第4話の「おコメの女」は、“だまされた”だけでは終われない不正還付の怖さを真正面から描きます。
番号も口座も変わる相手を前に、最後に残ったのは金塊という動かない証拠。
さらに笹野耕一の家族が巻き込まれたことで、調査は数字だけでなく感情の領域へ踏み込んでいきます。顔の見えない敵をどう掴むのか、その答えが静かに示される回です。
ドラマ「おコメの女」4話のあらすじ&ネタバレ

第4話は「顔の見えない敵」をどう掴むか――そこに、笹野耕一の“家族”が巻き込まれてくる回でした。
案件の入口はフィッシング詐欺、でも途中で国税局員が拉致されるという急カーブ。さらに政界パート(鷹羽宗一郎と灰島直哉、そして正子の父・田次)も静かに前へ進み、単発の税務回では終わらない匂いが濃くなっていきます。
今回のキーワードを先に置くなら、ひとつは「不正還付」。もうひとつは「金塊」です。口座も番号も変わる相手に対して、最後に残った“動かない証拠”が金塊だった――この構造が、ザッコク(雑国室)の勝ち筋をはっきり見せてくれました。
不正還付は、いわゆる“詐欺に遭った”だけでは片づかないのが怖いところです。
相手は「手続きはこっちで教える」「税金が戻るだけ」と軽く言う。でも申告書に虚偽が載った瞬間、書類の責任は提出した側に乗ってしまう。だから正子が真由美を止めたのは、友人を助けるためだけじゃなく、真由美を“犯罪の当事者”にしないためでもありました。被害者を救う=修正申告で元に戻す、という発想がここで効いてきます。
ここからは第4話の出来事を時系列で追いながら、どこで“詰み”が回避され、何が次回以降の火種として残ったのかまで、ネタバレ込みで整理します。
事件の発端:会社員を狙う「不正還付」フィッシング
始まりは、正子が米好き仲間の宮城真由美から聞く「所得税の不正還付」をめぐる怪しい誘い話。会社員なのに“副業で損が出たことにして”確定申告をすればお金が戻ってくる――そんな甘い言葉で誘導し、申告の手順まで指南するタイプの詐欺です。
フィッシングが絡むと、被害者は“自分の意思でクリックした”感覚が残りやすい。だから相談が遅れるし、周りにも言いにくい。さらに今回みたいに「確定申告で得をする」という誘い文句だと、最初は罪悪感より期待が勝つ。ここが本当に厄介で、詐欺師は“欲”を刺激しつつ、同時に“後ろめたさ”で口を塞ぐ二重構造を作ってきます。正子が最初の段階で止めたのは、被害が広がる前に“言い出せる空気”を作る意味もあったと思います。
ここで厄介なのは、還付という制度そのものが「本当に戻る」仕組みだということ。会社員は給料から税金が天引き(源泉徴収)されているので、医療費控除や住宅ローン控除などで申告すると戻るケースがある。だから“戻る”という言葉に現実味があり、入口の警戒心が下がる。今回の手口は、その心理を突いてきます。
詐欺側がやるのは、ざっくり言えば「申告書を作るための物語」を渡すこと。
架空の副業、架空の経費、架空の損失。被害者は「書類を出せば国が返してくれる」と思っているけれど、実態は虚偽申告です。つまり、だまされて被害者で終わらず、手を出した瞬間に“不正還付の当事者”になる。正子が真由美の申告を寸前で止めたのは、ここを分かっているからです。
正子が恐れたのは、真由美一人の話ではないこと。こういう詐欺は「私だけなら大丈夫」「周りもやってる」へ伝播すると早い。会社員同士の横のつながり(同僚、ママ友、趣味のサークル)を通じて“成功体験”が共有されると、被害は雪だるま式に増える。しかも税金が絡む以上、被害者救済だけでは終われない。ザッコクが動く理由は「騙された人を守る」だけでなく、「不正を連鎖させる装置」を止めることでもあります。
調査担当・笹野が驚く:「正子の友人」=自分の母だった
今回の案件がザッコクに回り、聞き取り担当として動いたのが笹野。
正子からは「友人がだまされかけた」とだけ聞かされていたのに、現場で対面したのは自分の母・真由美でした。ここ、笹野の表情が一瞬固まるのが象徴的で、仕事の顔が“息子の顔”に引っ張られる危うさがすでに出ています。
真由美は、自分が引っかかりそうになった経緯を説明するだけじゃなく、詐欺グループの特徴も語ります。
連絡先が頻繁に変わる、相談料の振込口座もすぐ変わる、相談に乗ってくれる担当者は“親切”だが、こちらが決定的な情報を欲しがると距離を取る――。笹野が持ち帰った報告で、ザッコクは一気に「追えない相手」だと理解します。
