2016年夏ドラマでTBS系毎週水曜24:10より放送しているドラマ「死弊〜Death Cash」の第3話が終了しました。財津ゼミでまたしても被害者が出ましたね・・・。

バックに入っていた封筒にいきなりお金が入り膨れるのは怖いですね・・・。次は元AKB48の川栄李奈さんが被害者になるかもしれません。どんどん展開が怖くなってきましたが、夏の夜を楽しみましょう!
2016年8月2日放送のドラマ「死弊〜Death Cash」の第4話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「死幣」4話の見どころ…止まらない死の連鎖と呪いのルーツに迫る展開

深夜ドラマとは思えないスリリングな展開が続く「死幣」第4話。これまでゼミ仲間が次々に命を落とす中、ついに4人目の犠牲者が登場しました。
由夏(松井珠理奈)は一連の出来事を“死幣”の呪いだと確信し、仲間に「奇妙なお金が届いても絶対使わないように」と警告します。しかしその直後、新たな悲劇が目前で起こり、物語はさらなる恐怖と謎へと進んでいきます。
4人目の犠牲者・林絵里菜の無残な最期
第4話冒頭で犠牲となるのは、林絵里菜(川栄李奈)。彼女はすでに死幣を使ってしまったと由夏に告白しますが時すでに遅く、仲間たちの目の前で悲劇に見舞われます。
悪徳占い師に「買わなければ死ぬ」と脅され、高額な水晶を死幣で購入してしまった絵里菜。由夏は「捨てて!」と必死に訴えますが、恐怖から手放せず、直後に落下してきた招き猫が頭を直撃。さらに水晶のパワーストーンが喉元に刺さり絶命するという無惨な最期を迎えました。
開始数分での急展開に「まさか川栄がこんなに早く…」と視聴者から惜しむ声が続出。恐怖心から死幣に頼った結果、その願いが命を奪う皮肉な構図は本作の残酷さを象徴しています。
明かされた死幣のルールと灰谷の危険な賭け
由夏はこれまでの出来事から死幣のルールを3つに整理しました。
①お金に困っている人の元に届く
②死幣で買った物で命を奪われる
③直接的な加害者は存在せず事故や自殺に見せかけて死ぬ――。
この恐るべき法則を共有された仲間の中で、灰谷源(葉山奨之)は「逆手に取れば死幣は怖くない」と豪語します。
彼は個人投資家で資金には困っていませんでしたが、意図的に株取引で巨額の損失を出し、「お金に困った人」と自らを演出。その結果、大量の死幣が自宅に届くことになります。死幣を電子マネーに換えれば安全だと考える灰谷の合理主義的な賭けは、視聴者に強い不安と興味を抱かせました。果たして彼の試みは呪いを突破できるのか――第5話への期待が膨らみます。
呪われた村・江栗馬村で明かされる死幣の起源
由夏と若本刑事(戸次重幸)は死幣の真相を探る中で、30年前の江栗馬村での大量死事件に行き着きます。そこでは「七里」という互助制度の資金が呪われ、村人の多くが不可解な事故死を遂げたという過去がありました。唯一生き残った老女・紫乃(木野花)の証言から、若い女性ナツコの死と村人の贖罪が呪いの発端に関わっていることが示唆されます。
55人中53人が死亡したという惨劇の記録は背筋を凍らせ、死幣が単なる都市伝説ではなく因縁に根差した怪異であることを印象付けました。
由夏の奮闘と止められない呪いの連鎖
由夏は仲間に死幣の危険性を必死に訴え、若本とともに調査を進めます。しかし警告も虚しく、絵里菜が目の前で死亡。さらに灰谷も死幣を呼び込む危険な行動に出てしまい、死の連鎖は止まりません。どんなに抗っても呪いに捕らわれた者は逃れられない――そんな運命の不可避性が強調されました。
若本の冷静な捜査力も超常的な現象の前では無力で、視聴者に「本当に止められるのか?」という不安を突きつけます。理不尽な恐怖が増していく中で、由夏の奮闘はますます切実さを帯びました。
死幣(ドラマ)第4話のあらすじ&ネタバレ

