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ドラマ「時をかける少女」4話のネタバレ&感想考察。恋人になった日と、未来を失う覚悟

ドラマ「時をかける少女」4話のネタバレ&感想考察。恋人になった日と、未来を失う覚悟

第4話は、未羽と翔平が「恋人」になった喜びと同時に、その恋が抱えている危うさが一気に浮き彫りになる回です。

遊園地デートやピクニックといった青春のきらめきが並ぶ一方で、吾朗の失恋、家族との衝突、そして翔平が抱える“未来へ帰れない代償”が重なっていく。

甘さと痛みが同時に進行するこの回は、恋が人生を明るくするだけではなく、選択と覚悟を迫るものだと静かに教えてきます。

4話は、青春のピークに見せかけた、確かな転換点です。

目次

ドラマ「時をかける少女」4話のあらすじ&ネタバレ

ドラマ「時をかける少女」4話のあらすじ&ネタバレ

第4話は、ついに「恋人」になった未羽と翔平の甘さがきゅんとくる一方で、吾朗の心が折れそうなくらい痛くて、さらに翔平の“秘密”がじわじわ迫ってくる回でした。

ラストに向けて、幸せの輪郭がはっきりしていくほど、同じくらい「失う怖さ」も濃くなっていくんですよね。

交際スタートの幸せと、写真がない違和感

雅涼祭のあと、みんなの前で告白してキスまでしてしまった翔平と未羽。

第4話では、そのままふたりの交際がスタートします。未羽の顔が、もうね、「好き」を隠せてない。青春って、こういう照れと嬉しさの混ざり方をするんだよな…って、こちらまで頬が熱くなります。

でも、その幸せの真横に、ずっと引っかかるものがある。未羽が気づいてしまった「幼なじみのはずなのに、翔平の写真が1枚もない」という違和感です。未羽は翔平の家に行き、子どもの頃の写真を見たいと素直に言うのに、そこに“思い出の証拠”がない。翔平はその場を切り抜けるけれど、未羽の中に残ったモヤっとした感覚は消えません。恋が始まったばかりなのに、恋の土台が揺らぐって、こんなに心細いんだ…。

翔平は翔平で、未羽に正体がバレることへの不安を抱えています。だって彼は、未羽たちの記憶に“手を入れて”今ここにいる人だから。好きになればなるほど、嘘が重くなる。抱きしめたいのに、胸の奥がずきっと痛む。その矛盾が、彼の表情ににじんでいくのが切ないんです。

タイムリープで、デートの時間を増やしてしまうふたり

恋人になったふたりはデートへ。ピクニックを楽しんだあと、さらにタイムリープしてその日の朝へ戻り、遊園地まで満喫してしまう流れが最高に“時かけ”らしいです。

普通なら、ピクニックと遊園地を同じ日に詰め込むのって大変。でも未羽には、時間を巻き戻せる力がある。だから「もう少し一緒にいたい」を、力技で叶えられるんですよね。嬉しい、楽しい、ずっと続けばいいのに…という恋の欲望が、そのままタイムリープの使い方に出ている感じ。

遊園地では、翔平がジェットコースターが苦手っぽい一面を見せたり、乗りすぎてテンションがおかしくなったみたいな空気があったり、恋人になったからこその距離感が可愛くて、観ている側もふっと緊張が解けます。こういう“何でもない笑い”があるから、後半の切なさがさらに刺さるんですよ…。

しかもこの遊園地、なぜか先生たちも来ている。矢野先生と前川先生が「遠足(行事)の下見」で来ていて、こそこそ気にしながら歩いているのが、妙にリアルで笑っちゃいました。青春の本筋とは別に、大人の恋っぽい気配も混ぜてくるの、ずるい。

吾朗は、失恋を飲み込めないまま受験モードへ

一方で吾朗。未羽が翔平と付き合い始めたことを目の前で見てしまって、気持ちを整理できないまま、受験勉強に没頭しようとします。でも、頭に浮かぶのは未羽のことばかりで、全然集中できない。

この「勉強するしかない」っていう逃げ方、すごく吾朗らしいんです。真面目で、優しくて、ちゃんとしたい。だからこそ、恋の負け方も不器用で、苦しい。

そしてここで、吾朗が抱えていた“もう一つの重さ”が表に出てきます。

父・努との衝突「医者じゃなくて、床屋になりたい」

吾朗の家は理髪店。父の努は、模試の成績も良い吾朗に大きな期待をかけています。周りから見れば、成績優秀で将来有望。親からすれば「医者になってほしい」という期待も分かりやすい。

