2016年秋ドラマでTOKIOの松岡さんが女装をするドラマ「家政夫のミタゾノ」の第4話が終了しました。
第4話の最後の展開とても怖かったですよね。こんな感じでミタゾノは最後までいろいろな謎を解いていくのでしょうか。そろそろ男のミタゾノが出てくるのでしょうか?

第5話の子役のキャストは豊嶋花ちゃんですが、どのような演技をするのか期待していきましょう!
2016年11月18日(金)の夜11時15分に放送される「家政夫のミタゾノ」のシーズン1のエピソード5のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介します。
※以後ネタバレ注意
家政夫のミタゾノ(シーズン1)5話の見どころ…泥棒が“お父さん”に!? 天才少女アイリの秘密

第5話では、空き巣犯と少女が“親子”を演じるという奇想天外な展開が描かれます。
家政婦コンビの三田園とえみりも加わり、笑いとスリルが入り混じる異色の物語。特に少女アイリと泥棒・新田の関係性は、驚きと感動を呼ぶ第5話ならではの見どころです。
天才少女アイリと泥棒の“親子ごっこ”
依頼人宅に忍び込んだ泥棒・新田和臣(マギー)は、留守番中の娘・アイリ(豊嶋花)に見つかり縛り上げます。ところがアイリは怯えるどころか、「お父さんになって」と要求。新田は咄嗟に父親のフリをする羽目に陥ります。
三田園とえみりが訪問すると、アイリは彼を「お父さん!」と呼んで出迎え、即席親子の奇妙な芝居が始まりました。幼い少女の大胆な行動と、翻弄される新田の小心ぶりの対比がユーモラスで、視聴者を引き込みます。アイリの狙いは何なのか…と序盤から緊張感が漂いました。
三田園VSニセ父の嘘合戦
観察眼に優れた三田園は、すぐに新田が本物の家主でないと見抜きます。アイリの背中のテープ跡など細かな違和感も逃さず、冷静に追及。えみりもまた「何か秘密がある」と勘づき、二人の家政婦は水面下で真相を探り始めました。
新田は父親を装いつつ、三田園の無言の圧力に追い詰められていきます。冷や汗をかきながら必死に嘘を繕う姿はコミカルでありながらハラハラ。
えみりの暴走気味な妄想シーンも加わり、スリルと笑いが絶妙なバランスで描かれていました。
本物の強盗襲来!命懸けのクライマックス
物語後半、さらに事態は急展開。本物の強盗二人組が安藤家に押し入ります。芝居がバレるどころか、アイリと新田は生命の危機に直面。ニセ親子は一転して真のサバイバルに巻き込まれます。
新田はアイリを守るため必死に立ち向かい、父親のように彼女をかばう姿を見せます。
情けない空き巣犯から頼れる“父”へと変貌する瞬間には胸が熱くなりました。もちろん三田園も家政夫離れした活躍で強盗を撃退。最後は警察が駆けつけ、一件落着します。
擬似親子の切ない別れ
事件後、アイリは「また会える?」と新田に尋ねますが、彼は自ら出頭する道を選びます。
初犯で何も盗んでいなかったため重罪にはならず、罪を償う覚悟を見せました。別れ際にアイリが新田を抱きしめるシーンは涙を誘い、奇妙な親子ごっこは切なくも温かい余韻を残しました。
家政夫のミタゾノ(シーズン1)5話のあらすじ(ネタバレ)

