第1話「死者のアリバイ」は、「アリバイを崩す」というこのドラマの看板を、これ以上ない形で示す導入回でした。
衝動的に人を殺したと“告白した男”が、時間のロジックによって犯人になりきれない──その矛盾を、時計店の若き店主・美谷時乃が、たった5000円で解きほぐしていきます。
派手なトリックではなく、鍵になるのは「時間」「聞き違い」「行動の順序」。
察時美幸という不器用な刑事と、感情を挟まず事実だけを積み上げる時乃の関係性も、この1話でしっかり形になります。
“死者が作ったアリバイ”という皮肉な状況をどう崩したのか。
この第1話は、シリーズ全体のロジックとテンポを理解するための、完成度の高いプロローグになっています。
※ここから先は第1話のネタバレを含みます。未視聴の方はご注意ください。
ドラマ「アリバイ崩し承ります」1話のあらすじ&ネタバレ

第1話「死者のアリバイ」は、このドラマの“型”を一気に提示してくる導入回でした。
時計店の若き店主・美谷時乃が「アリバイ崩し承ります」を看板に、刑事・察時美幸の“解けない事件”を、5000円の成功報酬でロジカルにひっくり返していく。まずはここがシリーズの骨格。
プロローグ:密会写真と「3本の傷」
オープニングから不穏です。人気推理作家・奥山新一郎が、女性に“密会写真”を突きつけられて詰め寄られている。
写真には、奥山と別の女性の姿。女は「作家人生も、この女の人生もめちゃくちゃにしてやる」といった勢いで迫り、奥山はカッとなって首に手をかけてしまう。抵抗した女は爪で奥山の頬を引っかき、くっきりと“3本の傷”を残す。ここが後に効いてくる、最初の大事な情報です。
この時点で視聴者の頭に浮かぶのは単純な構図――「愛憎のもつれ」×「衝動的犯行」。第1話は一度その方向に乗せてから、後半で“時間”のロジックで裏返すので、前半のベタさがむしろ必要なんですよね。
コロケ争奪戦:時乃と察時、最悪な第一印象
場面が一転して、那野県の商店街。時計修理を終えた時乃が、時間を見て「もうすぐ揚がる!」と飛び出していく。
目当ては名物の野沢菜コロケ。
しかも「限定3個」。この“時間に合わせて待つ”という行動自体が、時計屋探偵のキャラ紹介になっているのが巧い。
そこに割り込んでくるのが、スーツ姿の男・察時美幸。
悪びれもせず先に注文し、「君が世間話をしていたのが悪い」みたいな理屈で押し切ろうとする。時乃が黙って引かないのも良い。「あなたもミスを犯してますよ」と言い返して、初対面から既に口喧嘩。推理物でコンビが成立する瞬間って、だいたい“相性の悪さ”から始まるんですが、この作品は初手からそれをやる。
事故現場の告白:「さっき、マンションで人を殺した」
コロケ騒動の直後、二人の目の前で交通事故が起きる。ふらつく男が車にはねられ、倒れ込む。察時が駆け寄ると、男は息も絶え絶えに「さっき、マンションで人を殺した」と告白し、場所を問われると“手城町の藪マンション603号室”と具体的な住所まで口にして意識を失う。男は推理作家・奥山新一郎だった。
ここ、察時の立場だと「告白している=真犯人」と思い込みたくなる。
しかも職業が推理作家。物語の外側から見ると“嘘の告白”はありがちだけど、警察の現場はまず事実確認が優先。だから察時がそのまま藪マンションへ走る流れは自然です。
藪マンション603号室:中島香澄の遺体発見
藪マンションで察時が合流したのは、捜査一課の面々――刑事・渡海雄馬(通称ジュニア)、係長・牧村匠、検視官・樋口秀人ら。
部屋に入ると、奥山の証言通り、編集者・中島香澄が遺体で発見される。死因は首を絞められたことによるもの。ここまで揃うと、容疑者は奥山で決まりに見える。
しかも関係性も濃い。香澄は奥山と不倫関係にあり、別れ話がこじれていたとされる。さらに奥山の頬には、さっきの3本傷。動機も状況も“揃いすぎ”ている。なのに、この事件はタイトル通り、そこからが本番です。
鉄壁のアリバイ:配達記録と移動時間が噛み合わない
捜査が進むにつれ、奥山の犯行が時間的に不可能だと判明する。ポイントは「奥山の確定行動」と「殺害推定時刻」と「移動時間」。
奥山は事件当日、自宅で宅配便を受け取っている記録があり、その後まもなく事故現場付近で轢かれている。奥山宅と藪マンションの距離は車で30分前後。往復で1時間近くかかる。つまり、藪マンションで絞殺して事故現場に戻るには時間が足りない。
