2016年秋ドラマでTOKIOの松岡さんが女装をするドラマ「家政夫のミタゾノ」の第5話が終了しました。
5話のミタゾノもとてもおもしろかったですね。あの芦田愛菜ちゃんに似ている子役は豊嶋花ちゃんでしたが、演技がとても上手でしたね。マギーも相変わらず演技がうまかったです。

恩師の隠された“汚れ”と家庭の闇に迫った『家政夫のミタゾノ』シーズン1第6話。花田えみりが最後の派遣先で直面するDV問題や息子の秘密とは?ミタゾノの衝撃的な介入方法や、かつらが取れるハプニングなど見どころ満載の回を、ネタバレありで感想考察していきます。
2016年11月25日(金)の夜11時15分に放送される「家政夫のミタゾノ」の第6話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。
※以後ネタバレ注意
家政夫のミタゾノ(シーズン1)第6話の見どころ…DV問題と隠された息子の秘密

第6話は花田えみり(清水富美加)にとって“最後の仕事”となる派遣先で起きた衝撃の事件が描かれます。舞台はえみりの恩師・金森八重子(浅田美代子)の家。
理想の教師として慕われてきた八重子先生でしたが、そこには教え子を金銭で脅すという恐ろしい秘密が潜んでいました。家庭内の孤独やDVにも通じる支配の構図が浮き彫りになり、ラストにはミタゾノらしい冷酷さと優しさが交錯します。
花田えみり、最後の派遣!恩師を守ろうとミタゾノに挑む
実家の都合で家政婦を辞める決意をしたえみりは、最後に恩師から名指しで依頼を受けます。所長の反対を押し切り「この仕事を最後にします」と宣言。派遣先でミタゾノと合流した彼女は「先生の秘密は絶対暴かせない!」と真っ向から立ち向かいます。
普段はミタゾノに振り回されがちなえみりですが、この回では初めて自分の意思で恩師を守ろうとする強さを見せました。教え子としての純粋な愛情と正義感が感じられ、女性目線でも胸が熱くなる展開でした。
理想の教師に潜む闇…金森先生の恐るべき秘密
一見、生徒思いに見える八重子先生ですが、実は教員免許を持たない“偽教師”の疑いがありました。さらに驚くべきは、かつての教え子たちの非行や秘密を握り、脅迫して金を巻き上げていたこと。家中には隠しカメラが仕掛けられ、訪れる元教え子たちは恐怖から彼女に従っていたのです。
背景には孤独と寂しさがありました。最愛の息子・一成に家を出て行かれ、生徒たちにも離れられた八重子先生は「自分の元から去らせないため」に脅迫という歪んだ方法を選んでしまったのです。これは愛情を暴力や支配にすり替えるDV的な構図とも重なり、切なさと恐ろしさを感じました。
やがてミタゾノが用意したビデオによって恐喝の証拠が次々と暴かれ、元教え子たちの怒りが爆発。「もう先生なんて信じられない!」と全員が離れていき、八重子先生は信頼もお金も失って孤独に陥ります。
まさかの爆笑シーン!ミタゾノのかつらが飛ぶ
シリアスな展開の中で、シリーズ屈指のハプニングが描かれました。なんとミタゾノの“かつら”が取れてしまうのです。
恩師を守ろうとしたえみりが釣り竿を使って“かつら一本釣り”に成功する場面は衝撃的。普段飄々としたミタゾノが慌てて頭を隠す姿は緊張と爆笑が入り混じり、SNSでも大きな話題となりました。
この場面は単なるギャグに留まらず、えみりの本気度とミタゾノの隙を強調する象徴的なシーンでもありました。
ミタゾノの真の狙い…冷酷さと優しさの同居
八重子先生の恐喝を暴いたミタゾノですが、所長・結頼子が語ったのは衝撃の真実。「本当に壊そうとしていたのは金森家ではなく、花田家だったのよ」と。つまり彼は、えみり自身の家庭問題に踏み込んでいたのです。
実際、えみりは事件後に実家と決裂。
「家政婦を続ける!」と宣言して親元を飛び出しました。お嬢様育ちの彼女が自立を決意するきっかけを作ったのは、まさにミタゾノの“介入”。冷酷ですが、彼なりの優しさでもありました。
一方で八重子先生にも救いを残しました。追い詰められた彼女に息子の現住所を書いたメモを渡し、再会のきっかけを与えたのです。後日談では息子に呆れられながらも、母子が再び向き合う場面が描かれました。破壊と同時に再生の種を残すのが、ミタゾノ流の“救済”なのでしょう。
家政夫のミタゾノ(シーズン1)第6話の豆知識・家事情報
第6話では、物語のシリアスさとは対照的に、家庭で役立つ家事豆知識が登場しました。
普段はミタゾノさんが時間を止めたかのような演出で披露するコーナーですが、この回はなんと花田えみり(清水富美加)が代役に!「私にやらせてください!」とばかりに奮闘する姿が新鮮で、見どころの一つとなりました。紹介された家事情報は料理に関する2つの裏技です。
天ぷらをサクサクに揚げる裏技
かき揚げなどの天ぷらをサクッと仕上げる方法として紹介されたのは、衣にマヨネーズを少し混ぜるというテクニック。
マヨネーズに含まれる酢や卵黄の効果で、揚げ上がりがカラッと軽くなり、冷めてもサクサク感が持続します。天ぷらがしんなりしてしまう悩みを解決できる実用的な豆知識で、「次はこの方法で作ってみよう」と思わせる裏技でした。
エリンギで作る「なんちゃってアワビ」
もう一つの驚きのレシピが、エリンギを使った高級食材の代替料理です。エリンギを薄くスライスして軽く煮た後、中華スープにオイスターソースを加えて風味付け。
取り出したエリンギに、スープへ加えた海苔の佃煮とバターのソースをかけると、まるでアワビのような食感と味に変身します。劇中でも八重子先生が「これはアワビ!?」と驚いており、節約料理としてもユニークで魅力的な一品でした。
物語に一息つける“癒やしタイム”
これらの豆知識は、重いテーマが続く物語の中で視聴者をホッとさせる“癒やしタイム”でもありました。
特に「なんちゃってアワビ」は遊び心満点で、私自身も「今度試してみよう」とワクワクしました。毎回のストーリーに織り交ぜられる生活の知恵は、『ミタゾノ』シリーズならではの魅力です。
家政夫のミタゾノ(シーズン1)第6話のあらすじ(ネタバレ)

