秋のTBS金曜ドラマ枠で注目されている『フェイクマミー』。
2025年10月スタートの本作は、エリート街道から一転して転職迷子になった花村薫と、元ヤンキーからベンチャー企業社長になった日高茉海恵という正反対の女性がタッグを組み、わが子の未来のために“フェイクマミー(ニセのママ)”契約を結ぶ物語です。
この記事では第1話放送に先駆けて、キャストや公式が明かしているあらすじを整理しながら、恋愛や感情面も含めた予想考察をしていきます。
フェイクマミーのキャスト一覧

『フェイクマミー』はキャストが豪華で、主演の2人をはじめ個性的な人物が集結しています。公式情報や報道から確認できる範囲で主要な配役をまとめました。
主なキャスト
波瑠/花村薫(はなむら かおる) – 東大卒の才女。大手企業を退職した後転職活動に苦戦しており、茉海恵の娘・いろはの家庭教師を任されることになります。本作では、完璧に見える彼女が抱える孤独や迷いも丁寧に描かれるはずで、波瑠さんの繊細な演技に期待が高まります。
川栄李奈/日高茉海恵(ひだか まみえ) – ヤンキー上がりのシングルマザーで「RAINBOWLAB」の社長。非公表の娘を育てながら、抜群のコミュ力を武器に会社を急成長させています。見た目は怖くても娘への愛は誰よりも強く、薫に“フェイクマミー契約”を持ちかける人物です。
向井康二/黒木竜馬 – 茉海恵と共にベンチャー企業を立ち上げた副社長で、彼女の右腕的存在。茉海恵と薫の異色コンビにどう絡んでくるのか注目です。
中村蒼/佐々木智也 – 柳和学園小学校の教師。かつては熱血教師だったが現在は学校の古い方針に従っている。いろはの担任として今後重要な役割を担いそうです。
池村碧彩/日高いろは – 茉海恵の娘で天才児。数学の才能が飛び抜けている一方で大人を見下しがちな一面もあり、家庭教師が次々と辞めてしまう。彼女の可愛げと生意気さのバランスが物語を動かすカギになるでしょう。
その他の登場人物
若林時英/町田大輝 – RAINBOWLABの若手社員で黒木の後輩。失敗は多いものの周囲から愛されるキャラクターで、職場シーンの癒やしになりそう。
浅川梨奈/藤崎渚 – 会社が展開する商品「虹汁」の店舗スタッフ。茉海恵に雰囲気が似ているという設定があり、2人の意外な繋がりが描かれるかもしれません。
笠松将/謎の男 – 薫がかつて勤めていた企業の経営者で正体不明の存在。ミステリアスな彼の登場は物語にサスペンス色を添えるでしょう。
田中みな実/本橋さゆり – 薫が柳和学園受験を通じて出会うママ友で、専業主婦。由緒ある家柄で育ったが自分の想いを口にするのが苦手という人物で、ママ友地獄のリアリティを映し出す役どころです。
この他にも、薫の母親・花村聖子、学園の校長である樫村謙一郎や保護者組織「三羽烏」の面々など個性派が勢ぞろい。キャスト陣の多彩さは、シリアスなテーマをコメディタッチで見せる本作の魅力の一つです。
フェイクマミー1話のあらすじ

