注目の月9ドラマ「好きな人がいること」ですが、第6話が終了しました。

美咲と夏向が急接近しましたね。美咲の思いはどうなるんでしょうか?冬真は調理学校を退学になってしまいました。
そして、なんといっても夏向が本当の兄弟でないことがわかってしまいました。今後の「SeaSons」はどうなってしまうのでしょうか?
今クールの注目恋愛物ドラマである月9「好きな人がいること」の第7話(8月29日放送)のあらすじと感想を紹介したいと思います。
※以後ネタバレ注意
「好きな人がいること」7話のあらすじ&ネタバレ

秘密の暴露と家族の動揺
第6話のラストで、柴崎家最大の秘密である「次男・夏向は血のつながった兄弟ではない」という事実が冬真の暴露によって明らかになった。第7話はその衝撃の続きから始まり、柴崎三兄弟と美咲、そして新たに登場した女性・西島愛海が揺れ動く様子を描く。
千秋が長年胸の内にしまってきた秘密は、冬真が「夏向だけが本当の兄弟じゃない」と言い放つことで露呈。美咲も言葉を失い、夏向は突然の事実に混乱する。さらに冬真は、夏向の実の妹である西島愛海を家に連れてきて、夏向の母親が珍しい血液型の病気で輸血が必要だと告げる。いきなり実の家族の存在を突きつけられた夏向は動揺し、家を飛び出してしまう。
冬真も複雑な感情を隠しきれず、「今さら兄弟じゃありませんなんて、俺だって訳が分からない」と吐き捨てて家を後にする。
彼は「自分が血のつながりのないほうだったら良かった」と苦しみ、千秋は店を譲渡する契約書を破り捨て、自らの決断を悔いながら「弟を守る」と誓った過去を思い返す。翌朝、家には夏向も冬真もおらず、残された美咲と千秋はシェフ不在のため「Sea Sons」を臨時休業せざるを得なかった。
夏向と実の妹・愛海との出会い
動揺する夏向を心配した美咲は冬真に「夏向が心配じゃないの?」と問いかけるが、冬真は「自分が家族でない方が良かった」と言い残して家を出てしまう。
美咲と千秋は夏向の部屋のごみ箱から戸籍謄本を見つけ、愛海から「母親が尾道の病院にいる」と聞かされる。美咲は夏向を追って広島へ向かい、千秋は高月楓から冬真の居場所を知らされてそちらに向かった。
病院では、夏向の実母・渚が入院しており、愛海は「母を助けてください」と懇願する。夏向は実母に会うが、渚は彼を「愛海の友達?」と勘違いし、実の息子だと気付かない。それでも愛海の訴えに心を動かされた夏向は輸血を引き受け、母を救うために行動する。
冬真の葛藤と父のレシピノート
一方の冬真は、自分が父から愛されていなかったのではないかと苦しんでいた。父がいつも夏向に料理を教えていたため「俺は出来損ないだったのか」と思い込んでいたのだ。
千秋はそんな冬真を「Sea Sons」に連れて行き、「夏向はお前の席を空けておきたいとずっと言っていた。店のシェフが一人で頑張っていたのは、冬真が戻る日を待っていたからだ」と語る。
さらに千秋は、父・春人が書き残したレシピノートを手渡す。そこには「冬真特訓ノート」と題したページがあり、父の深い愛情が綴られていた。冬真は涙ながらにそれを読み、自分も家族に愛されていたことを知り、心のわだかまりを解いていく。
夏向と美咲の尾道遠征と“世界一暖かい嘘”
輸血を終えた夏向は港で黄昏れていた。そこに美咲が現れ、アイスを手渡して励ます。
夏向は「全然実感が湧かなかった。血の繋がっていない家族だと言われても実感がない。親父もお袋も兄貴も、嘘が上手すぎ」と本音を漏らす。それに対し、美咲は「でもそれは世界で一番暖かい嘘だよね」と返し、血縁よりも“絆”を選ぶ温かさを伝える。
美咲は夏向を元気づけるため、「しまなみ海道サイクリングに行こう」と誘い、二人は海沿いを走り、神社でお参りし、はっさくゼリーを食べながら笑い合う。
夕日を見ながら夏向が「なんで迎えに来たの?」と尋ねると、美咲は「あなたのそばにいたいと思ったから」と素直な気持ちを告白し、照れ隠しに「無断欠勤したから文句を言いに来たの。それと忘れ物を届けにね」と微笑む。
忘れ物とは、東京タワーのキーホルダーが付いた「Sea Sons」の鍵。夏向は鍵を受け取り、二人は「帰ろっか」と言葉を交わしながら笑顔で東京へ戻る。
“ただいま”と“おかえり”の兄弟愛
湘南に戻った美咲と夏向を迎えたのは、仕事に戻っていた千秋だった。
夏向が無断欠勤を責められつつも、千秋は「おかえり」と笑顔で言い、夏向は「ただいま」と返す。この短いやり取りが、兄弟の絆を象徴する温かい場面となる。厨房に入ると冬真が現れ、「俺に料理を教えてください。お願いします」と深く頭を下げる。夏向は「バター取れ。冷蔵庫の中だ。早くしろ」とぶっきらぼうに応え、兄弟の再スタートを切る。
仕込みの後、冬真は夏向に「今日、美咲ちゃんが迎えに来たんだって?」と茶化し、夏向は照れながら肯定する。夜、美咲と千秋が散歩に出ると、千秋は「夏向のこと、ありがとう」と感謝を伝える。美咲は「夏向さんにとって本当の家族は千秋さんたちです。あなたは最高に素敵なお兄さんです」と微笑み、千秋は涙を浮かべながらその言葉を受け止めた。
千秋と美咲、揺れる想いと予兆
この回では、兄弟の絆に焦点が当てられただけでなく、千秋の美咲への想いも静かに描かれた。美咲がソファで眠ってしまうと、千秋はお姫様抱っこでベッドまで運び、寝顔に見とれながら「おやすみ」と優しく声をかける。
一方で夏向は、美咲の優しさを感じながらも、自分はまだ料理人として成長しなければならないと自覚する。冬真は夏向のもとで再び修行を始め、三兄弟の関係はゆっくりと修復へと向かう。
「好きな人がいること」7話の感想&考察