ここが第1話最大の“モヤモヤ”です。本人は「殺した」と言っている。遺体も出ている。傷もある。なのに、時計の針だけが噛み合わない。
察時は何度も車を走らせて移動時間を測り、ひたすら“物理的に無理”を突きつけられる。ロジック好きとしては、これだけでご飯が食べられるタイプの詰み方。
捜査一課の空気:ジュニアの挑発と、察時のプライド
察時がきついのは、事件だけじゃない。職場の空気が最悪です。渡海雄馬は「管理官殿、アリバイ崩しが苦手なんでしょ?」と公然と挑発してくるし、本部長までジュニアをヨイショして察時を浮かせる。さらに察時が“霞ヶ関から飛ばされた理由”――対立派閥の汚職を暴そうとして返り討ちに遭った、みたいな噂まで広がっている。
察時は理屈で勝ちたい人間なのに、周囲は立場と空気で殴ってくる。だからこそ「誰にも頼らず、俺が崩す」とムキになる。この“プライドのせいで余計に苦しくなる”設計が、1話のキャラ立てとしてかなり強いです。
察時の下宿先が「美谷時計店」だった
事件現場の帰り、察時が通された下宿先が、美谷時計店。ここで時乃と再会するのが、ドラマ的に気持ちいい偶然。しかも店内には古びた貼り紙――「アリバイ崩し承ります」。祖父がやっていた“商売”を、時乃が引き継ごうとしていることが示される。
ただし察時は素直に頼まない。「素人に頼る気はない」と言い張り、上から目線で情報だけ引き出そうとする。時乃が「素直に頼めばいいのに」と刺すのも当然で、ここから二人の“仕事関係”が始まっていく。
こたつで整理:「情報のテンプが1つ足りない」
察時が行き詰まって、結局時乃に事件概要を話す。
時乃はこたつでお茶をすすりながら、時計の部品「テンプ」の話を始める。察時は「時計の話はどうでもいい!」と怒るけど、時乃は引かない。時計が正確に動くには“心臓”が必要で、推理にも同じように“規則正しく動く情報”が要る。今はそれが一つ足りない、と。
この比喩が、1話のテーマをそのまま説明している気がします。アリバイって、派手なトリックよりも「情報の欠け」1個で崩れないことが多い。時乃は最初から“派手な逆転”を狙っていない。欠けた部品を探しに行く。その姿勢が探偵として強い。
耳鼻咽喉科の診察券:奥山は耳が不自由だった
時乃が察時を連れ出して向かったのは、耳鼻咽喉科。奥山が患者だったこと、そして数年前の事故の後遺症で耳が不自由になっていたことが判明する。普段は口の動き(読唇)で会話していたという。
ここで事件の“歪み”が説明できるようになる。事故現場で奥山は痛みで目を閉じていた。耳が不自由で、目も閉じていたら、相手の質問が分からない。つまり奥山は「今、何を聞かれているか」が曖昧なまま答えてしまった可能性が高い。
決め台詞:「時を戻すことができました」
時乃が言い切る。「時を戻すことができました。奥山さんのアリバイは、崩れました」――この決め台詞は、視聴者に“解決のリズム”を叩き込む合図です。
ただし、ここで時乃が言うのは「トリック」ではなく「誤解と偶然」。奥山が事故現場で言った“藪マンション603号室”という具体的住所は、「どこで殺した?」への答えではなく、その直前の質問「どこに住んでる人だ?」への答えだった――耳が聞こえず、目も閉じていた奥山は、質問の切り替わりに気づけなかった。だから“住所だけ”が切り取られて、犯行場所のように扱われた。
察時が最初に覚えた違和感――「普通なら“香澄のマンション”と言うのに、なぜ住所を丸ごと言ったのか」――もここで回収される。ロジックの見取り図が、一気に繋がる瞬間です。
「奥山の自宅」での未遂:香澄は一度、息を吹き返していた
次に時乃が突くのが、奥山の行動。事故時、奥山が“スマホや財布を持たず”ふらふら歩いていたこと、事故現場が自宅の目と鼻の先だったこと――この2点から、奥山は外出途中ではなく「家を飛び出した直後」だった可能性が高いと読む。
では家で何があったのか。答えはシンプルで怖い。奥山は自宅で香澄と口論になり、衝動的に首を絞めた。頬の3本傷もその時についた。しかし香澄は死亡しておらず、気を失っただけで、その後意識を取り戻して自分で車を運転し、藪マンションへ帰宅した――時乃の推理はそこまで踏み込む。
ここ、察時が「飛躍しすぎだ」と疑うのも分かる。だけど、逆に言えば「そうでもしないと説明がつかない」。アリバイが崩れない時って、“常識の範囲内”で組み立てようとするほど詰むんですよね。
真犯人への一本道:「合鍵」と「爪の皮膚片」