この“追えなさ”が何を意味するか。裏社会の大物が動いている可能性もあるけれど、逆に言えば「末端が勝手に増殖できる仕組み」が出来上がっている可能性もある。どちらにせよ、誰か一人を捕まえて終わる話じゃない。正子がここで焦点を「端緒(出発点)」に置くのは、ザッコクの仕事が“全体像を掴んで潰す”方向にあるからです。
真由美が語った笹野の過去:明るさは「家庭の防衛反応」だった
調査の裏で、真由美は正子に、息子・耕一の過去を語ります。幼い頃の笹野は本来、物静かな子だった。けれど夫婦関係が崩れ始めた頃から、両親の間を取り持つように無理に明るく振る舞うようになった――。
これ、視聴者目線だと「笹野って、陽キャ寄りの優秀人材」みたいに見えていたぶん、刺さります。仕事ができる人の明るさって、天性のコミュ力だけじゃなく“場が壊れないように自分が回す”という癖だったりする。家庭でそれを覚えた人ほど、職場で崩れやすい。今回の笹野は、まさにその地雷を踏んでいきます。
真由美は離婚後に再婚し、笹野は大学生になった頃から家に寄り付かなくなった、とも話す。親の人生を否定しないふりをしながら、心の置き場所がなくなるタイプの距離感。だからこそ、今回「母が狙われた」「母が不正に手を出しかけた」という状況は、笹野の正義感だけでなく、未解決の家族感情をも直撃します。
そしてこの“家族感情”は、捜査(調査)に混ざった瞬間、判断を鈍らせる。正子が笹野のオトリ案に即OKを出さなかったのは、税務のリスクだけじゃなく、笹野の精神的なリスクを見ていたからだと分かります。
追跡不能の仕組み:連絡先と口座を“使い捨てる”詐欺
笹野の報告で見えてきた詐欺の構造は、簡単に言えば「痕跡を残さないための使い捨て」。相談用の電話番号やSNSアカウント、振込口座が短いスパンで切り替わる。こちらがやっと一つを潰しても、次の入口がもう立っている。
ここでザッコクが直面するのは“速度負け”です。通常のやり方――口座名義から辿る、電話番号から契約者を辿る、サイト運営情報を辿る――は、手順が増えるほど相手に逃げ時間を与える。だから、相手が切り替える速度に追いつけないと永遠に背中を追うだけになる。
さらに厄介なのが、被害者が積極的に協力しづらい点です。だまされたとはいえ、虚偽申告に手を染めかけた(あるいは染めた)負い目がある。だから「詳しく話せば自分も罰せられるのでは」と怯えてしまう。詐欺側はそこを分かっていて、相談料だけ取って切るのではなく、“あなたも共犯だ”という空気で縛る。ザッコクが被害者を責めるのではなく、修正申告へ導こうとする姿勢は、情報を集める意味でも合理的です。
正子が欲しがるのは「端緒」。つまり、使い捨ての外側にある“動かない部分”です。誰がこの仕組みを設計し、誰が最終的に金を受け取るのか。そこに届かない限り、被害者は減らない。
作久子が「被害者を先に守る(修正申告へ戻す)」方向に舵を切りつつ、正子は「金の出口」を見に行く――この役割分担が、ザッコクらしさでした。
笹野の提案:母をオトリにして“今年の番号”を引き出す
この詰み状況を前に、笹野が出したのがオトリ作戦です。母・真由美に協力してもらい、詐欺グループと接点を作り直す。こちらから“相談したい”と連絡し、相手が使っている今年の番号や口座へ誘導して、端緒を掴む。論理としては分かる。ザッコクが欲しいのは入口で、入口を開けられるのは被害者側だからです。
ただ問題は、笹野が冷静さを欠いていること。
オトリは「相手にバレる」前提で安全策を積まないと成立しない。ところが笹野は、母が巻き込まれた怒りと、家族を守れなかった後悔が混ざっていて、判断が強硬になりやすい。正子が中断を決めたのは、母を盾にする危うさだけじゃなく、笹野本人が“やり過ぎる”側に傾いているのを見抜いたからでしょう。
ここで正子の判断は、管理職としては正しい。だけど笹野にとっては「止められた=母を見捨てる」みたいな感情のすり替えが起きる。結果、彼は単独行動に踏み込みます。
夜の公園:大崎の呼び出し、そして笹野拉致
笹野が接触したのは、大崎という男。彼は不正還付に手を出していた(あるいは手を出しかけた)人物で、笹野に注意を受けた過去がある。大崎は「今年使っている番号を教える」と持ちかけ、夜の公園に笹野を呼び出します。
夜の公園で待つ笹野は、どこか“賭け”の表情です。相手が番号を渡せば端緒を掴める。だが相手が罠なら終わる。ところがその不安は現実になり、黒いワンボックスカーが近づくと、男たちが力づくで笹野を拉致。税務調査のドラマで“拉致”が起きると、事件の温度が変わる。
つまり、相手が「バレたら終わるレベルの金」を扱っていると示すからです。
