いろいろな思いが重なったドラマ『奪い愛、冬』の3話が終了しました。
3話の最後についに信と光が禁断の愛に足を踏み入れてしまいましたね。これにより、一層蘭の監視が強くなり、康太は自分を見失ってしまいます。
このまま誰も幸せにならないまま、物語は進んでいくのでしょうか。4話はどうなるのでしょうか?
2017年2月10日(金)夜11時15分スタートの新ドラマ「奪い愛、冬」4話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。
※以後ネタバレ注意
「奪い愛、冬」4話の見どころ…愛憎渦巻くWデートと衝撃の告白

第4話は、登場人物たちの愛と嫉妬が一気に吹き出し、まさにジェットコースターのような展開でした。
前話で信(大谷亮平)とのキス現場を妻・蘭(水野美紀)に押さえられた光(倉科カナ)は、その日からSNSで「淫乱」「泥棒」など心ない誹謗中傷を浴び、精神的に追い詰められていきます。
そんな中、婚約者の康太(三浦翔平)は母・美佐(榊原郁恵)から結婚を認められ一安心するものの、自宅に届いた大きな荷物に驚愕。それは光と信がキスをしている写真を引き伸ばした巨大パネルでした。
康太の暴走と四角関係の修羅場化
突然のパネルを前に「なんだよこれ!」と怒りを爆発させた康太は、写真を破り捨てながら取り乱します。
その怒りの矛先は光へと向かい、目の前で元カノの礼香(ダレノガレ明美)に突然キスをし、「今のを見てどんな気持ちだ?」と詰め寄る暴挙に出ました。光の心を試すかのような行動は、彼の不安と嫉妬の大きさを物語っています。幸せだったはずの婚約関係は一転し、四角関係は混沌の修羅場へと突入しました。
蘭の狂気とWデート旅行
さらに追い打ちをかけるように、蘭は光と康太に「ぜひ4人で旅行しましょう」と提案。悪夢のようなWデート旅行が強行されます。
旅行先のコテージで蘭は光を崖に呼び出し、「大人しく康太と結婚して!もし奪うつもりなら突き落とす!」と脅迫。嫉妬に狂った蘭の執念に恐怖を感じた光は「康太と結婚します」と言わざるを得ませんでした。このシーンでの蘭の迫力はホラーを超える恐ろしさで、視聴者を震え上がらせました。
流れ星に託した本音と建前
その夜、4人で流れ星を眺めながら願い事を語り合う場面は印象的でした。光が「みんなの幸せ」を願ったのに対し、康太は「蘭さんと信さんが幸せに」と口にしながら内心では信の存在を消し去ることを祈ります。
信も「光が幸せに」と願い、蘭は「光と康太が離れないように」と表向き言いつつ、自分の秘密が暴かれないことを心で願っていました。互いの表情と心の声が交錯し、四人それぞれの本音と建前のギャップが際立つシーンでした。
衝撃の愛の告白
旅の最後、蘭が光に土下座を強要する修羅場の中、ついに信が「俺はまだ光のことが好きだ!」と本心を叫びます。この衝撃的な告白を陰で聞いていた康太も事実を知り、四角関係はもはや後戻りできない事態に。愛と嫉妬、執着と恐怖が渦巻く怒涛の幕切れとなりました。
ドラマ「奪い愛、冬」4話のあらすじ&ネタバレ

元彼である信(演:大谷亮平)とキスしたところを、その妻である蘭(演:水野美紀)に見られてしまった光(演:倉科カナ)。その日から、彼女のSNSには「淫乱」「泥棒」といった罵詈雑言の数々が書き込まれることに…。
そんな折、光の婚約者である康太(演:三浦翔平)を狙う同僚の秀子(演:秋元才加)が、蘭と接触。女同士が結託し、光に“天罰”を与えようと画策しはじめる。
一方、どういう風の吹き回しか、あれほど結婚に猛反対していた康太の母の美佐(演:榊原郁恵)は、態度を軟化。
光を家に招き、これまで散々嫌がらせをしたことを詫びる。ところが、そこへ思いがけない宅配便が届く。その中身を見た康太は突然、光の目の前でとんでもない行動に出る!
そんな中、光と康太は“ある目的”を果たすため、信と蘭の家を訪問。そんな2人を、蘭は何を考えているのか、冬の海へと旅行に誘う。今彼と元彼、その妻との4人旅行…。
その先に待つのは地獄か、天国か…!? 絡み、もつれ、奪い合う! 一寸先は闇の四つ巴旅行が始まる・・。
「奪い愛、冬」4話の感想&考察

