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【ネタバレ感想】VIVANT(ヴィヴァン)第5話の考察!乃木の正体と父・ノゴーン・ベキ、衝撃の真実が明かされる転換回

【ネタバレ感想】VIVANT(ヴィヴァン)第5話の考察!乃木の正体と父・ノゴーン・ベキ、衝撃の真実が明かされる転換回

第5話は、シリーズ中盤にして物語の方向性を大きく変える決定的な回でした。

これまで「商社マン」として生きてきた乃木憂助(堺雅人)が、実は自衛隊の極秘諜報部隊“別班”の一員であることが明確に描かれ、国家を揺るがす闇組織“テント”との諜報戦が本格化します。

さらに、物語の核心を突く驚愕の展開も――テントのリーダー“ノゴーン・ベキ”の正体が〇〇。

緊張と衝撃が連続する第5話は、『VIVANT』という作品の真のテーマ――“生きること”と“信じること”――を浮かび上がらせた、シリーズ屈指の転換点です。

目次

「VIVANT」第5話の見どころ…別班とテントの極秘諜報戦、そして明かされる驚愕の真実

「VIVANT」第5話の見どころ…別班とテントの極秘諜報戦、そして明かされる驚愕の真実

別班エージェント・乃木、テントへの潜入作戦開始

第5話の最大の見どころは、主人公・乃木憂助(堺雅人)の正体が自衛隊の極秘諜報部隊「別班」であることが明確になり、テロ組織“テント”との緊迫した諜報戦が本格化した点だ。

第4話ラストでその正体が明らかになり、今話では早くも別班としての乃木が行動を開始。仲間の黒須駿(松坂桃李)と連携し、テントに内通していた同僚・山本巧(迫田孝也)を密かに“排除”する。

さらに、テント幹部への潜入を試みる乃木の姿は、これまでの「お人好しの商社マン」とは別人のよう。冷静で大胆、そして完璧な頭脳を駆使して、敵の核心へと迫っていく。ここから「別班VSテント」の諜報戦は一気に加速する

戦慄の尋問シーン――乃木の“もう一つの顔”

中盤の尋問シーンでは、乃木の冷酷な一面が強烈に描かれた。テント幹部アリ・カーン(山中崇)を追い詰めた乃木は、アリの家族を人質に取り、命を盾に情報を引き出そうとする

背後からゆっくりと迫り、淡々と脅す乃木の姿はまるで別人。黒須に命じて人質を高所から突き落とすよう指示するなど、非情な演出が続く。普段の穏やかな表情とのギャップに、視聴者も息を呑んだ。

だが、この冷徹な拷問劇の裏には綿密な作戦があった。人質は実際には救出済みであり、乃木は“殺すふり”でアリの心理を追い詰めていたのだ。

ギリギリの駆け引きで真実を引き出す一方、決して無関係の命を奪わない――乃木の“正義の狂気”が光る名場面だった。

明かされる乃木の過去、そしてテントのリーダーの正体

一方、公安の野崎守(阿部寛)は山本の不審な死をきっかけに乃木への疑念を深める。独自の調査で、乃木が幼少期に中央アジア・バルカ共和国で人身売買に巻き込まれ、両親とはぐれていたこと、そして帰国後に孤児院で育った過去を突き止める。

さらに乃木は高校からアメリカの軍事学校へ進み、全科目首席で卒業したエリート――つまり、商社での“ドジで気弱な乃木”はすべて偽装だったのだ。

そして、クライマックスで物語は一気に加速する。

アリの尋問により、「テントのリーダーはノゴーン・ベキ」という名が浮上。乃木が長年持ち歩いていた古い写真に写る男こそ、そのノゴーン・ベキだった。信じがたいことに、彼の正体は乃木の実の父・乃木卓。幼い頃に内戦で死んだと思われていた父が、今やテロ組織の頂点に立っていたのだ。