第1話は薫が茉海恵と出会い、“フェイクマミー契約”を結ぶまでが描かれる模様です。公式サイトやメディアで公表されている内容から、流れを整理してみました。
薫と茉海恵の出会い
薫は東京大学卒・大手企業勤務という華麗な経歴を持ちながら、会社を突発的に辞めてしまい転職活動に行き詰まっています。やっとの思いで面接を受けに行ったベンチャー企業「RAINBOWLAB」で出会ったのが、元ヤンキー社長の茉海恵。彼女はヤンキー時代に培ったコミュ力と人望で会社を急成長させた敏腕経営者で、非公表の娘・いろはをひとりで育てるシングルマザーでもあります。
面接の結果は不採用だったのですが、茉海恵は突然薫に対して「うちの娘の家庭教師をしてほしい」と高待遇で依頼をしてきます。薫は理想の職場探しに疲れていたこともあり、半信半疑ながらこのオファーを引き受けるのでした。
家庭教師初日の波乱
家庭教師として初めて日高家を訪れたいろはは、母親の前ではかわいらしく振る舞うものの、薫と二人きりになると生意気な発言を連発。
天才児ゆえの反抗心に、薫は言葉を失ってしまいます。高額報酬でも辞めてしまう家庭教師が多いと知った薫は、自分が簡単に引き受けてしまったことに軽い後悔を覚えるでしょう。このギャップは視聴者もきっと笑ってしまうはず。NATSUとしても、仕事に悩む大人とませた子どもの交流に胸がキュンとしました。
偽ママ契約の始まり
いろはが志望する柳和学園小学校は、筆記試験だけでなく親子面接が重視される名門校です。
茉海恵は仕事との両立が難しいことから、薫に驚きの提案をします。「お受験の日、私の代わりにママとして面接を受けてほしい」――それが“フェイクマミー契約”の始まりです。もしバレれば刑罰に問われる危険を抱えながらも、薫は高待遇やいろはへの愛にほだされ、この禁断の契約を結ぶことに。第1話のラストでこの契約が結ばれるとしたら、緊張感とワクワクが入り混じったエンディングになるでしょう。
フェイクマミー1話の予想考察(ネタバレ)

ここからは放送前の予想です。あらすじの範囲内でどんな展開が待ち受けているのか、自分なりに考えてみました。ネタバレの可能性もあるので注意してください。
恋愛要素の予感
『フェイクマミー』はファミリークライムと銘打たれていますが、恋愛要素が全くないとは思えません。
薫は黒木竜馬や佐々木智也といった魅力的な男性に囲まれます。特に黒木は茉海恵の右腕でありながら、どこか寂しげな雰囲気がある人物。薫と茉海恵の契約がバレそうになった時に手を差し伸べるヒーローになり得る存在です。
佐々木は真面目な教師ですが、薫に教育現場の厳しさを教える役目を担い、2人の距離も自然と縮まるかもしれません。恋愛が主軸ではないにせよ、複数の男性が絡むことで薫の感情が揺さぶられ、視聴者の共感も高まりそうです。
社会と母親像を描くテーマ
茉海恵はシングルマザーで社長という顔を持ち、母親業をアウトソーシングするという極端な選択をします。
これは家族のあり方や社会が求める母親像への挑戦でもあります。また、薫はエリートでありながら職を失い、自分の人生を見失っている。互いに欠けた部分を補い合う2人の関係は、女性同士の連帯と対立を丁寧に描くでしょう。いろはの天才ぶりや他の保護者たちの厳しい視線も相まって、母性とは何かを問う場面が増えるはずです。
謎の男の影とサスペンス
キャスト一覧で“謎の男”と紹介されている笠松将さんの役どころは、薫の過去と密接に関わっているようです。
彼が薫を退職に追い込んだ人物であれば、フェイクマミー契約が進む中で再び彼女の前に立ちふさがる可能性があります。茉海恵の会社や柳和学園周辺で起こる事件に謎の男が関与しているとすれば、単なるコメディではなくサスペンス要素も強まるでしょう。個人的には、薫と茉海恵が彼にどう立ち向かうのか、そして黒木や佐々木がどう絡むのかが見どころだと感じています。
母性と仕事の間で揺れる感情
最も気になるのは、薫と茉海恵が仕事と家庭のバランスをどう取るかという問題です。
薫は自分のキャリアを諦めて子育てをサポートする立場になる一方で、“偽母”であることに罪悪感や葛藤も抱えそうです。茉海恵は母親としての愛情と社長としての責任の間で揺れ動きます。2人とも完璧ではなく、時にぶつかり合いながらも互いに成長していく姿に、私自身も励まされるのではないかと期待しています。
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