2025年10月期・日本テレビ系水曜ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』。
物語は、大企業の令嬢と若き誘拐犯が“想定外の逃避行”へ踏み出す瞬間から始まります。20歳の誕生日を迎えた八神結以と、うそがつけない青年・林田大介。
身代金目的の計画が失敗したその直後、結以の「一緒に逃げて」という衝撃の提案によって、二人の運命は大きく動き出します。
追う者と追われる者が入れ替わり、敵と味方が目まぐるしく変わるスリリングな展開の中で、立場も生まれも正反対の二人は何を見つけるのか。
第1話は、この逃亡劇の幕開けにふさわしい緊張感と、互いに惹かれていく予感が交錯するエピソードとなっています。
ドラマ「ESCAPE」のキャスト一覧

水曜ドラマ『ESCAPE それは誘拐のはずだった』は、誘拐事件から始まる逃亡劇であり、主演の2人だけでなく脇を固めるキャストも個性的です。公式情報から判明しているキャラクターと俳優陣を整理しました。
八神結以(ハチ) – 桜田ひより
日本有数の大企業・八神製薬の一人娘で大学2年生。20歳の誕生日パーティーの最中に誘拐される。真面目で社会福祉や貧困問題にも関心を持つが、人との触れ合いには抵抗を感じている。八神家に代々受け継がれる「秘密」を抱えている。
林田大介(リンダ) – 佐野勇斗
自動車整備工として働く青年で24歳。誘拐犯グループの一員だが、嘘をつけない素朴な性格。貧しい環境から特殊詐欺に関わった過去を持つ。誘拐計画が失敗した直後、結以から「一緒に逃げて」と懇願され、彼女との逃避行を始める。
万代詩乃 – ファーストサマーウイカ
八神製薬社長秘書の一人で結以の目付け役。八神家に恩義を感じており、ボディーガードのように結以を監視する。
藤颯太 – 田中俊介
八神製薬社長秘書室の筆頭。社長・八神慶志の渉外やスケジュール管理など全般を補佐する。
八神慶志 – 北村一輝
八神製薬社長で結以の父。養子として会社を継ぎ、4年前に娘の「秘密」を知った人物。
山口健二 – 結木滉星
誘拐犯グループのメンバーで、八神製薬に強い恨みを持つ32歳の男。交際相手に依存して生活している。
斎藤丈治 – 飯田基祐
誘拐犯グループの主犯で、大介にとって父親代わりの存在。20年前に娘を亡くし独身で、心臓の持病を抱えている。
小宮山拓 – 松尾諭
警視庁少年課の刑事で、大介と過去に因縁がある。
白木広太 – 山口馬木也
誘拐事件が起こる前から八神製薬を追っていた週刊誌記者。かつて初代社長・恭一を取材した経験を持つ。
霧生京 – 富田靖子
結以の叔母で八神恭一の娘。八神家の事情に詳しい人物。
大西真咲 – 加藤千尋 / 大西岬 – 髙塚大夢(INI)
YouTube「まぁみぃチャンネル」で人気のインフルエンサー姉弟。物語にどのように絡むのか注目される存在。
主要人物のほかにも、結以の父・八神慶志を取り巻く秘書陣や、誘拐犯グループの仲間、事件を追う刑事や記者たちが登場する。彼らの立場や思惑が複雑に絡み合い、物語に緊張感を与えそうだ。
ドラマ「ESCAPE」1話のあらすじ

ドラマはまさに「逃亡劇」の幕開けから始まる。
大企業の社長令嬢である八神結以は、20歳の誕生日パーティー当日、身代金目的の誘拐犯グループに連れ去られる。しかし計画はすぐに頓挫し、犯人の一人である林田大介は現場で呆然と立ち尽くす。
奇妙な逃避行の始まり
誘拐犯の緊張とは裏腹に、結以は「私と一緒に逃げて!」と自ら誘拐犯に提案し、大介とともに逃げ出す。
この予想外の行動から、人質と誘拐犯という立場の2人による奇妙な逃避行が始まる。2人を追う包囲網は瞬時に張り巡らされ、敵と味方が入れ替わりながら追跡してくる。なぜ結以は逃げることを選んだのか、彼女は一体何から逃げようとしているのか――実は結以には八神家に代々伝わる “秘密” があり、それが逃走の理由と深く関わっている。
異なる世界で育った2人
林田大介は攻撃的な言動や装いを見せつつも、心根は素直で嘘がつけない青年だ。
貧しい環境で育ち、特殊詐欺に関与した過去を持つ。一方の結以は、社会福祉や貧困問題に関心を持ちつつも、高貴な家柄ゆえ自由に生きられない日々を送ってきた。
生まれ育った環境や価値観が正反対の2人は、逃亡生活の中で頻繁に衝突する。しかし一緒に過ごすうちに、大介は今まで出会ったことのない価値観に触れ、結以も彼の無邪気な行動に影響されて変化していく。それぞれが欠けた部分を補い合う関係になり、単なる誘拐犯と人質の枠を超えた絆が芽生えていく。
オリジナル脚本ならではのスリリングな展開
本作は完全オリジナル脚本で、タイトルの副題「それは誘拐のはずだった」が示すように、誘拐事件をきっかけに2人の数奇な運命が動き出す。
追手は敵か味方か分からず、味方と思っていた人物が裏切ったり、敵と思っていた人物が手助けしたりと、瞬時に立場が入れ替わる。真相に迫るにつれて、八神家や誘拐犯グループの背景も明らかになり、現実を変えようともがく“未完成な2人”がどんな結末に辿り着くのかが見どころだ。
ESCAPE1話の予想考察(ネタバレ)

