吉高由里子さんが主演の注目ドラマ『東京タラレバ娘』の5話が終了しました。

ついに倫子が新たなる恋へ踏み出し、今度は結婚まで発展しそうですね。今後はどのように物語がすすんでいくのでしょうか?6話も注目していきましょう!
2017年2月22日(水)夜10時放送のドラマ「東京タラレバ娘」6話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「東京タラレバ娘」6話の見どころ…幸せの形を問い直す回

第6話では、倫子・香・小雪の三人がそれぞれの“幸せ”と向き合います。イケメンバーテンダー・奥田との交際がスタートした倫子は、彼からプロポーズめいた言葉を投げかけられて舞い上がります。
奥田は料理上手で優しく、倫子を大切にしてくれる理想的な男性。見どころは、倫子が結婚と仕事の狭間で揺れ動く姿です。過去に脚本の仕事を降ろされ、新人のマリカに取って代わられた経験があるからこそ、奥田の「ずっと一緒にいられたら幸せだろうな」という言葉に心が揺さぶられます。
香は元カレの涼を忘れるために婚活パーティーへ参加しますが、心は相変わらず涼に引き寄せられてしまいます。ライブ会場で涼の新しい恋人がモデルだと知った記憶が蘇り、彼女の胸の内が痛いほど伝わってきます。
小雪は丸井との不倫から抜け出せないまま、父親からの「幸せになってほしい」という言葉に心が締め付けられる。三人三様の“タラレバ”が交差し、視聴者も自分の人生を見つめ直さずにはいられません。
鍵を握るのはKEYです。彼は倫子の弱さを容赦なく指摘し、理想と現実のズレを突きつけます。花束を抱えていた姿から優しさを垣間見た視聴者は、第6話で彼がどんな言葉を放つのか注目でしょう。温かいだけではないキツい一言が、物語にピリッとした刺激を与えます。
「東京タラレバ娘」6話のあらすじ&ネタバレ

奥田との同棲生活
倫子(吉高由里子)は料理上手なバーテンダー奥田(速水もこみち)と正式に交際をスタートする。奥田のマンションで目覚めた倫子は、手際良く作られた朝食や整理された部屋に感激し、「この人となら幸せになれるかもしれない」と心が弾む。
そんな彼は「仕事が辛いなら辞めてもいいんだよ。僕が養うから」と優しく語りかけ、結婚をほのめかす。一方で倫子の頭には、脚本の仕事を新人作家のマリカに奪われた屈辱がよぎり、「仕事を捨てて幸せになれるのか」という葛藤が芽生える。
香(榮倉奈々)は友人の勧めで結婚相談所に足を運び、条件の良い男性たちと会うものの、心が全くときめかない。過去にライブ会場で元恋人の涼(平岡祐太)がモデルの彼女を連れていた姿を見て以来、彼を忘れる努力をしてきたが、婚活の場でも涼の姿が脳裏をちらつく。結局、香は涼からの連絡に応えてしまい、会うと「もう会わないほうがいい」と口では言いながらも、体は素直になってしまう。
小雪(大島優子)は、既婚者の丸井(田中圭)との関係を断ち切れずにいた。父の小雪亭で二人で飲んでいると、父親から「幸せになってほしいな」と真顔で言われ、胸が痛む。罪悪感を抱えながらも、丸井が「妻とはもう終わっている」と言う言葉にすがる小雪。彼女は「この恋に未来はない」と分かっていても、気持ちを止めることができない。
倫子は奥田との同棲を始め、仕事もないことから専業主婦のような生活に浸る。料理を覚え、部屋を掃除し、奥田に喜んでもらうことだけを考える日々。最初は幸せの絶頂にいるように見えたが、次第に自分のやりたいことがなくなることに違和感を覚える。
ある日、奥田が「今の倫子が好き。女は家庭に入る方が幸せだよ」と笑顔で言った瞬間、倫子は言い知れないモヤモヤを覚え、心の中の“タラレバ女”が「これで良いの?」と問いかけてくる。
香の婚活と涼への未練
香は結婚相談所で紹介されたハイスペック男性に誘われ、デートを重ねる。
しかし、相手がどれほど優しくても、思い出すのはギタリストの涼との思い出。友人に「涼はクズ男だ」と言われても、「もう二度と会わない」と口にしつつ涼からの着信に心が揺れ、会いに行ってしまう。
その度に一夜を共にし、自分が“セカンド女”から抜け出せないことを自覚して落ち込む。香の葛藤は、視聴者に恋の依存と自尊心のせめぎ合いを突きつける。
小雪の苦しみと父の思い
小雪は丸井から「妻とは終わるから信じて欲しい」と何度も言われるが、進展はなく、ただ時間だけが過ぎていく。
ある日、父の店で丸井と飲んでいると、偶然父が帰ってきて、二人の姿を目撃する。父は何も言わないが、後日小雪に「お前には幸せになってほしい」と諭す。小雪は父の愛情を痛感しつつも丸井との関係を切る勇気が出ない。
KEYの厳しい助言と倫子の決断
バーで女子会をしていた三人のもとにKEY(坂口健太郎)が現れ、「あなたたちはタラレバばかりで現実から逃げている」と厳しい言葉を投げつける。
彼は「結婚がゴールじゃない。目の前の現実と向き合え」と倫子を見つめる。後日、倫子が奥田と夕食を作っていると、奥田が「ロールキャベツはキャベツの巻き方が下手だね。僕のやり方の方が美味しいよ」と無邪気に訂正する。仕事も恋も自分らしくいられないことに気付いた倫子は、奥田に「私、やっぱり脚本を書きたいの。あなたは素敵だけど、私には合わない」と涙ながらに伝える。
奥田はショックを受けながらも、倫子の気持ちを尊重して別れを受け入れる。帰り道、倫子は「ああすれば、こうすればと考えてばかりで、結局自分の人生を決められなかった」と反省しながら歩く。その時、KEYが現れ、口喧嘩の末に突然倫子にキスをする。驚いた倫子は言葉を失い、第6話はそこで幕を閉じる。
「東京タラレバ娘」6話の感想&考察