でも吾朗は、大学受験をやめたいと言い出す。理由は「床屋を継ぎたい」。小さい頃からそれが夢だった、と。

この親子ゲンカ、胸がぎゅっとなりました。

親の言い分も、愛情があるからこそなんですよね。「せっかく能力があるのに」「将来が心配だ」っていう、あの不器用な心配。でも、子ども側からすると、それは「あなたの人生は、あなたの期待どおりに使いなさい」に聞こえてしまう。

努は怒って「店は継がせない」と突き放し、吾朗は家を飛び出してしまいます。恋の痛みと、家の痛みが重なって、吾朗の心が限界を超えてしまった感じがして、見ていられないくらいでした。

いなくなった吾朗、探し回る未羽と翔平

吾朗が帰ってこないと知った未羽と翔平は、必死に探し回ります。自転車で走っても見つからない。夜って、視界も心も狭くなるから、焦りがどんどん増幅していくんですよね。

そこで未羽が出す結論は、「吾朗が家を出た時間まで戻るしかない」。タイムリープで、あの瞬間に戻って止める。

ここで大事なのが、未羽が一人で戻ろうとすること。吾朗にとっては気まずいかもしれない、とちゃんと相手の痛みを想像してる。未羽って、無邪気なだけのヒロインじゃなくて、こういう繊細さがあるから好きです。

19時に戻れない…タイムリープの“思い通りにならなさ”

未羽は吾朗が家出した時間(19時)へ戻ろうとするのに、なかなかうまく戻れない。何度もタイムリープして、ようやくその時間にたどり着く。

これ、地味に怖いんです。

今まで未羽は、わりと「戻りたい時に戻れる」感覚で使ってきた。でもここで初めて、“能力が乱れる”みたいな不穏さが出てくる。タイムリープって万能じゃないんだよ、という現実が突きつけられる瞬間でした。

そしてようやく、未羽は吾朗を見つけます。

吾朗の本音「期待に沿う吾朗を演じるのに疲れた」

見つけた吾朗は、すでにボロボロ。未羽がタイムリープで止めに来たことも分かっていて、むしろそれが恥ずかしいみたいに強がる。

吾朗は、親の期待に沿う“朝倉吾朗”を演じるのに疲れた、と漏らします。好きなことをしたい。けれど、自分が何を好きなのかも、分からなくなってきている。

この「夢が分からなくなる」って、恋に負けた時にも起きるし、家族とぶつかった時にも起きるし、受験が迫った時にも起きる。全部がいっぺんに来たら、そりゃ逃げたくなるよね…って、吾朗の肩を抱きたくなる回でした。

未羽は吾朗を放っておけない。吾朗も、未羽の優しさが痛い。優しさって、救いだけじゃなくて、残酷にもなるんですよね。

3人の夜の逃避行:カラオケ、夜のプール、そして「悪いこと」

未羽と吾朗、そして翔平。3人は、まるで「今日だけは自由でいていい」と自分に許可を出すみたいに、夜の街へ行きます。カラオケで騒いで、夜のプールではしゃいで、そして“悪いこと”をしてみたくなる。

吾朗が学校の窓ガラスを割ろうとするのに、結局やめてしまうところ、すごく吾朗でした。反抗したいのに、根が優しいから壊しきれない。乱暴になりたいのに、乱暴になれない。

そして吾朗は、ふっと恐ろしいことを言うんです。

「一生、今日のままでいたい」「ずっと今日を繰り返すのって最高じゃない?」みたいな、時間を止めたがる言葉。明日が来るのが怖い。未来を考えると苦しくなる。だから“今日”に閉じこもりたい。タイムリープという作品のテーマが、吾朗の心の叫びとして出てくるのが、あまりにも切なかったです。

それぞれの夢が言葉になる:未羽の写真、吾朗の迷い、翔平の罪

夜が更けて、テンションが落ち着いた頃。3人は、自分の“これから”を言葉にし始めます。

未羽は、大学でも写真を続けたい、だから東京に行きたい、と真っ直ぐ言う。迷いながらも、自分の好きなものをちゃんと見ている未羽が眩しい。

吾朗は、その眩しさに「悔しい」と漏らします。自分は、床屋が夢だと言いながら、本当にそれが夢なのか分からなくなってきた、と。夢が揺らぐって、努力の方向が分からなくなるってことだから、本当に怖い。

翔平は吾朗に、親が医者になれと言うのは成績だけじゃないかもしれない、と伝えます。吾朗の優しさや思いやりを見て、向いていると思っているのかもしれない。周りの方が案外わかっていることもある、と。

ここ、三角関係の真ん中にいる翔平が、ちゃんと吾朗の“人生”を見て言葉を選んでるのが良かった。恋敵なのに、恋敵として見てない。吾朗を傷つけたくないという気持ちが、翔平の優しさとして出てました。

