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グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話あらすじ・ネタバレ感想。官邸料理人くるみの決意!

グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話あらすじ・ネタバレ感想。官邸料理人くるみの決意!

金曜ナイトドラマに観るとご飯が食べたくなるドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」が始まります。時間は毎週金曜日の夜11:15からスタートとなります。

今回の主演はドラマは当分休止すると発表した剛力彩芽さんがなんと、復活しました!そして演じるのは主人公の一木くるみで総理の料理番いわゆる総理のシェフ役です。剛力さんがどんな料理を作るのかが楽しみです。

そして共演者陣にはとても豪華な俳優さんを揃えており、小日向文世さん、滝藤賢一さん、高橋一生さん、新川優愛さん、内藤理沙さんという深夜なのにも関わらず豪華なメンバーになっています。

どんなドラマになっていくのかとても楽しみです。

2016年7月22日放送のドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」」の第1話のあらすじ(ネタバレ)と感想紹介していきます。

目次

グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話のあらすじ&ネタバレ

グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話のあらすじ&ネタバレ

とある高級料亭の奥座敷で向かい合う内閣総理大臣の阿藤一郎(あとういちろう)(演:小日向文世)と”政界のご意見番”こと大口潤三(おおぐちじゅんぞう)(演:団時朗)。最高級の旬の食材を使った料理で大口をもてなすはずが、大口はなぜかいっこうに料理に手をつけない。

会合の雰囲気が悪くなる一方の中、料亭の中居(演:剛力彩芽)が大口にある料理を出す。その料理をきっかけにこの重苦しい会合の雰囲気は一変する。

その会合に同席していた総理の政務秘書官・古賀征二(こがせいじ)(演:滝藤賢一)は、料理の板長に何を出したか尋ねるも、その料理には覚えがないと言う。ふと、板場での中居の動きを思い出した古賀は、すぐさま中居の行方を探させる。その中居こそ、25歳にしてパリのグラン・メゾンで腕をふるっていた女性シェフ・一木くるみであったのだ!

翌朝、いつものように古書店で料理レシピを読み漁っていた。くるみは一度読むとレシピを暗記することができるのだ。そんなくるみのところに「総理大臣官邸に来るように」と電話が入った。総理官邸の入り口などの厳重な警備の中、官邸を訪れたくるみは、そこで昨日の料亭での出来事について古賀に尋ねられる。大口に出したあの料理についてだ。香辛料のクローブを入れた夏野菜の煮付けを出したのだ。

くるみは大口が歯痛であったため、夏野菜にクローブを入れることにより、鎮痛作用をがあり歯痛を収めたのだ。これはくるみのファインプレーであったのだ。

さらに、官邸を開かれた場にするための政策の一環として70年ぶりに総理任命の“官邸料理人”を復活させるという案も聞かされ、その職に就くようお願いされる。古賀はくるみがどこの店にいっても人間関係で苦労し、ホールか仲居しかできないことを指摘する。くるみは怒る。

しかし、くるみは他のお店から誘いがあるので一度は断ったのがたが、次々誘いがあったお店に断られる。古賀が根回しをし、すべてのお店のくるみの採用を断るように仕向けたのだ。よって、くるみは官邸料理人のオファーを受けざるを得ない事態に発展しまう、古賀はくるみの才能はあるが、男社会の人間関係に揉めていたから活躍できなかった、だったら、お前が働くのはここでしかない、ここで働けと言うのであった。

くるみは「私は逃げません。やります。」と言う。

しかし、突然のくるみの抜擢に、それまで官邸で料理人として働いていた副料理長の中田龍二らは猛反発する。料理長は出張でいないのでそんな勝手なことができないと。しかし、古賀は上の命令だから従えと言う。しかし、くるみの指摘に料理人たちは圧巻し、しぶしぶ料理を手伝おうと思う中、くるみは1人でやると言う。そのため、くるみ田村友和(たむらともかず)(演:三宅弘城)と2人というピンチの状態の中、翌日に控えた阿藤総理と梶原前総理(演:中尾彬)の会食の料理を作ることになる。

配膳室を新たに総理官邸調理室として、新たなスタートをきり、くるみは一式の鍋や調理の準備をするのであった。そして、総理の会食相手の梶原前総理の経歴や、なぜ、会食を行うのかなどの細かいところまで調べる。そして、その時に一番あった料理を作ることになる。今回、アメリカの新聞社に阿藤総理を”冷めたスープ”という風に酷評した社説があった通り、反対勢力は阿藤総理を辞任させようとしており、それを梶原前総理が引導を渡しにくるのでは?と言われている。

