降りてしまう。しかも「待ってろ」と言い残して、どこかへ消える。

そして、明日香が本当に引っかかっているのは“兄が戻る前に聞こえた爆発音”。

彼女は今になって、あれは車が爆発した音だったのではないか、と考えている。さらに決定打が、爆発音のあとに村井が「燃えている車(らしきもの)がある方向」から現れたこと。

明日香のこの目撃は、浅見が過去に語った
「燃える車の近くから村井が立ち去るのを見た」
という証言を、別方向から補強する形になります。

要するに、10年前の夜は“事故の前後に村井が単独行動していた”可能性が濃くなった。

ここが怖いのは、村井が単独行動した理由がまだ空白なこと。そしてその空白が、今の失踪(監禁)にも繋がっていそうなことです。

小笠原が動く:美穂子を襲った男の正体

病院に、あの小笠原が現れます。深瀬は当然警戒して追い返そうとするんですが、小笠原は「面白い話を聞いた」と言い、むしろ協力者のように振る舞う。

彼の導きで、深瀬は“美穂子を襲った男”の居場所に辿り着きます。

男の名は佐伯。
彼は美穂子をストーキングしており、美穂子と親しげな深瀬に嫉妬して逆恨みしていました。

佐伯は、
・深瀬の家に貼られた「人殺し」系の貼り紙
・美穂子宛ての手紙(=深瀬を攻撃する内容)
・美穂子襲撃

これらを認めます。ただし、浅見・村井・谷原らに届いた“告発文”への関与は否定。

つまりここで、「ストーカー事件」と「告発文事件」が切り離される。

視聴者としては一瞬ホッとするんですが、同時に背筋が冷える。
「じゃあ、告発文と谷原転落の線は、まだ別にいる」
ストーカーが片づいたことで、むしろ“本丸”の影が濃くなる構造です。

美穂子の「大阪に帰るかもしれない」——“事件が解決しても心は解けない”

佐伯が捕まり、美穂子は深瀬に感謝します。
ただ、美穂子は深瀬の部屋に入ろうとせず、散歩に誘う。ここ、個人的にものすごく切ない距離感でした。

事件は片づいたのに、二人の関係は
「前に進む」より先に
「立ち止まって確認する」
段階にいる。

散歩の中で美穂子は、母の体調もあって実家の大阪へ帰るかもしれない、と話します。
深瀬は表向きは受け止めるんですが、どこか“取り残される恐怖”が滲む返し方をする。

さらに美穂子は、
「人が許せることでも自分は許せない」
「深瀬を傷つけた」
といった趣旨の言葉をこぼす。

ストーカー問題が終わっても、美穂子側には“別の引っかかり”が残っていると示す場面でした。

深瀬と浅見、真実に近づくために動く——長野・斑丘と愛媛へ

小笠原から
「広沢のことをもっと知っている人物に当たれ」
という方向性を示された深瀬は、広沢の実家がある愛媛へ行くことを決意します。
そこに浅見も同行を申し出る。

浅見は
「愛媛に行く前に、もう一度行きたい場所がある」
と言い、二人はまず長野・斑丘(事故の現場)へ向かう。

事故現場の崖を前にして、浅見が言葉を飲み込む瞬間がある。
身体感覚として「こんなに深かったのか」と再確認したことで、10年前の“自分の判断”が現実味を帯びてしまう。
記憶は逃げ道をくれるけど、現場は逃がしてくれない。

さらに二人は、別荘の中や警察署にも足を運びます。
警察署では
「不審な点はなかった」
「圧力もない」
と言われ、小笠原についても
「思い込みが激しい」
「左遷後に荒れて家族に逃げられた」
といった話が出る。