吾朗の告白「俺も未羽が大好きだった」そして背中を押す言葉

そして最後に、吾朗が言います。

「俺も未羽が大好きだった」と。遅すぎる告白で、でも本音で、叫ぶみたいに吐き出す言葉。

さらに吾朗は、翔平に「未羽のことを幸せにしろよ」と背中を押します。ここが…本当に泣ける。恋に負けた人の優しさって、こんなに痛いんだって、思い知らされるんです。

翔平はそこで、「22世紀には戻らない」と決めた、と口にします。未羽を幸せにする、と。

恋の勝者宣言じゃないんですよね。これは、覚悟の宣言。未羽の時間に自分の人生を置く覚悟。

三浦の忠告「未来人は寿命が短くなる」それでも翔平は…

吾朗は家に戻り、父に「床屋はやめた。受験勉強する」と伝えます。自分の能力と向き合ってみる、と。ぶつかったからこそ、親の言葉を一度受け止める選択をした吾朗が、最後に少しだけ大人になった気がしました。

翔平も家に戻り、母・奈緒子が泣き出します。急にいなくなってしまったことへの心配。家族って、うるさい時もあるけど、やっぱり「いなくなったら怖い」存在なんですよね。

そして、ここで三浦が翔平に忠告します。

未来人が過去に来て過ごすと寿命が短くなる。だから早く帰れ。それがお互いのためだ、と。

でも翔平は聞かない。未羽に「何があっても一緒にいる」と宣言する。

恋が甘いだけのものなら、ここまでの覚悟はいらない。第4話は、恋が“命”の話に近づいていく入口でした。衝撃と涙のラストへ、確実に近づいていく感じがして、胸がざわざわします。

ドラマ「時をかける少女」4話の伏線

ドラマ「時をかける少女」4話の伏線

第4話は、いわゆる大事件が起きる回ではないのに、細い針みたいな伏線が何本も刺さってきます。幸せなデートの裏で、未来・記憶・寿命の影がすでに濃くなっているんですよね。

伏線1:翔平の「写真がない」=幼なじみの歴史が作られた証拠

未羽が気づいた「翔平の写真がない」は、シンプルだけど強い伏線です。写真って、思い出の“客観的な証拠”だから、そこが欠けていると一気に現実味が揺らぐ。

翔平はその場を切り抜けますが、未羽が抱いた違和感はもう戻らない。ここから先、未羽の中で「翔平は本当に幼なじみ?」という疑問が育っていくはずで、恋人関係の一番大事な“信頼”の根っこを揺らす種になっています。

伏線2:翔平の不安=「いつバレるか」より「バレたあと」が怖い

翔平が抱える不安は、正体がバレるかどうかだけじゃない気がします。

バレた瞬間、未羽はどう思うのか。
いま笑っている時間は、全部嘘だったと思われるのか。
幼なじみの時間を奪ったのは自分だと、未羽に突きつけられるのか。

そういう“バレたあとの地獄”が、翔平の沈黙に詰まっている。第4話は、翔平が恋をしているからこそ、嘘が罪になっていく過程を見せる回でした。

伏線3:三浦の忠告「寿命が短くなる」=恋が“命がけ”になる合図

三浦が翔平に言う「未来人が過去に来ると寿命が短くなる」は、第4話の空気を一気に変える言葉です。

未羽と翔平の恋は、ただの高校生の恋じゃない。続けるほどに、翔平が削れていくかもしれない恋。だからこそ、三浦は止める。でも翔平は止まらない。

この対立が、ラストへ向けて最大のテーマになっていく予感がします。

伏線4:19時に戻れない、タイムリープのズレ=能力の限界と代償

吾朗を止めるためにタイムリープする未羽が、狙った時間に戻れない描写。これ、今後の不安材料としてかなり大きいです。

タイムリープが“確実な切り札”じゃなくなると、未羽は「戻れば何とかなる」から卒業しなきゃいけない。未来を変えるには、今の自分で選ぶしかない局面が来る。第4話のズレは、その前触れに見えました。

伏線5:吾朗の「今日を繰り返したい」=タイムリープの誘惑そのもの

吾朗が口にした「ずっと今日を繰り返すのって最高じゃない?」というニュアンスの言葉。

これって、未羽がずっとやってきたことの“心の裏側”でもあると思うんです。

失敗したくない。
傷つきたくない。
決断して後悔したくない。

だから時間を戻す。

吾朗の言葉は、タイムリープの魅力と危険性を、恋よりも生々しい形で突きつける伏線でした。

ドラマ「時をかける少女」4話の感想&考察

ドラマ「時をかける少女」4話の感想&考察

第4話、観終わったあとに残る感情が一言で言えないくらい、ぐちゃっとしました。恋が進んでいるのに、心は軽くならない。むしろ重くなる。だってこの回、みんなが「好き」だから苦しいんですよね。

