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こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話のネタバレ&感想考察。黙っていた男が語る“罪”と、国家が動く気配

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話のネタバレ&感想考察。黙っていた男が語る“罪”と、国家が動く気配

第3話は、ずっと沈黙していた男が言葉を選ぶことで、場の空気を止めてしまう回でした。

前科があるという事実、能力の正体、そして語った瞬間に失うかもしれない尊厳。

笑えるはずの設定が、なぜか笑えなくなる時間が続きます。さらにラストでは、会議室の外側で別の歯車が動き出し、物語は一気に“密室コメディ”の枠を越え始めました。

目次

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話のあらすじ&ネタバレ

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話のあらすじ&ネタバレ

第3話は、ここまで“無言”で不気味さすら漂わせていたミズノが、ようやく口を開く回でした

笑えるのに、なぜか胸の奥がひりつく。しかもラストで、物語の“別レーン”が動き出して、密室コメディの皮をかぶった国家案件の匂いが強くなる――そんな転換点です。

前回までの整理:7人は「ヒーロー」ではなく“予備”として集められた

この物語の前提はシンプルで、でも皮肉が効いています。

世界では超人的な能力を持つ存在が「ヒーロー」として扱われ、戦力のように語られる時代があった。一方で日本は、建前上“ヒーロー(=戦力)”を持てない。だから、言葉をねじって制度を作る。名付けがもうややこしい。「予備自衛英雄補」。ヒーローを認めたいけど認めきれない国の、苦し紛れの呼び名です

その“予備”候補として、防衛省に極秘で集められたのがナガレ、サエ、チュータ、ユタニ、サピピ、フジワラ、そしてミズノの7人。全員が「クセだらけの能力」を持っている。けれどそれは、いわゆるヒーローものの“憧れの力”ではなく、だいたいがコンプレックスとセットの厄介なもの。

第2話では、その厄介さが真正面から露呈します。
おそろいのコスチュームを決めようとしても揉める。赤=リーダーを誰が担うかで言い争いが起き、空気が荒れる。そんな中、フジワラが頭から血を流して意識不明になり、サエは覚悟を決めて能力を使う

サエの能力は、傷や痛みを“治す”代わりに、その痛みを別の誰かへ移してしまう「痛病置換」。しかも、誰に移るかはサエ自身でもコントロールできない。治療は正義なのに、同時に誰かを傷つける。正しさの矛先がランダムに飛ぶ怖さが、ここで示されました。

さらにフジワラの能力も明かされます。「最大跳躍」。人生で2回目の跳躍で、自分でもどうやって跳んだか分からない。つまり、力の暴走すら“本人にも説明できない”。このチーム、全員が自分のことをうまく語れないんです。

そして第3話。
ここまで一言も発さず、会議室の隅で“存在だけが不穏”だったミズノが、いよいよ物語の中心に引きずり出されます。

3話の導火線:ミズノの「前科」がバレて、空気が凍る

第3話の火種は、かなり直球です。
「ミズノさん、あなた犯罪者だったんですか…!」――問いただされる形で、ミズノの“前科”が露見する。言葉にした瞬間、会議室の空気が変わるのが想像できる。

ここが、このドラマの意地悪でうまいところで。

能力の話より先に、「犯罪者」というラベルが来る。能力者かどうか以前に、“社会の分類”で人間が振り分けられる。しかも相手は、まだ名前もよく知らない、2日間無言で、トイレに行く回数だけが多い男。疑う材料だけが揃っている。

ミズノは別室へ移され、防衛省職員のマドズミから取り調べを受けることになります。密室の会議室から、さらに小さな密室へ。追い詰められ方が、地味にリアルです

別室の取り調べ:マドズミの焦りと、“秘密”が崩れる恐怖

マドズミが焦るのは、正義感というより「計画が壊れる恐怖」だと思う。

やっと集めた7人の能力者。その中に前科者がいるとなれば、上(防衛大臣クロカワ)にも報告が必要になる。極秘プロジェクトの匂いが強いからこそ、“不祥事”は致命傷になる

