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「過保護のカホコ」10話(最終回)あらすじ&ネタバレ感想。家族の再生と結婚式、そして一年後の未来

「過保護のカホコ」10話(最終回)あらすじ&ネタバレ感想。家族の再生と結婚式、そして一年後の未来

ドラマ『過保護のカホコ』の9話が終了しましたね。

最後の最後にどうなってしまうのでしょうか?二人の結婚に注目していきましょう!

2017年9月13日(水)夜10時放送のドラマ『過保護のカホコ』10話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。

※以後ネタバレ注意

目次

「過保護のカホコ」10話(最終回)の見どころ…家族再生と結婚式の感動

迷える祖父を捜索、家族写真で再び繋がる絆

初代を亡くして沈む祖父《福士(西岡德馬)》は「バアバに会ってくる」と家を飛び出してしまいます。警察官の衛や環・節と協力し、思い出の場所を探し回った加穂子は、庭の隅で泣き崩れる福士を発見。初代との若き日の思い出を語りかけ、彼を再び家族の輪へと導きます。このシーンは、家族が抱える喪失感と再生への第一歩を象徴するもの。バラバラになりかけた一家が笑顔で家族写真を撮ろうとする姿に胸が熱くなりました。

チェロを巡る糸との和解と子供たちの施設計画

離婚を巡って揺れる環と衛、チェロを売ろうとする糸の問題など、並木家の火種はまだくすぶっています。加穂子は糸を待ち伏せしてチェロを奪い返し、「家族の糸は切れない」と説得して買い取ると約束。さらに教子が養護施設の子供たちを連れ帰っているのを知り、遊びや勉強ができる施設を作ることを提案します。この施設計画は、加穂子が過保護に育った自分の経験を生かし、社会へ貢献しようとする大きな一歩でした。

泉への結婚の許しと初の愛の宣言

祖父や叔父の問題を解決し、根本家・並木家の双方に結婚を報告した加穂子と初。しかし最大の壁は母・泉です。泉は「私以上にカホコを幸せにできる覚悟はあるの?」と問い、初は「どんなときもカホコの手を放さずに、お母さんに認めてもらえるように頑張ります」と力強く宣言。結婚に反対し続けてきた泉が娘を送り出す瞬間、親子の絆と恋人の覚悟が交差しました。

バージンロードで奏でられる糸のチェロと家族の成長

結婚式当日、家族はドタバタしながらも準備に奔走。ケーキを倒したり手作り感満載の式場に、かつての過保護な雰囲気はありません。泉は正高の説得で式に駆け付け、バージンロードでは糸がチェロを演奏。かつて反発していた糸が音楽で祝福し、父や母もそれぞれの弱さを乗り越えて娘の幸せを願う…家族全員が成長した姿が感動的でした。

ラストは一年後のカホコと初の姿

ドラマの最後には、結婚から一年後の加穂子と初が描かれます。子供たちの施設で働きながら忙しくも充実した毎日を送り、初は画家としての道を歩んでいました。結婚してもお互いの夢を応援し合いながら、加穂子が泉そっくりの「過保護ママ」になっているというオチまで笑わせてくれます。この未来のシーンは、家族の物語が続いていくことを示唆し、温かい余韻を残しました。

「過保護のカホコ」10話(最終回)のあらすじ&ネタバレ

「過保護のカホコ」10話(最終回)のあらすじ&ネタバレ

祖父を探し出すまで:喪失から再生への一歩

初代の死から間もなく、加穂子は家族を心配しながらも初との結婚に向けて動き出します。

彼女は「家族を失って辛いときこそ結婚すべきだ」という初の言葉に背中を押され、看病疲れで体調を崩しながらも泉と正高に結婚を認めてもらえるよう頑張ると宣言します。

しかし祖父・福士が「バアバに会ってくる」と言って家を出て行き、姿を消してしまいました。環や節、衛と協力して祖父を探すも手がかりはなく、泉から「思い出の場所は家しかない」と聞かされ、祖父母の家へ向かいます。庭の隅で泣き崩れる福士を見つけた加穂子は、初代との若き日の思い出を語りかけて励まし、再び家族写真を撮ろうと提案。

