3話では社内の裏切り者が判明し、新たな展開を迎えようとしています。

日曜劇場『VIVANT』第4話(2023年8月6日放送)では、物語の大きな軸であった誤送金事件がついに決着を迎え、真相が明らかになりました。
その瞬間に待ち受けていたのは、視聴者の予想を裏切る衝撃の展開。
さらに、主人公・乃木憂助(堺雅人)の隠された正体に迫る新事実や、松坂桃李さん演じる謎めいた新キャラクター・黒須の初登場など、見どころが次々と押し寄せました。
放送後にはSNSを中心に「まさかの展開!」「黒須が気になる」といった驚きと興奮の声が溢れ、注目度は一層高まっています。
本記事では『VIVANT』第4話のあらすじとネタバレを整理しつつ、YUKIの視点から感想と考察を論理的に振り返ります。
VIVANT(ヴィヴァン)第4話の見どころ…乃木の正体判明と衝撃の急展開

第4話は、誤送金事件が完結すると同時に、主人公・乃木憂助(堺雅人)の正体がついに明かされる大きな転換点となりました。
序盤からの謎が一気に動き出し、さらに新キャラクターの登場によって物語は新たな局面へと突入します。以下では注目すべき見どころを整理していきます。
乃木の正体は「別班」のエージェント
これまで公安の野崎(阿部寛)らと協力していた乃木でしたが、実は政府非公認の諜報組織「別班」の一員であることが判明します。
長らく伏線として示されてきた謎がここで回収され、視聴者に大きな衝撃を与えました。乃木の二重の顔は、今後の展開に大きな影響を与えることになります。
誤送金事件の黒幕と決着
誤送金事件は財務部の新米社員・太田梨歩(飯沼愛)の内部犯行として決着しました。
しかし彼女の背後には黒幕が存在し、第4話ではその人物との対決が描かれます。乃木と野崎の捜査は一応の解決を迎えつつも、組織ぐるみの陰謀がまだ続いていることを強く示唆する流れでした。
松坂桃李演じる黒須の初登場
新キャラクター・黒須駿(松坂桃李)がついに初登場。
乃木を「先輩」と呼ぶ姿から、彼もまた「別班」の関係者であることが明かされます。
待望の登場はSNSでも大きな話題を呼び、「ついに来た!」と盛り上がりを見せました。物語に新たな緊張感をもたらす存在として、今後の活躍が期待されます。
テントに迫る新情報と冷徹な乃木
第4話では、テロ組織「テント」に繋がる新たな人物が浮上しました。
さらにラストシーンでは、乃木が冷徹な一面を見せ、視聴者を震え上がらせる展開に。緊張感あふれる尋問から意外なクライマックスまで、まさに息もつかせぬ急展開が続き、衝撃の一話として強く印象付けました。
VIVANT(ヴィヴァン)第4話のあらすじ