南由夏(みなみゆか)(演:松井珠理奈)の親友でもある萩森一恵(はぎもりかずえ)(演:吉岡里帆)が目の前で車にひかれ亡くなってしまった。”死弊”を使ったからだ。
ついに財津ゼミで4人目の被害者が出てしまったことで、由夏は一連の事故や自殺は”死弊”の呪いと確信。これにより変なお金が出たり、届いたりしても使わないようにと残りのゼミのメンバーに注意喚起する。そして、由夏はこれまでの共通の事件から死弊のルール以下の3つと言う。
1:どうしよもなくお金が必要な人に届く
2:死弊に買ったもので殺される
3:死弊は姿を現さず、自殺や事故で亡くなる。
しかし、ゼミの中の林絵里菜(はやしえりな)(演;川栄李奈)はすでに”死弊”を使ってしまったと由夏に打ち明け、不安になって占い師から高額で水晶を買ったという。由夏は早く水晶を捨てるように言うが、絵里菜は捨てずに、上から落ちてきた招き猫が頭にぶつかり、水晶が首に刺さり亡くなるのであった。
そんな中、個人投資家であり、1億円のお金を動かしているゼミ仲間の灰谷(演:葉山奨之)は”死弊”から身を守るのは簡単だと豪語していた。そして、財津教授(演:筧利夫)より”死弊”についての助言をもらう。財津は灰谷に上の世界に行くためにギャンブラーであることが必要と言い、「時に大きく勝つために、ワザと負ける必要がある」と言って立ち去る。灰谷はある法則を思い出し、裏をかく画策し始めていたのだ。
上野真理(演;中村ゆりか)が財津になぜ灰谷を焚きつけたか?と聞くと。財津は「彼は一度失敗した方がいい」と言い、続けて
「人間の欲望にさいげんはありません。お金を求めれば求めるほど人は追い詰め、不幸になっていく。そういう意味では世の中のお金は全て呪われているかもしれない。」
と言い放ち去るのであった。
灰谷は家に帰り、1億円の損を出し、お金を求めるのであった。
呪いを止めるために、由夏と刑事の若本猛(わかもとたけし)(演:戸次重幸)はゼミ合宿で訪れた村はで30年前、原因不明の連続事故死が起きたことを知る。そこは江栗馬村(えぐりばむら)と言い、すでに廃村になっている。当時の事件を知る駐在・高山(演:菅原大吉)に話を聞きにいった。そして、当時の江栗馬村はその村民が全員死弊によって死んだということと、七里という制度があった経緯を聞いた。
由夏と若本が図書館で江栗馬村について調べると、七里という制度は村人から毎月、一定額を集め、積み立て、お金に困った村人を助けあう独特な村の制度であった。これは最後のセーフティネットと若本が言うと、由夏がこれは”死弊”と似ていると言う。どうしてもお金が欲しい人のところにお金が届く。そして、江栗馬村で1人だけ生き残っていることを知り、会いに行くのであった。
30年前江栗馬村で起こった事件の唯一の生き残り・紫乃(演;木野花)から話を聞くと、呪いを解くためにお金を燃やそうとしたが、なくならなかったと言った。江栗馬村の人たちがなぜ呪われないといけないか聞くと、紫乃は「ナツコ・・・」と答える。ナツコは江栗馬村の人間で村人に殺されたというのであった。
ついに灰谷の家に多額のお金が届いたのだ。
「死幣」4話の感想&考察

第4話は物語の中盤に差し掛かり、恐怖演出とストーリー展開が一段と激しさを増しました。冒頭から衝撃的な死が描かれ、残るゼミ生はあとわずか。
ホラーサスペンスとしての緊張感はピークに達しつつあります。ここからは、そんな「死幣」第4話を視聴して感じたことや考察を論理的に綴っていきます。
強まるホラー演出と緊張感
第4話でまず印象に残ったのは、冒頭の林絵里菜の急死です。招き猫や水晶といった日常的なものが一瞬で凶器に変わる描写は戦慄ものでした。連鎖的な事故によって命を奪う演出は「ファイナル・デスティネーション」を彷彿とさせ、身近なものほど恐怖を掻き立てる巧みさを感じます。
