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【家政夫のミタゾノ】シーズン2第1話のネタバレ感想&考察。ロケット失敗から始まる“家族と夢”の崩壊と再生

【家政夫のミタゾノ】シーズン2第1話のネタバレ感想&考察。ロケット失敗から始まる“家族と夢”の崩壊と再生

シーズン2の第1話は、「おかえり、ミタゾノさん!」と言いたくなるほど、いきなり宇宙規模の幕開けでした。
ロケットの発射失敗、折れたネジ、そして逃げるミタゾノさん。その派手さに笑わされながら、物語はすぐに“生活の現場”へ引き戻されます。

舞台は下町の町工場「花沢ネジ製作所」
たった一本のネジが折れれば、ロケットも、夢も、家族の関係も崩れてしまう。努力と信頼で成り立っているように見えた場所に、不倫、裏切り、改ざん、血縁という秘密が次々と現れます。

壊して終わりではなく、壊した先で洗い直されるものがある。
笑えるのに胸が痛くて、最後には静かに温かさが残る――そんなミタゾノらしさが、最初から全開の一話です

※ここから先は、第1話の結末までを含むネタバレで進みます。未視聴の方はご注意ください。

目次

家政夫のミタゾノ(シーズン2)1話のあらすじ&ネタバレ

家政夫のミタゾノ(シーズン2)1話のあらすじ&ネタバレ

シーズン2の第1話は、「おかえり、ミタゾノさん!」って言いたくなる勢いで、いきなり“ロケット”から始まるのが最高にズルい。深夜ドラマのテンションで、社会派っぽい空気をまといながら、ちゃんと笑わせて、最後は胸を温めて帰してくれる。このバランスが、ミタゾノの強みだなぁ…と改めて感じた。

そして舞台は、下町の小さな町工場「花沢ネジ製作所」。社長夫妻と社員たちが一丸になって、“絶対に折れないネジ”の開発に命を燃やしている場所です。ネジって地味なのに、ネジが折れたらロケットだって飛ばない。小さな部品が、人生も夢も、家族の関係までも左右する。そんな一話でした。

ここからは、結末まで全部書くネタバレで進めます。まだ観ていない人は注意してね。

第1話の基本情報(舞台とゲスト)

第1話の中心になるのは「花沢ネジ製作所」。社長の花沢進助と、献身的に支える妻・美千代が切り盛りしていて、若手社員の葛西雅樹、古参社員の久米島勉三、そして融資担当の銀行員・岡田が物語のキーになります。

新人家政婦として五味麻琴(剛力彩芽)が登場し、三田園との“新コンビ”がここから始動。ゲストとして橋本じゅん、森脇英理子、ジェシー(SixTONES)、野添義弘らが第1話の舞台を支えます。

ロケット発射失敗、そしてミタゾノさんが帰ってくる

第1話のオープニング、いきなりロケットの発射シーンで「え、今チャンネル間違えた?」ってなる。ところが、その“壮大さ”はすぐにひっくり返されます。発射は失敗し、現場はざわつき、折れたネジが映り、そこに不敵な顔で現れるミタゾノさん。

しかも追われる。大勢に追われて、逃げる。スカートをまくり上げて、ガニ股で全力疾走。もう、あの走り方だけで一瞬で日常に引き戻されるし、「ミタゾノは宇宙でもミタゾノ」って妙に納得してしまうんです。笑ってしまうのに、折れたネジが示しているのは「たった一本で全部が崩れる」という残酷さでもあって、そこが妙にリアル。派手なロケットを見せながら、結局は“生活の小さなほころび”の話に着地していくんだろうな、とこの時点で予感させるのが上手い。

紹介所でも「消息不明だった」なんて噂になっていたミタゾノさんが、なぜかロケットの発射現場にいた、という掴みも完璧。シーズン2は“日常の家事”と“社会の闇”を、いきなり宇宙規模でつないでくる。あの瞬間に「今シーズンも、遠慮なく壊しに来たな」って分かる。

新人家政婦・五味麻琴、最初の仕事で洗礼を受ける

その頃、むすび家政婦紹介所には新人の五味麻琴が入ってきます。真面目で、正義感が強くて、人を信じやすい。良くも悪くも“まっすぐ”で、ちょっと危なっかしいタイプ。その無垢さが武器でもあり弱点でもあって、空気を読むより先に「それは違う」と言えてしまう。嫌われることを恐れない強さというより、嫌われる未来をまだ知らない強さ、みたいな。だからこそ一話の時点では眩しくて、同時に心配になる。

