2025年10月にスタートする日テレ日曜ドラマ『ぼくたちん家』。
ダブル主演を務めるのは及川光博さんと手越祐也さん。心優しきゲイのおじさん・玄一と、クールな中学校教師・索、そして謎の大金を抱える中学生・ほたるが織りなす、ちょっと風変わりな同居生活から物語は始まります
。恋に不器用な大人たちが「本当に大切な人は誰なのか」を問い直し、家族の形に革命を起こしていく――笑って泣けるホーム&ラブコメディーの幕開けです。
第1話では、玄一のまっすぐな恋心、索の揺れる心、ほたるの突拍子もない提案が交錯し、これからの波乱に満ちた日々を予感させます。
ドラマ「ぼくたちん家」のキャスト一覧

日テレ日曜ドラマ「ぼくたちん家」は、2025年10月12日スタートの完全オリジナル・ホーム&ラブコメディーです。
脚本を手掛ける松本優紀は日テレシナリオライターコンテストで審査員特別賞を受賞した新鋭で、愛と革命をテーマにした物語を描きます。
主演は及川光博と手越祐也のダブル主演。ここでは主要キャストとその役柄をまとめます。
メインキャスト
波多野玄一(はたの げんいち)〈50〉 – 演:及川光博
動物飼育員として働く心優しきゲイのおじさん。恋人を求めてパートナー相談所に通っているが、なかなか理想の相手が見つからない。アイスを一緒に食べてくれる恋人が欲しいというささやかな願いを持つ。その不器用さや一生懸命さが、見ていて愛おしいキャラクターです。
作田索(さくた さく)〈38〉 – 演:手越祐也
中学校教師であり、同じくゲイ。クールに見えるが根は情熱的で、恋にも人生にも冷めきっている。婚姻届を書いてみるものの受理されず、恋人との別れを決断した矢先に玄一と出会う。冷静さの裏に秘めた思いが垣間見えます。
楠ほたる(くすのき ほたる)〈15〉 – 演:白鳥玉季
中学生で学校にはほとんど通わず、謎の3000万円を隠し持っている少女。「3000万円あります。家欲しいんですよね。私、あなたを買います」と玄一に申し出る。彼女がなぜ大金を持っているのか、物語の鍵となりそうです。
サポートキャスト
物語には、玄一・索・ほたるの3人を支える周囲の人々も登場します。
岡部成治(おかべ せいじ)〈51〉 – 演:田中直樹
玄一の仲良しの不動産屋で、家探しを手助けしてくれる存在。
百瀬まどか(ももせ まどか)〈30〉 – 演:渋谷凪咲
パートナー相談所の相談員。玄一に「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」と太宰治の言葉を引用して励ます。
井の頭今日子(いのかしら きょうこ)〈59〉 – 演:坂井真紀
オンボロアパートのオーナー。個性豊かな面々を温かく見守る存在。
市ヶ谷仁(いちがや じん)〈58〉 – 演:光石研
ほたるのロクデナシな父親。
楠ともえ(くすのき ともえ)〈43〉 – 演:麻生久美子
ほたるの謎多き母親。
岡部の妻・井の頭吉田(名前未確認) – 演:井之脇海
索の元恋人。索の過去を象徴する存在で、物語に波乱を呼びそうです。
ドラマ「ぼくたちん家」1話のあらすじ

心優しきゲイ・玄一の願いと出会い
第1話のタイトルはまだ公表されていませんが、初回のあらすじが公開されています。50歳の動物飼育員・波多野玄一は恋愛対象が男性の心優しいゲイ。
パートナー相談所に通い、ファミリーサイズのアイスを一緒に食べてくれる恋人を探すも、手応えはなかなかありません。相談員の百瀬まどかから「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」という太宰治の言葉を聞かされ、玄一は胸を熱くします。
クールな中学教師・索との邂逅
一方、中学校教師の作田索はゲイでありながら婚姻届を書き、受理されない現実に直面していました。
恋にも人生にも冷めきっていた彼は恋人との別れを決意しますが、ひょんなことで玄一と出会います。玄一は自分の恋心を素直にさらけ出し、「めちゃくちゃ恋したいんです!」と訴えます。玄一の直球の言葉は、索の心に少しずつ波紋を広げていくようです。
謎の中学生・ほたるの提案と3人の同居
偶然出会った玄一と索に、トーヨコ中学生の楠ほたるが驚くべき提案をします。
「3000万円あります。家欲しいんですよね。私、あなたを買います」。学校に通わず謎の3000万円を隠し持つほたるは、何かワケがありそう。こうして社会の隅っこでつながった3人は、奇妙な同居生活をスタートさせるのです。
周囲には不動産屋の岡部や相談員の百瀬、索の元恋人吉田、アパートのオーナー井の頭、ほたるの父・市ヶ谷や母・ともえなど個性豊かな人々が集い、彼らの日常を彩ります。笑って泣いて、時に胸が締め付けられるホーム&ラブコメディーの幕開けです。
ドラマ「ぼくたちん家」1話の予想考察(ネタバレ)