ここで笹野がすごいのは、完全に負け局面なのに「記録」を残したこと。古町とID交換していた繋がりが生きて、拉致されながらも短い動画を送る。映像には恫喝される笹野の姿が映り、状況が一瞬で共有される。被害者の位置に落ちた瞬間でも、“仕事の癖”が笹野を動かした感じがあります。
そして、この拉致現場の近くで、もう一つの“危険な空気”が同時進行していました。経済産業大臣・鷹羽宗一郎が、車内で女性と密着する場面が挟まる。単なるスキャンダルの匂わせで終わらず、後半の政治パートに直結していきます。
ザッコク側が気づく:笹野は単独で動いていた
一方その頃、正子は真由美と食事をしながら、笹野の様子を聞いています。真由美が「嘘をついて犯人をおびき寄せようとしていた」と打ち明けた瞬間、正子の顔が変わる。中断命令を出したのに、笹野が止まっていない。正子は店を飛び出し、ザッコクへ戻ります。
正子がザッコクに戻ってまずやったのは、状況の棚卸し。笹野の単独行動、最後に接触した人物、送られてきた動画、そして今できる手段。ここで優香が“追跡線”を一本足すのがGPS共有メッセージです。相手にスマホを没収される可能性は高いけれど、送っておけば、わずかな隙でも反応が返るかもしれない。優香のこの一手が、後半の救出ルートを作る“線”になります。
ザッコクは警察ではないので、正面から踏み込むには警察の手が必要になる。だからこそ、ここでは連携が必須。ザッコクが持っている情報(動画、位置情報、対象の身元)を共有し、踏み込みができる体制を整えていく。捜査権のない組織が危機に直面したとき、“誰に何を渡せば動くか”の設計が勝負になります。
救出までの組み立て:ザッコクが“捜査権なし”で戦う方法
笹野が拉致されたことで、ザッコクは一気に「事件対応モード」になります。ただ、ここで難しいのは、ザッコクが警察ではない点。勝手に踏み込めば違法になるし、暴力で取り返すわけにもいかない。だから第4話の面白さは、“権限のない側”がどうやって救出と摘発を両立させたかにあります。
古町に届いた動画は、内容としては短い。でも「いつ」「どこで」「誰に」「どうされたか」の最低限が詰まっている。ザッコクはまず、笹野が最後に接触した相手=大崎の線を太くし、被害者のふりをしていた大崎が“入口の内側”にいる可能性を見ていきます。連絡先が使い捨てなら、逆に人間関係はそう簡単に使い捨てられない。そこを突く発想です。
優香のGPS共有メッセージも、やっていることは地味ですが極めて合理的。拉致された側が自力で位置を知らせるのは難しい。でも「返事をするだけ」なら、ほんの一瞬の隙があれば可能性がある。実際、笹野は暴行を受けた後の一瞬の隙で返答し、それが“場所の特定”に直結します。ここは優香の現場力が光ったポイントでした。
その上で正子たちは警察と連携し、踏み込みの正当性を作る。ザッコクが担うのは、犯人の居場所を割り出すための情報と、踏み込んだあとに逃がさないための証拠の組み立て。警察が担うのは現場の制圧。役割を混ぜないからこそ、短時間で救出まで辿り着けたわけです。
位置が割れた瞬間、現場は一気に“時間との勝負”になります。相手が逃げれば証拠も人質も消えるし、下手に刺激すれば笹野の身が危ない。ここで正子が感情を前に出さず、情報の線だけを太くしていくのがプロの顔でした。焦っても数字は増えない。増やすべきは「裏取りできる事実」だけ――この姿勢が、救出と摘発を同時に成立させたように見えます。
監禁先での対面:大崎は「騙された側」ではなかった
笹野が連れて行かれたのは雑居ビル。そこへ現れた大崎が、自分こそが指南役だったと明かします。サラリーマンの被害者を装い、笹野に近づいたのは、正体を探るため。逆に言えば、大崎側も“何かを嗅がれている”と理解していた。
大崎の口ぶりは、ただの逆ギレではなく「自分が上だ」という確信に満ちています。表向きは“相談に乗ってくれる人”を演じて、相手が一線を踏んだ瞬間に逃げ道を塞ぐ。さらに、国税局が動き出したと感じたら、今度は“被害者のふり”で調査官に近づき、どこまで掴まれているか探る。詐欺というより、情報戦の感覚が強いタイプです。
笹野はその場で反発しても意味がないと分かっていて、できるだけ会話を続けます。相手が何を恐れているのか、誰に指示されているのか、金の集め方と逃がし方はどうなっているのか。言葉を引き出せれば、それ自体が“構造の証拠”になるからです。ただ同時に、笹野の中には「母に手を出した連中を逃がしたくない」という感情も混ざっていて、その熱が後半の無茶に繋がっていきます。