先輩の平野らむと早坂倫子から、「三田園が派遣された家は必ず壊れる」なんて物騒な噂を聞かされて、麻琴は戸惑うけれど、仕事に対して逃げない子でもある。所長の結頼子から紹介された派遣先が、下町の町工場「花沢ネジ製作所」でした。

私がこの回で好きなのは、麻琴が“誰かのために頑張りたい”って気持ちを、ちゃんと行動で見せるところ。失敗しても謝るし、空気が悪くなったら立て直そうとする。そういう子ほど、ミタゾノさんのやり方と噛み合わないから、見ていてハラハラするんだけど、そのハラハラが面白い。

『花沢ネジ製作所』は、家族みたいに温かい…はずだった

花沢ネジ製作所は、表向きは本当に温かい。社長の進助は寝る間も惜しんで開発に打ち込み、妻の美千代はそんな夫を信じて支える。社員たちも「社長の体がもたない」と心配して、家政婦を雇うお金まで出し合うんです。

ここ、めちゃくちゃ“いい話”のスタートなのに、同時に「これ絶対ひっくり返されるやつ…」って分かってしまうのがミタゾノの怖いところ。私も「いい職場じゃん…」って思いつつ、胸のどこかで身構えた。進助が寝不足の顔で機械に向かっている姿って、いわゆる“努力する主人公”の絵なんだけど、同時に周りを巻き込んでしまう危うさもある。美千代の「支える」も、社員の「信じる」も、優しいのに、優しいままでは済まない匂いが漂っている。

工場が命をかけて作ろうとしているのは、10万トンの力でも折れない“絶対折れないネジ”。ど根性ネジ。名前は笑えるけど、夢は本気。ロケットみたいな巨大プロジェクトって、大企業の話に見えるけど、実はこういう小さな部品の積み重ねで成立してるんだよね。

銀行員・岡田の来訪。融資打ち切りと“醤油事件”

空気が変わるのは、融資担当の銀行員・岡田が工場に来たとき。業績が悪化している花沢ネジ製作所に対して、融資の打ち切り、そして返済の圧をかけてくる。現場の人がどれだけ頑張っていても、数字が落ちたら容赦なく切られる。この冷たさが、町工場ものの辛いところ。

麻琴は少しでも場を和ませたくて、庶民的な食材で“高級っぽい”ものを作る得意技を発揮しようとします。バニラアイスにコーヒーと醤油をかける“特製アイス”でおもてなし…するはずが、押し問答の末に岡田のシャツに醤油を飛ばしてしまう。岡田は激怒、「即刻解雇しろ」と息巻く。初日から心が折れそう。しかも彼の怒りって、醤油のシミより「自分の立場を汚された」ことへの怒りに見えるのが余計にしんどい。相手が弱いと分かった瞬間に声が大きくなる人っているけど、あの空気はまさにそれ。花沢夫婦が必死に頭を下げる姿を見て、麻琴が「私のせいで…」と縮こまるのも当然だと思った。

ここで麻琴の目が潤む感じ、私はすごく分かる。失敗したのは自分だし、でも悪意はないし、「良かれと思って」が全部裏目に出たときって、本当に息が苦しい。

そこに現れるのがミタゾノさん。買い物袋から大根を取り出し、醤油のシミをあっという間に消してしまうんです。家事テクとしても普通にありがたいし、何より“圧倒的プロ”の登場で場の主導権が一気に変わるのが痛快。

ミタゾノの覗き見が始まる。引き出しも、心も、全部開く

麻琴が衝撃を受けるのは、ミタゾノさんの仕事ぶり。掃除しながら、引き出しもクローゼットも片っ端から開けていく。家政婦としてはアウト寄りなのに、ミタゾノさんは「痛み入ります」と上品に言いながら、やることが容赦ない。

