前話では、一葉が元カレとの別れを引きずりながらも、仕事と恋の境界で立ち止まる姿が描かれました。
第2話はそこから一歩踏み込み、「好きなのに動けない」「壊したくなくて何も言えない」という、大人の恋の弱さが浮き彫りになります。
とくに胸に残るのは、先輩・紺野の涙。モテるのに結婚にたどり着けない理由が語られたとき、この物語の温度は確実に変わっていきます。
ドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」2話のあらすじ&ネタバレ

※ここから先は、ドラマ『パンダより恋が苦手な私たち』第2話「恋が苦手なパンダと先輩」(2026年1月17日放送)のネタバレを含みます。
未視聴の方はご注意ください。
2話は「モテるのに結婚できない」先輩の涙が、物語の温度を変える
第2話のキーワードは、たぶん“恋に落ちるのが下手”です。
恋愛って、若い頃みたいに勢いだけで突っ走れない。
経験が増えた分、失いたくないものも増えるし、守りたい生活も増える。
その“現実”が、先輩・紺野幸子の涙として、まっすぐ胸に落ちてきました。
一葉は元カレを「泊めてあげる」優しさで、自分を削っていく
編集者・柴田一葉は、プライベートで5年付き合った彼氏・牧野真樹にフラれたばかり。
気持ちを整理しようとしているのに、真樹から「引っ越し代がないから、しばらく住ませて」と頼まれてしまい、断りきれずに“泊めてあげる”ことになります。
ここ、いきなり苦しい。
別れたはずなのに、生活の中に元カレがいるだけで、心って休めないから。
そんな一葉を先輩編集者・紺野は「甘い。私だったら、とっととたたき出してる」とバッサリ切り捨てます。
紺野は勝気で、同期でアウトドア雑誌の編集者・安原剛志とは、顔を合わせればケンカばかり。でもこのケンカが、ただの犬猿じゃない“温度”を抱えているのが、2話で明らかになります。
アリアが突然キレる:「この企画から降りる!」の裏にある不満
一方で、カリスマモデル・灰沢アリア側も不穏です。
一葉が書く恋愛相談コラムを読んだアリアが突然怒り出し、「この企画から降りる!」と宣言。
マネージャー・宮田真悟の説得でひとまず落ち着くものの、アリアは“コラムの内容”に何か不満がある様子が描かれます。
ここは、ただのワガママじゃない気がする。「内容に不満」って言葉が、後半の“3年前”に繋がっていく空気があるから。
今回の相談:マッチングアプリで出会えるのに、なぜ続かない?
次のコラムの相談は、婚活中の30代女性から。
「マッチングアプリに登録するとたくさん連絡が来て、会うこともできる。でも、しばらくやり取りすると自然に連絡が途切れる。どうしたらちゃんと誘われる?」という悩みです。
“モテたことがない”一葉には、この悩みがピンと来ない。
だけど紺野は「私はちょっと分かるな」と共感します。
紺野自身も、出会いはあるのに結婚に繋がらない“結婚できないモテ女”であることが、ここで浮かび上がります。
司の緊急事態:落ち込みの理由が「野生のツキノワグマ」なの、さすがすぎる
そんな中、一葉のスマホに、司の助手・村上野乃花からSOSが入ります。
「柴田さん!助けて!」と呼び出された一葉が研究室へ行くと、理由はまさかの「椎堂先生が落ち込んでるんで、励ましてもらえません?」。
司が落ち込んでいた原因は、観察対象だった野生のツキノワグマの求愛行動を見損ねてしまったこと。
「何もかも手遅れになってしまった」と、研究者としての悔しさに沈んでいる司が描かれます。
恋愛相談より動物の求愛でメンタルが揺れる人、ぶれない(笑)。
クマちゃん焼きが救った司の心:研究者の“笑い方”が子どもみたいで愛しい
一葉はあきれつつも、司を気分転換に散歩へ連れ出します。
公園で見つけたのは、スイーツのキッチンカー。
そこで売っていたのが、クマの顔の形をした「クマちゃん焼き」でした。
司は最初、「形がクマなだけで味はタイ焼きだろう」と笑い飛ばします。でもカスタード味を食べた瞬間、まさかの大爆笑。
感動して「この世界には他にもたくさんのクマがいる。もっと素敵な出会いがあるさ」とまで言い、吹っ切れた司はそのまま帰ってしまいます。