小笠原の“動機”が私怨や執念に寄っている可能性が示される一方で、警察側の説明があまりに整いすぎていて、これもまた不穏です。

そして愛媛へ。
ここから作品の空気がガラッと変わります。

広沢の両親と再会、そして「許されていると思っていた」

愛媛で深瀬と浅見は、広沢の両親(忠司・昌子)と再会します。

両親は二人を温かく迎え、食事も振る舞う。深瀬はこの温度感に救われつつ、同時にどこか怖い。

なぜなら、“許されている空気”は、ときに本人の都合のいい勘違いでも成立してしまうから。

深瀬は昌子に、
「谷原の野球の試合を見に行ったのか」
と尋ねます。昌子は、法事で東京に行ったのであって、谷原に会いに行ったわけではない、と説明する。

ここで、昌子=脅迫の実行者という線はかなり薄くなります。

ただし、
「疑いが消える=安心」
ではない。

疑いが消えると、その分だけ“別の誰か”に疑いが集中し始めるから。

同級生の言葉が刺さる:カワちゃんと古川大志

広沢の友人関係を辿るため、深瀬は両親に同級生の連絡先を頼み、松永という友人を紹介されます。

松永が同級生を集め、「追悼文集を作る」という名目で飲み会が開かれる。そこで出てくる情報が、どれも強い。

まず、広沢には高校時代からの彼女がいて、周囲は彼女を「カワちゃん」と呼んでいたこと。
さらに、地元に“古川大志”という親友がいたこと。

しかも古川は、広沢の葬儀の場で深瀬たちに向かって「死ね」と呟くほど、彼らを憎んでいたらしい。

そして何より刺さるのが、同級生たちの言葉です。

「広沢が死んだのはあんたらのせいだと思ってる」
「最後に墓参り来たのは三回忌の時だろ」
「今さら何をしに来た」
「しかも両親の家に泊まったのか」

——正論に近い形で責め立てられ、深瀬は
「許されていたような気になっていた」
と痛感する。

ここで深瀬の“自責”が一段深くなる。
自分はずっと「罪を背負っている」と思っていた。
けれど実際は、「罪を背負っている自分」に酔って、どこかで“清算できている気”になっていたのかもしれない。
あの同級生の視線は、それを剥がす。

浅見の告白:血痕の証拠隠滅と「教師になりたかった」

愛媛での夜、浅見は深瀬に10年前のことを告白します。

事故現場で浅見と谷原は、雪の上の血痕を見つけていた。
そして
「広沢が飲酒運転だったとバレれば、飲ませた側も罪になる」
「自分(浅見)は教師になれない」
と恐れ、血の付いた雪を捨てるなどして証拠隠滅をしてしまった。

村井が見た“浅見と谷原が何か隠しているようだった”という証言は、この場面のことだった。

浅見は深瀬に
「お前に罪はない」
と言う。
けれど深瀬は、
「広沢が死んだのに、何もできなかった」
という別の罪を抱えている。

二人の罪の形が違うのが、このドラマの残酷さです。

それぞれの現在:莉子失踪/村井監禁/谷原の意識回復

告白の直後、浅見に学校から連絡が入ります。教え子の藤崎莉子がいなくなった。

浅見は東京へ戻ることになり、深瀬は愛媛に一人残る形になる。

そして深瀬は、広沢の実家で古川の姿を見かける。

逃げた古川を追いかけると、古川は深瀬に
「人殺し」
と罵声を浴びせる。

ついに“地元側の憎しみ”が、目の前の生身として現れる瞬間です。

一方その頃、村井はゴミがうず高く積まれた部屋に監禁されていることが示される。そしてラスト、昏睡状態だった谷原が意識を取り戻す。

第2章のラストにふさわしく、「現在」と「過去」の両方が一気に動くところで幕が下ります。

ドラマ「リバース」6話の伏線

第6話は“解決”が出る回に見せかけて、実は伏線の撒き直しがえげつない回です。

とくに「別件(ストーカー)を片づけたことで、本件(告発文)がより不気味になる」という作りが秀逸
ここでは、僕が強いと感じた伏線を整理します。

伏線1:ストーカー事件が切り離した“本筋の犯人像”