ここがこの回の怖いところで、詐欺は「匿名の巨大組織」が動かしているようで、実態は案外“近所にいそうな男”が仕切っていたりする点です。しかも彼らは、捕まらないために完璧に匿名で動くというより、短期回収して逃げ切る設計を取る。だから暴力へ踏み切るのも早い。
監禁現場には、見張り役の佐竹という青年もいる。彼も傷だらけで、どう見ても使い捨ての末端。笹野はこの佐竹に「ここから抜けろ」と促し、状況を変える糸口にしようとします。末端から崩す――税務調査でも裏社会でも、現場で一番効くやり方です。
佐竹の存在は、大崎の“組織”がどれだけ冷たいかを示す装置でもあります。大崎のように金を握る側は、捕まっても弁護士や資金で延命できる。
でも末端の見張り役は、警察が来た瞬間に切り捨てられるし、逃げても行き場がない。だから佐竹は、暴力を振るう側にいながら、どこか怯えている。笹野が彼を責めるより先に「逃げろ」と言ったのは、善人ぶりたいからではなく、末端を外に出せば構造が崩れると分かっていたからだと思います。
脱出未遂と“金庫部屋”:笹野が狙ったのは証拠の中心
笹野と佐竹は一度逃げ出すことに成功します。ただ、ここで笹野は「逃げるだけ」では終わらせない。大崎が金庫部屋に入る場面を見て、部屋の数字(暗証・部屋番号)を覚える。ザッコクの人間として、逃走よりも“証拠の場所”が頭を占めた瞬間です。
チンピラたちが二人の不在に気づき、建物内が騒然となる中、笹野は佐竹を逃がし、自分は金庫部屋へ。ここ、ヒーローっぽいけど同時に危険の極みで、正子が止めた理由が100%証明される行動でもあります。
ここで笹野が“証拠の中心”に突っ込んだ理由は、単なる正義感だけじゃないはずです。今回の相手は、末端の連絡先や口座をいくら潰しても形を変えて戻ってくるタイプ。ならば、金の出口(現金→金塊)に触れる証拠を押さえないと終わらない。笹野はそれを頭では理解しているから、危険だと分かっていても足が止まらない。
そしてもう一つ、笹野は“自分の失点”を取り返そうとしているようにも見えます。母が狙われた時に守れなかった、止められたのに勝手に動いた、結果として拉致された。ここまでやらかした以上、せめて成果(証拠)だけは持ち帰る――その執念が、金庫部屋へ向かわせたのだと思います。
金庫部屋の中にあったのは、金の延べ棒。つまり、詐欺で集めた金が、追跡されにくい形へ変換されて保管されていた。笹野は延べ棒のインゴットナンバーを確認し、ザッコクへ報告します。ここで重要なのは、金塊は“物”であり、購入履歴が残りやすいこと。口座が変わっても、金塊を買えばどこかで帳簿に引っかかる。端緒になり得るのは、むしろこういう動かない証拠です。
ここで“金塊”が効くのは、隠し資産として強い一方で、税務的には意外と逃げにくいからです。まず、まとまった金塊の購入には販売店側の記録が残りやすく、購入日・数量・金額が動かしにくい。
さらに、延べ棒にはインゴットナンバーという個体識別があり、そこを押さえられると「その一本が、いつ・どこで・どんな名義で動いたか」を線として追われやすい。口座や電話番号が使い捨てでも、金塊の“物理”は使い捨てられないんですよね。
正子が大崎にぶつけたのは、まさにこの一点です。詐欺の入口(フィッシング)を潰せなくても、金の出口(資産化)を押さえれば、そこから逆流させられる。
金塊を握っている以上、いずれ換金しなければならないし、換金すればさらに痕跡が増える。しかも“保管している場所”が割れた時点で、物証として押さえやすい。大崎が「時効」を口にしたのは、入口側の事件をぼかすためで、正子は出口側の申告漏れで殴り返した。ここに、ザッコクの勝ち筋がはっきり出ています。
しかし大崎も勘がいい。笹野が金庫部屋に戻ったと気づいて引き返し、スマホを要求。GPSは遮断され、笹野は暴行を受け、縛られてしまいます。証拠は送ったが、自分の安全は完全に切り捨てられた状態。
臨場:正子が“金塊未申告”で大崎を追い詰める
ザッコクが現場にたどり着き、正子が大崎に突きつけたのは「ここにある金塊、納税してませんね?」という一点。購入履歴はすでに調べてある、と畳みかける。大崎が時効を口にしても、インゴットナンバーが送られてきた以上、取引履歴は追える。
このやり取りが痛快なのは、拳で殴り返すのではなく“税”で殴るところ。フィッシング詐欺で稼いだ金が、金塊になった瞬間に「申告漏れ」という別の首輪がつく。ここに正子の強さがある。大崎からすれば、捕まらないために匿名で動いていたのに、最後に残った“物証”で詰む。
そして最終的には警察が到着し、現場の人間は連行。正子は、騙された人たちには修正申告して還付金を返してもらい、その上で大崎にはペナルティを受けてもらう、と告げます。単純な逮捕劇ではなく「被害者を元の道へ戻す」工程まで描くのが、このドラマの持ち味。税金の世界は、誰かを倒して終わりじゃなく、数字を元に戻して初めて決着がつくからです。
