吉高由里子さんが主演の注目ドラマ『東京タラレバ娘』の2話が終了しました。
KEYと倫子がまさかの展開になりましたね・・・。これはふたりとも恋愛に発展してしまうのでしょうか?

第3話では、倫子が酔った勢いでモデルのKEYと一線を越えてしまったことをきっかけに、香と小雪にも波紋が広がります。軽い勢いで始まったはずの関係の行方や、偶然の出会いに浮足立つ気持ちの裏で膨らむ不安と焦燥。
2017年2月1日(水)夜10時放送のドラマ「東京タラレバ娘」3話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
※感想については、ドラマが終了後更新します。
「東京タラレバ娘」3話の見どころ…曖昧な関係と揺れ動く心

第3話は、前回の衝撃的なラストから始まり、登場人物たちの本音と現実がぶつかる印象的な回でした。見どころは大きく3つあります。
KEYと倫子の一夜の意味と余韻
前回、倫子は「俺と、ヤッてみる?」というKEYの言葉に押され、一線を越えてしまいました。
その翌朝、目覚めるとKEYはすでに部屋からいなくなっており、倫子は彼の本名も連絡先も知らないことに気付きます。身体を重ねただけで、相手の心も知らないまま曖昧な関係に陥る怖さ。30代という年齢もあり、単なる遊びで済ませられない恋にどう向き合うのかが問いかけられています。
香の元カレとの再会とやり場のない気持ち
香も元カレ・涼と一夜を過ごしますが、彼には同棲中の彼女がいることが判明し、無理やり忘れようとします。
ずるさを感じながらも、心のどこかで彼への想いが残ってしまう香。視聴者も「早く次へ進んで」と思いつつ、好きになった人を簡単に切り捨てられない葛藤に共感してしまうはずです。
小雪が出会う“運命の人”の正体
小雪にはついに運命の恋が訪れます。
偶然出会ったサラリーマン・丸井が、顔も雰囲気も小雪の“超絶タイプ”で、丸井も彼女に好意的です。しかし、この恋には重大な秘密が潜んでおり、視聴者は彼の正体に驚かされます。大人の恋愛には必ずリスクと覚悟がつきまとうことを痛感させられる展開です。
「東京タラレバ娘」3話のあらすじ&ネタバレ

酔った勢いが残したもの
前回の終盤で倫子はKEYと肉体関係を持ちます。翌朝目覚めた彼女は、KEYがすでに部屋から姿を消していることに気づきます。
倫子はKEYの本名も連絡先も知らず、身体を重ねた相手のことをほとんど知らなかったと愕然とします。自分の軽率な行動を後悔しつつも、恋人候補として彼を意識し始める倫子。しかしKEYからの連絡は一切なく、彼が何を考えているのか皆目見当がつきません。
香は元カレ・涼と久しぶりに再会し、酔った勢いで関係を持ってしまいます。ところが涼は同棲中の彼女がいることを告白し、香は自分が浮気相手に過ぎないことを痛感します。恋愛市場では“都合のいい女”になっている自分に気づき、香は涼への気持ちを断ち切るために忘れる努力をしますが、感情はそう簡単に整理できません。
小雪のときめきと暗雲
一方、これまで恋愛から遠ざかっていた小雪に、久しぶりのときめきが訪れます。居酒屋「呑んべえ」で偶然声をかけてきた丸井は、小雪の好みど真ん中の男性。顔つきや雰囲気が理想的で、年上のサラリーマンという安定感もあり、小雪は瞬く間に彼に惹かれていきます。倫子と香もそんな彼女を応援しつつ、心のどこかで「自分にもあんな出会いがあれば…」と羨ましさを覚えます。
しかし物語が進むにつれ、丸井には重大な秘密があることが判明します。ロマンチックな夜景の見えるレストランでデートを楽しんだ小雪は、丸井から「好きになってもいいですか?」と告げられ、彼の真剣さに心が躍ります。ところが丸井は既婚者であり、妻とは別居中だと打ち明けます。
小雪は「正直に言ってくれるだけ誠実」と受け取ろうとしますが、この言葉は彼に責任を負わせないための逃げ道でもあると気づき始めます。大人の恋愛の複雑さと、責任の所在が曖昧になる危うさが描かれています。
倫子とKEYの対峙
その頃、仕事を失った倫子は新しいチャンスを求め、過去に告白してきた早坂と会います。しかし帰り道、偶然KEYに遭遇し、抱えていた疑問をぶつける決心をします。「なぜ私とああいうことをしたの?」「どうしてそんなに辛辣な言葉を投げかけるの?」など、これまで胸に溜めていた問いを投げかける倫子。しかしKEYはなかなか答えようとせず、今の倫子には心を開いていない様子。
彼は「どうして自分からは何も言わないのか」「相手の気持ちを先に聞いてから自分の答えを出そうとしている」と指摘し、最後には「そんな女とは恋愛できない」と言い放ちます。ショックを受けつつも、倫子は自分の内面と向き合う必要性を感じます。
終盤では、KEYに気持ちを伝えられずにいる自分自身を責める倫子、涼との関係を断ち切りたい香、既婚者と知りながらも揺れる小雪という三者三様の苦しみが交錯し、3人の女子会でため息が漏れます。恋愛は簡単ではなく、幸せを手に入れるまでに人は多くの「タラレバ」(あーだったら、こーしてれば)を繰り返すのだと痛感させられるラストです。
「東京タラレバ娘」3話の感想&考察