佐伯がやったのは「深瀬への嫌がらせ」と「美穂子襲撃」。

ここまでは動機もわかりやすい。だが彼は、他の3人への告発文や、深瀬への脅迫メール、谷原転落への関与を否定する。
つまり“告発文は別口”。

この瞬間、告発文の送り主は
「広沢の件に強く結びつく人物」
あるいは
「複数犯(連携・模倣含む)」
の可能性が跳ね上がります。

ストーカーがいなくなったことで、逆に“本筋の犯人”が呼吸しやすくなるのが怖い。

伏線2:村井の“電話”は誰だったのか

10年前、村井がタクシーを止めて降りたきっかけは電話。爆発音より前のタイミングだから、ここに繋がる相手が誰かで、10年前の地図が変わる

村井は
「何かを知った」から動いたのか
それとも
「呼び出された」から動いたのか。

前者なら“主体的な関与”、後者なら“利用された可能性”。どちらでも怖い。

しかも今の村井は監禁されている。つまり、誰かにとって村井は「喋られると困る存在」になっているわけです

伏線3:血痕隠滅が残した“場所の違和感”

浅見と谷原が隠したのは「雪の上の血痕」。

ただ、この血痕については、視聴者目線でも「そんな場所に、そんな量の血が?」という違和感が残る描写でした。

血痕が広沢のものだとしても、事故で崖から落ちたなら血の付き方が変な気がする。
逆に、血痕が広沢のものじゃないとしたら?