そして実際、クロカワにも「前科者だった事実」が伝えられてしまう。ミズノの人生は、会議室の外側――つまり国家の都合に吸い上げられていきます。

ただ、ミズノはここでも簡単に口を割らない。

というより、割れない。たぶん、説明すると“自分が終わる”と分かっているから。能力の中身が中身なので、話した瞬間に笑われる、引かれる、軽蔑される。それを想像できてしまう人ほど、喋れなくなるんですよね。

会議室の噂話:人は“知らない”を埋めるために、勝手に決めつける

一方、ミズノが不在の第6会議室では、残されたメンバーが盛り上がってしまう。
「スパイ!?」「ヤクザ!?」「薬物中毒者!?」――あまりに分かりやすい“悪い想像”が次々に飛び交う。

このシーン(状況)は、残酷だけど、妙にリアルです。

人は、情報がないと落ち着かない。だから埋める。しかも、いちばん刺激が強い仮説で。そしてその仮説が盛り上がれば盛り上がるほど、本人が戻ってきたときの居場所はなくなる。

怖いのは“悪口”より“雑談”です。

悪意が明確ならまだ防げる。だけど、笑いながら言われる決めつけは、防げないし、刺さった傷も見えにくい。ミズノはこの2日間、たぶん、これがいちばん怖かった。自分がいないところで、自分が“化け物”にされること。

ミズノ帰還:初めて聞こえる声が、場を止める

取り調べを終えたミズノが会議室に戻ってくる。
そして、ここでようやく“声”が出る。

「私はかつて罪を犯しました」

――初めて聞くミズノの声に、一同が驚く。

この一言、シンプルなのに重い。

まず“謝罪”でも“言い訳”でもなく、「事実」を置く。しかも主語が「私は」。逃げない言い方です。

ここまで無言だった人間が、急に自分の過去を差し出すのって、勇気というより“諦め”に近いときもある。もう隠せない、逃げられない、だから全部言う。そういう覚悟。

ミズノが黙っていた理由:恥と恐怖と、喋った瞬間に起こる未来

ミズノは、なぜここまで黙っていたのか。
その理由は、彼の能力が「発動条件として“とある罪”を犯さなければならない」タイプだからです。能力と罪が、最初から結びついている。

この設定、笑えるのに、実はめちゃくちゃ怖い。
だって、能力が“その人の意思”ではなく、“その人の評判”を食い潰す仕組みになっているから。

ミズノが喋った瞬間に起こる未来は、だいたい2つしかない。

  • 「うわ、最低」って引かれる
  • 「嘘でしょ」って笑われる

どっちに転んでも、尊厳が削れる。

だからミズノは、喋れなかった。

喋らなければ、まだ“正体不明の怪しい人”でいられる。
喋ったら、“尻を出す人”として固定される。
……固定される怖さって、想像以上に人を黙らせます。

ミズノの罪:公然わいせつ“3回”という現実(でも本人は選べなかった)

ミズノが告白する「罪」は、いわゆる公然わいせつ。しかも前科は3回

文字にすると笑ってしまうのに、本人の語りとして聞くと、急に笑えなくなるやつ。
なぜならこの罪が、ミズノにとって“欲望”ではなく“能力の仕様”だったから。

このドラマがうまいのは、ここを「ただのギャグ」にしないところだと思います。
“罪を犯したヒーロー”ってタイトル、普通なら「悪いやつが改心する」話にしがちなのに、ミズノの場合はそもそも「善悪の座標がズレている」んですよ。

  • 能力を使えば、人を助けられる
  • でも能力を使うには、社会的にアウトな行為が伴う
  • だから助ければ助けるほど、人生が壊れていく

これ、救いがない。

そしてミズノはたぶん、自分の中でも折り合いがついていない。
「助けたかった」気持ちと、「捕まった」事実と、「笑われる」未来が、全部ひとつの箱に入っている。

衝撃の能力:自在操糸――出どころが最悪で、使い道は最高

ミズノの能力は「自在操糸」。
しかも“糸の出どころ”が最悪。尻から糸を出す。

……はい、字面の破壊力。

でも、冷静に考えると能力としてはかなり強い。糸を操れれば、捕縛も救助もできる。高所から人を引き上げたり、距離のある場所へ糸を飛ばして固定したり、いわゆる“蜘蛛の糸”系の万能さがある。