今度の依頼は「家主夫婦の留守中、掃除と娘の世話を」と言われ、安藤家にやってきた三田園薫(演:松岡昌宏)と花田えみり(演:清水富美加)。
しかし、留守だと思って入ったらとあるひとりの男(新田和臣=マギー)が出てくる。
その男が依頼主の安藤だと思い込むえみりだったが、三田園は男に対して怪しさを感じるのであった・・。
美田園が怪しいと思うのは無理はなく、その男、新田は留守宅の安藤家に侵入し、金品を盗もうと企んでいた。
金庫を開けようとしていたところに、安藤の娘であるアイリ(演:豊嶋花)と鉢合わせしてしまい、彼女を拘束して風呂場に閉じ込めでしまったのだ。
家主のフリをしたまま家政婦の三田園たちを迎えるが、勘の鋭い三田園を誤魔化すことは難解に。そして、アイリの存在を知られることに・・、
アイリの背中に付いていた粘着テープの一端を三田園に発見され、万事休すと思ったその時、なんとアイリは新田に向かって「お父さん」とひと言!
さらに逃げ出そうとした新田を捕まえて、「具合が悪いから家にいて」と新田を引き止める! 何を考えているかわからないアイリの助けを借りながら、なんとか三田園たちのことをやり過ごそうとする新田だったが。。、
しかし、化けの皮がこのまま剥がれないわけがなく、えみりまでも次第に新田の怪しさにかんづき始める。
家政婦紹介所の結頼子(演:余貴美子)らの協力を得て、やがて新田が本当の家主ではないとわかるが、えみりも三田園もなぜアイリがあそこまで新田に懐いているのか理解が出来ない。そこにはアイリと本当の両親との間にある、ある秘密が・・・。
家政夫のミタゾノ(シーズン1)5話の豆知識/家事情報
第5話では、泥棒と少女の奇妙な“親子ごっこ”というドラマ性と並んで、ミタゾノならではの実用的な家事テクニックも登場しました。
特に注目なのが、短時間で“一晩寝かせたような味”を出せるカレー作りの裏技です。
コクうま時短カレーの作り方
普通なら何時間も煮込むカレーを、ミキサーとリンゴジュースで短時間に仕上げる方法が紹介されました。
- 肉やタマネギ・ニンジンなどの野菜をざく切りにしてミキサーにかけ、ペースト状にすることで煮込み時間を大幅短縮。
- 水の一部をリンゴジュース(約100cc)に置き換えると、フルーツの甘みと旨味が加わり、まるで寝かせたような深みが出ます。
- 隠し味としてピーナッツバターを少量加え、最後にコーヒーミルクをひと垂らしすれば、まろやかさもアップ。
こうした工夫で「コクうま時短カレー」が完成。忙しい日でも短時間で美味しいカレーが楽しめる嬉しいテクニックです。
家事テクと推理を両立するミタゾノ
料理以外にも、ミタゾノは家事の中に推理を忍ばせていました。玄関で靴を揃えながら周囲を観察したり、浴槽を掃除するフリをしながら証拠を探したり…。一見すると家事の所作ですが、同時に調査を進める姿が印象的でした。
エンタメと実用性を両立する魅力
第5話はストーリーの奇抜さに目を奪われがちですが、家事テクも確かに存在感を放っていました。短時間でできるカレーのレシピに加え、日常の動作を調査に応用する演出はまさに「ミタゾノ」シリーズの真骨頂。エンターテインメントと実用性が同居している点が、このドラマの大きな魅力だと改めて感じました。
家政夫のミタゾノ(シーズン1)5話の感想&考察

