金曜ナイトドラマ・ご飯が食べたくなるドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第7話が終了しました。

ドラマ「グラメ」が第8話で最終回になります。古賀が「辞表」を出してししまいました。グラン・メゾンはどうなってしまうのでしょうか?
このまま阿藤内閣は終了してしまうのでしょうか?最終回にも注目していきたいです!
2016年9月9日夜11:15分放送のドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第8話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
グ・ラ・メ!(ドラマ)第8話のあらすじ&ネタバレ

一木くるみ(演:剛力彩芽)は時間を持て余す日々を送っていた。「阿藤おろし」がどんどん激化し、すっかり会食も減ってしまったからだ。
そんな中、世間で絶大な支持されている日本進憲党の議員である氷室誠之介(演:葛山信吾)が阿藤一郎(演:小日向文世)と“官邸グラン・メゾン”を真っ向からバッシング。
氷室は記者達の前で次期内閣総理大臣を目指すことを宣言する!
そんなことを意に介す様子もない阿藤は、マスコミに官邸グラン・メゾンを公開するため、記者を官邸に招待。しかしその日、阿藤は体調不良を訴え、記者たちの前倒れてしまう!
阿藤の健康不安から内閣支持率は急降下してしまう。与党の重鎮からも政権維持が心配されている中、氷室は再びカメラの前に現れる。「自分を官邸グラン・メゾンに招いてほしい」と直接阿藤総理との会食を申し出る。
“いよいよ史上最年少総理大臣の誕生か”とマスコミは騒ぎ始め、くるみは阿藤と氷室の会食に向け、準備を開始する!
頑張ろうとした矢先くるみは、古賀が連日大物政治家と密会しているという週刊誌の記事を目にする。阿藤の退陣を古賀までもが計画していると考えると愕然とするくるみ。すると阿藤は「僕はいまが潮時なんだよ」と意味深長な発言をする・・。
果たしてくるみは阿藤と氷室の会談を成功させることはできるのか? 官邸料理人・一木くるみが最後のひと皿に込める思いとは?
グ・ラ・メ!(ドラマ)第8話(最終回)の感想&考察

最終回となる第8話は、クライマックスにふさわしい緊張感と感動に満ちた回でした。
現職の阿藤総理(小日向文世)と次期総理候補・氷室議員の“最後の会食”という直接対決に、私も手に汗を握りっぱなし。官邸料理人・一木くるみ(剛力彩芽)がどんな一皿を生み出すのか、彼女の成長の集大成が問われる瞬間でもありました。ここからは最終回を振り返りつつ、印象的なポイントを考察していきます。
くるみの成長とグランメゾンの結末
くるみは第1話から一貫して「料理でメッセージを伝える」ことを信条としてきましたが、最終回ではその真骨頂を披露しました。彼女が用意したのは「ガチョウのコンフィ~蓮の実のリゾット添え~」。ガチョウの脂には耳を良くする効果、蓮の実には目を良くする効能があるとされます。つまりそれは氷室議員への暗示――「目と耳を開き、志を見失わないで」というメッセージでした。
くるみの料理は氷室の心を揺さぶり、結果的に阿藤総理の続投が決定。氷室自身が阿藤の器を認めて総理の座を譲る姿に、私は鳥肌が立ちました。阿藤総理の口にした「潮時」という言葉が、単なる終わりではなく「ちょうどよい時期」を意味していたことにも感動。料理が日本を動かす――ドラマのテーマが鮮やかに証明された瞬間でした。
物語の結末として、阿藤政権は改革を続け、“官邸グラン・メゾン”も存続。古賀が去った後は清沢晴樹(高橋一生)が正式に官邸料理長となります。当初は「変わらない美味しさ」を信条にしていた清沢ですが、くるみが作った「若鶏のソテー官邸風」にショウガや柚子のアレンジを施して見せたことで、彼も「変化することも悪くない」と悟りました。くるみの情熱は、あの頑固な清沢すら変えてしまったのです。
そしてくるみ自身は「総理を辞めさせる料理を作る」と宣言した責任を取り、官邸を去ることを決意。国会議事堂を後にする彼女の手にはパスポート。新たな挑戦へと旅立つ姿に、私は清々しい感動を覚えました。原作のように海外修行やクルーズ船の料理長になる未来も想像させるラストで、成長した彼女の未来が広がっているのを感じました。
人間ドラマに込められた想い
最終回では、料理と政治のサスペンスだけでなく、人間模様のドラマも大きな感動を呼びました。まずは古賀秘書官。第7話で辞表を出した彼ですが、最後まで阿藤総理を陰で支え、氷室陣営の裏を探って真相を暴く姿が描かれました。帝国ホテルのシェフだった過去を封じてまで総理を守り抜いた古賀。その忠義と熱い想いに胸がいっぱいになりました。
また、阿藤総理と娘・理子(内藤理沙)の和解も忘れられません。父を憎んでいた理子が真実を知り、父を支えるファーストレディとして歩み始めた姿には心が温まりました。長年の確執が解け、親子の絆が再生したからこそ、阿藤総理も最後まで戦い抜けたのだと思います。
さらにシングルマザー・ノエルと梶原の結婚という温かなサブストーリーも描かれました。ノエルの娘サチの父親が梶原であると明かされ、三人で新たな家庭を築く展開に胸がじんとしました。恋愛要素が控えめなドラマでしたが、この小さな愛の物語が全体に優しい彩りを添えていたと思います。
まとめ:料理が人を動かす奇跡のフィナーレ
全8話を通じて一貫して描かれたのは「料理で人の心を動かす」というテーマ。最終回ではそれが日本の未来を左右する一皿に昇華され、政治ドラマとグルメドラマが完璧に融合しました。
くるみが旅立ち、清沢が官邸を守り、古賀が陰で支え、阿藤総理が改革を続ける。キャラクターそれぞれの選択が重なり合い、心に残る余韻を残しました。エンディングで見せた晴れやかな笑顔と、優しい卵焼きのような温かい余韻――短い8話ながら、深く心に刻まれるドラマでした。
視聴を終えた私は、「またいつか、くるみが総理の料理番として戻ってくる日を見たい」と心から思いました。笑いあり涙あり、料理の温もりに満ちた素晴らしい最終回でした。
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