“恋人”になった未羽の幸福が、逆に切ない理由

未羽と翔平のデート、可愛いし、幸せだし、青春の全部が詰まってる。なのに私は、観ながらずっと「この時間、いつまで続くんだろう」って不安でした。

それって多分、未羽がタイムリープで“時間を増やして”しまうからだと思います。普通の恋は、今日が終われば明日が来る。デートの余韻は余韻として、恋は少しずつ進む。

でも未羽は、今日をもう一回できる。
今日を、二回目にできる。
好きな人といる時間を、ズルして増やせる。

このズルが、甘いのに、どこか悲しい。
だってズルって、「足りない」が前提だから。

足りない、足りない、もっと欲しい。
そう思った瞬間から、恋はもう“失う怖さ”とセットになってしまうんですよね。

吾朗の優しさは、恋に負けるためにあるんじゃない

吾朗の告白、遅い。遅いんだけど、遅いからこそリアルで、胸が壊れました。

「俺も未羽が大好きだった」

言えなかったのは、勇気がないからだけじゃないと思うんです。
言ったら、全部変わってしまうから。
友情も、関係も、今の居場所も。

吾朗は、変えるのが怖かったんじゃなくて、壊すのが怖かった。だから我慢した。優しいから。

でもその優しさが、結果的に自分を一番傷つけてしまう。恋って残酷で、優しい人から負けるんだな…って、思い知らされました。

それでも吾朗が、最後に翔平へ「未羽を幸せにしろよ」って言うの、強すぎる。負けたのに、相手を呪わない。好きな人の幸せを願ってしまう。これが、吾朗の愛の形なんですよね。

翔平の「戻らない」は、ロマンチックじゃなくてホラーでもある

翔平の「22世紀には戻らない」宣言。恋愛ドラマ的には、めちゃくちゃ燃える展開です。好きな人の時代に、自分の人生を置く。かっこいい。

でも同時に、このドラマはSFなんですよね。

未来人が過去に留まると寿命が短くなるという忠告がすでに出ている以上、翔平の決意は「命を削る選択」に見えてしまう。

ここが怖い。

翔平は、未羽にとって最高の恋人になろうとしている。
でも、それは未羽にとって「翔平を死なせる恋」になる可能性がある。

恋人って、本来は幸せにする存在なのに、好きでいればいるほど相手が弱っていくかもしれない。そんな恋、耐えられる…?

第4話の終盤、もうすでに“ラストの匂い”がして、胸がぎゅうっと縮みました。

記憶が揺れる恋は、どこまで本物になれるのか

そしてやっぱり、写真がない問題。

恋愛って、「今の気持ち」だけじゃ続かなくて、ふたりの歴史が増えるほど強くなるものだと思うんです。喧嘩しても、笑い合った過去が支えてくれる。

でも未羽と翔平の歴史は、最初から歪んでいる。

未羽が「幼なじみ」だと思ってきた時間は、翔平が作ったものかもしれない。もしそうなら、未羽が翔平を好きになった理由の一部も、作られた可能性がある。

それって、恋の根本を揺らす爆弾です。

ただ、私が希望を感じるのは、未羽が「違和感」をちゃんと感じ取っていること。

未羽は、騙されっぱなしのヒロインじゃない。
疑うことができる。
自分の感覚を信じられる。

だからこそ、この先、未羽が翔平の正体を知ったとしても、その上で選び直せると思うんです。
“作られた関係”を、“自分の意思で選んだ関係”に変えることができる。

それができた時、やっと恋が本物になるのかもしれない。

まとめ:第4話は「青春のピーク」に見せかけた、別れの準備回

第4話って、表面だけ見れば「遊園地デート」「恋人の甘さ」「三角関係の決着」みたいな、青春のピーク回なんですよ。

でも中身は、ぜんぶ別れの準備。

吾朗は、未羽を手放す準備をする。
翔平は、未来を手放す準備をする。
未羽は、タイムリープが思い通りにならないことを知って、“戻れない未来”の準備をさせられる。

幸せが眩しいほど、影が濃くなる。
このドラマの残酷で綺麗なところが、全部詰まっていた気がします。

次はいよいよ最終回。
ここまで積み上げた「好き」が、どんな形で決着するのか。
未羽が“時間”よりも大事なものを選ぶとしたら、それは何なのか。

怖いけど、見届けたいです。

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