ドラマ『リブート』を見ていると、「これ、原作は何だろう?」と探したくなる人は多いはずです。
過去の死、警察内部の敵、巨大企業の闇、そして人格を捨てて生き直すという強烈な設定。原作付きミステリーのような骨格を持っている脚本です。
脚本を担当するのは黒岩勉。演出は複数名体制、さらに裏社会描写には専門の監修も入るという、かなり準備された布陣です。
この記事では、「リブート」に原作がない理由と、脚本・演出・監修という制作側の視点から見た物語設計を整理し、このドラマがどこに力点を置いているのかを読み解いていきます。
結論だけ先に!「リブート」原作・脚本・監督(演出)・監修

先に結論です。ここだけ読めば迷子になりません。
- 原作:なし(オリジナル脚本)
企画から準備期間をかけた“オリジナルドラマ”として説明されています。 - 脚本:黒岩勉(くろいわ・つとむ)
- 監督(演出):坪井敏雄/山本剛義/小牧桜(※公式クレジットは「演出」表記)
- 監修:裏社会監修として丸山ゴンザレス
ドラマ「リブート」の原作はある?

結論としては、「リブート」は原作小説・原作漫画が存在するタイプではなく、オリジナル脚本です
なぜ“原作ありそう”に見えるのか(=設定が強いから)
公式の紹介文でも、物語の中心にあるのは「2年半前に謎の死を遂げた刑事・儀堂歩」という“過去の死”で、そこに現代の事件が噛み合っていく骨格です。
この手の「過去×現在」「警察内部」「謎の死」って、原作付きミステリーの匂いが濃い。だからこそ、視聴者が「原作どれ?」って探しに行く流れが自然に起きます。
オリジナル脚本だと何が面白い?(視聴体験のメリット)
原作がある作品だと“答え合わせ”の楽しみがある一方、オリジナルは「最終回まで誰も正解を知らない」状態で走れる。
しかも本作は準備期間をかけた企画だと語られているので、伏線の量と回収設計に期待が持てます。
この手の質問が出るのは当然で、「原作もの」だと“犯人ネタバレ”に直行できる一方、オリジナルだと制作側が“情報の出し方”でミスリードも本気で仕掛けられるから。
つまり視聴者側としては、
- 「原作で答え合わせ」ではなく
- 映像内の情報(台詞・カット・小道具・行動の矛盾)だけで推理する
…という、日曜劇場らしい“考察向き”の土俵になります。
脚本は誰?「リブート」を書いているのは黒岩勉

ここは公式に明記されています。脚本は黒岩勉さん。
黒岩勉脚本=“伏線を積んで、終盤でひっくり返す”型が強い
黒岩脚本の特徴って、個人的には「序盤で“何気ない説明”として置いた情報が、終盤で意味を変える」設計が得意。
「リブート」もまさに、1話の情報が2話で更新され、さらに“過去の死”が現代に刺さってくるタイプの骨格なので、脚本家の強みと相性がいい。
「黒岩勉」の代表作を
黒岩さんは、サスペンス/ミステリーだけの人じゃないです。
たとえばドラマだと「謎解きはディナーのあとで」「ストロベリーナイト」「僕のヤバイ妻」「グランメゾン東京」「TOKYO MER」「マイファミリー」「ラストマン」など、事件モノから職業ドラマ、家族サスペンスまで打てる。
映画でも「キングダム」シリーズや「ONE PIECE FILM RED」などのビッグタイトルを担当していて、“大きい器で物語を回す”経験値が分厚い脚本家です。
ここがポイントで、「リブート」は“設定の奇抜さ”だけで引っ張るより、回を追うごとに関係と真相を組み替えていくタイプになりやすい。
受賞歴が示す「視聴者の感情を折りにいく」脚本力
黒岩さんの名前が“信頼の印”になってる理由は、ヒット作の数だけじゃなく、ちゃんと評価も取ってるところ。
「僕のヤバイ妻」では、アジア・レインボー・テレビ・アワードのドラマ脚本部門で最優秀賞、さらに市川森一脚本賞も受賞しています。
ここから見えるのは、黒岩脚本が「話題のどんでん返し」だけじゃなく、人間関係の“ねじれ”を物語の推進力に変えるのが上手いってこと。
「リブート」も、犯人当ての手触りより、家庭や信頼が崩れる瞬間の“刺さり方”に寄せてくる可能性が高いです。
監督(演出)は誰?(「リブート」は“演出”クレジット)
公式のスタッフ欄では、いわゆる監督ポジションは「演出」として記載されています。
演出(監督)陣は3名体制
- 坪井敏雄
- 山本剛義
- 小牧桜
連ドラで複数演出体制はよくあるけど、「リブート」みたいなサスペンスは特に、
- 事件の回(テンポ重視)
- 心理の回(感情の積み上げ重視)
- 回収の回(情報整理と“見せ方”重視)
で演出の得意領域を分けることが多い。ここは後半になるほど効いてきます。
監修に丸山ゴンザレスを起用?(裏社会まわりの“現実味”担当)