さらに怖いのが、ミタゾノさんが“証拠”を集めていくスピード。開発資料、社員の履歴書、帳簿、通帳…見つけたら持ち帰ってしまう。家事をしながら、人生の裏側まで掃除する準備をしてるんだよね。しかもそれを「悪いことしてます」って顔じゃなく、当たり前の顔でやるから怖い。台所を磨く手つきと同じ温度で、書類を抜き取る。麻琴が動揺しても、ミタゾノさんは一切ブレない。正義感で動く麻琴と違って、ミタゾノさんは“結果”にしか興味がないように見える瞬間があって、私はそこにゾクッとした。

麻琴は「そんなやり方は…」と反発しつつも、派遣先の人たちが抱えている疲れや無理も目に入ってしまう。正義感が強い子って、善意のために動くほど、結果的に“痛いところ”を突いてしまうから危うい。ここから麻琴も巻き込まれていきます。

暴かれる秘密① 美千代と岡田の不倫(現場突撃が容赦ない)

ミタゾノさんが来た家は“必ず壊れる”。それは外から壊しに来るというより、もともと内側にヒビが入っているから。

最初に露わになるのは、美千代と銀行員・岡田の関係。まさかの不倫。しかもミタゾノさん、そこへの行き方が強引すぎる。突撃ピンポンするし、証拠写真まで押さえる。本人たちが「終わった…」って顔をしていくのを見ていると、悪いことをしているのはあっちなのに、こっちまで心臓がギュッてなる。

ここで私が複雑だったのは、美千代がただの“浮気する妻”に見えにくいところ。彼女の中に、夫を支えたい気持ちと、夫のやり方を止めたい気持ちと、生活を守りたい焦りが全部混ざっていたんだと思う。正直、不倫は最低なのに、「でも、逃げ場がなかったのかな…」って一瞬だけ考えてしまうのも、現実の嫌なところ。

暴かれる秘密② 進助の“特許譲渡”計画。夢を売るつもりだった

次に出てくるのが、社長・進助の裏切り。進助は、ど根性ネジの特許を大企業に譲渡して、工場を畳み、一生遊んで暮らそうとしていた…という計画が明らかになります。社員たちは「社長は夢のために戦ってる」と信じていたのに、実は“夢を売って終わらせる”つもりだった。ここで胸が冷える。「夢を守るための特許」じゃなくて「夢を現金化するための特許」になってしまった瞬間というか…。町工場の人たちって、“売る”より“作る”ほうが得意だから、こういう裏側の話が出てくると一気に無力になる。葛西たち若手が言葉を失っていくのが、見ていて本当につらい。

その“裏切りの証拠”の見せ方も、ミタゾノらしい。鏡開きの酒樽が出てきて、いかにも「祝杯だー!」って空気になるのに、割ってみたら中はお酒じゃない。そこから出てくるのが、特許譲渡の契約書。しかも酒樽の銘柄が「園々」みたいに、どこか意味深。最初から罠じゃん…ってなるのに、引っかかる側の気持ちも分かるからつらい。

相手は、帝都技研の“財前社長”。あまりにも露骨に、あの人気ドラマを思い出させる設定で笑ってしまうのに、笑ってる場合じゃない裏切りが載ってくるのがミタゾノ。パロディで緩めて、現実の痛みを突き刺す。

暴かれる秘密③ 久米島の“足”と労災の闇

さらに、古参社員・久米島にも秘密がある。足が悪いふりをして、労災をもらうために動かないふりをしていた…というやつ。

これ、コメディとして見ると「えぇぇ!」って笑えるんだけど、背景を考えると笑えない。現場で長く働いて、いつか自分が切り捨てられる不安がある。だから、もらえるものはもらっておこう…という歪んだ生存戦略に見えて、胸がざらつく。誰か一人を悪者にして終わらないのが、ミタゾノの後味でもある。

暴かれる秘密④ 若手社員たちは全員“隠し子”。「家族」の意味がひっくり返る

そして、最大級の爆弾。若手社員たちが、全員、進助の隠し子だった。

「社員は家族だ」と掲げていた工場が、まさかの“本当に家族だった”というオチ。ここ、脚本の勝ち。笑えるのに、ぞっとする。だって、父親としては最悪なのに、職場としては妙に成り立ってしまっていたから。しかも「隠していたのは社長だけ」じゃなくて、周りもどこかで気づいていたような空気があるのがまた怖い。みんな“家族っぽい距離感”に甘えて、踏み込むのを避けてきた結果、爆発したように見えた。家族って、言わない優しさもあるけど、言わない残酷さもある。

