吉高由里子さんが主演の注目ドラマ『東京タラレバ娘』の1話が終了しました。
1話がとてもおもしろかったですね。今の30代の女性はこころに響いたかたも多かったのではないでしょうか。
居酒屋であったとあるイケメンにこの「タラレバ女!!」と言われたことから始まったこの物語はどの方向にいくのでしょうか。そもそもあの金髪男は誰なのでしょうか?

ちなみに、金髪のモデルを演じていたいのは坂口健太郎さんです。坂口健太郎さんについては以下記事で紹介しています。
ドラマ『東京タラレバ娘』キャスト。金髪モデル・KEY(キー)を坂口健太郎が演じる
2017年1月25日(水)夜10時放送のドラマ「東京タラレバ娘」2話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「東京タラレバ娘」2話の見どころ…心がざわつくポイントが満載!

第2話は、恋も仕事も不調な状態からスタートします。
前回、プロデューサーの早坂とアシスタントのマミが付き合い始めたことにショックを受けた倫子は、その余韻から抜け出せずにいます。さらに、自分たちを「タラレバ女」と罵った金髪男・KEYが今をときめく人気モデルだと知り、3人は複雑な感情を抱きます。
ここから第2話のジェットコースターのような展開が始まります。
ライブ会場で元カレと再会する香
一番の見どころは、香が元カレである涼との再会シーンでしょう。早坂から、新ドラマの主題歌を担当するバンドのライブに誘われた倫子は、香と小雪を連れてライブハウスへ向かいます。
そこで香が見覚えのあるギタリストに気づきます。それは売れないバンドマンだったはずの元恋人・涼でした。彼が今や人気バンドの一員となり、しかもモデルの彼女がいることを知った香の胸の内には複雑な感情が渦巻きます。
このシーンでは、過去の恋を引きずる気持ちと相手の成功への嫉妬が生々しく描かれ、見ている側も胸がざわつくはずです。
仕事だけは頑張ろうとする倫子の受難
恋愛がダメなら仕事で成果を出したい――そう意気込む倫子ですが、運命はさらに残酷です。彼女は新ドラマの脚本を担当する予定でしたが、突然降板を告げられてしまいます。代わりに起用されたのは若い女性脚本家の笹崎まりか。
彼女がどのようにしてその仕事を手に入れたのかを巡り、マミから「女を使って仕事を取ったのかも」と聞かされる倫子はショックを受けます。ここから倫子がまりかを尾行し、真相を探ろうとする展開はスリリングであり、「仕事における年齢差別や男女の駆け引き」といったテーマが浮かび上がります。
KEYの意外な一面と新たな波乱
第2話では、金髪モデルのKEYの意外な一面も描かれます。街で花束を持って歩く彼を目撃した小雪は、普段の辛辣な態度からは想像もできない優しい表情を見ることになります。
これにより、KEYが単なる毒舌キャラではなく、過去に深い傷を抱えていることを示唆する伏線が張られました。
また、終盤には倫子とKEYの距離が一気に縮まる大胆な台詞が飛び出し、視聴者を驚かせます。彼の「俺とヤッてみる?」という挑発的な一言は、タラレバ女子に現実を突きつけるだけでなく、倫子の心にも火を付ける可能性を感じさせました。
「東京タラレバ娘」2話のあらすじ&ネタバレ

ショックの余韻とモデルKEYの正体
倫子は早坂とマミの交際にショックを受け、自信を失ったまま日常を送っていました。香や小雪と女子会を開いても気持ちは晴れません。そんなとき、彼女たちを「タラレバ女」と呼んだ金髪の男・KEYが、実は若い女性たちの間で大人気のモデルであることが判明します。
自分たちを小馬鹿にしていた相手が社会的に成功していると知った倫子たちは驚きと悔しさに揺さぶられ、「なんであんな奴がモデルなの?」と愚痴をこぼします。しかし同時に、KEYの存在が気になって仕方ない自分たちに気づき始めるのです。
ライブでの再会…香と涼のすれ違い
ある日、早坂から「新ドラマの主題歌を歌うバンドのライブに行かないか」と誘われた倫子は、香と小雪を誘って会場へ向かいます。ステージには若い女性ファンたちがぎっしりと詰めかけ、熱気に押されて3人は戸惑います。その中で香の目はギタリストの一人に釘付けになりました。よく見ると、それは過去に交際していた涼だったのです。
涼は売れないバンドマンだった当時と違い、今ではメジャーデビューのバンドメンバーとして堂々と舞台に立っていました。香は彼の成長ぶりに心が躍りますが、すぐに涼の隣には美しいモデル風の女性が寄り添っていることに気づき、胸が締め付けられます。
ライブ終了後、楽屋口で再会した二人はぎこちない会話を交わすものの、涼が彼女と一緒にいる姿に香はうまく笑えません。彼女は家に帰るとすぐにLINEを送りそうになる自分を押しとどめ、久々に“恋の痛み”を噛み締めるのでした。
恋がダメなら仕事を…しかし脚本降板
恋愛がうまくいかないなら仕事に集中しようと心を切り替えた倫子は、脚本執筆に力を入れます。
自分の持ち味であるリアルな台詞回しを活かし、新ドラマのプロットを完成させました。しかし放送局から突然降板を告げられ、代わりに若い女性脚本家の笹崎まりかが起用されることになります。
マミから「まりかはプロデューサーに女を使って仕事を取ったのかも」と聞かされた倫子は怒りと不安でいっぱいになり、真相を確かめずにはいられません。
倫子はマミと共にまりかを尾行し、ホテルや旅館へ入っていく姿を目撃します。二人がプロデューサーと密会している現場を見てしまい、「やはり枕営業だったのか」と愕然とします。
しかし後に分かったのは、まりかは脚本の打ち合わせに備え旅館で缶詰状態になっていただけで、プロデューサーとは複数のスタッフも交えた真面目な会議をしていたという事実でした。怒りに任せた倫子の想像が暴走していたことに気づいた彼女は、自らの中にある嫉妬心や焦りを痛感します。彼女はやけ酒をあおりながらも、「仕事で勝ちたいなら実力を磨くしかない」と改めて決意するのです。
KEYの優しさと大胆な提案
落ち込んだ倫子が小雪の居酒屋「呑んべえ」で酔いつぶれていると、そこに花束を持ったKEYが現れます。小雪は街中で彼が花束を抱えて歩く姿を見かけており、誰かのために花を買う優しい一面に驚いていました。
KEYは酔った倫子を介抱しながら、「タラレバを言い続けるだけじゃ何も変わらないだろ」と冷静に指摘します。
そして彼は突然、「俺とヤッてみる?」と倫子に挑発的な言葉を投げかけます。この発言は、彼が単に体の関係を求めているわけではなく、倫子に“行動してみる勇気”を持たせるための誘いにも聞こえました。驚きと戸惑いで固まる倫子。しかし、この瞬間が第2話のハイライトとなり、二人の関係が今後どう展開していくのか視聴者の期待を高めます。
「東京タラレバ娘」2話の感想&考察