さらに、江栗馬村のエピソードが挿入されたことで、単なる都市伝説ではなく“村一つが滅びた過去”が背景にあることが判明しました。死幣が単なる偶発的怪異ではなく、因縁に根ざした呪いだとわかることで物語全体の不気味さが倍増。次に誰が死ぬのか、呪いの正体は何か――先の読めない恐怖が視聴者を包み込みました。
呪いを科学で解明できるのか?対照的なアプローチ
このドラマがユニークなのは、超常現象に対して登場人物が科学的・論理的に挑もうとする姿です。由夏は被害のパターンを整理して「死幣の3つのルール」を仲間に提示し、若本刑事も怪異を否定せず事実を追って江栗馬村にたどり着きました。視聴者も彼らと一緒に謎解きに参加しているような感覚になります。
一方で、灰谷は“電子マネー化”という現代的な手段で呪いを回避しようと試みます。死幣を電子決済に換えれば安全ではないかという合理的発想ですが、相手は理不尽な呪い。科学で立ち向かう人間と超常現象との対比は本作の見どころであり、果たして理屈で呪いを突破できるのかという問いを突きつけます。
結局のところ、第4話まででは死幣は人知を超えた存在であり、論理では完全には解明できないことが示されています。犠牲者が出続ける現実は「人間の知恵では抗えない理不尽さ」を際立たせました。
財津教授の不穏な存在感と隠された過去
第4話で特に不気味さを放っていたのが財津教授です。一見温厚で学生思いの教授ですが、灰谷を焚きつける発言や「世の中のお金すべてが呪われているかもしれない」という意味深な台詞は、死幣の本質を知っているかのようでした。
背景には、彼自身の幼少期に両親を借金で失った過去があるとされます。お金と死の因果に強い執着を抱く彼が、ゼミ生を利用してでも真相を突き止めようとしているのではないか――そんな疑念を抱かせます。
表向きは学識ある大人でありながら、最も狂気に近いところで糸を引いている可能性を感じさせる点が、第4話最大の不穏さでした。善か悪か判別できない存在感が物語に緊張感を加えています。
欲望に潜む罪と報いのドラマ
死幣の恐怖を根底で支えているのは、人間の欲望とその報いというテーマです。犠牲者たちは極悪人ではなく、郁美は美を、三浦は理想の起業を、絵里菜は不安からの救済を求めていました。動機には共感できる部分すらあります。しかし「お金が欲しくてたまらない」という強い欲望につけ込まれ、願いを叶えた代償として命を奪われるのです。
また江栗馬村の過去では、ナツコを村人が殺した罪が“呪い”という形で返ってきました。これは因果応報の物語でもあり、人間の業の深さを描き出します。ホラーでありながら社会風刺的でもあり、「お金」や「欲望」に潜む毒を突き付けてきます。
核心への序章、広がる謎と今後の展開
第4話は、死幣の核心に迫る序章とも言える内容でした。江栗馬村で唯一生き残った紫乃の存在や、ナツコという女性の名前が浮上し、呪いの発端に何があったのかが示唆されました。謎は深まるばかりですが、物語はいよいよ核心へ向かって動き出しています。
主要キャストの半数近くが既に命を落とし、残るゼミ生はごくわずか。由夏自身も標的になる可能性が濃厚です。ラストで灰谷の元に大量の死幣が届いた場面は、新たな嵐の到来を予感させました。
次回以降、由夏と若本は江栗馬村の真実に迫れるのか。灰谷の実験は成功するのか。黒幕が誰なのか――ナツコなのか、それとも別の存在か。謎が次々と提示され、視聴者の緊張と好奇心を一層かき立てました。
まとめ
「死幣」第4話は、恐怖演出、社会的テーマ、そしてミステリー要素が絡み合った濃密な回でした。犠牲者は増え続け、科学も理屈も通じない理不尽な呪いが支配する中、由夏と若本は諦めずに立ち向かいます。江栗馬村の惨劇や財津教授の謎が浮かび上がり、物語はいよいよ核心へ。次回以降も目が離せない展開が続くでしょう。
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