曖昧な関係への後悔と自尊心の揺らぎ
倫子が酔った勢いでKEYと身体の関係を持ってしまったことは、視聴者にとっても衝撃でした。翌朝彼がいなくなり、連絡先すら知らないという状況は、恋愛のスタートラインにすら立てない虚無感をもたらします。彼の本心が見えないまま、倫子の心は堂々巡り。
私も過去に似た経験を思い出し、ドキッとしました。関係の深さと心の距離は比例しないと悟る場面です。
KEYとの対峙で、彼が「自分から言わない」「相手の気持ちを聞いてから自分の答えを出そうとしている」と指摘する場面は、耳が痛いほど刺さりました。
確かに、失恋や傷つく恐怖から、まず相手の反応をうかがってしまうことはあります。しかし、その態度が相手に伝わり、恋愛が進展しない原因になるという事実は、自分を振り返るきっかけを与えてくれます。恋愛に限らず、仕事や友人関係でも「自分の本音を語る勇気」が大切だと感じました。
元カレへの執着と“不都合な真実”
香が元カレ・涼と一夜を過ごしてしまい、彼に同棲中の彼女がいることを知るシーンは、心に重くのしかかりました。彼のずるさや優柔不断さに腹が立ちつつも、香が彼を好きだった気持ちを完全に断ち切れないところがリアルです。
恋愛をしていると、理性では「やめなきゃ」と思っても感情が追いつかないことがあります。香の迷いは、多くの人に刺さるのではないでしょうか。
また、第3話では「都合のいい女」から抜け出そうとする香の姿も描かれており、自尊心を取り戻すために一歩踏み出そうとする決意が見えました。これから香が自分を大切にできる恋愛を掴めるのか注目したいです。
小雪の恋と結婚観のリアル
小雪が出会った丸井は、小雪にとって理想的な男性でした。年上で安定感があり、優しく接してくれる彼にドキドキしてしまうのは当然です。しかし彼が既婚者であることが判明した瞬間、視聴者の心も冷え込みました。
別居中だと言われても、結婚しているという事実は重いもの。小雪が「正直に言ってくれるだけで誠実」と自分に言い聞かせる姿は痛々しくもあり、「その優しさには責任を負いたくないという裏がある」と感じました。これは恋愛における「選択権を相手に委ねる行為」の危険性を象徴しており、大人の恋愛の難しさを浮き彫りにしています。
小雪がこの恋をどう受け止めるのか、倫理観と寂しさの狭間で揺れる心情に寄り添いたくなります。誰かを好きになることは自由ですが、その先に待つ現実を受け止める覚悟が必要だと感じました。
30代女性の恋愛の怖さと強さ
第3話では、30代の女性たちが恋愛に対して慎重になってしまう理由が丁寧に描かれていました。
「焦って失敗したくない」「失恋してみっともない姿を晒したくない」「本気になるのが怖い」といった感情は、年齢を重ねるほど大きくなるもの。自分の心を守るために予防線を張り、相手の出方を見てから行動する姿勢は、安全であると同時に、恋のチャンスを逃してしまう原因にもなります。
しかし、失敗を恐れるばかりでは何も始まりません。KEYが倫子に言った「自分はどうなんだよ」という言葉には、まず自分の気持ちを伝えることの大切さが込められているように思います。第3話を通して、恋愛は一種の“戦場”であると同時に、自分自身と向き合う修行の場でもあると感じました。
まとめ
『東京タラレバ娘』第3話は、恋愛の甘さと苦さ、女性たちの本音とプライドが交錯する濃密な回でした。KEYと倫子の曖昧な関係、香の元カレへの執着、小雪の新しい恋の落とし穴。
どのエピソードも30代女性にとって身につまされるもので、共感の声が広がりました。恋愛は思い通りにならないからこそ、人を成長させてくれるもの。次回、倫子たちが自分の気持ちとどう向き合い、新たな一歩を踏み出すのか楽しみです。読者のみなさんもぜひ、自分自身の「タラレバ」を思い返しながら見てみてください。
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