第5話は、空き巣に入った泥棒と少女が奇妙な“親子”を演じるという予想外の設定から始まり、ハートフルな結末で幕を閉じました。
笑いとスリルの中に深いテーマが潜み、見終えた後に温かさと切なさが同居する回でした。ここではネタバレを含め、印象的なシーンを振り返りつつ感想と考察を綴ります。
愛に飢えたアイリが「お父さん」を求めた理由
少女アイリが新田を「お父さん」と呼び共犯関係を築いた背景には、両親からの愛情不足がありました。
弁護士である安藤夫妻は多忙で、娘にかまう時間がほとんどなく、彼女は孤独を抱えていたのです。幼い子どもにとって、親からの無関心は耐え難い孤独。だからこそアイリは、たとえ他人である泥棒でも、優しく接してくれる存在を“父親”に仕立てたのでしょう。
拘束されるという緊急事態でありながらも、新田を恐れず「この人なら父親になってくれるかも」と受け入れる。健気でありながらも切実な渇望が、彼女の大胆な行動の裏にありました。あの無邪気な甘えの姿は痛ましくも愛らしく、親の愛に飢えた子どもの心情を強烈に描き出していました。
泥棒・新田の人情と改心のドラマ
新田和臣は元会社員で、倒産を機に初めて空き巣に手を染めただけの“小悪党”。根っからの悪人ではなく、偶然の出会いでアイリに「お父さん」と慕われたことで、次第に人情に目覚めていきます。
最初は戸惑いと焦りばかりでしたが、次第に父親のように彼女を守りたい気持ちが芽生え、強盗二人組が押し入った場面では命懸けでアイリを庇いました。その姿は情けない泥棒から勇敢な“父親”への変貌であり、胸を打たれるものでした。演じるマギーさんの、臆病さと人情の同居した演技が光り、視聴者を惹き込みました。
事件後、新田は自ら出頭する道を選び、帽子をアイリに託して別れを告げます。初犯で何も盗んでいなかったため重罪にはならず、彼の未来にわずかな光が差す結末。アイリの「また会える?」という問いに涙ぐむ表情からは、彼が本当に父親のような愛情を抱いていたことが伝わり、人の心の温かさを感じさせました。
三田園の“破壊と救済”——家庭の闇を暴くダークヒーロー
第5話でも三田園薫の容赦ない観察と暴露が冴え渡ります。
彼は新田の正体を早々に見抜き、安藤家の“仮面家族”の問題を容赦なくさらけ出しました。普通の家政夫なら口を出さないような家庭の闇を暴き、敢えて依頼人の秘密を守らずに“汚れ”を表に出す——それがミタゾノ流です。
今回も、アイリが泥棒に懐いてしまうほど親に愛されていなかったという痛烈な現実を浮き彫りにしました。結頼子所長の「家族は元々他人同士。4時間一緒にいただけの新田さんとアイリさんが親子になれない理由はない」という言葉は象徴的で、安藤夫妻に突き刺さるメッセージだったでしょう。
一度家庭を崩壊寸前まで追い込み、その後に再生へのきっかけを残す。破壊と救済の二面性こそがミタゾノの魅力であり、今回もそのカタルシスに唸らされました。
笑い・スリル・涙が交錯する異色回
第5話は、序盤はホラーのような緊張感、中盤はコメディ、終盤は感動という振れ幅の大きな構成でした。SNSでも「脚本が天才的」「奇抜なのに感動する」と話題になったのも納得です。
特にアイリ役の豊嶋花さんの演技は秀逸で、寂しさと聡明さを併せ持つ少女を自然に演じ切り、視聴者の涙を誘いました。マギーさんとの掛け合いも絶妙で、二人が次第に“本物の親子”のように見えてくる過程は胸に迫ります。
そして別れのシーンで涙ながらに抱きつくアイリの姿は、家族とは血のつながりだけではなく“心の絆”であることを静かに語っていました。頼子所長の「家族は見知らぬ人同士から作られる」という言葉を裏付ける展開でもあり、心に残る名場面となりました。
第5話が残したもの——“家族”の再定義
この回を総括すると、第5話は「家族の形は血縁だけではない」というテーマを強く打ち出していました。親から愛情を受けられなかった少女が他人に父を見出し、泥棒が少女との出会いで改心し、人としての温かさを取り戻す。破壊を経て得られる再生の物語は、まさにミタゾノらしい余韻を残します。
笑い、スリル、涙と感情のジェットコースターを体験させつつ、人間関係の本質を問いかける。シーズン1第5話はその象徴ともいえる異色回であり、シリーズの中でも強く印象に残るエピソードでした。
6話についてはこちら↓

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