香澄が帰宅してすぐ殺されたなら、犯人は“香澄が帰ってきた時点ですでに部屋にいた”ことになる。
つまり外から侵入して待ち伏せできる人物、しかも合鍵を扱える人物。そこで浮上するのが、藪マンションの管理人・磯田幸三。
そして決定打が、香澄の爪に残っていた皮膚片の扱い。もし香澄が奥山に襲われた後に帰宅してすぐ殺されたなら、手を洗う暇がなく、爪の証拠が“消えない”まま残る可能性がある。つまり「爪に奥山の皮膚片がある=藪マンションで奥山と揉み合った」とは限らない。証拠の意味が、場所の確定ではなく“直前の接触”に変わる。ここが第1話の快感ポイントです。
管理人室のサイン本:嘘が崩れる瞬間
察時は磯田に会いに行き、推理をぶつけるが、磯田は「奥山なんて知らない」ととぼける。ところが、管理人室を調べた捜査班が奥山の小説全巻(しかも“磯田宛てサイン入り”)を発見。嘘が嘘として可視化された瞬間、磯田は一気に崩れる。
察時がインカムで牧村と連携する演出も良い。推理は時乃、現場の押さえは察時。コンビ物としての役割分担が、この回ですでに完成しているんですよね。
真相:奥山の“依頼”と、磯田の暴走
磯田の自供で事件の全体像が確定する。磯田は奥山の熱烈なファンで、奥山から「香澄と別れるための弱みを探してほしい」と頼まれていた。奥山が香澄を自宅に呼び出している間に、磯田が香澄の部屋に侵入して物色する――そういう段取りだった。
しかし奥山の衝動(首を絞めた未遂)で香澄が早く帰宅してしまい、部屋の中で鉢合わせ。磯田はパニックになり、口や鼻を塞ぐなどして香澄を殺してしまう。
結果として、奥山は「殺したと思い込んだ」まま家を飛び出し、事故に遭い、捜査途中で病院から“死亡”の連絡が入る。これが「死者のアリバイ」――死んだ人間の告白と、死んだ人間のアリバイが同時に成立してしまう、皮肉な構図です。
エピローグ:5000円、口止め、そして貼り紙
事件解決後、察時は署内では“自分が解いた”体で振る舞い、若手刑事たちから持ち上げられる。内心バレたくないから必死にカッコつけるんだけど、その小物感が逆に愛嬌になっているのが安田顕さんの強み。
美谷時計店に戻った察時は時乃に口止めし、成功報酬の5000円を支払う。
時乃は「またのご利用お待ちしております」と真顔で返す。そして、店内に「アリバイ崩し承ります」を貼ろうとする時乃と、それを必死に止める察時。祖父が「一人でやるな」と言っていた、という“縦軸”の匂いもここで置かれて、第1話は綺麗に締まります。
ドラマ「アリバイ崩し承ります」1話の伏線

第1話は“導入回”のわりに、ちゃんと伏線を散らして回収してくるのが好印象でした。しかも難しいギミックじゃなく、生活の観察で拾えるものが多い。だからこそ、見返すと「あ、ここで全部言ってるじゃん」となるタイプです。
奥山側に仕込まれた伏線
- 頬の3本傷:香澄と揉み合った“場所”は、藪マンションではなく奥山の自宅だった可能性を示す。衝動の痕跡が、時間のロジックにつながる。
- 事故時に目を閉じていた:読唇ができない状態=質問の切り替わりに気づけない、という“誤解”のトリガー。住所回答の違和感がここで成立する。
- スマホの使い方/音楽がないPC:耳が不自由であることの間接証拠。派手さはないけど、時乃が「いくつもある」と言う通り積み上げ型の伏線。
- 宅配便の受領記録(確定行動):時間の針を固定するピン。ここが動かないからこそ、“藪マンションで殺した”前提が破綻していく。
香澄側の行動に仕込まれた伏線
- 爪に残る皮膚片:「藪マンションで争った証拠」と思わせておいて、実は“洗う暇がなかった”という時間の証拠になる。証拠の意味が反転するタイプの伏線。
- 香澄の車:香澄が“自力で帰宅した”仮説を支える存在。ここがないと時乃の推理は飛躍に見えるが、車があると現実味が上がる。
- 「密会写真」の存在:香澄が奥山を追い詰める動機そのもの。奥山が衝動に踏み込む導火線になっている。
磯田(管理人)側に仕込まれた伏線
- 「奥山を知らない」という嘘:後でサイン本が出てくるための仕込み。嘘は小さく見せるほど、崩れた時に一気に信用が落ちる。
- 合鍵を扱える立場:香澄の帰宅前に室内へ潜伏できる“条件”を満たすのが管理人だけ、という一本道を作る伏線。
- 奥山からの依頼(弱み探し):事件の構図を「恋愛のもつれ」から「ファンの暴走」へ接続する装置。動機がねじれていく怖さが残る。
事件の外側:レギュラー陣の縦軸伏線
