注目の月9ドラマ「好きな人がいること」ですが、第8話が終了しました。

8話では夏向のおかげで無事に、プレゼントが成功しましたね。このまま美咲と夏向のコンビでゴールするのでしょうか?視聴者もそのように望んでいるはずが・・・。
9話の最後に千秋がついに美咲に抱きついてしまいました。「祝」と書かれたケーキが・・・。この三角関係はどうなってしまうのでしょうか?
最終章を迎えた月9ドラマ「好きな人がいること」の第9話(9月12日放送)のあらすじと感想を紹介したいと思います。
※以後ネタバレ注意
好きな人がいること9話のあらすじ&ネタバレ

ケーキを落としてしまった夜と後悔の朝
千秋に抱きしめられたショックで、美咲は祝福のケーキを落としてしまう。柴崎家に戻ると、夏向が彼女の作ったケーキに合う料理を用意して待っていたものの、美咲は「箱に入れるときに落とした」と嘘をつき、腹痛を理由に自室へ逃げ込む。
夏向に告白の返事をするはずだった夜は、一転して気まずい空気のまま終わった。
翌朝、美咲が起きると夏向はすでにダイニングアウトの下見に出発していた。
美咲は冬真に居場所を聞き、現場へ向かう。再会した二人はぎこちなく会話を交わし、美咲は「昨日はごめん。誘ってくれればよかったのに」と謝罪。夏向は「体調を気遣った」と答えるが、まだ心の距離は埋まらないままだった。
千秋と楓の別れ、そして千秋の告白
その頃、千秋は元恋人の高月楓と遊園地へ出かけていた。楓は「別れる前にしたいことを全部したい」と言い、遊園地デートを楽しむ。
そして花火を見終えると、「私と別れて。私も夢に挑戦したい」と切り出し、アメリカへ渡る決意を告げる。千秋は彼女の想いを受け入れ、「ごめん、行ってくる」と別れを告げてSea Sonsへ向かう。
店でデザートを作る美咲のもとへ現れた千秋は、「美咲のことが好きだ。今さら遅いと思っているし、美咲の気持ちが誰に向いているかも分かっている。それでも好きだ。返事は急がなくていいから考えてほしい」と真剣に告白する。
その後、千秋は夏向に「美咲に告白した。でも返事はまだもらっていない」と報告し、正々堂々と恋の宣戦布告をした。
誤解と嫉妬、すれ違う美咲と夏向
千秋が美咲に告白したことを知らない夏向は、美咲と千秋が抱き合っている姿だけを目撃し、嫉妬に苛まれていた。帰宅した美咲に「昨日の夜、何してた。本当は兄貴と一緒にいたんじゃないか」と詰め寄り、説明しようとする彼女の言葉を遮って「良かったな。ずっと兄貴と両思いになりたかったんだろ」と皮肉を吐く。
怒った美咲は「最低。人の話を聞かないで」と反論。夏向も「自分勝手なのはお前だ。人の気持ちも考えないで来なければよかった」と突き放す。
互いに傷つけ合い、口をきかなくなった二人。美咲は夏向からもらったラムネのガラス玉をゴミ箱に捨ててしまう。冬真はそんな二人を見かね、「俺の兄ちゃんたちだ。どっちを選んでも品質保証付き。ゆっくり選べばいい」と冗談めかして励ました。
ダイニングアウト当日とサプライズのメニュー変更
ダイニングアウト当日。夏向は料理の準備を進めるが、美咲は姿を見せない。
時間ギリギリになってようやく現れた美咲は、「今日カボスが初収穫だと知って、メインに合うと思いついた」と言い、収穫したカボスを取り出す。夏向は一瞬考えた後、「カボスに合わせてメインのバジルソースをビーツに変更します。急ぎましょう」と判断し、二人で息を合わせて料理を完成させた。
プレゼンは大成功。夏向は挨拶で「想像を超えて最高のものができました。それができたのはある人のおかげです」と語り、美咲を紹介。「気づいたら彼女は俺の中で、なくてはならない存在になっていました」と宣言する。
その瞬間、客席の千秋は二人の想いを悟る。最後に夏向は「捨てるんじゃねぇよ。持ってろと言っただろ」と、ゴミ箱から拾い戻したラムネのガラス玉を美咲に手渡した。涙ぐむ美咲は頷き、二人は再び心を通わせた。
千秋からの後押しと美咲の決断
ダイニングアウト終了後、美咲は千秋の元を訪れ、告白の返事をしようとする。
しかし千秋は「夏向がまた携帯を忘れてさ。代わりに届けてくれないか。美咲の気持ちをちゃんと伝えておいで」と携帯を渡し、彼女を送り出す。千秋は自分の想いより、美咲の幸せを選んだ。
美咲は走ってSea Sonsに戻り、仕込み中の夏向に「話を聞いて」と声をかける。しかし夏向は手を止めず、彼女は勇気を振り絞ってキスをする。「私が好きなのは夏向です。あなたの側にずっといたい」と真っ直ぐに告白するが、夏向は「遅いよ。俺はもう、お前のことが好きじゃなくなった」と冷たく告げ、第9話は幕を閉じる。突然の拒絶に視聴者は衝撃を受け、物語は最終回へと続く。
好きな人がいること9話の感想&考察