ここ、今回の記事の肝ですね。
「リブート」は裏社会・闇組織の描写が重要なドラマですが、番組情報上で“裏社会監修”として丸山ゴンザレスの名前が掲載されています。
丸山ゴンザレス本人も“監修に入っている”旨を発信している
丸山ゴンザレスさんは、本人の発信としても「裏社会監修を担当」している趣旨の投稿が確認できます。
さらに、YouTube発信としても「ドラマ『リブート』の監修を務めた」という文脈の動画が整理されているページがあります。
監修が入ると何が変わる?(視聴者に効く“リアリティのポイント”)
裏社会監修って、派手なセリフや暴力描写を“過激にする”ためじゃなくて、むしろ逆で、
- 組織の言葉遣い(それっぽい言葉ほど嘘くさくなるので、リアルは淡い)
- 金の動き(現金/口座/名義の使い分け)
- 脅しの手順(いきなり殺さない、段階を踏む)
みたいな“地味な整合性”に効くんですよ。
だから「闇組織」パートが浮かずに、刑事サイドの現実と並走できる。
【考察】黒岩脚本の特徴から見るリブートの今後の予想

黒岩脚本の特徴① 「容疑者の人数」を増やすより“疑いの線”を増やす
黒岩作品って、登場人物をやたら増やして混乱させるというより、同じ人物でも「見る角度」を変えるたびに意味が変わる構造が多いんですよね。
- ある行動が「愛」に見えた次の回、同じ行動が「支配」に見える
- ある言葉が「優しさ」に見えた次の回、同じ言葉が「誘導」に見える
この“再解釈の仕掛け”が、いわゆる「構造で殴る」感じ。
リブートも公式が「嘘と真実が入り乱れる」「怒涛のスピード」と言っているので、視聴者の前提をひっくり返す更新が複数回入ると見ておくのが安全です。
黒岩脚本の特徴② 「事件」より先に“人間の弱さ”で火をつける
黒岩さんは、いきなりトリック自慢で走るより、まず人間側の弱点(見栄・焦り・依存・罪悪感・保身)を置いて、事件を「必然」に見せるのがうまい。
例えば「僕のヤバイ妻」も、夫婦という閉鎖空間の中で“信用”が壊れるから、事件のエグさが効く。
「リブート」も、公式が“家族サスペンス”を強調している以上、
犯人が誰か以前に「家庭が壊れるロジック」を丁寧に積むはずです。
黒岩脚本の特徴③ 伏線は「物証」だけじゃなく“会話の言い回し”に潜ませる
黒岩さんの伏線って、いわゆる「映像に映った怪しい物」だけじゃなく、会話の言い方・言い淀み・言い換えに混ぜることが多いタイプです。
「ストロベリーナイト」でも複数の脚本陣の一人として参加していて、事件の謎だけでなく、人物の心理と捜査の噛み合わせが肝になっていました。
だから「リブート」でも、
- “主語を抜く”
- “過去形にしない”
- “質問に答えてない”
みたいな台詞の癖が、あとから効いてくる可能性は高い。
「リブート」で予想できる脚本設計:序盤は“正解探し”より「前提の再設定」
黒岩さんが日曜劇場でよく見せるのは、
「事件の真相」→「人物の真相」→「関係の真相」と、真相の層を深くしていく設計です。
公式も“ヒューマンドラマ”としての厚みを明言しているので、単純な犯人当てで終わらせない作りになります。
なので、1話・2話時点での「犯人はこの人!」に寄せすぎると外しやすい。
むしろ黒岩脚本は、
- 犯行(事件)を疑う
- 動機(感情)を疑う
- 前提(関係性・身分・過去)を疑う
この順で視聴者を揺らしてくることが多い。
リブートも「誰がやったか」だけじゃなく、「誰が“そうなるようにしたか”」の層を用意してくると見ています。
最後に:黒岩脚本の“後味”は、爽快より「納得の痛み」寄りになりがち
黒岩さんの作品って、正義が勝ってスッキリ!だけじゃなく、「助かったけど、戻れないものがある」みたいな納得の痛みで締めることがある。
「リブート」も“極上のヒューマンドラマ”を掲げている以上、最終的には「犯人が捕まる」より、「主人公が何を選び、何を失うか」で殴ってくる可能性が高い。
まとめ|「リブート」は“原作なし”だからこそ考察が強い
- 「リブート」は原作なし(オリジナル脚本)
- 脚本は黒岩勉
- 演出(監督)は坪井敏雄/山本剛義/小牧桜
- 裏社会監修:丸山ゴンザレスの情報が確認でき、本人発信もある
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