2016年冬の注目ドラマの一つに金曜日放送『奪い愛、冬』があります。
出演者に三浦翔平さん、倉科カナさんという豪華な2人に加えて、大谷亮平さんと水野美紀さんです。大谷亮平さんは前クールの「逃げ恥」でネクストブレイク俳優としても活躍しています。
この4人で愛を奪い合うドロドロの金曜夜になりそうで、楽しみですね。それでは、
2017年1月20日(金)夜11時15分スタートの新ドラマ「奪い愛、冬」1話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「奪い愛、冬」1話の見どころ…嫉妬と再会が生み出す切なさ

第1話は、幸せの絶頂にいた主人公・光が、かつての恋人・信との再会によって一気に心を揺さぶられる衝撃の幕開けでした。
ラブラブなプロポーズから始まった物語は、過去の愛と現在の婚約者との狭間で揺れる光の葛藤、そして周囲の嫉妬や狂気が絡み合い、一瞬たりとも目が離せない展開に。ここではそんな第1話の見どころを整理し、胸キュンと切なさ、そして不穏さが同居するポイントを振り返っていきます。
康太のプロポーズとラブラブな日々
第1話冒頭から、光(倉科カナ)は同僚の康太(三浦翔平)にプロポーズされ、公私ともに幸せの絶頂にいます。
康太は光のために新居のマンションを購入し、母の部屋まで用意する入れ込みぶり。フラッシュモブを使ったサプライズ演出や、ベッドシーンでの“耳キス”など刺激的な場面も満載で、ネットでは「三浦翔平の彼氏感がすごい!」と大きな話題になりました。
序盤は胸キュン連発で、康太の優しさに多くの視聴者が「理想の彼氏」と感じたことでしょう。
元恋人・信との再会がもたらす衝撃
しかし幸せの絶頂は長く続きません。ロゴデザインのコンペ会場のエレベーターで、光は3年前に音信不通となった元恋人・信(大谷亮平)と再会。
かつて「死ぬほど愛した」相手との突然の遭遇に光は動揺します。しかも信は今やライバル会社のデザイナーで既婚者。妻・蘭(水野美紀)と共に現れたことで、光の胸には戸惑いと抑え込んでいた想いが一気に噴き出し、心は大きく揺れ動くことになりました。
嫉妬と執着…狂気がにじむ周囲の人間模様
光の再会は周囲にも波紋を広げます。婚約者の康太は「元カレの存在」に早くも嫉妬し、光を失う恐怖に苛まれます。
その一方で、信の妻・蘭は夫への愛が異常に重く、光の写真を睨みつけ「近づいたら削除する」と呟くなど狂気的な行動を連発。
バラの花束を無残に切り落としたり、信の頭を自分の足で挟み込むシーンは、視聴者の心に強烈なインパクトを残しました。さらに康太の母・美佐(榊原郁恵)も息子を溺愛するあまり光を快く思わず、密かに身辺調査を始めるなど不穏な空気が漂い始めます。
四角関係の幕開けと怒涛の展開
光・康太・信・蘭の四角関係は、早くも第1話から嫉妬と執着が交錯する危うい構図へと突入しました。ラストシーンでは、康太が母に結婚を反対された怒りと悲しみから冬の海に飛び込み絶叫。
感情の限界点に達する姿が描かれ、今後の波乱を予感させます。初回からドロキュン要素全開で、「次は一体何が起こるのか」と視聴者を釘付けにする怒涛のスタートとなりました。
ドラマ「奪い愛、冬」1話のあらすじ&ネタバレ

デザイン会社で働く池内光(演:倉科カナ)はある日、アシスタントで恋人の奥川康太(演:三浦翔平)からプロポーズをうける。
ちょっと頼りないけれど、とても優しく、何よりも光を全身で愛してくれる康太。彼の大きな愛に包まれ、光は幸せを噛み締めていたのだった・・・。
そんな中、光は会社を代表し、建設会社のロゴデザイン・コンペに参戦することになる。意気込むあまり緊張する光を励まそうと、オリエンテーション会場に向かうエレベーターの中でキスをする康太。
だがその瞬間、ふいに開いた扉の向こうに視線を移した光は、ある一点から目が離せなくなってしまう。そこにいたのはライバル会社のデザイナー・森山信(演:大谷亮平)・・旧姓・尾田。
彼こそは、かつて光が死ぬほど愛した男、そして…3年前に突然、好きな人がいると告げ、姿を消してしまった男であった。
康太の存在に癒され、とっくに記憶の彼方へ飛んでいったはずなのに…。せきを切ったように、止めどなくあふれ出す信との思い出。だが、そんな事実を康太に告げられるわけもなく、光はただひとり激しく動揺する…。
しかも、その日を境に、幸せで輝いていた光の人生に、どんよりと影が差し始める。一人息子の康太を溺愛する美佐(演:榊原郁恵)は、光のことが気に入らず、身辺を調査。一方、信の妻である蘭(演:水野美紀)は、最愛の夫に変な虫がつかないよう、鋭く目を光らせ…!
「奪い愛、冬」1話の感想 & 考察