ただし、問題は発動までの手順。
糸が尻から出る以上、出すためには“見せる”瞬間が発生する。人目がある場所でそれをやれば、そりゃ公然わいせつになる。ミズノの罪は、能力と一体化している。

さらにミズノは、糸が定期的に出る(出さないといけない)ため、トイレにこもる必要があることも語る。2日間無言で、やたらトイレに行っていた理由が、ここでようやく“説明”に変わるわけです。

……もうね、これって笑っていいのか分からない。
笑えるのに、恥が勝つ。
本人が一番つらいのは、その“笑える”が自分の人生を壊してきたってところ。

能力の起点は「蜘蛛」:スパイダーマンの憧れが、別の形で叶った皮肉

ミズノは、能力を得たきっかけも語る。
蜘蛛を潰そうとしたとき、蜘蛛が手首に絡みつき(噛みつき)、それがきっかけになった――という話。

このエピソード、めちゃくちゃ“らしい”ですよね。
蜘蛛=糸=ヒーローという連想は誰でもできる。
でもこのドラマは、そこを真正面から叶えない。
手首から糸が出るのではなく、尻から出る。
憧れが叶ったのに、叶い方が最悪。神様の性格が悪い。

そしてミズノは、過去に“ヒーロー活動”をしていたことも明かす。つまり彼は、力を得たときに「よし、人生変えよう」と思った側の人間なんです。だけど現実は、力が彼を救わなかった。

会議室の反応:ドン引き、笑い、そして“分かりたくない”空気

ミズノの告白に、一同がドン引きする。
それは当然で、視聴者もたぶん同じ顔をしたと思う。

でも私はここ、ただの「引き」で終わらせたくない派です。
だって引いた瞬間って、人間関係の分岐点だから。

  • 引いたまま切り捨てるのか
  • 引いた上で「事情は分かった」と座り直すのか

“受け入れる”って、最初から分かり合えることじゃなくて、いったん拒否したい気持ちと戦った結果の行為なんですよね。

ミズノが言っているのは、「理解してくれ」じゃなくて、「事実としてこうだ」です。
理解できないなら、せめて黙ってくれ。
そう聞こえる告白でもある。

コスチューム会議の再燃:尻にチャック、色は赤×青(=戦う気になった証拠)

そしてミズノは、コスチュームについての要求も口にする。

尻のあたりにチャックをつけてほしい。さらに色は赤と青(どこか“蜘蛛のヒーロー”を思わせる配色)にしたい。

この要求、ふざけてるようで実は“前進”です。

  • 自分の能力を隠すのではなく、運用する前提で考えている
  • 恥を最小化する工夫を、他人に頼めるようになっている
  • つまり「チームの一員」として話し始めている

無言だった男が、“仕様”を共有して“道具立て”を相談する。ここでやっと、密室の会議室が「裁判所」から「作戦会議」に戻るんです。

ミズノは最後に、「もっと話す」意思を見せる。たぶんここから、7人はやっと“チームの前段階”に入る。

ラスト:拘置所で告げられる死刑執行――物語の別線が動き出す

第3話の終盤、場所が切り替わります。

拘置所で、ある人物に死刑執行が告げられる。

このカットが怖いのは、「次のトラブルが会議室の外から来る」と宣言しているところ。
今までは“7人の中の揉め事”が主な火種だった。けれどここからは、国家レベルの現実(刑罰・拘禁・暴力)が物語に混ざってくる。

そして次回、拘置所の死刑囚が“脱走する”ことが示されている。つまり第3話ラストは、その脱走劇の導火線。

密室で言葉を交わすドラマが、密室を破ってくる。
「閉じた場所」で起きる物語が、「閉じた場所」から飛び出す。
この対比が、次回への期待を一気に上げます。

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話の伏線

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話の伏線

第3話は“ミズノの告白回”でありながら、仕掛けとしては「この世界のルール説明回」でもありました。ここで提示されたルールが、後半の展開を縛る“鎖”になる気がします。

伏線1:能力=才能ではなく「罰」かもしれない(罪と発動条件のセット)