笹野親子の仲直り、そして正子への核心質問
救出後、笹野と真由美は仲直りする流れに入ります。母を危険に巻き込んだこと、母が一線を踏みかけたこと、その両方を抱えたままでも、最後に顔を合わせられたのは大きい。真由美にとっても「息子に頼れない距離」を自分で作っていた自覚があり、笹野にとっても「家族を守る」と言いながら家から離れた矛盾がある。そこが少しだけほどけた回でした。
真由美が息子に語った過去は、どれも“親としての失敗談”に聞こえます。でも視聴者が見ているのは、失敗の告白というより「親子がようやく同じ事実を見た」瞬間でした。笹野はずっと“明るい自分”で家庭を回そうとしてきたから、母の弱さを直視すると自分が崩れる。真由美もまた、息子の強がりを見ないふりをしてきた。今回の事件がなければ、この二人はたぶん、必要な話をしないまま年を取っていたと思います。
正子がこの親子に割って入らず、最低限の距離で支えたのも印象的でした。友人として真由美を庇いたい気持ちと、責任者として笹野を止める必要。その板挟みの中で、正子は“正しさ”を選び続けた。だから笹野の質問が刺さるんですよね。正子は何かを追っている。けれどそれを言えない。親子の嘘と、正子の嘘が、同じ回で重なって見える構成になっています。
ただ、笹野はこの案件で終わらない。彼は正子に「ザッコクを立ち上げたのは、鷹羽宗一郎を追い詰めるためでは?」と踏み込みます。ここで第4話が、“単発の税務ドラマ”ではなく、“でかい獲物”へ向かう物語だと明言されたようなものです。
笹野の質問の強さは、彼が“現場で拉致される”ところまで行ったからこそ出たものでもあります。匿名の詐欺師を潰すだけなら、命を張るほどの理由が薄い。でも政治が絡むなら話が変わる。誰かが守られて、誰かが切り捨てられる構図がある。笹野はそこを嗅ぎ取って、正子の過去へ踏み込もうとします。
政界パート:灰島が田次を訪ねる/鷹羽にスキャンダルが刺さる
同時進行で描かれたのが、鷹羽陣営の動き。秘書の灰島直哉が、なぜか正子の父・田次の家を訪れます。田次の過去(秘書としての仕事ぶり)を持ち上げつつ、急ぎの報告がある、と切り出す。この訪問自体が「田次と政界が切れていない」サインです。
灰島が田次に向ける態度は、単なる“お願い”ではなく、上下関係を確かめに来ているようにも見えます。褒めて距離を詰めるのは、相手の反応で「まだ使えるか/もう切れているか」を測る常套手段。田次が言葉少なに応じるほど、灰島は逆に“核心を出しにくい”。だからこそ、この訪問は一度きりで終わらず、今後も田次の周りに政界の影が伸びてくる気配があります。
また、鷹羽のスキャンダルが“写真”として存在する以上、それは単なる醜聞ではなく「脅しの札」にもなり得ます。表に出れば大臣は倒れる。しかし裏で握られ続ければ、ずっと操られる。灰島が写真を持ち込むタイミングと、鷹羽の叱責の強さは、鷹羽陣営がすでに“札”として扱っていることを示していました。
田次がここで見せる距離感も面白い。褒め言葉は受け流し、要件を急かす。政治の世界で“言葉の包装”がどれだけ危険か知っている人の反応です。灰島が何を持ち込んだのかは、まだ全開示されない。でも少なくとも、正子の家族史が鷹羽周辺と交差していることだけは、はっきりしました。
さらに鷹羽の事務所では、車内でのキス写真(スキャンダルの“材料”)が持ち込まれ、鷹羽が灰島を叱責する。もみ消してから持ってこい、という論理は恐ろしくて、火消しが前提の組織の匂いがする。鷹羽がただの軽薄な大臣で終わらないことが、ここで決定的になります。
そしてもう一人、箱山哲郎。大崎逮捕の報を聞いても余裕の表情を見せる。小物が潰れただけで本丸は無傷、という顔。第4話のラストは、次に倒すべき相手の輪郭だけを残して終わります。
ドラマ「おコメの女」4話の伏線

第4話は「不正還付を指南するフィッシング詐欺」という、誰でも巻き込まれ得る身近な案件で入りつつ、シリーズの縦軸(政界と国税、そして“見えない黒幕”)にちゃんと火種を残した回でした。ここでは“確定で描かれた情報”を土台に、次の話数で回収されそうな伏線を整理します。
「見えざる敵」という設定自体が、シリーズの黒幕像を示している
今回の詐欺グループは、連絡先も口座もコロコロ変え、追いかけようとした瞬間に姿が消える。これ、単に逃げ足が速いというより、「追跡される前提で設計された犯罪」なんですよね。
