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グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話あらすじ・ネタバレ感想。立てこもり事件と国民栄誉賞を動かす料理の力

グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話あらすじ・ネタバレ感想。立てこもり事件と国民栄誉賞を動かす料理の力

金曜ナイトドラマに観るとご飯が食べたくなるドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第2話が終了しました。

清沢のフレンチ料理には響かなかった李会長がくるみの斬新な料理に心が動きましたね。個人的には高橋一生さんの演技が好きですので、これからの清沢とくるみのコンビに期待したいです。

第3話では、官邸を舞台に思わぬ立てこもり事件が発生。

さらに国民栄誉賞をめぐり天才棋士との駆け引きが描かれるなど、政治と人間模様が交錯する濃密な一時間でした。

総理官邸の新米シェフ・一木くるみ(剛力彩芽)がどのように料理で人の心を解きほぐし、難題に立ち向かうのか――緊迫感と温かさが同居する展開に、胸がじんと熱くなります。

2016年8月5日放送のドラマ「グ・ラ・メ〜総理の料理番〜」の第3話のあらすじ(ネタバレ)と感想紹介していきます。

※以後ネタバレ注意


目次

グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話のあらすじ&ネタバレ

グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話のあらすじ&ネタバレ

志崎稔(演:矢柴俊博)と名乗る男が女性シェフ・一木くるみ(演:剛力彩芽を人質にとり、総理官邸のホールに立てこもる。要求は総理大臣である阿藤一郎(あとういちろう)(演:小日向文世)を自分のもとへ連れてくること。

小学校で理科を教える犯人の志崎は児童の官邸見学ツアーの引率で官邸に入り、くるみを人質にとったのだが、個人的に恨みがあるとわかる。

なんとか事態を抑えるために、阿藤はくるみを解放する代わりに自分が人質になり、くるみに料理を作るよう命じる。果たして志崎の狙いとは?そして、この大ピンチの中くるみが作った料理とは「失敗作???」

時を同じくして、阿藤は若手棋士のホープである辰巳秀一(演:和田聰宏)への国民栄誉賞授与を検討していた。しかし、辰巳はこれに対して、「阿藤内閣のご機嫌取り。ヘドが出る!」と一蹴する。正式に依頼をし、辰巳に辞退される場合は阿藤総理の求心力が疑問視されかねないという懸念のため、総理の政務秘書官・古賀征二(こがせいじ)(演:滝藤賢一)はくるみと清沢晴樹(きよさわはるき)(演:高橋一生)の2人に、辰巳をもてなす料理を作るよう指示を出す。

毎度のことの無茶振りに田村友和(たむらともかず)(演:三宅弘城)もびっくりする。くるみは「なぜ辰巳は国民栄誉賞をもらいたくないのだろうか」ということを考え、辰巳の過去を探り出すのであった・・。

グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話の感想&考察

グ・ラ・メ!(ドラマ)第3話の感想&考察

金曜ナイトドラマ『グ・ラ・メ!~総理の料理番~』第3話を観ました。今回は官邸でのまさかの立てこもり事件と、国民栄誉賞を巡る意地のぶつかり合いという二つの出来事が同時進行し、緊張感と温かさが交錯する濃密な回でした。

一木くるみ(剛力彩芽)が料理を通じて難局にどう立ち向かうのか、ハラハラしながら見守り、最後には胸がじんと熱くなりました。ここからは印象的な場面ごとに、私の感情と考察をじっくりと綴っていきます。

官邸立てこもり事件を救った“失敗作”スイーツの力

第3話前半の大きな山場は、志崎稔(矢柴俊博)による官邸立てこもり事件。教育予算削減への怒りから犯行に及んだ元大学准教授の志崎は、子どもたちの官邸見学に紛れて突如刃物を手にします。

人質に取られたのはくるみ。緊張感漂う場面で阿藤総理(小日向文世)が毅然と「自分が人質になる」と申し出た姿には、リーダーとしての覚悟と部下を守る強さを感じて胸が熱くなりました。

そんな極限状態でも、くるみは冷静でした。総理の「料理を作れ」という一言に応じ、彼女が差し出したのはデザート「タルト・タタン」。偶然の失敗から生まれた“世界最高の失敗作”と呼ばれるスイーツです。

最初は「失敗作は俺のことか!」と激高する志崎に、くるみは「失敗してもやり直せる」と優しく語りかけます。甘酸っぱい香りと共に差し出された一皿に込められたメッセージは、荒ぶる心を次第に落ち着かせていきました。

私はこの場面に、くるみの人を決して見放さない優しさを感じました。料理でお腹を満たすだけでなく、やり直せる勇気を伝える――これぞ“食の外交”だと胸がじんとしました。

辰巳棋士を動かした未来を変える一皿

後半は国民栄誉賞を巡る攻防。若き天才棋士・辰巳秀一(和田聰宏)は、人気取りに利用されたくないと受賞を拒否。プライドと信念からの言動ですが、このままでは政権に打撃を与えかねません。そこで古賀秘書官(滝藤賢一)は、くるみと清沢晴樹(高橋一生)に辰巳をもてなすミッションを課します。

くるみが選んだのは、ホタテの旨味をおからに染み込ませた一皿。おからという地味な食材が新しい命を宿すことを、未来の選択が過去を意味づけるというメッセージに重ねました。「これまでがこれからを決めるのではなく、これからがこれまでを決める」――その言葉は私の胸にも深く響きました。

辰巳もまた、料理を口にして静かに表情を和らげます。過去に縛られていた彼の心に、未来への一歩を踏み出す光が差した瞬間でした。私は“食べることは生きることそのもの”だと改めて思わされました。

清沢との対比が浮き彫りに

同じ場で腕を振るった清沢もまた見事な料理を提供していましたが、彼の哲学はあくまで「美味しい料理を作ること」に徹するもの。そこに想いや背景を込める必要はないというスタンスは揺るぎません。

結果的に辰巳の心を動かしたのはくるみの“想い”でした。清沢は悔しさをにじませながらも、少しずつくるみを認め始めているようにも見えました。二人の対照的な哲学が、互いを高め合うライバル関係に育っていくのだろうと感じます。

信頼で繋がるチームと今後への期待

事件を通して浮かび上がったのは、人と人との信頼です。阿藤総理とくるみの強い絆。危険を前にしても彼女を信じ抜いた総理の姿勢は、ただの上司と部下を超えていました。官邸厨房でも田村(三宅弘城)が相変わらずくるみを陰から支え、古賀秘書官は厳しいながらも結果を認める姿勢を崩さない。

そして清沢も、対立しながらも同じ厨房を担う仲間として存在感を放っています。

また、短い登場ながら総理の娘・理子(内藤理沙)の複雑な心情も描かれました。父への反発、その背後にある母親との確執…。くるみの料理がいつかこの親子を繋ぐ日が来るのではと期待せずにいられません。

まとめ:人の心を動かす料理の力

第3話は、立てこもり事件をスイーツで収め、国民栄誉賞をめぐる攻防を一皿で動かす――まさに「料理で人を動かす」本作のテーマを凝縮した回でした。

くるみの情熱と優しさが人の心を解きほぐし、少しずつ官邸全体が温かい空気に変わっていくのを感じます。サスペンスと人間ドラマの緊張と緩和が絶妙で、深夜に観ても眠気が吹き飛ぶほどの充実感でした。

次回はどんな一皿で、どんな奇跡を見せてくれるのか。清沢との関係や総理の家族問題など、見どころは尽きません。私は第3話を観終えて、「料理は人を救う」という信念が一層胸に刻まれました。

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