第4話は終始ハラハラドキドキの連続で、観終えた後もしばらく心拍数が戻らないほどのインパクトがありました。
嫉妬と執着が暴走し、愛ゆえの狂気が随所に炸裂する展開に圧倒されつつも、同時に登場人物それぞれの悲しみや葛藤が伝わってきて胸が締め付けられます。
まさに「ドロドロ超えてホラーだけど面白過ぎる」という声の通り、恐怖と哀しさと滑稽さが入り混じった稀有な回だったと思います。
暴走する蘭の執着が生む恐怖
夫・信への執着心に取り憑かれた蘭(水野美紀)の言動は回を追うごとにエスカレートしています。第4話では、光(倉科カナ)のSNSに誹謗中傷を書き込み、さらに秀子(秋元才加)と結託して光を孤立させようと画策。極めつけは康太(三浦翔平)の自宅に送りつけた光と信(大谷亮平)の「禁断のキス」を引き伸ばした巨大パネルでした。康太が写真を破り捨て取り乱すシーンは、蘭の狡猾さと執念を際立たせました。
さらに追い打ちをかけるように蘭は「4人で旅行しましょう」とWデートを提案。旅行先のコテージでは光を崖に呼び出し、「奪うなら突き落とすわ!」と脅迫。
狂気じみた執念はついに光を土下座させ、「この女が夫を奪おうとした!」と晒し者にするに至ります。背筋が凍るような恐怖でしたが、水野美紀さんの怪演に引き込まれ「殺す気か!」と悲鳴を上げた視聴者も多かったはずです。それでいて蘭には“絶対にバレたくない秘密”があるらしく、流れ星に祈るシーンでは「秘密が守られますように」と願っていました。狂気と恐怖に包まれながらも、自身の脆さを隠そうとする蘭の姿は異様で、不気味な存在感を放っていました。
壊れていく康太の純愛と狂気
光を一途に愛してきた康太の“純愛”も、第4話では崩壊の一途をたどります。母に結婚を認められ安堵した矢先、突きつけられたのは光と信のキス写真。衝撃を受けた康太は光に「悲しくなかった?どんな気持ちだよ!」と怒鳴り散らし、裏切られた痛みを爆発させました。愛しているからこそ裏切りが許せない、その悲壮な叫びには胸が痛みます。
怒りに任せて元カノ・礼香(ダレノガレ明美)にキスをし「今のを見てどう思う?」と光を追い詰める報復的な行動も、彼の心の傷の深さを示していました。翌日冷静さを取り戻し謝罪するものの、職場で招待状をばらまいたり「嫌なの?」と光に迫る姿は異様。優しさの裏に黒い感情が渦巻き、光を失うことを絶対に許さないという執念が見え隠れしています。
Wデート中、蘭と一緒に階段の陰から光と信を監視する康太の姿も印象的でした。
彼は自らを「奪われた被害者」と位置づけ、蘭とすら手を組んで光を取り戻そうとする覚悟を見せます。ラスト、信が「今も光のことが好きだ!」と告白した瞬間、その声を耳にした康太の顔が憎しみに歪んでいくシーンは鳥肌もの。優しかった婚約者が闇に飲み込まれていく様子は、三浦翔平さんの熱演もあり圧倒的な迫力でした。
禁断の恋に揺れる光と信の選択
婚約者と妻がいながらも消せない想いに引き寄せられる光と信の関係は、第4話でさらに切なさを増しました。バレンタインデーに光が「これで最後」とチョコを渡す場面は、決別しようとする苦しい選択の象徴。信もそれを受け入れ、静かに背を向けます。切ないBGMが流れる中、去りゆく背中を見つめる光の表情には、禁断の恋を断ち切ろうとする葛藤が滲んでいました。
しかし蘭の「スパイが見張ってるよ!」という鬼気迫る乱入で、せっかくの別れの余韻は木っ端微塵に。恐怖に支配された光は「信さんの幸せが私の幸せ」と自分を納得させ、信に「お互い婚約者と一緒にいることが幸せの形」と告げます。信も「幸せのフリじゃないのか?」と問いかけますが、光はうなずくしかできませんでした。
その後も蘭は「コンペで手を抜け」と迫り、信との縁を絶たせようとします。仕事を犠牲にしてまで信を繋ぎ止めようとする蘭の執念は恐ろしい限りです。しかしラストで信が「今も光が好きだ」と告白した瞬間、2人の心は再び燃え上がり、禁断の恋が本物であることが突きつけられました。信の告白を聞いた康太と蘭の怒りが爆発するのは必至で、四人の関係はさらに泥沼化していくでしょう。
第4話を振り返って
第4話を通して描かれたのは、愛が深まるほど狂気へと変わっていく人間の怖さでした。蘭の執念はホラー級の恐怖を呼び、康太の純愛は嫉妬と疑念に塗り替えられ、光と信は許されぬ恋に翻弄され続ける。それぞれの愛が暴走し、絡み合い、悲劇を生んでいく様子に胸が締め付けられます。
視聴者からは「怖いのに目が離せない」「ドロドロ超えて面白すぎる」といった声が相次ぎ、SNSでも話題騒然。ドロドロなのにキュンとする“ドロキュン”要素が最高潮に達した回でした。狂おしい愛情が生み出す地獄絵図に圧倒されつつも、次回への期待と不安が募ります。果たして四人の愛の行方はどうなるのか――最後まで目が離せない展開が続きそうです。
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今回登場するキャスト陣は金曜ナイトドラマとは思えない方ばかりです。ぜひ、以下記事を参照してみてくださいね。
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