しかも手口が巧妙なのは、被害者に“犯罪の片棒”を担がせるところ。会社員でも副業があり、その副業で赤字が出ていれば還付が起きる――この「税の仕組み」を逆手に取り、実態のない副業をでっち上げさせる。だまされているのに、書類上は“本人の虚偽申告”として残るわけです。
つまり敵は「金を抜くだけ」じゃなく、「追われにくい形に変換する」ことまで計算している。ザッコクが「顔の見えない敵」に苦戦した描写は、そのまま“物語全体の敵”の予告でもあります。今後、敵の輪郭が見えてくるほど、逆に「誰が顔を隠したがるのか」が鍵になりそうです。
宮城真由美=「正子の友人」で終わらない、笹野との過去線
真由美が“正子の米仲間”というだけなら、情報提供者で終わります。でも第4話は、笹野耕一が子どもの頃から正子を知っていた(=正子が笹野家と繋がっていた)ことが、さらっと置かれました。
この一言で、笹野の暴走が「仕事の焦り」ではなく「家の問題」へと接続する。さらに言えば、正子が笹野を“止める側”に回った理由にも説得力が出る。
ここ、地味に重要です。正子が「職務として」慎重なだけなら、笹野は反発して終わる。でも“昔から知る大人”が止めたから、笹野の未熟さが際立った。今後、正子の過去(なぜ国税へ、なぜ米に強い執着があるのか)を掘る時に、この真由美ルートが入り口になるはずです。
笹野の暴走は「弱点の提示」=次も狙われるタイプ
笹野は母がだまされかけたことで、正義感が一気に前のめりになりました。ここは単なる若手の失敗談ではなく、「危険を冒してでも踏み込む人間だ」というキャラ説明。
敵から見れば、こういう人は扱いやすい。挑発すれば勝手に近づいてくるし、情に訴えれば判断が鈍る。実際、笹野は“オトリ作戦”を提案し、止められても引き返せなかった。第4話で“拉致”までいった以上、今後も笹野は「ザッコクの穴」になり得ます。
もう一つ、組織内の伏線として怖いのが「越権」。正子が調査中断を命じたのに振り切った事実は、信頼残高にヒビを入れる。失敗よりも“命令無視”は重い。次に笹野が動く時、誰が止め、誰が庇うのか。ここも人間関係の地雷になりそうです。
スマホ動画&GPS共有が残したもの:救助だけでなく「証拠の連鎖」
拉致の瞬間に笹野がスマホで動画を回していたこと、優香がGPS共有のメッセージを送ったこと。これで救出が成立したわけですが、同時に“デジタルの痕跡”が残りました。
今回、敵側はスマホを即座に奪わず、結果的に「場所の特定」「証拠の保存」を許した。次はこう簡単にいかないはずです。だからこそ、ザッコク側は“記録の取り方”をアップデートする必要が出てくる。
このドラマは、精神論で押すタイプに見えて、結局は「ログと物証」で殴る作品です。第4話の成功体験は、シリーズの捜査スタイルが感情よりも“ログ”へ寄っていく布石に見えます。
大崎の正体と、金塊(インゴット)のナンバー:物語が「金の形」へ進む合図
笹野が調べた大崎が、実は詐欺グループのリーダーだった。ここまでは“騙しの構造”の回収です。重要なのは、その先で出てきた金塊。
インゴットに刻まれたナンバーは、隠しても隠し切れない“物証”です。現金なら散らせる、口座なら変えられる。でも金塊は「物として動かす」必要があり、足がつく。
そして、正子が“ナンバーを把握している”状態で踏み込んだのがポイント。つまり、敵が「知られていない」と思っている場所に、正子は「知っている証拠」を持ち込む。ここは今後も決め手になるはずです。数字が分かった瞬間、相手の言い訳が潰れる。国税の強さが最も出た回でもありました。
顔に傷のある青年:使い捨ての実行役が「証言者」になる余地
大崎の周りにいた青年は、顔に傷があり、笹野が「脅されて手伝わされている」と察する描写がありました。これ、ただの情けポイントじゃない。
組織犯罪で怖いのは、リーダーよりも「やらされている側」が黙っていられなくなる瞬間です。逃げたい、助けてほしい、裏切りたい。そういう“ひび”が入った実行役は、後に決定的な証言者にもなれる。
もし彼が次に出るなら、焦点は「誰に脅されたか」。ここが箱山や政界ルートに繋がるなら、一気に縦軸が太くなります。
灰島が田次の家に来た理由:政界ルートの導火線は「父の過去」
灰島直哉が、正子の父・田次を訪ねた。ここは事件案件と別ラインで進む“本編”です。灰島は田次の過去の仕事ぶりを議事録で読み、勉強していると言う。つまり、田次は「政界の内側の言葉」を知っている人物。
さらに、田次の過去は“政治家秘書時代”として語られたものの、まだ説明されていない空白が残っています。ここが繋がると、正子の信念(嘘も金も見逃さない)が、仕事哲学ではなく“家の事情”として立ち上がってくる。