父は敵。息子は別班。

任務と血の宿命が重なり、乃木の物語は新たなステージへと突入する。

第5話は、物語全体の構図を一変させる衝撃の真実で幕を閉じ、視聴者に次回への期待と緊張を残した。

「VIVANT」第5話のあらすじ&ネタバレ

「VIVANT」第5話のあらすじ&ネタバレ

乃木の正体は“別班”の諜報員――影で動く国家の影

エリート商社マンとして平凡な日々を送っていた乃木憂助(堺雅人)。

しかしその正体は、表向きの身分を隠して活動する自衛隊の極秘特殊部隊「別班」のエージェントだった。公安の野崎守(阿部寛)すら知らなかったこの事実が明かされ、物語は新たな段階へ突入する。

物語冒頭、乃木は同僚の山本巧(迫田孝也)を極秘裏に“排除”する。山本はテロ組織“テント”の協力者=モニターであり、情報を漏洩させていた裏切り者だった。

任務を終えた乃木は、別班の上官・櫻井(キムラ緑子)と接触し、「公安の野崎が自分に疑いの目を向けている」と報告。櫻井は「慎重に動け」と釘を刺しつつ、上層部への報告を約束した。

乃木は自らの正体が露見するリスクを承知の上で、テント壊滅という使命を一人で遂行する覚悟を固める

野崎の疑念――乃木という“謎の男”を追う

日本政府の働きかけによって、バルカ共和国で出された乃木・薫(二階堂ふみ)・ドラム(富栄ドラム)への指名手配が解除される。

野崎は冤罪の解消を祝う食事会を開き、乃木たちを招待。

その席で、乃木が砂漠で出会った少女ジャミーンの手術資金クラウドファンディングに1,470万円もの個人寄付をしていたことが発覚し、一同を驚かせた。乃木は「命を救われた恩を金で返すことはできない」と静かに答えるが、野崎はこの“完璧すぎる優しさ”に違和感を抱く。

山本の不審な死を経て、野崎の胸に「乃木が裏で何かを隠しているのではないか」という疑念が芽生えていく。

その後、公安部の権限で野崎は乃木の経歴を徹底的に洗い直す。

驚くべきことに、乃木は京都出身ではなく、かつて「丹後隼人」という名で児童養護施設に預けられていた。彼は幼少期に両親と共に中央アジア・バルカ共和国を訪れた際、内戦に巻き込まれて行方不明になり、日本に保護されていたのだ。

当時、強いトラウマで記憶を失っていた乃木は、戦場ジャーナリストによって救出されるも、本当の身元は不明のまま。

施設で「丹後隼人」と名付けられ、成長とともに驚異的な学習能力を示した

高校卒業後、米国の軍事学校に留学し、全科目で首席を取るほどの頭脳を発揮。大学進学時に名字を「乃木」に戻し、以降の経歴が現在へと繋がる――野崎は、この“完璧な男”の裏に潜む闇を確信し始めていた。

再びバルカへ――テント幹部アリ・カーンとの心理戦

疑いを向けられながらも、乃木は商社の出張を装って再びバルカへ向かう。表の顔では出張、裏の任務はテロ組織“テント”への潜入。

別班としての動きを再開した乃木は、現地で活動する野崎公安チームを監視しつつ、テント幹部アリ・カーン(山中崇)への接触を狙う。

別班上司の櫻井から「アリの居場所を特定した」との報告を受け、乃木と黒須駿(松坂桃李)は先回りしてアリを確保。

アリとその家族を人質に取り、冷徹な尋問を開始する。

乃木はアリに“恐怖”という名の心理戦を仕掛け、黒須に命じて人質を次々と高所から突き落とすよう指示。
アリは錯乱し、ついに「テントのリーダーはノゴーン・ベキ」と口を割る。

その名を聞いた瞬間、乃木は凍りつく。

彼の手元にあった古い写真に写る男性――それがノゴーン・ベキであり、乃木の実の父・乃木卓であったのだ。

父は生きていた――敵の頂点に立つ“血の宿命”

かつて内戦で命を落としたはずの父が、今は世界を震撼させるテロ組織の頂点にいる。

「父が敵だった」という信じ難い真実に、乃木は言葉を失う。さらにアリが放った言葉――「テントの最終標的は日本」。それは乃木にとって、国家のために生きる別班の任務と、家族の絆をめぐる究極の選択を意味していた。