葛西をはじめ、若い子たちが社長に懐いていた理由も、妙に納得してしまうのが悔しい。血のつながりって、なくても家族になれるけど、あっても傷になる。しかも“家族”を理由に、逃げられなくなる。恋愛でも、相手の「家族みたいな存在だよ」って言葉が、優しさにも呪いにもなるのと同じで。

決定打は“データ改ざん”。折れないネジは完成していなかった

でも、まだ終わらない。ど根性ネジの「10万トンでも折れない」という肝心のデータが改ざんされていたことが発覚します。しかも改ざんしたのは、若手社員のうちの一人。裏切りの上に、改ざん。現代の“いちばん嫌なやつ”が全部乗ってくる感じが、逆に清々しい。

ここで、冒頭のロケット失敗がつながってくるのが怖い。つまり、“夢の舞台”で折れたネジは、花沢ネジ製作所の現実そのものだったんだよね。理想で固めたはずのものが、最後に数字の嘘で崩れる。この落差がえぐい。

改ざんの動機も、ただの悪意じゃない。社長に傷つけられた母親のこと、父親として認められないこと、家族として扱われているようで扱われていないこと…そういう怒りが、仕事の数字に歪んで出る。復讐って、結局いちばん近いところを壊す

火事騒ぎと「どいてろ!」—ミタゾノの怪力が“嘘”を壊す

工場では火事騒ぎも起きて、閉じ込められた人たちがパニックになるんだけど、ここでミタゾノさんが本領発揮。

“ゴジラが踏んでも壊れないはず”のネジで施錠されたドアを、ミタゾノさんが蹴破る。丁寧語で「痛み入ります」と言っていたのに、突然ドスの効いた男声で「どいてろ!」。この瞬間、ミタゾノさんの中の“家政婦”が消えて、“暴く者”だけが立つ感じがして鳥肌。

折れないはずのネジも、蹴れば壊れる。強いはずの絆も、ひとつ秘密がバレれば崩れる。第1話が言いたいことって、たぶん「絶対なんてない」なんだと思う。だからこそ、嘘で守った“絶対”を壊して、現実の“やり直せる余地”を残す。ミタゾノの怖さは、ここにある

崩壊の先に再生。洗い上がった作業着が、もう一度“夢”を結び直す

秘密が次々暴かれて、花沢ネジ製作所は空中分解。夫婦も社員も、信じていたものが全部ひっくり返って、もう終わりだ…って空気になる。会社を売る、工場を畳む、みんなバラバラになる。そんな選択がリアルに見えてくる瞬間がある。

だけど、ミタゾノさんは“壊して終わり”じゃない。最後に効いてくるのが、洗濯なんだよね。ミタゾノさんが丹念に洗い上げた作業着が干されていて、それを見た進助が、昔の夢を思い出す。

この場面、私はすごく好き。汚れを落とすって、ただキレイにすることじゃなくて、「もう一度着よう」と思える心を取り戻すことなんだって。誰かに「まだ終わりじゃない」って言われるより、黙って洗われた作業着のほうが刺さるの、分かる。作業着って、ただの服じゃなくて、その人の一日の汗とか、油の匂いとか、諦めたくない気持ちが染み込んでるものだと思う。だから、そこが真っ白になると「頑張っていいんだ」って許される感じがする。ミタゾノさんは言葉で励まさないのに、洗濯で背中を押してくる。その無言の優しさが、私はいちばんグッと来た。

一度は離れた熟練工と“息子たち”も戻ってきて、ゼロから立て直す決意をする。そしてラストでは、開発したネジがロケットに採用される未来を匂わせて終わる。崩壊と再生が、ちゃんと一話の中で完結していて気持ちいい

家政夫のミタゾノ(シーズン2)1話の豆知識・家事情報

シーズン2の第1話は、ロケット発射から始まる「え、これミタゾノだよね!?」な掴みも最高なんですが、やっぱり外せないのが“家事の裏ワザ”たち。重たい展開の合間にサラッと挟まるのに、翌日から普通に役立つのがズルいんですよね。

しかもミタゾノ流の豆知識って、ただの節約術じゃなくて「今この場のピンチをどう切り抜けるか」に寄っているのが好き。恥ずかしいシミ、落ちない汚れ、ツヤのない床…そういう“小さな絶望”を、顔色ひとつ変えずに救ってくれる感じがたまらないです。