第1話を見終えると、想像以上に加速するドロドロ展開と、胸を締め付ける切なさに圧倒されました。甘い恋の余韻に浸る間もなく訪れる嫉妬や再会の衝撃は、まさに「ドロキュン」そのもの。
ここからは、視聴者として強く心を揺さぶられたポイントを振り返りつつ、登場人物たちの言動や心理を考察していきます。
衝撃的などろどろ劇の幕開け
第1話を見終えてまず感じたのは、「想像以上に衝撃的などろどろ劇が始まった!」という興奮と戦慄です。本作は脚本が鈴木おさむさんということでも放送前から注目されていましたが、その期待以上に濃厚な愛憎劇で視聴者を圧倒しました。過去に同枠で放送された『不機嫌な果実』よりもさらに現実離れした過激さをまとい、いい意味で“ぶっ飛んだ”恋愛ドラマへと進化した印象です。
浮気や略奪愛をテーマにしたドラマは数多く存在しますが、『奪い愛、冬』は序盤からその振り切れぶりを惜しみなく発揮。公式が掲げる「ドロキュン」=ドロドロだけど胸キュンする展開をまさに体現しており、甘美な恋の陶酔感と愛憎入り乱れる人間模様に引きずり込まれるようでした。
ラブラブだった康太と光の関係が一瞬で不穏に変わり、胸キュンからハラハラへと一気に転調する流れに、視聴者は開始早々から息を呑まざるを得ません。
光の心情描写の切なさ
特に印象に残ったのは、光(倉科カナ)の心情描写の切なさでした。かつて心の底から愛した人・信(大谷亮平)との再会は、普通なら喜びよりも動揺が先立つシチュエーションですが、光の場合その戸惑いが痛々しいほど画面越しに伝わってきます。
再会直後、光は動揺を隠すように「私、結婚するんです。今はあの頃よりずっと幸せだから!」と信に告げます。しかしその言葉には余裕も自信もなく、声を震わせる光の姿にこちらまで胸が締め付けられました。夜には思い出の場所でひとり「私、結婚するーー!」と叫ぶ光。その姿は必死に過去にケリをつけようとする彼女の強がりであり、同時に消えない想いを抱える葛藤そのものでした。
康太(三浦翔平)を裏切りたいわけでは決してない。それでも一度火がついた初恋の残り火に心が揺れてしまう。そんな光の弱さと人間らしさが丁寧に描かれ、共感を誘います。第1話のサブタイトル「奪われたら奪い返せ」は、光の心そのものを象徴しているようで、彼女が無意識に「奪い返したい愛」を求めていることを暗示していました。
康太の嫉妬と狂気の芽生え
一方で、康太の変化も見逃せません。序盤は光を一途に愛する理想の彼氏像として描かれていましたが、第1話の終盤には早くも嫉妬と狂気の芽が芽生え始めていました。
光の元恋人・信の存在が現れたことで、康太はプロポーズまでして手に入れたはずの光の心が再び奪われるのではないかと恐怖に駆られます。その不安は次第に嫉妬へと変わり、母に結婚を否定された衝撃も重なって、ついには海へ飛び込むという極端な行動に走りました。
第1話時点ではまだ可愛らしいヤキモチに映るものの、ここからエスカレートしていけば康太が嫉妬に狂い光を縛り付けていく姿が描かれる可能性は高いでしょう。演じる三浦翔平さんが、この嫉妬心の暴走をどのように表現していくのか、今後の怪演が非常に楽しみです。
蘭の狂気とインパクト
そして忘れてはならないのが、信の妻・蘭(水野美紀)です。第1話から強烈な存在感を放ち、観る者に戦慄を与えました。蘭は夫・信を想う気持ちが常軌を逸しており、彼女の愛は愛情というよりも執着に近いものでした。
バラの花を無残にちぎるシーンや、「足が疼くの……!」と呻く姿、さらには信の頭を太ももで挟み込むという衝撃的な行動は、ホラー作品さながらの恐怖を与えました。信への一途な愛情は背景にある足の傷ゆえのものですが、その献身が狂気へと変質してしまった点に悲哀が漂います。
水野美紀さんの怪演は圧巻で、蘭というキャラクターを単なる“狂気の妻”に留めず、恐ろしくも哀しい存在として立体的に浮かび上がらせています。第1話にして早くも本作屈指のインパクトを放つキャラクターとなり、今後の展開で光にどう牙を剥くのか注目せずにはいられません。
信の葛藤と抑えきれない想い
信については第1話の時点では多くを語りませんでしたが、随所で見せる表情から葛藤が読み取れました。蘭に対する負い目と、光に対する消えない想いの板挟みで苦しんでいる様子が垣間見えます。
再会の夜、工事現場で光を助けた際に彼女を抱き寄せ、思わずキスしそうになった場面は象徴的でした。結局、光に平手打ちされ未遂に終わりましたが、あの時の信の表情は切なさに満ちていました。突然姿を消した理由、そして蘭と結婚した経緯にはまだ明かされていない秘密が隠されているはず。信が今後、光に本心を語る日が来るのか、物語を大きく動かす鍵を握っているのは間違いありません。
豪華キャストの熱演と今後の展望
第1話を振り返ると、嫉妬・再会・狂気・切なさといった要素が怒涛のように押し寄せ、視聴者を一気に物語へと引き込みました。特に康太を演じる三浦翔平さんと、蘭を演じる水野美紀さんの振り切った演技は圧倒的で、ドラマ全体に緊張感とスピード感を与えていました。
ラブラブな恋人関係が一転して愛憎劇へと変貌していく恐ろしさと、それでもどこかで「胸キュン」を忘れない展開はまさに「ドロキュン」そのもの。光・康太・信・蘭という四人の愛と嫉妬が今後どのように暴走し、どんな修羅場を生み出すのか…。
第2話以降も波乱必至であり、登場人物たちが織りなす愛と狂気のドラマからますます目が離せません。愛と嫉妬が絡み合う彼らの行く末を、ぜひ見届けたいと思います。
『奪い愛、冬』豪華キャスト陣一挙公開
今回登場するキャスト陣は金曜ないとドラマとは思えない方ばかりです。ぜひ、以下記事を参照してみてくださいね。
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