灰島は何を確認しに来たのか。田次が政界に戻るかどうか、という表向きの話の裏に、「過去の案件を掘り返される危険」があるように見えます。
鷹羽宗一郎のスキャンダル写真:リークする側こそ「金」と「情報」を握る
鷹羽宗一郎がモデル女性との写真をリークされそうになり、灰島に揉み消しを命じる。政治家が恐れるのはスキャンダルそのものより、「握られている」状態です。
リークの出どころがどこかはまだ見えません。でも“情報を流せる人間”は、同時に“金の流れ”にも触れていることが多い。ここで政界が「金ではなく情報で揺さぶられる」描写を入れたのは、後に国税の案件と合流する前振りに感じます。
第4話の「顔の見えない敵」と、政界の「リーク元不明」は、同じ匂いがします。敵は姿を見せず、こちらの弱点だけを突いてくる。
箱山哲郎の余裕:大崎逮捕で終わらないことの宣言
大崎が逮捕されたと知っても、箱山哲郎は悠然としている。この一瞬で、「今回の事件は末端処理でしかない」と示されました。
箱山は“元国税局員”という立場が強い。税の抜け道を知っている人間が、裏側に回った時に一番厄介です。第4話の事件が片付いても、シリーズの恐怖はここから本格化する――その宣言が、箱山の余裕に詰まっていました。
未回収の伏線メモ(次回以降の追記用)
- 田次の過去(政界時代に何があったか/なぜ距離を置いたか)
- 灰島が田次に求めている“協力”の中身
- 鷹羽のスキャンダル写真のリーク元(身内か外か)
- 大崎が金塊を持つに至った入手ルート(詐欺の利益だけで説明できるか)
- 顔に傷の青年の正体と、その背後にいる脅迫者
- 箱山と大崎の繋がり(直接か、資金の出口だけ共有か)
ドラマ「おコメの女」4話の感想&考察

第4話は、案件そのものは「不正還付フィッシング」という現代的な詐欺で、視聴者の生活圏に刺さる題材でした。そこに笹野の“母案件”を重ねて、チームドラマとしての熱量も上げる。
さらに政界パートを差し込み、縦軸の匂いも濃くする。情報量が多い回でしたが、構造としてはかなり整理されていた印象です。ここからは、見終わった直後に残った引っかかりを、できるだけ論理でほどいていきます。
「だまされたのに、罪になる」――このドラマが突いてくる嫌なリアル
今回のキモは、詐欺の被害者が“被害者で終われない”仕組みでした。
指南されているだけでも、最終的に確定申告にサインして出したのは本人。ここ、めちゃくちゃ嫌な現実で、同時にドラマとして強い。悪いのは詐欺師。でも、税務の世界では「あなたが提出した書類」がまず事実として扱われる。
正子が「不正還付に手を染めている人が多いのでは」と疑った視点は冷酷に見えつつ、むしろ国税の論理としては真っ当です。情を挟むと、詐欺師はそこに付け込む。第4話は、“優しさだけでは救えない”土俵をはっきり見せてきました。
少額の相談料が一番怖い:罪のハードルを下げる設計
フィッシング詐欺って、派手に大金を取るものだけじゃない。今回が怖いのは、入口の金額が「少額」なところです。
人は高額だと警戒するけど、少額だと「勉強代」「手数料」くらいに感じてしまう。しかも還付という“ご褒美”が先にぶら下がる。
この構造は、詐欺師が巧いというより、こちら側の“欲”と“知識格差”を突かれている。税の仕組みって複雑で、正しくやっても難しいのに、そこに「副業の赤字を作れば返ってくる」と言われたら、つい手を出す人が出る。第4話は「詐欺の怖さ=弱さの突かれ方」を描いた回でもありました。
笹野の暴走は「正義感」じゃなく、もっと中毒っぽいものに見えた
笹野が怖かったのは、正義というより「許せない」を処理できなくなっていたこと。母がだまされた、その一点で視界が狭くなる。
こういう時、人は大義を掲げるけど、実際は感情が主導権を握っている。だから止まらない。正子が調査中断を命じたのに振り切ったのも、合理より感情を取ったからです。
ただ、笹野の良さも同時に出た。顔に傷のある青年を見て「脅されている」と察し、対話で逃げ道を作ろうとした。ここ、暴走と共感が同居していて、彼は今後も“武器にも穴にもなる”タイプだと再確認しました。
母・真由美との距離感が、笹野の「弱点」と「戻り場所」を同時に作った
笹野って、仕事の場ではエリートの顔が先に立つ。でも第4話では、母の前で一気に子どもに戻るんですよね。
母がだまされかけたことへの怒りは、裏返せば「母を守りたい」でもある。だから暴走する。でも救いもある。事件の後に母と仲直りできたのは、彼が“戻る場所”を取り戻したということでもある。