ここ、すごく“司らしい”。
現実の重さを、言葉でねじ伏せるんじゃなくて、感情のスイッチで切り替える感じ。
でも一葉にとっては、肝心の相談タイミングが消えた瞬間でもあって、地味に切ないんです。
アリアが編集部に降臨:「選ばれるのを待つやつは永遠に選ばれない」
司に相談できなかった一葉は、アリアの意見も聞きたくて宮田に連絡します。
すると、アリアがいきなり編集部にやって来る。
有名人の登場に編集部が騒然となる中、アリアは一葉のデスクにドカッと座り、「なんか話あんでしょ?」と圧をかけます。
一葉が相談内容を説明すると、アリアは容赦なく切り捨てる。
「受け身のやり取りしかしてこなかったやつだ。選ばれるのを待ってるやつは、永遠に選ばれない」。
この言葉、一葉の胸をズドンと打ちます。
まるで自分に言われている気がして、胸が痛い一葉が描かれます。
アリアの言い方は強いのに、妙に的確で、逃げ道がない。“人の悩み”なのに、“自分の痛み”に刺さってくる瞬間です。
司、クマちゃん焼きにハマる:熊田店主と「同志」になるまでが早すぎる
一方、司は完全にクマちゃん焼きの虜。
仕事帰りに再びキッチンカーに立ち寄り、店主・熊田大輔が「味によってクマの種類が違う」というコンセプトを説明すると、司の研究者魂が燃えます。
カスタードは黄色=月の色でツキノワグマ。
白あんはホッキョクグマ。
餡子は黒っぽいけど茶褐色でヒグマ。
次々に当てていく司。
最後の抹茶だけは外し、正解は「笹の緑だからパンダ」と聞いて感激し、熊田と固い握手。
「同志」認定までが秒速で、熊田さんが戸惑うのも分かる(笑)。
この“同志”シーン、コメディなんだけど、司の孤独が少しだけ薄まる気がして、なんか好きでした。
紺野の「隠しているもの」:モテるのに続かない恋の正体
「先輩、気持ち分かるって言ってましたよね」
一葉は紺野にも相談者への意見を聞きます。
取材先で誘われることも多い紺野は、それでも後が続かないと言い、原因を自分で分析するんです。
決めきれなくて、全員に中途半端な態度を取ってしまう。分かってはいるのに、理由をつけてごまかしてしまう。
一葉が「元カレが忘れられない?」と聞くと、紺野は「ちょっと違うけど、そんなとこ」と濁します。
ここで一葉は引っかかる。
紺野が“何かを隠している”感じがあるから。
そして公式の物語説明の中でも、「30代になると、いろんな要素が邪魔をして“好き”だけでは動けなくなってしまっている」と、恋の難しさが言語化されます。
夜中の姉からの電話:結婚報告が一葉に「比較」の視点を持ち込む
夜中、一葉のスマホに姉・柴田一花から電話がかかってきます。
4月に結婚式を挙げるという報告に、一葉は「えっ!?お姉ちゃん、彼氏いたの?」と驚く。
そして一葉は、コラムのヒントになりそうな話を聞き出そうと、つい「元カレと比べたりしなかった?」と質問して長電話に。
ここ、一葉の職業病っぽく見えるけど、たぶんそれだけじゃない。
“比べる”って、自分の過去も一緒に引っ張り出す作業だから。
聞きたいのは、姉の恋の話なのに、どこかで自分の痛みも確かめてる感じがするんですよね。
安原の結婚報告:紺野との「両片思い」が壊れる
翌日、ランチで外に出た一葉は安原と鉢合わせします。
姉の結婚の話をした流れで、安原が「俺も結婚するんだよ。来年」と告げる。
一葉が祝福しつつ、「安原さん、てっきり紺野先輩のことが好きなのかと思ってた」と言うと、安原は押し黙ってから答えます。
「……好きだったよ」。
入社してすぐ紺野を好きになったけれど、紺野にその気がなさそうで諦めた。そして「今の関係を壊したくなかった」と語る安原。
この“壊したくなかった”が、刺さる。
恋って、始めるより壊すほうが簡単だって知ってるからこそ、踏み出せないことがある。
会社へ戻ると、紺野とバッタリ会います。
紺野が「何の話?」と聞くと、安原はさらっと「今度結婚することになった」と伝える。紺野は一瞬複雑な表情を浮かべるけれど、いつもの調子で明るく祝福してツッコむ。
でも安原が去った後、紺野は一葉と2人になると号泣してしまいます。