ドラマ放送前の段階で、エモーショナルな視点から第1話の展開を予想してみたい。ここからは筆者の個人的な考察であり、実際の内容とは異なる可能性がある。
結以の秘密が招く逃亡劇
八神家の後継者として育てられ、常に“完璧”であることを求められてきた結以。
しかし彼女は八神家に受け継がれるある秘密を抱えている。その秘密は、単に病気や身体的なものではなく、八神製薬の闇や家族の過去に関わる重大な事実かもしれない。誘拐事件が起きる直前に彼女が大介に逃亡を提案したのは、自分を守るためではなく、その秘密を暴くためなのではないか。
高貴な身分ゆえの孤独やプレッシャー、誰にも打ち明けられない苦悩が彼女を駆り立て、誘拐犯に「逃げて」と言わせた。タイトルの「ESCAPE」には、文字通りの逃亡だけでなく“家のしがらみや自分の運命から逃げる”という意味が込められていると感じる。
大介の更生と恋愛要素
貧しい環境で育ち特殊詐欺に手を染めてしまった大介は、誘拐事件を機に人生の転機を迎える。
理不尽な社会の中で荒々しい道を選んだ青年が、結以との逃避行を通して温かさや正義感を知り、人として成長していく過程が描かれるだろう。2人は立場こそ“人質と誘拐犯”だが、価値観の違いに戸惑いながらも互いの弱さを受け止め合うようになる。
生まれた環境が違うからこそ補い合える部分もあり、やがて恋心が芽生える可能性は高い。「人質と誘拐犯が恋に落ちる」という禁断のシチュエーションは、恋愛ドラマ好きの心を揺さぶる。また、大介の無邪気さや正直さが結以の心を解きほぐし、彼女の笑顔が彼に救いを与える様子が描かれれば、視聴者は2人の未来を応援したくなるはずだ。
複雑に絡み合う人間関係と裏切り
追手は敵か味方か分からず、瞬時に入れ替わるという予告もある。
結以を監視してきた万代詩乃や、八神家の秘書である藤颯太は表面的には忠実だが、彼らにもそれぞれの野心や秘密があり、物語の鍵を握っていそうだ。誘拐犯グループのリーダー・斎藤丈治がなぜ誘拐を計画したのか、20年前に娘を失った過去や心臓の病がどう物語に絡むのかも注目したい。山口健二の八神製薬への恨みも、企業の過去の不祥事や隠蔽体質を暴く伏線になるかもしれない。
また、YouTuber姉弟の真咲と岬が物語にどのように関わるのかも気になる。SNSで事件を拡散する役割を担うのか、あるいは別の陰謀に巻き込まれるのか。逃亡劇の途中で2人の助け舟となれば、大介と結以の関係性に新たな化学反応を起こすだろう。
第1話で予想される展開
第1話では、誘拐の失敗から逃避行が始まるまでが描かれるはずだ。パーティー会場の喧騒、緊迫感ある誘拐シーン、そして結以の驚くべき提案——このスピード感ある導入部が視聴者を物語に引き込む。
逃亡の中で2人の素性や背景が断片的に明かされ、結以の“秘密”に関する伏線が散りばめられると考えられる。ラストでは彼らの行く手を阻む追跡者が姿を現し、今後の逃亡の厳しさを示唆する展開になるのではないか。個人的には、結以が大介に見せる最初の笑顔や、大介が彼女を守ろうとする小さな行動に胸がときめく瞬間があることを期待している。
まとめ
『ESCAPE それは誘拐のはずだった』は、誘拐事件から始まるスリリングな逃亡劇でありながら、身分も価値観も正反対の男女が心を通わせていく過程を描くロマンティックな作品でもある。
20歳の令嬢と24歳の元詐欺犯という組み合わせは斬新で、今までにない化学反応を生み出しそうだ。まだ放送前だが、結以の秘密や大介の過去、彼らを取り巻く家族や仲間の思惑など、気になる要素が満載だ。
恋愛ドラマ好きの視聴者としては、2人が逃げながらも徐々に惹かれ合い、互いの心の闇を照らし合う姿が見られることを願っている。第1話の放送でどんな物語が立ち上がるのか、ドキドキしながら楽しみに待ちたい。
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