第5話は、乃木の出自と宿命、そして“父との対決”という物語の核心がついに動き出す決定的な回。

冷徹なエージェントの裏に潜む人間・乃木の苦悩と、血の宿命に導かれるドラマが、ここから本格的に幕を開ける。

「VIVANT」第5話の感想&考察

「VIVANT」第5話の感想&考察

乃木憂助、別班としての冷徹な覚悟

第5話は、乃木憂助という人物の「本性」が一気に表面化した回だった。

これまで見せていたドジで温厚な商社マンの姿は仮面にすぎず、実際の乃木は語学堪能・戦略に長けた特殊部隊の精鋭。特にアリ・カーンへの尋問シーンでは、堺雅人の狂気を感じさせる演技が圧巻だった。

背後からゆっくりと迫り、低い声で脅しをかける――その冷たさはまさに“別班”そのもの

だが彼の非情さは、ただの暴力ではない。

乃木は国家を守るために必要な“悪”を引き受ける覚悟を持っており、無関係の命は決して奪わない。恐怖を演出しながらも家族を守るという計算された作戦に、彼の理性と倫理が表れていた。

その中で放たれた「美しき我が国を汚す奴は許さない」という台詞は、乃木の信念を象徴している。彼はただのスパイではなく、“祖国を陰から守る者”として生きる使命を帯びているのだ。

明かされた父・乃木卓の正体と親子の宿命

第5話最大の衝撃は、テントの黒幕=乃木の父だったという事実。

第1話から登場していたノゴーン・ベキ(役所広司)の正体が明確になり、物語の構造が一変した。

幼少期に死んだと思っていた父が、実は生きており、敵として立ちはだかる――この“親子対決”はまさに宿命のドラマだ。

なぜ父はテロ組織を率いるようになったのか?かつては正義を重んじる警察官だった彼が、どこで道を踏み外したのか。バルカの内戦、家族との離別、そして国家への絶望――そのすべてが、父を「ベキ」という存在に変えてしまったのだろう。

また、“VIVANT”というタイトルの意味も、この親子の物語と深く関係している可能性がある。

フランス語で“生きている”を意味するこの言葉は、「生き残った者」という隠喩でもある。

生き延びた父と、父を信じて生きてきた息子。二人が再会したとき、どんな感情が交わされるのか――その瞬間がこのドラマ最大のクライマックスになることは間違いない。

乃木の過去の真相と新たな謎

第5話では、乃木の生い立ちや経歴がついに明かされた。

幼少期にバルカで人身売買に巻き込まれ、記憶喪失のまま日本に帰還。

その後、児童養護施設で育ち、米国の軍事学校に留学して全科目首席――非凡な才能を発揮した彼が、なぜ“別班”という闇の組織に身を置くことになったのか。それは、彼自身の中に眠る“もう一つの人格”とも無関係ではないだろう。

また、乃木の人格を映し出す“F”の存在、そして謎の青年ノコル(二宮和也)の正体も未解明

ノゴーン・ベキの側近なのか、それとも乃木と血を分けた兄弟なのか。柚木薫(二階堂ふみ)の素性にも秘密がありそうだ。

第5話で多くの真実が明かされた一方で、新たな謎が次々と提示されたのも印象的だ。

情報量と緊張感が頂点に――圧倒的スケールの転換回

誤送金事件の黒幕解明、別班の存在、乃木の過去、そして父の正体――わずか1話でここまで物語を動かすドラマは稀有だ。

情報量の多さに「頭が追いつかない!」という声もあるが、それこそ『VIVANT』の醍醐味。すべての伏線が見事に回収されながら、新たな謎へと繋がっていく構成は圧巻だった

堺雅人の狂気と繊細さを往復する演技、阿部寛の重厚な存在感、役所広司の威厳――俳優陣の演技がドラマ全体を牽引している。

乃木と父・卓の“親子の宿命”、そして国家と個人の対立という重厚なテーマが、第5話でついに交わり始めた。ここから物語は、別班とテント、そして父子の対決という3つの軸が交錯する最終章へ突入していく。

“VIVANT”――生き延びた者たちの物語は、ここから真の意味で動き出す。

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