花田えみり(演:清水富美加)の中学時代の恩師・金森八重子(演:浅田美代子)から、むすび家政婦紹介所に依頼が入る。だが、えみりはちょうど退職を決意したところだった。
退職を了承した結頼子(演:余貴美子)は代わりに三田園薫(演:松岡昌宏)を八重子の家へ派遣しようとするが、恩師が三田園にひどい目に遭わされては大変、と「この仕事を最後にします」と宣言。みずから名乗り出て、八重子の家へ向かう。
しかし、既に八重子の家には三田園の姿が。三田園は家の中を見回し、何かを探ろする。この姿を見たえみりは「先生のことを追い詰めたら絶対に許しませんからね!」と釘を刺すのであった。
“理想の教師像”のような八重子は歴代の教え子からも信頼も厚く、まさに教師の鏡出会った。えみりは「あんなにみんなから慕われているんだから、あなたが喜ぶような隠し事はありません」と三田園を牽制する。
しかし三田園は八重子が、もしかしたら免許を持たないニセ教師なのではという情報をつかみ、破壊行動を開始しようとする!恩師を守るためにえみりは、ついにミタゾノの秘密を暴こうと…カツラを奪いとる!?
家政夫のミタゾノ(シーズン1)第6話の感想&考察

第6話は、笑い・衝撃・感動が絶妙に詰め込まれた神回でした。
恩師の裏切り、えみりの成長、そしてミタゾノの意外な一面――視聴後に強い余韻が残る内容です。
ここからは印象的なポイントを振り返りながら考察していきます。
恩師・八重子先生の裏の顔と人間臭さ
序盤では生徒思いの熱血教師に見えた八重子先生が、実は教え子を脅して金銭を巻き上げていたという事実は衝撃的でした。「知りたくなかった真実」と感じた視聴者も多かったでしょう。
ただし、その動機が孤独と愛情のこじれから来ていることが分かると、私は少し同情してしまいました。大事な息子に去られ、生徒からも慕われなくなった寂しさ。
誰にも必要とされない喪失感を埋めるために、金銭という形ででも繋ぎ止めたいと思ったのかもしれません。歪んだ方法とはいえ、人間らしい弱さが見えて切なくなります。DV加害者が「愛ゆえに」と支配するケースと同じく、八重子先生の行動にも悲しい愛情の歪みが表れていました。
ラストでミタゾノが息子の居場所を教える場面は救いでした。息子の態度は冷めていましたが、親として向き合うチャンスを得たことは一筋の光明。完全に突き放すのではなく、再生の可能性を残すミタゾノの介入に優しさを感じました。
花田えみりの成長と自立
第6話のもう一つの軸は、えみりの成長物語です。恩師を守るために「ミタゾノさんには暴かせない!」と宣言し、正面から立ち向かう姿にはこれまでにない強さがありました。
結果的に親元との確執から独り立ちを選ぶことになり、辛い結末ではありますが、「家政婦として学んだことを糧に生きていく」という彼女の芯の強さが伝わります。ドジなお嬢様だった初登場時からは想像できない大きな成長であり、ミタゾノが敢えて厳しい現実を突きつけて促した成長のようにも感じました。
伝説の“かつら事件”で見せた意外な一面
第6話で特に視聴者の話題をさらったのは、ミタゾノのかつらが奪われるシーン。えみりが釣り竿で見事に“一本釣り”した瞬間は、シリーズ随一の衝撃でした。
普段は完璧超人のミタゾノが慌てる姿は意外であり、親近感すら覚えました。シリアスな展開の中で挟まれたこの爆笑シーンは、緊張感を和らげる最高のアクセント。えみりの本気度とミタゾノの隙を同時に示す名場面でした。
破壊と再生をもたらすミタゾノの流儀
第6話全体を通して、本作のテーマ「汚れを落とし、関係をリセットする」が鮮明に表れていました。八重子先生の歪んだ師弟関係は暴かれて崩壊しましたが、息子と向き合う再出発の機会を得ました。花田家も一度は崩壊したものの、えみりが自立するきっかけを得る展開となり、結果的に新しい未来が開けました。
ミタゾノは破壊者であると同時に再生の種を残す存在。その冷酷さと優しさの同居こそが彼の魅力であり、第6話はその真髄がよく表れた回だったと感じます。
演技面の魅力と余韻
浅田美代子さん演じる八重子先生の怪演も印象的でした。最初の優しい笑顔から、秘密が暴かれた後の狂気じみた豹変まで、緩急の効いた演技にゾクッとしました。
そして清水富美加さんも、コミカルからシリアスまで振り幅の大きな演技を披露。かつら奪取の奮闘や、最後に勝ち誇る表情は見事で、えみりというキャラクターの魅力を存分に引き出していました。
コメント