個人的には、ここが次の伏線に見えました。戻る場所を得た人間は強くなる一方で、その場所を脅されると一気に折れる。笹野がまた狙われるなら、次は本人より「家」を狙われる可能性がある。正子が笹野家と昔から繋がっている描写も含め、家族線が太くなってきました。
拉致展開はご都合に見える。でも、意味は「金塊」を見せることだった
正直、国税局員を拉致するって、詐欺グループ側のリスクがデカすぎる。普通はやらない。だから“ドラマの盛り上げ”に見えやすいのも分かります。
ただ、今回の拉致は「危機」より「発見」のための装置だったと思います。鍵のかかった部屋、金塊、インゴットナンバー――ここを視聴者に見せるために、笹野を現場に連れて行く必要があった。
つまり第4話は、詐欺案件の解決で終わらせず、シリーズの縦軸(大きな金)へ踏み台を置く回だった。ここが腑に落ちると、拉致の荒さも“次のための雑さ”として納得できます。
正子の怖さは「怒鳴らないのに逃がさない」ところ
正子の見どころは、相手を罵倒して黙らせるタイプの強さじゃないところです。
彼女は準備して、数字で詰めて、言い訳できない地点まで運ぶ。インゴットナンバーを把握した状態で追及するのは、その象徴でした。相手が「知られていない」と思う隠し場所に、「知っている証拠」を持って立つ。これがいちばん怖い。
そして、笹野を止めようとしたのも、単なる上司ムーブではなく「一線を越えると守れない」と分かっているからでしょう。正子は冷たいのではなく、冷たくならないと救えない現場を知っている。ここが主人公として強いです。
「修正申告させる」という着地が、痛快と現実のバランスを取っていた
第4話の解決は、“詐欺師を逮捕して終わり”じゃない。だまされた側にも修正申告をさせ、還付金を返納させる。ここが徹底していました。
視聴者的には「え、被害者がかわいそう」と思う瞬間がある。でも、このドラマはそこから逃げない。国税ドラマである以上、「書類を直す」ことが決着なんです。
同時に、救済の線も残している。だまされた側を一方的に断罪するのではなく、“正しく戻す”方向へ導く。痛快と現実のバランスが、うまく取れていたと思います。
優香の仕事が“補佐”じゃなく“救命”になっていたのが熱い
俵優香がGPS共有のメッセージを送る一手、地味だけど超重要でした。
このドラマ、ザッコクのメンバーがそれぞれ“尖った能力”を持っているのが売りなんですが、第4話は能力というより「一手の速さ」で勝った回でした。笹野の暴走を止め切れなくても、落とし所を用意する。チームとしてのリアルな強さが出たと思います。
優香の役割が「現場を整える人」から「命を救う人」へ一段上がったのも、今後の成長線として楽しみです。
政界パートはまだ輪郭が薄い。でも“父”を中心に回り始めたのが大きい
灰島が田次の家を訪ねたことで、正子の家族史が政界と接続し始めました。
田次が過去に何をしてきたのか。政治家秘書としての経験が語られた一方で、まだ説明されていない空白もある。ここが明かされると、正子が国税で戦う理由が「職業倫理」から「家の清算」へ変わる可能性があります。
さらに鷹羽宗一郎のスキャンダル写真。政治家の弱点は、金か女か、そしてリーク。ここを握る側が、次の“見えざる敵”になる。政界パートはまだ点ですが、第4話で線になる準備は整いました。
ここからの考察:箱山が怖いのは「元国税」だから
箱山哲郎が大崎逮捕を知っても余裕だったのは、「末端が捕まっても出口が残る」と分かっているからに見えます。
元国税の人間が裏に回ると何が起きるか。税務調査の癖も、嫌がる証拠の種類も、穴の場所も知っている。つまり、こちらの“勝ち筋”を潰せる。
第4話は、詐欺グループを倒してスカッと終わりではなく、「次はもっと理屈の通じない相手が来る」予告だった。個人的にはここが一番ゾクッとしました。敵が賢いほど、正子の「嘘も金も見逃さない」は難易度が上がる。だから面白いです。
まとめ:第4話は「事件解決」より「本丸の匂い」を残した回
不正還付フィッシングという身近な罠を、金塊という生々しい物証に繋げた。笹野の暴走でチームの穴も見せ、優香の一手でチームの強さも見せた。そして父と政界を接続し、箱山という“元国税の敵”を立てた。
第4話は、シリーズのギアを一段上げるための中継点だったと思います。次に回収されるのは、たぶん「金の出口」と「父の過去」。ここが繋がった瞬間、このドラマは痛快から一気にサスペンスへ化ける気がしています。
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