紺野の告白:恋が下手なのは、弱さを見せられないから
紺野は、ずっと安原のことが好きだった。
でも言いたいことが言い合える今の関係を壊したくなくて、気持ちを伝えられなかった。
モタモタしているうちに父が病気で他界し、母と2人になり、将来や介護のことを考えることが増える。
そんな状態で告白しても、安原の負担になるだけだと思って、気持ちにふたをした。いろんな人と会っても、安原と比べてしまう。
紺野が言うんです。
「告白したからって受け入れてくれるか分かんなかった。両想いになるなんて、奇跡みたいなもんでしょ」。
それを聞いて一葉が返す。
「どうして私たちはこんなにも恋が下手なんでしょうね」。
このやり取り、恋愛ドラマの中で一番リアルな温度かもしれない。
司の講義「恋が下手な動物=パンダ」:スイッチは“尿”だった
紺野の涙を受けて、一葉は司にコラムの相談をします。
「きっと人間だけですよね、恋に落ちるのが下手なのは」と言う一葉に、司は「人間から勝手に恋が下手だと言われていた動物がいる」と返し、抹茶味のクマちゃん焼きを指して言います。
「ジャイアントパンダだ」。
パンダと聞いてテンションが爆上がりする一葉、かわいい。司は「野生の恋について話をしよう」と講義モードに入ります。
司の話はこうです。
かつて研究者はパンダを恋愛不適合と呼んだ。
理由は、発情期が極端に短く、メスが妊娠できる期間は年に数日しかないのに、動物園で同じ檻に入れても興味を示さなかったから。
でも、後の研究でそれは誤解だと分かった。
パンダには発情のために必要な“スイッチ”がある。
そのスイッチが「尿」。
発情期のメスの尿にはフェロモンが含まれていて、オスはその匂いでスイッチが入る。動物園で木や壁に発情したメスの尿をかけたら、オスが積極的に求愛し始めた。
つまりパンダは、限られた発情期にピンポイントで効率よく恋を成就させる“恋愛上級者”だった。
さらにオスも尿でマーキングして、できるだけ高い位置にかけることで体の大きさをアピールする。
その究極技として、司が突然の逆立ち。
「人間はここまで必死にシグナルを送っているか?」
この問いが、紺野と安原の“届きそうで届かなかった奇跡”に重なっていく。
一葉のコラム完成:「選ばれるのを待つな。叫べ」で相談者を突き動かす
司の講義で気づいた一葉は、編集部に戻って一心不乱にコラムを書きます。
コラムはかなり強い言葉でまとめられる。
「誘われるのを待つ」ことをやめて、自分の気持ちを必死に考え、勇気を出して伝えろ、叫べ——というメッセージです。
一葉の言葉は、アリアの毒舌にも似ている。
たぶん一葉の中で、アリアの言葉がまだ響いてるんだと思う。
このコラムが、相談者だけじゃなく、一葉自身を動かしているのもポイントです。
紺野は未練を断ち切る:同期会で祝福し、婚活を始める決意
紺野は同期会に出席し、みんなと一緒に安原の結婚を祝福します。
そこで紺野は未練を断ち切り、真剣に婚活を始める決意を固める。
泣いた後に“祝う”って、簡単じゃない。でも祝えた瞬間に、紺野は自分の人生を取り戻した気がする。
編集長・藤崎の冷笑:褒めるのに、突き放す「やりたい企画は何?」
雑誌「リクラ」の部数はさらに上がり、一葉は編集長・藤崎美玲に「今回のコラムも好評」と褒められます。
でも藤崎は続けて言う。
「あの企画はあなたが考えたものではなく、紺野さんが発案したと聞きましたが?あなたがやりたい企画は何?」
答えられない一葉に、藤崎は笑顔で告げます。
「やりたいことがないなら、今すぐ辞めなさい」。
褒めてるのに、心をえぐる。
藤崎編集長の怖さは、感情じゃなく“正論”で切ってくるところです。
ラスト前:司の顎クイ…からの「飢えたヌートリア」オチ
ムカついた一葉は、司の研究室で愚痴を爆発させます。
「これもうパワハラですよね。睡眠時間削って必死に仕事してるのに。転職しようかな〜」
すると司が突然、一葉に顎クイ。
ドキッとする一葉。
だけど司は恋愛スイッチじゃなく観察スイッチで、「相当顔が疲れてる。まるで餌にありつけず飢えたヌートリアのような顔だ」と言って、ヌートリア画像を見せます。