大根で「醤油・血」のシミ抜きができる

第1話でまず印象的なのが、うっかりシャツに醤油を飛ばしてしまった場面。あの“怒りの空気”の中で、ミタゾノさんが取り出したのが……まさかの大根。台所の救世主って、こういうこと。

やり方はシンプルです。

  • 大根を輪切りにする(断面を使います)
  • シミの部分を、大根の断面でトントン叩く
  • シミが薄くなったら、ドライヤーなどで乾かす
    もし落ちが弱いときは、タオルを当ててその上から掃除機で吸い取るやり方も

ポイントは「時間との勝負」。シミって放置すると繊維の奥で固まって、洗濯しても“落ちたフリ”みたいな跡が残りがち。だから、付いた直後に手当てできるならこの方法はかなり心強いです。大根に含まれる酵素が、たんぱく質汚れに働くと言われていて、醤油だけじゃなく血液のシミにも応用できるのが嬉しいところ。

私がやるなら、最後に“いつもの洗濯”までセットにします。応急処置でシミが薄くなっても、におい残りや輪ジミが出ることがあるので、できれば早めに洗い流すのが安心。逆に、外出先でやるなら「叩きすぎない」ことだけは意識したいです(テンパると強くやりがち…)。

ただし注意もあって、こすったり叩いたりするので、デリケート素材や色落ちしやすい服には不向き。目立たない場所で試してからが安心です。

米のとぎ汁でフローリングの「なんちゃってワックス」

次に好きなのが、米のとぎ汁を“床のツヤ出し”に使う話。ご飯を炊くとき、毎回当たり前に捨てていた液体が、急に「あなた、資源よ?」って顔してくるのが衝撃でした。

やり方のイメージはこんな感じ。

  • 米を研いだとぎ汁を少し取っておく
  • 雑巾(または不要な布)に含ませ、フローリングを軽く拭く
  • 仕上げに乾拭きして、水分を残さない

ドラマの説明では、とぎ汁に含まれる成分がフローリング表面をコーティングして、自然なツヤが出ると言われていました。

ここでのコツは「その日のうちに使い切る」こと。とぎ汁って、放置するとにおいが出やすいので、保存向きじゃないんですよね。私は“ご飯炊く日=床のプチお手入れ日”みたいに決めて、習慣に寄せるのがいいなと思いました。

そして注意点は「べちゃべちゃにしない」こと。床は水分が残るとベタついたり、材質によっては反りの原因にもなるので、拭いたら必ず乾拭きまでセットで。ワックス済みの床やコーティング床は相性があるので、まずは端っこで試すのがおすすめです。

重曹で“煮洗い”して頑固汚れを落とす

そして、ミタゾノ定番の強い味方・重曹。第1話では、普通に洗っても落ちないような頑固な油汚れに対して、熱湯+重曹で煮洗いする方法が出てきました。

ざっくり流れはこう。

  • 大きめの鍋にお湯を沸かす
  • 重曹を入れる
  • 汚れた衣類を入れて、菜箸などで動かしながら少し煮る
  • 取り出したら、しっかりすすいで通常洗濯へ

「煮る」って聞くとハードルが上がるけど、落ちないストレスを抱え続けるより、短期決戦で片付ける発想は気持ちがいい。

ただし、これは素材を選びます。ウールやシルクなど熱に弱いもの、色落ちしやすいものは避けたほうが無難。鍋を使うので、私は“家事用の鍋”を決めておく派です(あとで料理に使う勇気がなくなる…)。それと、重曹は手荒れしやすい人もいるので、ゴム手袋があると安心。

家事ワザって、結局「完璧にやる」より「今の自分が続けられる形にする」ほうが勝ち。第1話の豆知識は、派手すぎず、でもちゃんと効く。そんな“頼れる実用”が揃っていて、私はすごく好みでした

家政夫のミタゾノ(シーズン2)1話の感想&考察

家政夫のミタゾノ(シーズン2)1話の感想&考察

第1話を見終わった直後、最初に出てきた感情は「ミタゾノさん、帰ってきた……!」という安堵でした。あの独特の“丁寧すぎる敬語”と、踏み込んではいけないところにズカズカ入ってくる感じ。怖いのに、目が離せない。なのに最後は、なぜか心がちょっと軽くなる。そんな矛盾が、今回もちゃんとあって嬉しかったです。