- 察時が“アリバイ崩しが苦手”:今後も時乃に頼らざるを得ない根本理由。プライドと矛盾し続ける設定。
- ジュニア(渡海雄馬)の扱い:本部長まで忖度する構図が最初から見せられる。家柄が捜査を歪める匂いは、シリーズ後半に効いてくるタイプ。
- 祖父の「一人でやるな」:時乃の過去と危うさの伏線。第1話の段階では説明しすぎず、でも“釘”だけ打っているのが上手い。
ドラマ「アリバイ崩し承ります」1話を見た後の感想&考察

第1話を見終えて思ったのは、このドラマの推理は「難解さ」より「整理の快感」を狙っている、ということでした。
アリバイ崩し=派手なトリック破り、と思って構えると肩透かしを食らう。でも“時間の帳尻合わせ”として見ると、かなり筋がいい。
「トリック」より怖い、“誤解と偶然”の連鎖
時乃が言い切る通り、第1話はトリックというより事故です。耳が不自由だった奥山が、目を閉じてしまい、質問の切り替わりを認識できなかった。香澄は未遂から息を吹き返し、帰宅してしまった。管理人は部屋にいた。全部が「たまたま」重なっただけで、結果は殺人になる。
この“たまたまの怖さ”が、僕は結構好きでした。計画犯罪って、犯人の意志が強すぎて、推理としては手順を追えば読める。でも偶然の連鎖は、現場の人間の思い込みをそのまま罠にする。察時が最初に奥山を100%信じて走ったのも、その自然さが怖いんですよ。
時計屋探偵の必然:テンプ=情報の心臓
時乃がテンプを持ち出した瞬間、「あ、この作品は毎回こうやって解くんだな」と腑に落ちました。アリバイって“証拠を増やす”ほど強くなるようでいて、実は“足りない情報”が1個あるだけで永遠に崩れない。時計も、歯車が揃っていてもテンプがなければ動かない。
つまりこの作品の推理は、「犯人を当てるゲーム」より「時間を動かす部品を探す作業」に近い。だから見ていて疲れないし、後味も軽い。深夜枠のミステリーとして、これは正解の設計だと思います。
察時という男の魅力:ズルいのに憎めない
察時は、性格だけ抜き出すとまあまあ嫌なやつです。上から目線、素直じゃない、見栄を張る。でも、だからこそ面白い。自分の弱点(アリバイ崩しが苦手)を自覚しているのに、プライドが邪魔して頼れない。その矛盾が毎回のエンジンになる。
第1話のラスト、署内では「最初から分かってた」みたいに言ってドヤるのに、時計店では5000円を払って口止めする。この二重構造が、察時のキャラを一瞬で説明してしまう。SNSでも「安田顕の言い訳芸が最高」みたいな空気が出るの、分かります。
香澄と磯田の“悲劇”が、ちゃんと後味に残る
コメディ調で進みますが、真相はそこそこ重いです。香澄は不倫相手の男に首を絞められ、息を吹き返した直後に別の男に殺される。人生の終わり方として最悪に近い。
それでも物語は香澄を“ただの被害者”として消費しない。密会写真を集めて詰め寄る執念も、奥山に別れを許さない感情も、全部が人間臭い。
一方で磯田も、根っこは「尊敬する作家のために」という歪んだ善意から始まっている。ファン心理が暴走して犯罪に変わる怖さが、最初の事件に選ばれているのも意味深です。“推理作家が殺した”では終わらないところに、このドラマの誠実さがある。
SNSっぽい視点で言うなら、1話は「飯テロ」と「掛け合い」
理屈の話をたくさんしましたが、正直、1話の入口は“コロケ”です。限定3個に本気になる浜辺美波が強いし、しかもその後、お風呂でコロケを食べるという反則技もある。あれはSNSで「コロケ食べたくなる」「深夜に飯テロやめて」みたいな声が出やすい。
ただ、その軽さがあるからこそ、後半でロジックに寄せても重くならない。僕はこのバランスが、この作品の最大の武器だと思います。
1話の結論:このドラマは“時間の編集”を楽しむ作品
第1話のアリバイは、犯人が作ったものじゃない。誤解と偶然が、時間の見え方を歪めただけ。時乃はその歪みを、情報を並べ替えて“編集”し直した。だから決め台詞が「時を戻す」になる。推理の快感を、視聴者が体感できる言葉になっているのが上手いです。
1話の時点で、察時が時乃を手放せない理由も、時乃が一人でやることの危うさも、ジュニアという異物も全部置いた。派手な伏線回収じゃなく、“次も見たくなる必然”を作った導入として、かなり完成度が高い回だったと思います。
ドラマ「アリバイ崩し承ります」の関連記事
全話の記事のネタバレ

過去の記事についてはこちら↓

コメント