元カレとの再会が呼び起こす甘く苦い感情
香が涼と再会するシーンは、過去の恋を引きずる人間の弱さと憧れを巧みに描いています。
売れないバンドマンだった彼が成功した姿を見て胸がときめくのは当然ですが、その隣に新しい恋人がいることで現実に引き戻される。私はこのシーンを見ながら、“一度手放した恋が輝いて見える瞬間は誰にでもある”と共感しました。香は涼の成長に自分の時間を取り戻したかのような錯覚を覚えますが、そこに自分の居場所がないことに気づいた時の表情には、演じる榮倉奈々さんの繊細な演技が光っていました。
また、この再会が香の心を再び恋愛モードにスイッチさせてしまう危うさも感じました。たとえ彼に彼女がいたとしても、元恋人に対する未練が彼女を突き動かしてしまうかもしれない。
視聴者としては彼女が幸せになってほしい半面、また同じ過ちを繰り返してしまうのではないかという不安もあり、今後の展開から目が離せません。
仕事を奪われる悔しさと嫉妬心
倫子が若手脚本家・笹崎まりかに仕事を奪われる件は、30代の働く女性が直面する現実を突きつけます。経験と実績を積んできたはずの自分が、年齢の若さや見た目の良さを武器にした後輩に負けるのではないかという恐怖。私はこのシーンを見て、職場で同じような状況を経験した友人の顔が浮かびました。彼女も「努力しても報われないのでは?」と嘆いていたのです。
実際のドラマでも、倫子の疑惑は彼女自身の嫉妬心から生まれたものだと感じました。年下の女性が成功している理由を、実力ではなく男性との関係に求めてしまうのは、働く女性が無意識に抱いてしまう偏見かもしれません。この出来事を通して倫子は、自分の努力や才能で勝負する覚悟を新たにし、今後の成長につなげていくのではないでしょうか。
KEYの言動が示すもの…恋か覚醒か
第2話の終盤、KEYが花束を持っていたシーンは彼の内面に深い優しさがあることを示していました。誰かのために花を買うという行為は、彼が過去の悲しみや愛情を抱えている証拠かもしれません。その直後に彼が倫子に投げかけた「俺とヤッてみる?」という言葉は、SNSでも話題になりました。大胆な発言に面食らった視聴者も多いでしょうが、私はそこにKEYなりの優しさと挑戦が感じられました。
彼はタラレバばかり言う倫子に“現実を行動で変える”きっかけを与えようとしているのではないでしょうか。
あの一言は確かにセクシャルなニュアンスを含んでいますが、それ以上に“試してみなければ何も始まらない”というメッセージが込められているように感じます。彼と倫子の関係はまだ始まったばかりですが、この出来事が二人の距離を縮め、彼女が自分の殻を破るきっかけになることを期待しています。
タラレバから抜け出すために必要なこと
第2話では、3人の女性たちがそれぞれの“タラレバ”と向き合う姿が描かれました。香は元カレとの再会で過去への未練を自覚し、倫子は仕事での敗北に嫉妬心が露わになります。そして小雪はKEYの優しさに触れて、彼の抱える事情に思いを馳せます。私がこの回を通して強く感じたのは、“現実に向き合う勇気”の重要性です。タラレバを繰り返すことは楽ですが、そこから抜け出すには自分で行動するしかない。
30代という年齢は、キャリアも恋愛も選択肢が狭まっていくように感じる時期です。
それでも、このドラマは“遅すぎることはない”と伝えてくれていると思います。倫子が仕事で躓いても脚本家としての情熱を失わず、香が再会した元カレに依存しそうになりながらも自分の足で立とうとする姿、小雪が他人への思いやりを忘れない姿勢。どのキャラクターも不完全で痛々しいですが、その人間らしさこそが視聴者の心に響くのです。
まとめ…次回への期待
第2話は、元カレとの再会や仕事の降板など、主人公たちにとって試練の連続でした。しかしその試練こそが彼女たちの成長の種であり、タラレバな日常から抜け出すきっかけになりそうです。
私は香が元カレ涼への未練とどう向き合うか、倫子が脚本家として再起できるのか、KEYの過去にどんな秘密が隠されているのかに注目しています。視聴者の皆さんも、どのシーンで胸がざわついたか、どんなことを感じたか、ぜひ教えてください。次回も一緒に「東京タラレバ娘」の世界を味わいましょう。
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プロデューサーの早坂哲朗を演じる鈴木亮平さんについては以下記事を参照してくださいね。
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