泣きながらも笑顔を見せる福士や親戚たちに、悲しみの中でも前に進む力が湧き上がりました。

並木家の問題…糸のチェロと環・衛の離婚騒動

祖父を見つけて一安心したのも束の間、今度は並木家の問題が浮上します。

環は衛と離婚すると宣言し、衛は酒に溺れて離婚届を提出。加穂子は二人を説得しようとしますが、離婚は成立してしまいます。しかし彼女は諦めません。かつて糸がチェロを売ろうとした時と同じように、夫婦はやり直せると信じ、初の助言を受けながら家族に働きかけます。

糸がチェロを売ろうとしていると知った加穂子は、店先で彼女を待ち伏せしてチェロを奪い取り、自分が買って必要なときに返すと宣言。「家族の糸は切れない」と訴える加穂子に、糸は折れ、チェロを持ち帰ります。この出来事は、過保護でお節介な彼女が本当に大切なものを守るためには手段を選ばない姿を象徴していました。

さらに、根本家では教子が親の帰りが遅い子供たちや養護施設から逃げ出した少年・保を連れ帰り夕飯を食べさせていることが発覚。正高は子供たちを家へ帰そうとしますが、加穂子は「子供たちが安心して遊んだり勉強できる施設を作りたい」と提案。

教子や正興、正高も協力を約束し、家族で支え合う新しい目標が誕生します。加穂子は自分の貯金で教子の借金を返し、保育士資格を取って施設で働くことを決意し、周囲を驚かせました。

両家へ結婚報告…泉との対峙と初の覚悟

家族の問題を一つずつ解決し、並木家でも糸や環と衛の仲直りが進みます。加穂子と初は正興と多枝に結婚を報告し、「結婚式を開こう」と提案されます。

しかし最大の壁である泉はまだ首を縦に振りません。泉は「私以上にカホコを幸せにできる覚悟があるの?」と初に問いかけます。

初は真剣な目で「どんなときもカホコの手を放さずに、お母さんに認めてもらえるよう頑張ります」と誓い、正高も「カホコが今日入籍の日を選んだのは自分たちの結婚記念日だからだ」と説得。泉は戸惑いながらも家族の思いに心を動かされ、「勝手にしなさい」と言い残して席を立ちました。

結婚式当日…家族の成長と最終的な和解

ついに結婚式当日。家族総出で準備をするものの、手作りケーキを落とすなどハプニング続出。

正高が泉に電話をかけ、今日が自分たちの結婚記念日であり、カホコがそれを尊重して日取りを決めたことを伝えると、泉は涙ながらに式場へ駆けつけます。バージンロードでは糸がチェロを演奏し、環と衛も寄りを戻して笑顔で祝福。家族全員が初めて同じ方向を向いた瞬間に、これまでの喧嘩やすれ違いが浄化されるようでした。

式の後、泉は加穂子と初に「あなたたちの人生はあなたたちのもの」と笑いかけ、二人は新たなスタートを切ります。

エピローグ…一年後の加穂子と初

ドラマの最後には、結婚から一年後の加穂子と初の姿が描かれます。加穂子は教子とともに子供たちの施設で働き、忙しくも充実した毎日。初は画家としての道を歩みながら、家庭では優しい夫に。

泉そっくりの過保護ママになりかけている加穂子に、初がツッコミを入れる微笑ましいシーンで物語は幕を閉じます。二人の幸せな未来が示され、視聴者は安心してドラマを見終えることができました。