第4話は、これまで追い続けてきた誤送金事件がついに決着を迎えると同時に、乃木憂助(堺雅人)の正体が判明する大きな転換回となりました。
公安とテロ組織「テント」の攻防に加え、第三の存在「別班」が物語に本格参戦。さらに新キャラクター・黒須駿(松坂桃李)が初登場し、物語は一気に新たな局面へと進んでいきます。
太田梨歩=伝説的ハッカー「ブルーウォーカー」
乃木と野崎(阿部寛)は調査の末、誤送金システムを改ざんした犯人が財務部の若手社員・太田梨歩(飯沼愛)だと突き止めます。さらに太田は「Blue@Walker(ブルーウォーカー)」の名で知られる伝説的ハッカー本人であることが判明。
驚愕の事実でしたが、彼女の正体が明かされた直後に太田は社内から姿を消し、自宅は証拠隠滅のため荒らされていました。
機器は電子レンジで焼き切られ、彼女は退職して消息を絶ったのです。乃木たちは太田が単独で動いていたのではなく、背後に操る人物がいると確信しました。
浮上する同期・山本巧の影
監視カメラ映像の解析から、太田が社内で接触していたのは乃木の同期・山本巧(迫田孝也)でした。
乃木は山本を泳がせるため、太田の居場所を突き止めたという偽情報を流すと、山本は動揺し社外へ飛び出します。しかし公安は人混みに紛れた山本を取り逃がしてしまいました。その直後、山本の前に現れたのが黒須駿(松坂桃李)です。
黒須の登場と山本の告白
黒須は「組織からお前を助けるよう命じられた」と告げ、山本の携帯を破壊して公安の追跡を遮断。さらに偽造パスポートを渡し、翌朝には国外へ逃がす手配までしていました。安心した山本は黒須に心を開き、自分こそが太田を操っていた黒幕だと明かします。
2年前に彼女を社内に潜り込ませ、誤送金事件を引き起こした張本人。それは「テント」の資金調達計画の一端であり、山本自身もテントの“モニター”として活動していたのです。
乃木=「別班」のエージェント
しかし事態は急転直下。眠り込んだ山本が目を覚ますと、椅子に縛られ点滴を打たれた状態。目の前には黒須、そして乃木の姿が。実は黒須と乃木はグルであり、乃木は公安でもなく「別班」の一員でした。
別班とは政府非公認の極秘諜報部隊で、国家の命を受け影の任務を遂行する組織。乃木と黒須はそのメンバーであり、今回の誤送金事件を利用して内通者・山本を炙り出そうとしていたのです。
山本の自白と「テント」の実態
黒須が投与した自白剤の効果で、山本は錯乱しながらテントの実態を語り出します。リーダー格の正体は不明ながら「次の標的は日本」であること、そしてバルカ共和国GFL社長アリがテント幹部の一人であることが判明しました。
乃木はこの情報を匿名で公安に通報し、太田の監禁場所を知らせます。駆け付けた野崎らによって太田は無事救出され、命を取り留めました。こうして1億ドル誤送金事件は一応の決着を見ましたが、山本本人は消息を絶ちます。
実際には乃木と黒須が“自殺”に見せかけて処分していたのです。乃木は冷徹に「この美しき我が国を汚す者は許さない。命に従い、お前を排除する」と言い放ちました。
ジャミーンの来日と新たな謎
一方、日本ではジャミーン(Nandin-Erdene Khongorzul)が来日し、薫(二階堂ふみ)の手元に引き取られることに。ドラム(富栄ドラム)も同行し、手術の準備が進められていました。
しかし治療費として約1470万円が不足していることが判明。
乃木はクラウドファンディングで資金を集めることを提案します。そんな中、ドラムが持ち込んだ家族写真を見た乃木は衝撃を受けます。そこに写っていたのは、テロ組織「テント」のリーダーであるアディエル(役所広司)であり、ジャミーンの父だったのです。
公安vs別班vsテントへ
ジャミーンがテント幹部の娘である可能性が浮上したことで、薫の行動にも疑念が生まれます。乃木は彼女を守ろうとしながらも「何か裏があるのでは」と警戒を深めました。
こうして誤送金事件の解決と引き換えに、公安・別班・テントという三つ巴の構図が浮かび上がり、第4話は幕を閉じます。
VIVANT(ヴィヴァン)第4話の簡単なネタバレ

第4話は、誤送金事件の黒幕判明と乃木憂助(堺雅人)の衝撃的な正体が描かれ、物語が一気に加速した回でした。以下に重要なポイントを簡潔に整理します。
黒幕は山本巧、操られていた太田梨歩
1億ドル誤送金事件の黒幕が、乃木の同期である山本巧(迫田孝也)であることが明らかに。山本はテロ組織「テント」の内通者=モニターとして暗躍し、太田梨歩(飯沼愛)を操って事件を引き起こしていました。
乃木の正体は極秘組織「別班」
主人公・乃木は公安の協力者を装っていましたが、実は政府非公認の特殊諜報部隊「別班」の一員。
別班の後輩である黒須駿(松坂桃李)と共に山本を追い詰め、公安をも利用しながら自白を引き出します。最終的に山本は“始末”され、事件は別班の手で幕を閉じました。
公安と乃木の決定的な溝
太田は公安によって救出されましたが、乃木が別班だったことは野崎(阿部寛)ら公安にとって想定外。信頼していた乃木の裏切りに唖然とし、公安と別班の対立が決定的になります。
ジャミーンの父は「テント」の幹部?
後半では、モンゴル人少女ジャミーンの父親がテロ組織「テント」の幹部である可能性が示唆されました。無垢に見える彼女の存在が新たな謎を呼び、乃木や薫(二階堂ふみ)の行動にも影響を与えます。
三つ巴の構図が浮かび上がる
こうして第4話は、公安vs別班vsテントという三つ巴の対立構造が鮮明に。主人公の二重の顔、新キャラクターの登場、そして意外な黒幕の存在によって、視聴者を驚愕させる怒涛の展開が繰り広げられました。
VIVANT(ヴィヴァン)第4話の感想

