毎週木曜夜9時から放送の注目ドラマに「はじめまして、愛しています。」があります。尾野真千子さんと江口洋介さんを演じる夫婦が親に捨てられた子を「特別養子縁組」制度を利用して、本当の家族になって行くというヒューマンドラマです。
恋愛系や刑事系、学園モノとは違い、一つのヒューマンドラマのようなジャンルでとても考えさせられるドラマになることは間違いありません。ドラマでは「本当の家族」とは何かというとても難しいテーマについて、触れられており、メインキャスト以外が演じる他のキャストが演じる役には家族とは、血が繋がってないといけないなど、様々なな人の考え方も同時に触れることができます。
そんな木曜夜9時からのドラマ「はじめまして、愛しています。」の主題歌は何か?というところを紹介していきたいと思います。
はじめまして、愛していますの主題歌は槇原敬之?
今夏のドラマの主題歌を担当したのはアーティストの槇原敬之さんで、曲名は「理由」です。今回、槇原さんがこの楽曲を作詞する際にはとても苦労をされたみたいです。槇原さんは元々は作曲をするのはとても早いのですが、今回の歌はテーマがテーマだけにとても考えて作成しました。
特に、ひとつの詞に対して4パターンのメロディを試作して、どれがこの詞に一番合うメロディか?というのを何度も何度も考えるというプロセスを踏んで製作されました。その結果、槇原さんの独特なメロディにのせることで耳の痛くなるようなテーマの詞も抵抗なく聴けることができる一曲に仕上がりました。
槇原さんはこの「理由」という歌を作成した時のインタビューに対して、以下のようにコメントをしております。
”詞については、世の中には「何かを信じてがんばる」というような、がんばるほうにフォーカスをあてた曲が多いように感じているのですが、今回は「信じるということこそ努力が必要で、じつは一番たいへんなんだ」という思いを歌詞に込めました。実態のないものを信じることの難しさを表現しています。”
このコメントを見た時に、今のヒット曲の多くは「これがあるから力を出すことができる!」のような歌が多い気がします。実際には、何か自分の中でご褒美がありそこへ向かって頑張ることができるイメージです。
しかし、槇原さんはその逆説的な見方をしており、何かを信じるということが一番努力が必要という見方をしています。
例えば詞の”何か”の部分に”人”という文字を入れた時には「人を信じて頑張る」。例えば、愛している人がいるから自分は頑張れるという曲が多い中で、槇原さんは「人を信じるというのは努力が必要」という目線で曲を書いています。ドラマでさえ、考えさせられるテーマになっているのにもかかわらず、槇原さんが作詞した「理由」もとても考えさせられる歌になっています。
それでは実際に歌詞を見ていきましょう。
「はじめまして、愛しています。」の主題歌の「理由」の歌詞は?
今回槇原敬之さんが、脚本の遊川和彦さんとお話して、作詞した「理由」の歌詞の一部ををみてみると以下のようになっています。
路傍の石のように蹴られて
行き場を無くした君に
生きていく理由がないなら
その理由を僕があげよう
はじめまして愛しています
君は石なんかじゃない
むしろダイヤモンドの原石
理由という愛で磨けばほら
ピカピカに輝き出すよ
君はいつも笑顔でいてほしい
主題歌「理由」は行き場を無くした人にその「生きていく理由」を与えるというとても深い歌詞になっていることがわかります。ドラマの中で捨てられた子供に対して、尾野真千子さんと江口洋介さんを演じる夫婦が「生きていく理由」を与えていくという内容にマッチしています。ドラマと主題歌がマッチしており、とても感動的な番組になりそうです。
まとめ
今回、注目のヒューマンドラマ「はじめまして、愛しています。」の主題歌は槇原敬之さんの「理由」で決定しました。この歌を槇原さんが製作する時には、ドラマの内容に合わせて、慎重に慎重に製作していたことがインタビューからわかります。
テーマでもある「本当の家族」とは何かに合わせた主題歌だけに言葉を選び、それに相応しいメロディをつけたのかな?と思います。そのため、実際に歌詞を見た時には少し”うるっと”涙ぐんでしまい、考えさせられるような歌詞だなと率直に思いました。これがドラマを観た後に、主題歌の「理由」の歌詞もじっくりみると、ドラマと連動してさらに、感動することができるかなと思います。
そのため、主題歌はメロデイだけで聞き流すことが多いかと思いますが、ぜひ、歌詞にも注目して聴いてみてください。
毎週木曜日夜9時よりテレビ朝日系で放送のドラマ「はじめまして、愛しています。」をぜひ、観てみてください。
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