ロケット発射の冒頭で、いきなり心を持っていかれる

シーズン2の幕開けが、まさかのロケット発射現場。しかも失敗する。情報量が多すぎて、一瞬「私、別のドラマを再生した?」って本気で焦りました。

でも次の瞬間、折れたネジを手にしたミタゾノさんが現れて、あの“走り”まで披露するんですよね。完全に「はいはい、これこれ」って体が思い出すやつ。初回からアクセル全開で、置いていかれたのに気持ちいい。

この冒頭、ただ派手なだけじゃなくて、「ネジ1本で大きなものが落ちる」っていうテーマの宣言にも見えました。ロケットって夢の象徴で、同時に危うさの象徴でもある。後半の町工場の話につながるのが、すごく上手い導入だと思います。

新相棒・五味麻琴の“信じる力”が、逆に痛いほど切ない

シーズン2でミタゾノさんの相棒になるのが、新人家政婦の五味麻琴。真面目で、情に厚くて、目の前の人をまっすぐ信じるタイプ。だからこそ、彼女が「この人たちは誠実です!」って言えば言うほど、視聴者側の私は胸がザワつくんです。

だって、ミタゾノ作品って“誠実そうに見える人ほど、汚れを隠してる”のが定番。麻琴が優等生でまっすぐであるほど、ミタゾノさんの異物感が際立つ構図になっていて、2人のバランスがすごくいい。

私は麻琴みたいな子を見ると、守りたくなる反面、勝手に心配もしてしまう。「その信じ方だと、あなたが傷つくよ」って。だけど彼女は、傷ついてもなお“誰かの味方でいようとする”。ここがただの相棒枠じゃなく、このシーズンの感情の受け皿になる気がしました。

「花沢ネジ製作所」は、理想の家族みたいで…だからこそ崩れるのが痛い

今回の派遣先は、下町の小さな町工場「花沢ネジ製作所」。社長の花沢進助と、献身的に支える妻・美千代。さらに社員たちも家族みたいに仲が良くて、みんなで社長夫婦を気遣って家政婦を依頼する流れが、まず泣かせにくるんです。

そこに追い打ちをかけるように、銀行の融資担当・岡田が現れて「このままだと融資は厳しい」と圧をかける。工場が生き残るために開発しているのは、“絶対折れないネジ”――ドラマ内では「ど根性ネジ」と呼ばれる新製品。頑張ってる人が報われてほしいって、私は素直に思ってしまう。

でも、ここからがミタゾノ。

醤油のシミ抜きで場を制圧した直後、彼は“家の引き出しも、心の引き出しも”勝手に開けていく。すると出てくる、出てくる。綺麗に磨かれた工場の床の下に、ぐちゃぐちゃの人間関係が詰まってる。

  • 妻・美千代と銀行員・岡田の不倫
  • 社長・進助は、特許を売って工場を畳み、遊んで暮らすつもりだった
  • 足が悪いと思われていた古参社員は、実は歩ける(そして家政婦依頼の動機も見え方が変わる)
  • 若手社員たちは、なんと社長の“隠し子”だった
  • さらに、ネジのデータ改ざんまで浮上して、「絶対折れない」は幻想だった

もう、どこから突っ込めばいいのか分からないくらい、理想が木っ端みじん。だけど私は、この“崩れ方”が嫌いじゃないんです。なぜなら、崩れた瞬間にやっと「本当の姿」が出てくるから。

特に刺さったのが「家族みたいに仲がいい」という言葉の危うさ。家族って、温かいだけじゃない。しがらみもあるし、愛情と同じくらい、嫉妬や罪悪感も絡まる。花沢ネジ製作所は、綺麗な“家族ごっこ”じゃなくて、もっと泥臭い「血」と「生活」の塊だったんだなと感じました。

それに、ここで出てくる「データ改ざん」って、ただの“悪事”じゃなくて、追い詰められた末の弱さでもある気がして。夢を守りたい、潰れたくない、認められたい。そういう焦りが、いちばん危ない形で噴き出してしまった。誰かを責めるだけで終われない後味が残りました。