ミズノが明かした最大のポイントは、能力の発動が“とある罪”と結びついていること。

これ、ミズノ個人の話で終わらないと思っています。
なぜなら既に他のメンバーの能力も、だいたい「救い」と同時に「代償」があるからです。

  • サエは治せるが、痛みを誰かへ移してしまう(しかも相手は選べない)
  • フジワラは跳べるが、発動も着地も安定しない(自分でも分からない)
  • ナガレは嘘をつくと浮く(=嘘が人生を壊す引き金になる)

能力って、夢じゃなくて“弱点の延長”なんですよね。
だから第3話の「罪と能力の結びつき」は、このドラマ全体の設計図を示した伏線だと思います。

伏線メモ

  • 「罪」の内容がミズノだけ特別に具体的=他メンバーの“条件”も順番に開示される流れ
  • “能力の代償”が国家の任務遂行の足かせになる(使えば使うほどメンタルが削れる)
  • 「正義のために何を差し出すか」が、今後の衝突点になる

伏線2:ミズノの沈黙は“スパイ疑惑”より深い—「話せない事情」がある人間が集められている

第6会議室で起きたのは、ミズノのスパイ疑惑というより「説明できない人間が集められている」ことの証明でした。

このチーム、能力の話をするほど恥をかく。
過去の話をするほど立場が悪くなる。
つまり“自己開示=自傷行為”になってる。

だから今後も、黙る人が出る。
疑われる人が出る。
そして、そのたびに会議室は裁判所になる。
第3話はその最初のリハーサルだった感じがします。

伏線メモ

  • 「沈黙=悪」ではないが、密室では沈黙が一番疑われる
  • チームの敵は外部より先に“疑心暗鬼”
  • だからこそ次回以降、“盗聴・リーク・内部崩壊”の火種が刺さる構造

伏線3:マドズミとクロカワの温度差—“正義”ではなく“都合”で動く大人たち

ミズノの前科が明るみに出たとき、即座にクロカワ(防衛大臣)へ話が上がる。

ここが示しているのは、現場の職員(マドズミ)だけで握れる計画ではない、ということ。
上の都合が絡んだ瞬間、7人の人生はさらに軽く扱われる可能性がある。

第1話の時点から、この計画は“秘密裏”であることが強調されています。秘密って、守るために誰かを切り捨てるんですよね。

伏線メモ

  • 「前科者を混ぜた」こと自体が、上層部の判断ミス/意図のどちらか
  • 能力者を“人材”ではなく“資源”として扱う危うさ
  • 7人が一致団結するほど、国側が別の圧力をかけてくる可能性

伏線4:拘置所の死刑執行告知=次回の“脱走”で、物語のギアが変わる

第3話のラストで告げられた死刑執行。これが次回、死刑囚の脱走につながる。

ここで重要なのは、「外部から来る脅威」が“ただの犯罪”では終わらない可能性です。
このドラマの世界には、能力者が存在する。つまり脱走する死刑囚が、能力者である可能性は当然あり得る。

そうなると、7人は初めて“会議室の外”で能力を使う局面に追い込まれる。
ミズノが言った「罪と能力」の話は、ここで急に現実味を帯びるんですよね。
使わなきゃ止められない。でも使えば人生が壊れる。そういう地獄。

伏線メモ

  • 死刑囚は“敵”なのか、それとも国に作られた“装置”なのか
  • 能力者同士の衝突が始まる合図
  • 密室コメディ→国家サスペンスへ寄る可能性

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話の感想&考察

こちら予備自衛英雄補?!(こち予備)3話の感想&考察

第3話、正直「尻から糸」で爆笑しながら、途中から笑うのが申し訳なくなりました。
ギャグの顔をして、ちゃんと“恥”と“孤独”の話をしてくる。こういう回が一番あとを引きます。