ロマンの芽を、秒で踏み潰すタイプ。
でも“疲れてる”に気づいてるのは、やっぱり優しさでもあると思ってしまう。
最後の爆弾:アリアが問い詰める「3年前のこと」
ラスト、アリアが一葉のコラムにある「椎堂司」の名前を指し、宮田を問い詰めます。
「こいつを紹介したの、おまえなんだって?まさかあいつに3年前のこと話してないよな?答え次第じゃ、あたしはお前を許さない」。
ここで第2話は終わります。
“3年前”って何。
アリアと司の過去が、いよいよ物語の芯に刺さってきました。
ドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」2話の伏線

2話はコメディの顔をしながら、しれっと不穏な種を撒いていきました。
笑ってるのに、胸の奥がざわつく。この“甘いのに苦い”感じが、パン恋の怖さでもあるんですよね。
伏線①:アリアが怒った「コラムへの不満」=司の名前で再燃する過去
前半でアリアは突然「この企画から降りる!」と怒り出します。
一葉としては「え、なんで…?」だけど、2話ラストでアリアが司の名前に反応したことで、怒りの根っこが見えてきました。
- 司の存在そのものが、アリアにとって“触れられたくない過去”
- コラムの内容というより、「司が絡むこと」に拒否反応が出た可能性
ここは次回以降、絶対に回収される軸です。
二人の関係についてはこちら↓

伏線②:「3年前のこと」って何?アリアと司の関係が確定する合図
アリアが宮田に突きつけた「3年前のこと」。
この言い方が、ただの過去トラブルじゃなくて、“今も許していない出来事”であることを示してます。
さらに怖いのは、「話してないよな?」と確認してる点。
- 司は“3年前のこと”を知らない(知らされていない)
- もしくは司が忘れている/忘れたふりをしている
- 宮田が間に入って、情報をコントロールしている
どれに転んでも、再会が“事故”じゃなく“事件”になるやつです。
アリアについてはこちら↓

伏線③:宮田真悟は味方?それとも「再起動」を仕掛けている?
宮田はアリアをなだめたり、一葉と司を繋げたり、動きが多い人物です。
ラストでアリアが「紹介したのはおまえ」と詰める以上、宮田が司を紹介したこと自体は重要ルート。
- 宮田はアリアを守るために動いているのか
- それともアリアを“再び輝かせるため”に、司という過去を敢えて呼び戻したのか
宮田の温度感が分かると、作品の見え方が変わりそうです。
伏線④:藤崎編集長の「やりたい企画は何?」は、優しさか切り捨てか
藤崎はコラムを褒めた直後に、一葉へ“自分の企画”を問います。
「与えられたことをやっているだけでは仕事ではない。やりたいことがないなら、今すぐ辞めなさい」。
これ、パワハラに見えるけど、視点を変えると“育て方”にも見える。
- 雑誌が危ない状況で、誰かの指示待ちでは生き残れない
- 一葉が「編集者として何を作りたいか」を試されている
藤崎の真意は、たぶんまだ表に出ていないです。
伏線⑤:一葉の元カレ・真樹の居候は、恋の邪魔にも味方にもなる
真樹が「しばらく住ませて」と言って、一葉が断れない。
ここは単なる生活トラブルじゃなくて、恋の“回復”を遅らせる装置。
- 一葉が新しい恋に踏み出しそうになるたび、真樹が“過去”を引っ張る
- 逆に、一葉が「自分の境界線」を作る成長イベントにもなりうる
このドラマは「恋愛=人生の選び直し」なので、真樹は最後まで効いてきそう。
伏線⑥:紺野の婚活宣言は「次の苦しさ」も連れてくる
紺野は未練を断ち切り、婚活を始めると決めます。
でもここからが、本当に苦しいところ。
- 失恋直後の婚活は、“諦め”と“希望”が混ざる
- 「選ぶ」ことが増えるほど、心がすり減る
紺野の恋は終わったのに、紺野の人生はここから動く。
この描き方が、パン恋のリアルさだと感じます。
伏線⑦:司の顎クイは“恋”じゃなくても、距離の変化は確実に起きている
顎クイの瞬間、一葉はドキッとする。
司は恋愛的な意図ゼロで「ヌートリア」オチにしてくるけど、重要なのはここ。
- 司が“一葉の疲れ”に気づいている