それでも最後に残るのは「夢を続けたい」という、人間のしぶとさ

全員の秘密が暴かれたあと、工場は空中分解みたいにバラバラになる。信頼って、ネジみたいに締め直せるものじゃないんだって突きつけられて、正直しんどい。

なのに終盤、社長がふと目にする“干された洗濯物”がきっかけで、もう一度夢を思い出す流れがあるんですよね。あれ、私の中ではこの回の最大の救いでした。

洗濯物って、ものすごく生活の象徴で、嘘がつけない。汗も、泥も、油も、全部を洗って干した痕跡。だからこそ「ここからやり直す」って決める瞬間が、綺麗事じゃなく見えたんだと思います。

“絶対折れないネジ”は完成していなかった。だけど「折れた夢を、もう一回作り直す」は、できる。私はこのドラマが、そこだけは甘くて優しいところが好きです。

私の考察:ミタゾノが壊すのは「嘘のまま続く平和」

ミタゾノさんって、見るたびに思うんですけど、彼が壊しているのは家じゃなくて“都合のいい幻想”なんですよね。

花沢夫妻も社員たちも、誰もがどこかで「これ以上、バレなければいい」「このまま回ればいい」って思っていた。その気持ち、分からなくもない。生活って、きれいな正解だけじゃ回らないから。

でも、嘘の上に積み上げたものって、結局どこかで崩れる。ネジのデータ改ざんが象徴的で、あれは仕事の話であると同時に、人間関係の話でもある。締めたつもりのネジが、実は緩んでいた。ロケットが落ちた冒頭と、同じ怖さがここにある。

だからミタゾノさんは、早めに全部バラして、いったん更地にする。残酷だけど、そのほうが「今度こそ本物を作れる」っていう理屈。私はそれを“掃除”として見てしまうんですよね。汚れを見ないふりして香りで誤魔化すより、漂白して、洗って、干す。痛いけど、スッキリする。

視聴者の空気感も含めて、最高に“金曜の夜”だった

放送当時の空気を思い出すと、この回ってSNSでかなり盛り上がった印象があります。町工場×新製品×銀行の圧力っていう構図が、某“下町系ドラマ”を連想させて、「これパロディだよね!?」みたいなツッコミが飛び交っていたり。

あと、家事ワザの反応が毎回早いのもミタゾノの面白さ。大根のシミ抜きや重曹の煮洗いって、見てる側も「メモメモ」ってなる。ドラマの中の小ネタが、翌日の家事に直結する感じが、私にはちょっとした“お守り”みたいに思えます。

不倫も嘘も、結局は「寂しさ」の裏返しだったのかもしれない

今回の不倫って、ただのスキャンダルとして処理するより、私はもっと情けない“寂しさ”を感じました。

妻は献身的に見えて、その実、夫の夢に置いていかれていたのかもしれない。夫は熱く見えて、実は「夢」を口実に逃げ道を作っていたのかもしれない。誰もが誰かを裏切っているのに、誰かに分かってほしい顔もしていて、その矛盾がリアルで苦しかったです。

そして皮肉なのが、“家族みたいな社員たち”が、最後に本当に家族(血縁)だったと分かるところ。血がつながっているから許せるのか、血がつながっているから余計に許せないのか。私はあの場にいたら、きっとどっちにも振り切れなくて泣くと思う。だからこそ、最後に「もう一回やる」と決めた社長の背中が、少しだけ眩しく見えました。

主題歌が“切なさ”を増幅させるのも、ずるい

あと、私は主題歌の余韻がすごく好きです。シーズン2の主題歌は、どこか昭和歌謡っぽい匂いを残しながら、言葉は意外と痛いところを突いてくる。そのせいで、ミタゾノの毒が笑いだけで終わらず、ほんの少し“失恋みたいな切なさ”として残るんですよね。

第1話って、笑えるシーンが多いのに、最後はちゃんと人間の弱さが置いていかれる。そこであの主題歌が流れると、「あぁ、みんな必死だったんだな」って、急に胸の奥が静かになる。私はあの温度差に、毎回やられます。

シーズン2の第1話は、笑いながら見ていたはずなのに、気づけば人の弱さとしぶとさを抱えたまま終わる回。ネジみたいに小さなものが、人生を大きく左右する。その怖さも、希望も、全部詰まっていました。次回もきっと、また何かが壊れて、でも少しだけ整っていく。そんな予感がしています。

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