ケーキとガラス玉に込められた想い
今回の象徴は、落としたケーキとラムネのガラス玉。ケーキは美咲の“素直な想い”の象徴であり、それを落としたのは彼女の心の迷いを映していた。
ラムネのガラス玉は二人の絆を示すアイテムで、捨てた後に夏向が拾い返して渡すシーンには「諦めるな」という意味が込められていた。小さなモチーフで感情を描く演出が秀逸で、二人の感情の温度差が丁寧に表現されている。
千秋の優しさと男らしさ
千秋は楓と別れ、自分の気持ちに正直になった上で美咲に告白した。しかし最終的には彼女の幸せを優先し、自分の携帯を渡して「気持ちを伝えてこい」と送り出す。
彼の恋心が報われない切なさと、兄としての包容力が同居する姿が印象的だった。千秋は恋人としてではなく、“人生の支え”として美咲の成長を後押しした。
すれ違いと覚悟、そして本音
夏向と美咲はお互いを想いながらも誤解と嫉妬で傷つけ合う。
夏向の「良かったな、両思いになれて」などの皮肉は、本心を隠すための防衛反応だった。それでも彼が「お前の代わりはいない」と公言し、ガラス玉を返す場面で本音が滲み出る。
一方、美咲も千秋の抱擁に動揺しながらも、自分の想いが夏向にあると気づき、最後には勇気を出してキスをする。二人の恋が成就する寸前で「遅いよ」と突き放されるラストは、まさに衝撃の一言だった。
衝撃の「遅いよ。もう好きじゃない」
夏向の拒絶の裏には、仕事と夢、そして美咲への想いの狭間で揺れる葛藤が見え隠れする。これまで恋よりも仕事を優先してきた彼が、美咲との関係を一度断つことで自分の立場を見つめ直そうとしているようにも見える。
このセリフの冷たさの裏に“未練”が隠れていると感じた。第10話では彼の真意と、二人の関係がどう結末を迎えるのかに期待が高まる。
まとめと次回への期待
第9話は、恋と夢、兄弟愛の全てが交錯した濃密な回だった。千秋は恋よりも他人を思いやる優しさを選び、楓は夢を追い、冬真は兄たちの幸せを願う。
そして夏向と美咲は、すれ違いながらもお互いを必要としていることを再確認する。「遅いよ」と突き放す夏向の言葉の真意が、最終回の最大の焦点となるだろう。
美咲が仕事と恋のどちらも諦めず、自分の道を切り開いていく姿を期待したい。最終回では、“夢を叶えること”と“愛を選ぶこと”の答えが一つに重なる結末を見届けたい。
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