そのため、くるみは「総理を辞めさせない料理」を作ることが今回の使命と考える。

一度リハーサルとして、フルコースの料理を作るもくるみは納得がいかない表情であった。その日の帰り、総理官邸の階段でくるみが疲れて座っていると。声をかけてくる男性がいた。なんと、阿藤総理であった。阿藤総理も座っていたのだ。少し会話をして、くるみが「総理はやる気はありますか?」と聞く。阿藤は「ないように見えるだろう」と笑顔で答る。

ついに会食の当日が来る。

梶原元総理は阿藤総理に「今日知りたいのは君がやる気があるのか知りたい」と言い、スタートした。その頃、くるみは昨日の総理の会話を思い出し、昨日つくったフルコースを辞め、メニューを一品にするといった。メニューを思いついたくるみは「Cnfection(料理開始)」と言い、料理を始める。

そして、くるみは料理を会食の場に振る舞う。くるみが振る舞った料理はなんと冷めたスープに入ったリゾットであった。これを飲んだ梶原前総理は「ぬるい」と言い、「冷めたスープと呼ばれた男が、ゲストに冷めたスープを出してくるとは、何のつもりだね」と言い怒りをあらわにする。そこに、くるみが鍋をもってやってくる。

その鍋の中には熱々の石が入っており、冷めたスープの中に入れる。すると料理の水分が抜けリゾットが完成する。

料理名は〜海のリゾット 情熱の石仕立て〜

熱々の料理が完成し梶原前総理は大喜び。そして、阿藤総理は「冷めたスープが今の日本なら、この石は首相阿藤一郎。改革はまだまだこれからです。しかし、必ず変えてみせます。先生、何卒ご指導ご鞭撻を」と言い、自分は冷めてみせていると伝え梶原前総理は笑い、会食は無事にいった。阿藤総理は辞めなくて済んだのだ。

会食終了後阿藤はくるみにグランメゾン、総理官邸に最高のレストラン(グラメ)を作りたいと言う。くるみはそれに協力すると言う。

その頃、官邸大食堂の総料理長である清沢晴樹(きよさわはるき)(演:高橋一生)が海外出張から帰ってきて、くるみの存在を知って、ライバル視するのであった。

グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話の感想&考察

グ・ラ・メ!(ドラマ)第1話の感想&考察

金曜ナイトドラマ枠でスタートした『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』第1話を観ました。

主演の剛力彩芽さんは活動休止を経ての本格復帰作。若き女性シェフが総理大臣官邸という異色の舞台で腕を振るう――この一点だけで胸が高鳴りますが、実際の第1話は“料理×政治”の化学反応を丁寧に見せ、くるみという人物の瑞々しい成長にもしっかり焦点を当てていました。

私は何度も「料理で人の気持ちは本当に動くんだ」と頷きながら、深夜なのにお腹も心も刺激されっぱなし。ここからは、印象に残った場面ごとに、私なりの感情と考察をじっくり綴っていきます。

一木くるみ、官邸料理人に大抜擢!その才能と決意

冒頭の老舗料亭のシーンで、くるみが“ただの仲居”に収まらないことが一気に伝わりました。料理に手を付けない要人の異変に、彼女は空気と表情、わずかな仕草から素早く気づく。そこで選んだのが、クローブを利かせた夏野菜の煮物――スパイスの鎮痛効果を知識として持っているだけでなく、「いまこの人に必要な温度と香り」を瞬時に設計する“思いやりの編集力”に痺れました。私はこの最初の一皿で、くるみの核は“技術”だけでなく“観察と寄り添い”だと確信します。

この活躍を目にした古賀政務秘書官がくるみをスカウトし、70年ぶりの官邸料理人復活計画へと誘う流れはスピーディー。それでいて、彼女が男社会の厨房で埋もれてきた悔しさも、台詞の端々や表情の陰りでそっと滲ませてくれました。古賀の手段は強引で、他店のオファーを止める行為には私も一瞬ムッとしましたが、裏返せば「才能を政治のど真ん中で開花させたい」という執念の現れでもあります。

くるみが最終的に「私は逃げません。やります」とまっすぐに言い切った瞬間、胸がぎゅっと熱くなりました。言い訳も逃げ道も断ち切って、自分の力で道を切り開く。その覚悟は、以降のすべての決断に一貫した芯を与えます。

しかし官邸に入ってからは現実の壁が待ち構えていました。副料理長・中田ら既存スタッフの冷ややかな視線。「料理長不在の間の勝手な人事は認めない」という空気は、実力以前に“存在そのもの”が否定されるつらさです。それでもくるみは「自分ひとりでやります」と宣言。