幸せの基準は誰が決めるのか
第6話のテーマは「幸せとは何か」。奥田と付き合い始めた倫子は、プロポーズのような言葉を素直に喜び、「このまま結婚してもいいかも」と心が揺れます。
しかし専業主婦のような生活を送るうちに、自分が空っぽになっていく感覚に気付きます。過去に仕事を奪われた倫子が、ここで再び仕事への情熱を思い出す展開は胸が熱くなりました。
結婚=幸せというステレオタイプに疑問を抱き、「自分の幸せは自分で決める」という決意に至る過程が丁寧に描かれています。
女友達の支えと共依存の危うさ
香と小雪のストーリーでは、友達同士の支え合いと共依存の危うさが浮かび上がります。
香は「ちゃんとした恋愛がしたい」と言いながら、元カレの涼からの連絡に応えてしまう。涼にはすでにモデルの彼女がいると知りながらも、心を断ち切れない香の葛藤が痛いほど伝わり、SNSでも「香の気持ちが分かる」「自分も同じ経験がある」と共感の声が多数見受けられました。
一方、小雪は父の優しさに触れても丸井を手放せず、視聴者からは「不倫をやめて自分を大切にしてほしい」とコメントが寄せられています。三人は互いに励まし合いますが、時に慰め合うことで現実から目をそらしてしまう危険もはらんでいます。
KEYの言葉が突き刺さる理由
KEYは第1話から倫子たちに辛辣な言葉を投げ、彼女たちの“タラレバ”思考を打ち砕いてきました。
第6話でも「結婚が幸せとは限らない」と断言し、倫子の心を動かします。花束を抱えていた彼の優しさを知る視聴者は、彼の厳しさに込められた思いを理解したはずです。
彼の言葉は、逃げ道を塞ぎ自分の本音と向き合うきっかけを与えてくれるもので、倫子が奥田と別れを選ぶ背中を押したのは間違いありません。ラストのキスは突然でしたが、KEYなりの「覚悟を決めろ」というメッセージだと感じました。
タラレバからの脱却は一朝一夕ではない
この物語の魅力は、登場人物たちがすぐに成長しないところにあります。倫子は奥田との破局を経て自分のやりたいことに気付きましたが、香も小雪もまだ迷いの中にいます。
第6話で香は婚活にチャレンジしたものの涼への未練を断ち切れず、小雪も丸井との関係を続けています。SNSでは「香と小雪も早く幸せになってほしい」「3人とも頑張れ!」と彼女たちを応援する声が多く、視聴者が彼女たちの成長を見守っていることが伝わってきました。
人生におけるタラレバは誰もが抱えるものであり、その葛藤がリアルに描かれているからこそ共感を呼びます。
自分らしく生きることの大切さ
倫子が奥田に別れを告げるシーンは、自分らしく生きることの尊さを教えてくれました。彼は悪い人ではなく、むしろ理想的な“結婚相手”に見えましたが、相手に合わせすぎて自分を見失う恋は長続きしません。
仕事を愛する倫子が「脚本を書きたい」と再び歩き出す姿に、特に働く女性たちからエールが送られています。過去に見せたKEYの優しさを知っている視聴者は、彼が今後どう倫子を支えるのか期待を寄せているでしょう。
まとめ
第6話は、結婚か仕事かという究極の選択を通して、主人公たちが幸せの基準を問い直す回でした。倫子は“理想の男性”奥田と別れ、自分の夢に向かって再び歩き始めます。
香は元カレへの未練に揺れ、小雪は不倫の沼から抜け出せないままですが、3人の友情と支え合いが次の一歩を踏み出す力になっていることが伝わってきます。彼女たちのタラレバがどのように変化していくのか、そしてKEYとの関係がどう進展するのか、次回以降も見逃せません。
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