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あなたのことはそれほど(あなそれ)第5話ネタバレあらすじ&感想。涼太の狂気と美都の破滅

あなたのことはそれほど(あなそれ)第5話ネタバレあらすじ&感想。涼太の狂気と美都の破滅

ドラマ「あなたのことはそれほど」4話のお話が終わりましたね

涼太の最悪なプレゼントが結婚記念日に渡りましたね。今後も普通じゃない涼太と美都は生活ができるのでしょうか?

2017年5月16日(火)夜10時放送のドラマ「あなたのことはそれほど」5話のあらすじ(ネタバレ)と感想を紹介していきます。

※以後ネタバレ注意

目次

「あなたのことはそれほど(あなそれ)」5話のあらすじ&ネタバレ

「あなたのことはそれほど(あなそれ)」5話のあらすじ&ネタバレ

第4話で渡辺美都の不倫が夫・涼太に完全に露見したものの、彼は「永遠に変わらず愛する」という不気味な笑顔で彼女を抱きしめ、結婚記念日と誕生日のプレゼントにその言葉を贈りました。

涼太の狂気じみた愛情に震えながらも、美都は有島との恋を諦められません。ここでは第5話のストーリーを時系列で追いながら、登場人物たちの心の揺らぎを詳しく解説します。

運命の浮気が「ありがちな不倫」と突きつけられる

不倫が露見してもニコニコ笑う涼太に、美都は困惑していました。翌日、親友の飯田香子に呼び出され、温泉旅行の嘘を謝罪しなかったことを責められます。香子は「初恋とか運命とか綺麗な言葉でコーティングしているけれど、端から見ればただのありがちな浮気だよ」と断罪し、美都に有島と別れるべきか問いかけました。

美都は有島を「特別な存在」だと主張しますが、涼太の笑顔が怖くて謝れないと打ち明けます。香子は怒りを隠せず、涼太を「気持ち悪い」と言う美都を最低だと非難。このやり取りで、美都の信じる「運命の恋」が他人にはただの不倫に過ぎないと突きつけられるのでした。

陶芸教室と妻への訪問 — 美都の暴走

家に帰りたくない美都は、仕事帰りに陶芸教室に立ち寄り、涼太へのプレゼントにビアマグを作り始めます。しかし何度も失敗を重ねる中で、「厚くても薄くても、あの人は私の作ったものなら喜ぶ」と心の中で呟き、涼太が自分そのものに執着していると実感します。

その後、教室仲間の佐藤から、有島の妻・麗華に借りた本を返すよう頼まれ、美都は自ら返却を申し出ます。翌朝、お洒落をして有島宅を訪ねた美都は、本を返す際にわざと「中学の同級生」であることを強調。麗華は礼を述べながらも不信感を隠せず、子どもが泣いたことを理由に早々に会話を切り上げます。

美都が去った後、麗華は夫に電話し「あなたの同級生の渡辺さんが来たわ。あなたのいない時間に来るなんて、少し変わった方ね」と伝え、反応を探りました。美都は「麗華は普通の奥さん」と思いつつも、家庭の香りや雰囲気に嫉妬心を募らせていきます。

一方、有島は美都の行動に怒り「ルール違反だろ。俺が影でお前の旦那と親しくしてたらどうする」と叱責。美都は「誕生日を祝ってほしかった」と涙ながらに謝罪し、「もうしない」と反省を示します。有島は「会えそうな時に連絡する」と距離を置くような言葉を残しました。

涼太の笑顔の恐怖と母の助言

その後、有島から「しばらく会わないでいよう」とのメールを受け取り、美都は落ち込みます。そんな彼女に涼太は優しく「蕎麦ちょこはいつできそう?」と問いかけ、プレゼントを楽しみにしている様子を見せました。その無邪気な笑顔に、美都は「なんで楽しみなの?なんで笑ってるの?」と恐怖を感じます。

母・悦子とのランチで、不倫がバレたことを打ち明ける美都。母は「それでも愛してくれるなんて良かったじゃない」と笑い、「浮気しても壊れない幸せな結婚生活を手に入れたんだ」と語ります。しかし美都が「涼太と一緒にいるのは幸せじゃない」と訴えると、母は「こういう時は怒ってもらった方が楽だろうね。涼太さんはやっぱり怖い人だよ」と忠告しました。

同じ頃、涼太は同僚の小田原と飲みながら結婚について語ります。初対面で美都が言った「お天道様が見てる」という言葉に共感し結婚を決めたと話す涼太。しかし小田原は「お天道様は夜は見ていない」と皮肉り、美都の不倫を知っていることをほのめかしました。さらに「怒れないんだろ。お前は優しすぎる」と指摘されると、涼太は「優しくなんかない」と笑みを浮かべます。この会話は、後の「雷」の伏線につながっていきます。

お天道様の罰 — 涼太の反撃

その頃、麗華は散歩中にマンション住人の横山皆美と知り合い、美都が朝から訪ねてきたことを尋ねられます。麗華は「友達ではない」と否定しますが、皆美は勝手に「友達の印」と子どものおもちゃを渡し、不穏な影を残しました。