「過保護のカホコ」10話(最終回)の感想&考察

「過保護のカホコ」10話(最終回)の感想&考察

家族をつなぐのは「お節介」と「覚悟」だった

最終回を見終えて感じたのは、過保護とお節介は紙一重だということ。

加穂子はこれまで周囲から「お節介」と揶揄されても家族のために動き続けました。その姿勢は施設計画や糸への説得などでさらに強くなり、自分の貯金を投じてまで教子を助けようとする姿には、過保護の枠を超えて人を思いやる大人の覚悟が宿っていました。

最後には母・泉までが自分の殻を破り、娘の幸せを願うように変わったことで、家族全員が成長した物語だったと痛感します。

泉が結婚を認めた本当の理由

長らく結婚に反対していた泉が最後に「勝手にすれば」と言えた理由は何だったのでしょう。

正高が「今日が私たちの結婚記念日だ」と伝えたこと、そして初が「どんなときもカホコの手を放さない」と真摯に答えたことが彼女の心を動かしました。泉は自分がどれほど夫に支えられてきたかを改めて思い出し、娘の幸せを自分の幸せとして受け入れたのだと思います。

親としてのプライドと愛情のせめぎ合いを、涙ながらに乗り越えるシーンに共感した視聴者も多かったはずです。

加穂子の成長と過保護の連鎖

第1話からずっと過保護に守られてきた加穂子が、最終回では自分の貯金で施設の資金援助をするまでに成長しました。

また、糸や環・衛といった親戚たちに「家族の糸は切れない」「自分の大切なものから離れてはいけない」と説く姿は、初から学んだ自立心と家族愛が融合した結果です。

エピローグでは、彼女が泉に似た「過保護ママ」に変貌している様子が描かれ、過保護の連鎖が笑いに昇華されていました。これは、過保護が必ずしも悪いものではなく、愛情の形として子供に受け継がれることを示唆しているように感じます。

恋愛ドラマとしてのカタルシス…初のプロポーズと結婚式

恋愛ドラマとしての見どころは、もちろん初のプロポーズから結婚式までの過程です。9話で「こんな時だからこそ結婚しよう」と言った初が、最終回では泉に真正面から覚悟を伝え、結婚式では糸のチェロを背にバージンロードを歩く加穂子の手をしっかりと握ります。

視聴者も彼の真摯さに「初くんの宣言、カッコいい!」と感動の声を上げていました。式を通して家族全員が成長と和解を遂げる構成は、恋愛と家族ドラマの融合として秀逸で、ハッピーエンドながらも余韻の残るものになっています。

視聴者の反響と“過保護ロス”

最終回放送後、SNSには「カホコロス」「ハジメロス」の声が溢れました。視聴率はシリーズ最高を記録し、放送終了後も話題が続いたことから、このドラマが多くの人に愛されていたことが分かります。

視聴者のコメントには「保育施設も簡単ではないけれど、本人たちの覚悟に胸を打たれた」「家族全員の成長が見られて泣いた」と共感の声が多数。中には「カホコが泉ママそっくりになっている未来が微笑ましい」といったユーモアのある感想もあり、作品が愛される理由を改めて認識しました。

まとめ

『過保護のカホコ』最終回は、家族が抱えるトラブルの収束と、加穂子と初の結婚という大団円が描かれました。加穂子が辛い時こそ結婚すべきと感じて泉と正高に結婚を認めてもらえるように頑張る姿、祖父の失踪や糸のチェロ、教子の施設計画、泉との対峙、そして結婚式へと繋がる一連の流れが丁寧に描かれています。

筆者としてはばあばの死を乗り越え、家族全員が成長して笑顔でバージンロードを見守るシーンに涙が止まらず、最後に描かれた一年後のカホコと初の幸せな姿に胸が温かくなりました。

このドラマが伝えたかったのは「過保護=愛情」の肯定と、家族を信じて進む力。最終回を見終えて、日常でも身近な人への感謝と愛情をもう一度伝えたくなる、そんな余韻が残る作品でした。

『過保護のカホコ』過去のあらすじ

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