- 一葉は司に対して、身体的距離の近さを「意識してしまう」
恋が始まるときって、だいたいこういう“ズレたドキッ”からなんですよね。
ドラマ「パンダより恋が苦手な私たち」2話の感想&考察

2話は、恋愛ドラマというより「恋が人生のどこに引っかかってくるか」を見せてくる回でした。
恋って、好き嫌いだけじゃなく、生活、仕事、家族、未来の不安まで全部連れてくる。だから“恋が下手”って、単純に不器用って意味じゃないんだと思う。
紺野先輩の恋が、しんどいほどリアルだった
紺野と安原は“両片思い”で終わった。
それだけ聞くと、よくある切ない話に見えるけど、2話の強さは「告白できなかった理由」がちゃんと“人生”だったこと。
父の死、母の介護、将来の責任。
好きな人に弱いところを見せられない自分。
このあたり、視聴者の反響でも「めっちゃリアル」「刺さりすぎる」と共感が多く出たと報じられていました。
恋愛の苦しさって、相手の気持ちが分からないことより、“自分の事情で自分を止めてしまう”ことのほうが、ずっと痛い。
紺野はその痛みを、泣くことでしか出せなかった。
それが苦しくて、でも目が離せなかったです。
アリアの毒舌は冷たいんじゃなくて、「時間切れ」を知ってる人の言葉
アリアの「選ばれるのを待つやつは永遠に選ばれない」という言葉。
これ、刺さるけど、同時に危うい。
だって“待つ”って、ただの受け身じゃなくて、
傷つかないための防御だったり、怖さだったりするから。
でもアリアは、その防御が、人生そのものを止める瞬間があることも知ってる人なんだと感じました。
あの強さは、たぶん過去の痛みから来てる。そしてその痛みの中心に、司がいる匂いがしてしまうのが、怖いところです。
パンダの恋は「勇気論」じゃなくて、“スイッチ論”だったのが面白い
恋愛ドラマで「自分から行け!」って言われるの、正直しんどいときがあります。
分かってるよ、でもできないんだよ、って。
でもパン恋は、そこでパンダを出す(笑)。
しかもパンダの恋は精神論じゃなくて、「尿=フェロモン=スイッチ」という科学の話になる。
これがすごく救いでした。
恋って、頑張りじゃなくて、“気持ちが動く条件”を整えられるかどうかでもある。
紺野と安原は、お互いにブレーキを踏んでしまった。
一葉も、真樹を断れない。
つまり恋の敵は、相手じゃなくて、自分の中のブレーキなんですよね。
司の“優しさ”は、甘さじゃなくて「観察」と「正直さ」で出る
司の顎クイ、完全に恋愛イベントの顔をしてるのに、結果は「飢えたヌートリア」。
でも、ここで司が見ていたのは“一葉が疲れている”という事実。
司は、慰めの言葉はうまく言わない。
でも疲れを見落とさないし、笑わせることはできる。
クマちゃん焼きで吹っ切れた司もそう。
感情の切り替えが、言葉じゃなく体験で起きる人なんだと感じました。
一葉が司に惹かれる(かもしれない)理由は、たぶんそこ。
“分かりやすい優しさ”じゃなく、
“生き延びるための優しさ”をくれるタイプ。
2人の関係についてはこちら↓

編集長・藤崎は敵じゃないかもしれない。むしろ一葉の未来を急かしている
藤崎編集長の言葉は冷たい。
でも「やりたい企画は何?」って、編集者にとって一番怖い問いでもあるし、一番大事な問いでもある。
恋愛で言うなら「あなたはどうしたいの?」って聞かれてるのと同じ。
- 恋愛も仕事も、“相手がどうするか”より“自分がどうしたいか”
- それが決まらないと、ずっと流される
だから藤崎の問いは、一葉にとって“恋の伏線”でもある気がします。
最後に:2話は「恋が下手」って言葉を、救いに変えた回だった
恋が下手でもいい。
むしろ下手なまま、どう生きるか。
紺野の涙も、一葉の迷いも、司の変人っぷりも、アリアの毒舌も、全部そこに繋がっている。
そして最後の「3年前のこと」が、これから恋を“過去ごと”揺らしてくる。
次回、笑っていられるのか、泣かされるのか。
どっちでも受け止める準備だけはしておきたいです。
パンダより恋が苦手な私たちの関連記事
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