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死幣(ドラマ)第5話のあらすじ(ネタバレ)と感想。灰谷の実験的な最期と死幣のルーツ

死幣(ドラマ)第5話のあらすじ(ネタバレ)と感想。灰谷の実験的な最期と死幣のルーツ

2016年夏ドラマでTBS系毎週水曜24:10より放送しているドラマ「死弊〜Death Cash」の第4話が終了しました。

財津ゼミの灰谷がやらかしてしまいましたね・・。それよりもワザと財津教授が灰谷を焚き付けたのが恐ろしいですね。そして、七里村の死弊の歴史がついに暴かれます・・・。

2016年8月9日放送のドラマ「死弊〜Death Cash」の第5話のあらすじ(ネタバレ)と感想紹介していきます。

※以後ネタバレ注意

目次

「死幣」5話の見どころ…灰谷の実験、若本の過去、由夏の変化

「死幣」5話の見どころ…灰谷の実験、若本の過去、由夏の変化

第5話では物語の核心に迫る事実が次々と明らかになり、登場人物たちも大きな転機を迎えました。

特に注目すべきは、灰谷の“死幣”を巡る実験とその悲惨な結末、30年前の江栗馬村事件から垣間見える若本刑事の過去、そして真実を知った由夏の心境の変化です。それぞれの要素が物語にどう影響を与えたのかを振り返っていきましょう。

灰谷の“死幣”実験と悲惨な結末

財津ゼミの一年生・灰谷源(葉山奨之)は、これまで他の仲間を見下すような傲慢な態度をとってきました。彼が選んだのは、呪いを「論理的に突破する」という大胆な実験。死幣を電子マネーに換えれば呪いから逃れられるのではないかと考え、わざと巨額の損失を出して自ら死幣を呼び込みます。

一見合理的な策に見えましたが、結果は悲惨でした。電子マネー化した死幣で取引を続けた灰谷は、その夜、大量の料理を注文しては「不味い」と口にせず積み上げていきます。

パソコンの不穏な挙動をきっかけに体が動かなくなり、最後は大皿の料理が口に押し込まれ窒息死。「お腹すいた」という不気味な文字が画面に浮かび上がり、飢え死にした夏子親子の怨念と重なるかのような最期でした。お金の形を変えても呪いは逃れられないという残酷な事実を突きつける結末でした。

若本刑事の過去と財津教授への疑惑

由夏と若本刑事(戸次重幸)は、江栗馬村の唯一の生存者・山岡紫乃(木野花)から30年前の惨劇の詳細を聞き出します。死幣の原点が、飢えに苦しみ亡くなった夏子親子の無念にあると知った二人は、現在の連続怪死事件との繋がりを確信しました。

さらに調査の中で浮かび上がったのは、教授・財津太一郎(筧利夫)の関与。財津は以前から死幣に強い関心を抱き、密かに研究していたのです。これまでの言動が全てゼミ生たちを呪いに誘導するものだった可能性が高まり、不穏さが一気に強まりました。

若本自身もまた、過去に妹を失った経験を持つ刑事。悲劇を繰り返させたくないという強い信念が彼を突き動かしていますが、その執念が暴走してしまうのではないかという不安も漂います。

真実を知り覚悟を決める由夏の決意

第5話で最も変化を見せたのは主人公・南由夏(松井珠理奈)でした。紫乃から死幣誕生の真実を聞いた由夏は、恐怖に怯えるだけの存在から「自分が皆を守る」という覚悟を固めた強い人物へと変わります。

ゼミ生たちに「絶対に死幣を使わないで」と必死に呼びかける姿は切実で、若本刑事との信頼関係も深まりました。一方で、仲間の中には由夏を拒絶する者も現れ、対立の緊張感も増しています。それでも妹・小夢を抱きしめて守る姿などからは、「大切な人をもう失いたくない」という強い想いが伝わりました。

怯えていた少女から、自ら調査に乗り出す決意を固めたヒロインへ。由夏の成長は物語に希望の光を差し込み、死幣の呪いに抗う中心的存在へと変わっていきます。

死幣(ドラマ)第5話のあらすじ&ネタバレ

死幣(ドラマ)第5話のあらすじ&ネタバレ

次々とゼミのメンバーが“死幣”の呪いで死んでいく中、南由夏(みなみゆか)(演:松井珠理奈)と刑事の若本猛(わかもとたけし)(演:戸次重幸)は30年前江栗馬村で起こった事件の唯一の生き残り・紫乃(演;木野花)から当時の事件の全てを聞く。

そこであることがわかったのだ。それはある女性の死が関係した“死幣”のルーツである。由夏は今、財津ゼミ内で起こっている死幣の呪いから何としてもみんなを守りたいと改めて決意する。