感想1:ミズノ回は「笑わせ方」が優しくない。でも、それがリアル

ミズノの能力って、設定だけなら完全にバカ。
なのに、本人が語ると急に世界が暗くなる。

なぜなら、あの能力は「人前で尊厳を差し出す」仕様だから。
人を助けるほど、社会的に終わる。
これは、ヒーローものの真逆を突いてる。

しかもミズノは、前科が3回。ここがまたリアルで、1回なら“不運”で済むのに、3回って世間は絶対に「常習犯」として固定する。本人の事情なんて聞かない。

第3話は、その「固定される恐怖」を描いていたと思います。
だから彼は黙ってた。黙ってる方がマシな固定もあるから。

感想2:第6会議室の空気が怖い—“仲間”になる前の残酷さ

ミズノがいない間に飛び交う、スパイだのヤクザだの薬物だの。

あれ、視聴者的には笑えるんですよ。会話劇としてテンポもいい。
でも現実でやられたら、たぶん立ち直れないやつです。

ここを言うなら、「仲間って何?」って話で。
仲間になるには、信頼が必要。
信頼するには、相手の情報が必要。
でも相手の情報は、相手が喋らないと手に入らない。
喋れない人は、永遠に疑われる。

このループが、会議室の密室で増幅する。
だから第3話は、能力よりも先に「人間関係の地雷」を見せてきた回でした。

考察1:「罪を犯さないと能力が出ない」世界は、正義を成立させない

ミズノの告白が示したルールは残酷です。
正義のために力を使うほど、罪に近づく。

これ、たぶんこのドラマの根っこで、
「正義って、いつも綺麗に成立するものじゃないよね」
という話をしてるんだと思います。

サエもそう。治す力があるのに、誰かを苦しませる。しかも相手は選べない。正義がランダムに刺さる。

つまりこのドラマの能力は、基本的に“単独で完結しない”。
誰かを救う行為は、必ず誰かを巻き込む。
だからチームじゃないと成立しない。
逆に言うと、チームになれないなら、能力は呪いで終わる。

ミズノが「尻にチャックを」って頼んだの、私はここが一番泣けました。
あれって、恥を減らすための工夫であり、他人に“協力”を頼む行為なんですよ。
つまりミズノは、自分の能力を呪いのままにしないために、初めて人に手を伸ばした。

感想3:ナガレとサエの距離感が、ここから“変わる”予感がある

第2話でナガレはサエに「だったら辞めればいい」と言ってしまう。
あれ、正論に見えて結構きつい。サエは“人と関わること”そのものに理由があるのに、そこをすっ飛ばす言葉だから。

だから第3話は、2人の関係にとっても試金石だと思いました。
ミズノみたいに「事情があるのに喋れない人」を、どう扱うのか。
自分が言った言葉の残酷さを、ナガレが理解できるのか。
サエが、他人を切らずに立てるのか。

恋愛の匂いを出すなら、ここからです。
“好き”で近づくより先に、“分かりたい”で近づく関係の方が、この作品には似合う。

考察2:死刑執行の線が入った瞬間、コメディは“国家”に飲まれ始める

第3話のラスト、拘置所で死刑執行が告げられる。
これがただのサスペンス要素なら、ここまで強く出さないと思う。

死刑って、国家が人を殺す制度です。
そのカードを切った瞬間、このドラマの「ヒーロー」という言葉が持つ意味が変わる。

  • 7人は“地球を救う”名目で集められた
  • でも国家は、必要なら人を殺す
  • その国家が、能力者を道具として運用しようとしている

この構造、めちゃくちゃ怖い。
コメディで笑わせておいて、ふと背筋を冷やす“現実”を混ぜてくる。第3話のラストは、その宣言でした。

次回への期待:笑える能力ほど、現場で一番役に立つかもしれない

第3話を見終わって一番思ったのは、
「このチーム、最終的に強いか弱いかじゃなく、“どれだけ恥を共有できるか”が勝負だな」ってこと。

ミズノの能力は、絶対にヒーローとしてカッコよく見せられない。
でも、実戦では強い。
つまり“見せ方”と“実用性”が真逆にある。

次回、死刑囚の脱走という事件が来たとき、
この“ダサいのに強い”能力が、初めて肯定される瞬間が来るかもしれない。

そしてそのとき、ミズノが救われてほしい。
「笑われた人生」が、「役に立った人生」に上書きされてほしい。
第3話は、その入り口でした。

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