私はこの台詞に彼女の矜持を見ました。無謀と言われても小さな味方――田村の人情と段取りの支え――を糧に、まずは一歩を踏み出す。現場を動かすのは、正しさより先に積み重ねられた“信頼の小さな粒”なのだと改めて感じます。

冷めたスープに熱い石!クライマックスの感動シーン

最大の見どころは、現職・阿藤総理と梶原前総理の会食。政権が揺らぐ緊迫の場で、くるみに課せられたミッションは「総理を辞めさせない料理」を作ること――書くだけで手に汗です。準備段階の彼女は、配膳室をキッチンとして整えるだけでなく、ゲストの嗜好や会食の目的を“情報”として仕込みます。

ここで効いてくるのが、夜の階段で交わした総理との静かな会話。やる気がないように見える総理の、本当は消えていない“熱”。私はこのシーンにほっと心を撫でられました。上からの檄ではなく、温度の合った対話が、人の内側の火をそっと起こすのだと。

そして本番。彼女は用意していたフルコースを捨て、一皿勝負へ舵を切ります。量より象徴。これがくるみの編集力の真骨頂でした。まずは“冷めたスープに浸かったリゾット”を出し、予想通りの反発を受けたところで――熱々の石を投入。ジュワッと弾ける音、立ちのぼる湯気、香りの立ち上がり。

視覚・聴覚・嗅覚を一気に掴み、冷たい料理が目の前で“できたての熱”へと変わる体験を設計したのです。ここで阿藤総理が「冷めたスープがいまの日本なら、この石は首相・阿藤一郎です」と重ねる言葉が、ただの比喩ではなく“見せた後の言葉”として腹に落ちる。私は思わず涙腺が緩みました。言葉で説得する前に、体験で納得させる――これこそが“食の外交”であり、くるみの料理が持つ物語性の力。怒りを見せていた梶原の表情がゆるみ、会食の温度が和らいでいく過程には、料理のもつコミュニケーションの底力がありました。

会食後、総理が「官邸に最高のレストラン(グランメゾン)を作りたい」と静かに語り、くるみが「協力します」と応じる締めくくりは、職務以上の“志の共有”が生まれた合図。私はこのやりとりに、仕事相手から“相棒”へ変わる瞬間のきらめきを見ました。政治と料理――遠いようでいて、人の心を動かすという一点で深くつながっているのだと、胸の奥が温かくなります。

個性的なキャラクターたちと今後の展開に期待

くるみは“観察×編集×胆力”の三拍子がそろったヒロイン。完璧ではないからこそ、迷い、悩み、でも最後は立つ。その等身大さに私は強く共感しました。剛力彩芽さんの明るさと芯の強さが自然体で重なり、復帰作とは思えない安定感です。

古賀政務秘書官は、冷徹に見えて実は徹底した現場主義。強引さに眉をひそめつつも、結果と人材を守ろうとする愚直さには惹かれました。阿藤総理は威圧ではなく包容で人を動かすタイプ。階段の会話という何でもない時間で、くるみの発想を解きほぐした“静かな影響力”が魅力的でした。

田村は、派手さはないけれど、道具の位置や段取りといった暗黙知でくるみを支える“だし”のような存在。実はこういう人が現場の質を決めるんですよね。

そして、終盤に帰国する清沢総料理長。低温のまなざしの奥に潜むプロの矜持が怖いほど美しい。彼とくるみの距離感が、今後の官邸“大食堂”の温度を決めていくはずです。火花か、融合か。私の予想では、最初は鋭い摩擦が生まれつつ、いつか互いの“熱”を認め合う局面が来る――そんな関係を期待しています。

第1話全体を通して感じたのは、演出の“温度設計”の巧みさ。湯気の立ち方、音の抜き差し、寄りと引きのバランスが、料理の“できたて感”を五感で伝えてくる。深夜視聴はお腹的に危険ですが(笑)、だからこそ次の一皿を待ちきれなくさせる引力が生まれています。

総じて、くるみのサクセスストーリーとしても、一話完結の“食の外交劇”としても十二分に楽しめる第1話でした。料理が人の心を温め、言葉では届かない場所に届いていく。その手応えが、画面のこちら側にまでしっかりと伝わってきます。

私も「逃げない」と言い切った彼女の背中に励まされましたし、次回はどんな相手を、どんな温度で温めるのか――想像するだけでまたお腹が鳴ります。深夜にこっそり何かを温め直しつつ、続きを見届けたい。そんな“おいしい余韻”が残る初回でした。

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