一方その頃、由夏と同じ財津ゼミの一人・灰谷(はいたに)(演:葉山奨之)は2億円を運用する個人投資家あり、“死幣”の裏をかくある秘策を講じた。まず、自分の資産をワザと損をし、お金を無くしてしまい、死弊が家に届くのであった。

この方法をとれば“死幣”の呪いから逃れることができると考えた灰谷であったが・・・。

そんな中、新たな事実が発覚する。由夏や若本のほかに30年前の江栗馬村の事件について調べている人物がいたのだ・・・。

「死幣」5話の感想&考察

「死幣」5話の感想&考察

第5話は物語の折り返し地点とも言える重要回であり、視聴後には様々な感情と考察が湧いてきました。

ここでは、筆者(YUKI)が感じた第5話の見どころに対する感想と、物語のテーマについて論理的に考察したポイントをまとめていきます。

死幣のルーツが映し出す人間の業

まず特筆すべきは、死幣のルーツ(起源)が明らかになった点です。30年前の江栗馬村で起きた悲劇は想像以上に残酷で、人間の業の深さを浮き彫りにしました。村人たちは、村を出て子を育てていた山添夏子親子を排除し、互助制度「七里」の支援を拒否。結果、夏子と娘たちは餓死し、その無念が死幣の呪いを生みました。

助け合うはずの制度が排他的に機能し、象徴であるはずのお金が命を奪う凶器に変わるという構図は、現実社会の縮図のようでもあります。善意のはずのお金が歪められると、人を苦しめ呪うものに転じる。そのアイロニカルなメッセージは強烈で、視聴者に「お金と人間の心」の関係を問い直させました。

さらに夏子を見殺しにした村人もまた、次々と事故死を遂げる因果応報の結末を迎えます。共同体が弱者を切り捨てた代償が村全体の崩壊だったという事実は、ホラーでありながら社会派ドラマとしての説得力を帯びていました。

灰谷の選択が突きつけた皮肉と恐怖

ゼミ生・灰谷源の行動と最期は、第5話の象徴的なエピソードでした。合理主義の塊だった彼は「死幣を電子マネーに換えれば呪いから逃れられる」と考え、大胆な実験に挑みます。一見すると視聴者も納得しかける発想ですが、結果は無惨でした。

電子化した死幣で食事を購入したことが呪いのトリガーとなり、部屋中に溢れた料理に襲われ窒息死。「お腹すいた」という怨念めいた文字が画面に浮かび、餓死した夏子親子の無念と呼応する皮肉な演出に戦慄しました。

灰谷の死は、「死幣は人間の欲望に必ずつけ込む」という本質を突きつけています。金に困っていなかった彼の弱点は傲慢さと油断。自分だけは大丈夫だと高を括った末に呪いの餌食となった姿は、人間の愚かさを象徴していました。第5話終了時点で犠牲者は6人に達し、物語はいよいよ極限の緊張感に包まれます。

由夏の成長がもたらす希望と不安

一方で、主人公・南由夏は大きな成長を見せました。夏子の悲劇を知ったことで「自分が呪いを止める」という使命感を抱き、恐怖に怯える少女から能動的に戦う存在へと変化。ゼミ生に必死に「死幣を使わないで」と呼びかける姿は切実で、視聴者に強い共感を与えました。

しかしその決意の裏には危うさも潜んでいます。仲間からの反発、教授・財津の暗躍、警察内部の圧力と、由夏を取り巻く環境は四面楚歌。さらに彼女自身が次なる標的になる可能性も高まっています。由夏の覚悟は希望であると同時に、最も危険な立場に身を置くことを意味しており、緊張感を高めました。

若本VS財津教授の行方と謎に包まれた過去

第5話でついに財津教授の黒幕疑惑が濃厚となりました。ゼミ生の死を研究材料のように扱い、死幣に異常な執着を見せる財津。彼の過去には借金苦で家族を失ったという背景があり、死幣解明を「天命」と信じる歪んだ信念が垣間見えます。

一方、若本刑事もまた妹を失った過去に囚われ、財津を追い詰めようと執念を燃やしています。正義と研究、冷酷な論理と熱すぎる情――対照的な二人の思想が衝突する構図は、第6話以降の大きな見どころとなるでしょう。

総括

第5話は死幣のルーツ解明と灰谷の最期を通して、「お金と人間の心」というテーマを強烈に描き出しました。合理主義者の灰谷すら呪いから逃れられず、欲望に取り込まれる恐怖を示す一方、由夏の成長は希望をもたらします。財津教授の暗躍と若本刑事の執念も重なり、物語は一気に核心へ。

恐怖・皮肉・成長・対立――この4つが凝縮された第5話は、シリーズ全体のターニングポイントでした。由夏は死幣の連鎖を止められるのか、人の業から生まれた怨念にどんな決着がつくのか。後半戦への期待と緊張が一層高まる回だったといえるでしょう。

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