第4話は誤送金編のクライマックスにして、物語全体の折り返し地点とも言える重要な回でした。
乃木憂助(堺雅人)の正体が明かされ、公安・テントに続いて第三の勢力「別班」が姿を現す衝撃展開。
さらに松坂桃李さん演じる黒須駿の初登場も加わり、視聴者の考察熱を大いに盛り上げました。ここからは感想と考察を整理していきます。
乃木の正体に視聴者も騙された!?巧みな演出と伏線回収
最大のサプライズは、乃木が政府非公認の特殊諜報部隊「別班」のエージェントだったと明かされたことです。第3話までの段階で高すぎる戦闘能力や不自然な行動が描かれており、伏線は散りばめられていました。
野崎(阿部寛)が「2年間の空白」に触れる場面なども別班を示唆していましたが、それでも正体が明かされた瞬間は衝撃的でした。
堺雅人さんの演技も圧巻で、表の顔としての穏やかな乃木と、別班として冷酷に山本を処分する乃木の二面性を鮮やかに演じ分けていました。ラストの「この美しき我が国を汚す者は許さない」というセリフは、まるで別人のような迫力で鳥肌もの。演出と伏線回収の巧みさに、多くの視聴者が驚嘆しました。
別班vs公安vsテントの三つ巴!予測不能な物語に興奮
乃木=別班の告白によって、物語は「公安vsテント」というシンプルな構図から「公安vs別班vsテント」という三つ巴に変貌しました。
しかも別班は政府非公認のため、公安は存在すら把握していない。野崎にとって乃木は共闘してきた仲間でありながら、実は別任務を遂行していた裏切り者という立場になりました。
視聴者の間では「乃木と野崎が今後敵対するのか」「共闘関係は続くのか」と議論が白熱。さらに、テントが日本を標的にしていることや、ジャミーンの父がテント幹部である可能性も提示され、物語のスケールは一気に拡大しました。
松坂桃李の怪演とラストシーンの衝撃
第4話で本格登場したのが松坂桃李さん演じる黒須駿。
乃木の後輩で別班の要員という立場が明かされ、廃倉庫での尋問シーンや高笑いは狂気を帯びた迫力がありました。SNSでも「黒須が怖い」「松坂桃李の怪演が光る」と絶賛の声が相次ぎました。
特にラスト、乃木と黒須が山本を処刑するシーンは視聴者に衝撃を与えました。主人公が自ら手を汚し、祖国のために冷徹に任務を遂行する姿は、従来のヒーロー像を覆すもの。堺雅人さんと松坂桃李さんのコンビネーションが新たな緊張感を生み出し、今後の展開に期待が高まりました。
今後の展開予想と期待ポイント
第4話で誤送金編は幕を閉じましたが、提示された謎はさらに深まっています。ジャミーン親子は本当にテント側なのか、薫(二階堂ふみ)には裏があるのか、そして乃木の人格「F」の正体は何なのか。
ネット上では「ジャミーンがテントの鍵を握るのでは」「乃木の父も別班だったのでは」といった考察が飛び交っています。
私自身は、薫の動向に注目しています。善意でジャミーンを救おうとしているように見えますが、乃木が疑念を抱いた以上、何らかの秘密を抱えている可能性は否定できません。
総評 ― 裏切りが連鎖する極上エンタメ
第4話を経て、『VIVANT』は「誰も信用できない」世界観を強烈に打ち出しました。乃木という主人公ですら裏の顔を持ち、公安・別班・テントの思惑が絡み合う予測不能なストーリー。毎回視聴者の予想を裏切り、圧倒的なスケールと緻密な構成で楽しませてくれます。
次回は再びバルカ共和国が舞台となることが予告されており、乃木の過去やテントの真の目的が描かれると見られます。「VIVANT」は間違いなく今期最高峰のエンタメドラマ。第5話以降もさらに驚きと緊張感の連続が待っているに違いありません。
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