――ここが第6話最大級の不穏点です。血は証拠だけど、血は嘘もつく。いや、“嘘をつかされる”ほうが正確か。

伏線4:「カワちゃん」と、幸せそうじゃない広沢の顔

明日香の回想で、広沢は「高校の時からの彼女がいる」と言い、明日香を振る

その時の表情が“幸せそうじゃなかった”という話が出ます。

さらに愛媛で、その彼女が「カワちゃん」と呼ばれていたことも判明する。

恋愛は、単純に「彼女がいた」で終わらない。広沢の表情が曇る理由が、広沢という人物の“核心の暗さ”に繋がっている気がします。

少なくとも、広沢は「誰からも悪く言われない人」ではあるけど、「いつも幸福そうな人」ではなかった

伏線5:古川大志=“憎しみを実行に移す側”なのか

古川は葬儀で「死ね」と呟き、今も深瀬に「人殺し」と言い放つ。


ここまで露骨に憎しみを向ける人物が出てきた以上、告発文の送り主として疑われるのは自然です。

ただ、古川が本当に告発文を書けるタイプかは別問題。
彼が
「ただ恨みを抱えているだけの人」なのか
「恨みを制度的・計画的に形にできる人」なのか。

第6話の段階ではまだ判断がつきません。
だからこそ怖い。

伏線6:谷原の意識回復が意味するもの

ラストで谷原が目覚める。

これは単なる展開上のギミックじゃなく、「誰が何を見て、何を隠したのか」の証言者が戻ってくるということです。

谷原は、証拠隠滅を主導した側でもある。
つまり彼が目覚めた瞬間、真相解明が進む可能性と同時に、
“新しい隠蔽”が始まる可能性もある。

目覚めは希望にもなるけど、同時に爆弾にもなる。

ドラマ「リバース」6話の感想&考察

ドラマ「リバース」6話の感想&考察

第6話を見終えてまず思ったのは、「記憶の更新」がここまで苦いドラマも珍しいな、ということです

普通、過去の真相に近づくとスッとする。

でも『リバース』は逆で、近づくほど胸が重くなる。

しかもその重さは、派手な事件性じゃなく、だいたい“人間の弱さ”から来る。

“第2章開幕”の正体は、事件ではなく「切り分け」だった

第6話の構造はかなりロジカルで、まずストーカー事件を解決させることで、物語の線を整理します。
「美穂子襲撃」と「告発文」は同一犯ではない。

ここで視聴者の頭も整理される。

でも整理された瞬間、別の恐怖が立ち上がる。
「じゃあ告発文は、もっと“10年前の中心”にいる人間が出しているのでは?」
という恐怖です。

混沌が整理されると、狙うべき一点が見える。その一点が、たぶん一番痛い。

深瀬の倒産は“ご都合”じゃなく、テーマの地雷

主人公が中盤で無職になる展開って、作品によっては
「動きやすくするための都合」
に見えることもあります。

でも『リバース』の倒産は、テーマに直結している。

深瀬は、自分の価値を
「ちゃんと働いている」
「迷惑をかけない」
みたいな“無難さ”で保ってきた人です。そこが崩れる。

さらに、彼の人間関係の拠点だった“コーヒーの時間”も消える。つまり第6話の深瀬は、社会的にも感情的にも「逃げ場がない」。

だからこそ愛媛へ行く決意が、“事件を追う”ではなく“、“自分を保つための最後の手段”に見えてくるんですよね。

明日香という人物の残酷さ(=視点の残酷さ)

明日香は、夫が昏睡で、兄が失踪して、しかも10年前の事故の記憶まで揺さぶられる。

第6話冒頭の独白が明日香だったのは、単なる趣向じゃなくて、
「この物語は“当事者の周辺”も確実に壊す」
という宣言に感じました。

そして明日香が語る“爆発音”は、視聴者にも同じ効果を与える。
「え?爆発って何?事故じゃなくて?」
この一言で、10年前の夜が“事故”から“事件”に寄っていく。

明日香は優しい人っぽく見えるけど、彼女の視点が入ると世界は急に冷たくなる。
そこが怖いし、うまい。

証拠隠滅は、悪意じゃなく「保身」で起きる

浅見と谷原の血痕隠滅は、作中でもかなり生々しい罪です。殺したわけじゃない。だけど、真実を歪めた。

しかも動機が
「教師になれなくなる」
など、自分の将来を守るため。

ここがこのドラマの核心だと思うんですよ。
人を壊すのは、極端な悪意より、よくある弱さ。

「今だけ」
「バレなきゃ」
「自分だけは」

この小さな保身の積み重ねが、10年後に“告発文”という形で戻ってくる。

タイトルの『リバース』って、こういう感情の反転にもかかってる気がします。

愛媛パートが突きつけた「許しは、当事者が決めるものじゃない」

広沢の両親が温かく迎えるから、こっちも気が緩む。でも同級生の言葉で、深瀬は
「許されていた気になっていた」
と気づく。

これ、刺さる人多いと思います。

罪悪感って、自分の中で完結しやすい。

謝ったつもり、償ったつもり、反省したつもり。でも許しは相手の権利で、自分の努力とは別の場所にある。第6話は、その当たり前を、かなり痛い形で見せてきました。

古川の「人殺し」が意味するのは、犯人当てより“時間の停止”

ラストの古川は、ミステリー的には「新容疑者登場!」なんだけど、僕はそれより“時間が止まってる人”の怖さを感じました。

古川にとって10年前は終わっていない。
だから彼の口から出る言葉は、今の深瀬への評価じゃなく、
10年前の深瀬への判決なんです。

このドラマの恐ろしさって、
「事件の犯人」より、
「誰かの心が止まったまま、人を裁き続ける」
ことにある気がします。

告発文も、結局は裁きの文章じゃないですか。

まとめ:第6話は“謎が増える回”ではなく、“逃げ道が減る回”

当時の視聴者の反応としても
「謎が増えた」
「全然進まない」
と感じた人は多かったみたいですが、僕は逆で、逃げ道が減った回に見えました。

  • ストーカーは本筋じゃない(=本筋が別にいる)
  • 村井は電話で動き、爆発前後に現場にいた可能性が濃い
  • 血痕隠滅が確定し、隠蔽の連鎖が「事実」になった
  • 愛媛の同級生が“許しの不在”を突きつける
  • さらに村井監禁&谷原覚醒で、現在が動き出す

この回の後、登場人物はもう「知らなかった」で済まされない。

深瀬も浅見も、そして明日香も、次の一歩は“過去を直視した上でどう生きるか”の選択になります。

次回(第7話)は、谷原の証言と、古川という“止まった時間”がどう噛み合うかが最大の見どころになりそうです。

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