衝撃と感動が入り混じる家族の再確認
第7話は、恋愛中心のストーリーから一転し、家族の絆と自分のルーツに向き合う重厚な回となった。夏向は血の繋がりがないと知って自分の存在意義に揺れるが、支えたのは美咲の言葉と兄弟の愛情だった。
「世界で一番暖かい嘘だよね」という美咲のセリフは、血縁以上の家族の絆を象徴している。美咲は夏向を責めず、彼の痛みに寄り添いながら心を解きほぐす。家族が再び「ただいま」「おかえり」と言い合うシーンには、視聴者も涙しただろう。
夏向のアイデンティティクライシスと美咲の優しさ
夏向は実母に認識されず、過去の記憶が曖昧なまま輸血だけを行う。その切なさは、血のつながりよりも“想いの絆”を選んだ成長の証でもある。美咲はそんな夏向に「世界一暖かい嘘」と声をかけ、彼の存在を肯定する。
しまなみ海道でのデートやアイスを食べるシーンは、相手を救おうとする優しさに満ちており、「そばにいるだけで救われる」という愛の本質を描いていた。
冬真の嫉妬と赦し
冬真は、父の愛情を兄に奪われたと感じていた。しかし千秋が渡したレシピノートには「冬真特訓ノート」と書かれ、父の深い愛が記されていた。
それを読んで涙する冬真の姿は、「愛されていたのに気づけなかった」という人間の切なさと赦しを象徴している。夏向に弟子入りを申し出るシーンは、再び兄弟が手を取り合う象徴的な瞬間だった。
千秋の葛藤と恋心の兆し
千秋は長男として家族を守るため秘密を背負い続けたが、そのせいで夏向を傷つけたことに苦悩する。彼は父の意志を継ぎながらも、弟たちを見守り続ける。
終盤、美咲をお姫様抱っこして「おやすみ」と囁く場面には、兄としての優しさと同時に恋心が滲む。千秋の複雑な感情が、今後の三角関係をさらに深めていく伏線となった。
まとめと次回への期待
第7話は、血縁を超えた“家族の愛”をテーマに、登場人物たちが本音をぶつけ合いながら成長する姿を描いた。夏向は実母との再会を果たせなかったが、兄弟の愛に包まれて帰ってくる。冬真は父の想いを知り、再び料理人として歩み出す決意を固めた。美咲は夏向への想いを再確認しながら、千秋からの優しさにも心が揺れる。
兄弟の絆が再生した今、次に試されるのは“恋の答え”。家族ドラマの温もりと恋の緊張が交錯する第7話は、涙と希望に満ちた名エピソードだった。
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