エモーショナルな恋と家族の物語になる予感
まだ放送前ですが、公開されたあらすじや脚本家コメントから見えてくるのは、恋に不器用な大人たちと大金を抱えた少女が“疑似家族”となっていく物語だということです。
脚本家・松本優紀は登場人物の話し方やテンポにこだわり、玄一の不器用さや真っすぐな思いをセリフに込めたと語っています。玄一が「めちゃくちゃ恋したい」と叫ぶ場面は、50歳になっても恋に憧れる切なさと勇気にあふれ、多くの視聴者が共感できるでしょう。
玄一と索は同じゲイという共通点を持ちながらも性格は対照的。玄一は情に厚く、索はクールで自己防衛的です。この二人が出会い、ほたるの強烈な提案によって同居することになり、お互いの心の壁を溶かしていく過程が第1話の大きな見どころになりそうです。恋と革命――このドラマが掲げるテーマは、好きな人にまっすぐ想いを伝える「恋」と、従来の価値観や家族像を壊し、新しい形を作る「革命」の両方を意味していると感じます。
ほたるの3000万円の秘密は?
筆者が特に気になるのは、トーヨコ中学生のほたるが持つ3000万円の出所です。
家族と疎遠になり不良仲間とつるんでいる可能性や、大人の事情に巻き込まれている可能性もありそうです。彼女が玄一と索を「買う」と言うのは、金銭で人の心を繋ぎとめようとする悲しい選択のようにも思えます。
15歳という年齢で抱える孤独や不安、もしくは親への反発が、玄一と索との出会いによって少しずつ癒やされていく――そんな展開を期待したいところです。
周囲の大人たちがもたらす波乱
ほたるの両親・市ヶ谷仁と楠ともえは「ロクデナシな父」と「謎多き母」と紹介されており、彼らの過去や現在の事情が3人の生活に影響を与えるのは間違いありません。また、索の元恋人吉田や不動産屋の岡部など、サブキャラクターたちも独自の感情や事情を抱えており、それぞれが3人の“家族”に関わってくるはずです。
百瀬まどかが引用する「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」という太宰治の言葉は、全ての登場人物が現状を変える革命を起こすために動くことを示唆しています。
玄一が家を「かすがい」にして恋を叶えようとすること、索が冷めた心を溶かしていくこと、ほたるが自分の居場所を見つけること――これらが絡み合いながら、ホームドラマとラブストーリーが展開されていくでしょう。
視聴者へのメッセージ
脚本家コメントでは、第1話の終盤に玄一・索・ほたるの長いシーンがあり、背景も立場も思惑も違う3人が交わることで物語が動き出すと語られています。
それぞれの「恋と革命」が何かを視聴者に問いかけ、今後の展開へのワクワク感を煽ってくれるはずです。ナチュラルで温かい台詞回しやキャラクターの心の揺れに注目しながら、第1話を見守りたいと思います。
まとめ
「ぼくたちん家」第1話は、心優しきゲイのおじさん・玄一、クールな中学校教師・索、そして謎の中学生・ほたるという三者が出会い、新しい“家族”を作ろうとする物語の始まりです。
玄一がまっすぐな恋心を叫び、索は冷めた心を抱えながらも揺らぎ始め、ほたるは大金を手に「あなたを買います」と大胆な提案をします。周囲の人々の個性も相まって、笑いと涙が詰まったホーム&ラブコメディーになること間違いなし。
恋愛ドラマ好きな筆者としては、登場人物の心の動きを丁寧に追いながら、感情の揺れを言葉にしていきたいと思います。放送を楽しみに待ちつつ、みなさんもぜひ一緒に“玄索”ペアとほたるの恋と革命を応援しましょう。
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