一方涼太は「家でゆっくりしてて」と言い残し外出。実は彼は美都のスマホから有島の番号を入手しており、公園で有島夫妻に接触します。最初は正体を隠して電話をかけ不安を煽り、その後通行人を装って「渡辺美都の夫」であることをほのめかし、去っていったのです。

その間、美都は恐怖に駆られ有島に電話。「全部知られている、あなたの家に向かったかも」と警告します。有島は「自分の家がバレたからって俺の家も巻き込むのか。もう終わりにしよう。友達に戻ろう」と別れを告げました。美都が「友達だったことなんてあった?」と問うと「ないな」と即答され、心を深く傷つけられます。

そして自宅に戻った美都のもとに、涼太から一通のメール。添付された雷の写真とともに「お天道様の罰があたった」という不気味な言葉が並んでいました。第5話はこのメッセージで幕を閉じ、関係の歪みがさらに深まることを予感させます。

「あなたのことはそれほど(あなそれ)」5話の感想&考察

「あなたのことはそれほど(あなそれ)」5話の感想&考察

第5話は、派手な修羅場こそなかったものの、人物たちの心象風景と関係の歪みがじわじわと浮き彫りになった回でした。ここからはライター視点でその余韻と考察をつづります。

笑顔の裏に隠された狂気 — 涼太という存在

序盤から際立っていたのは、涼太の笑顔の怖さです。浮気を知っても怒鳴ることなく、むしろ「蕎麦ちょこはいつできそう?」と無邪気に尋ねる理想の夫のような姿。けれどもその優しさが、逆に恐怖を煽ります。

彼は美都の悪事をすべて把握しているのに、それを表に出さず「お天道様が見ている」「怒れない」と自分に言い聞かせているのです。小田原との飲み会で「お天道様は夜は見ていない」と指摘された瞬間、涼太の信じてきた倫理観が揺らぎました。そしてラストの「雷の写真メール」という形で、その復讐心がついに表面化。愛と束縛の境界が壊れた人間の危険さをまざまざと感じさせます。

愛する人のためなら何でもするという執着は、相手を幸せにするどころか追い詰めるだけ。雷鳴の写真は、彼の心に溜まっていた怒りがついに落ちた象徴のようでした。

美都の孤独と破滅願望

美都は友人や母から「ありがちな浮気」だと断じられてもなお、有島を「特別な存在」と思い続けています。香子に「最低」と言われたときの悲しそうな顔、麗華宅で家庭の匂いや雰囲気に嫉妬してしまう描写からも、彼女が現実の幸せより妄想の「運命」にしがみついている様子が伝わってきました。

陶芸教室でビアマグを作りながら「厚くても薄くても、あの人は私の作ったものなら嬉しい」と心の中でつぶやく一方で、その温もりに逃げ場がないと感じてしまう美都。

欲望と罪悪感の間で揺れ動き、やけになって有島の家まで押しかけた末に「友達に戻ろう」と告げられて深く傷付く姿は、恋に盲目になった人間の弱さと孤独を如実に示していました。見ているこちらも「どうしてそこまでして彼を求めるの?」と問い掛けたくなるほどです。

有島家の変化と麗華の覚醒

今回特に印象に残ったのは、有島夫妻の描写でした。麗華は陶芸教室で美都に直感的な拒否反応を示し、来訪後に夫へ「あなたのいない時間に来るなんて変わった方ね」と冷静に告げています。この台詞からは、ただの良妻賢母ではなく洞察力の鋭い女性であることが伝わります。

またマンションの住人から「ピンクのスカートの可愛い人がお友達?」と聞かれた際に「友達じゃない」と即答した場面も、警戒心が強まっている証拠。

有島自身もまだ美都への情を残しつつ、妻や子どもの存在に引き戻され、「しばらく会わないでいよう」と距離を置こうとしました。麗華が本当に夫の裏切りを確信したとき、どんな感情を爆発させるのか――次話への期待が高まります。

5話の見どころ

この回最大の見どころは、美都と涼太、有島夫妻それぞれの感情が交錯し、誰一人として完全な善人や悪人ではないという点です。涼太の「雷」メールはストーカー的な怖さを孕みながらも、妻を愛し続けたいという純粋な心から生まれた行動とも受け取れます。有島は家庭を優先しながらも美都に惹かれ、しかし彼女の暴走に恐怖を覚えました。美都は「運命」に酔いしれつつも現実の重さに押し潰され、自分の欲望と他者への配慮の間で迷子になっているのです。

SNS上でも「涼太の笑顔がトラウマ」「雷メールの演出がホラー」といった声が多数。私自身も、雷の写真と「お天道様の罰」という文字にはゾッとしながらも、どこか切なさを覚えました。なぜなら、この罰は美都だけに降り注ぐものではなく、関わる全員が自分の選択に向き合わざるを得ない瞬間の象徴だからです。

終盤で有島が「友達に戻ろう」と言った場面には苦笑してしまいました。彼らの関係に友情など存在したことはなく、甘い逃げ道を装って別れを告げる有島の卑怯さが際立った瞬間です。一方でその言葉は、美都が妄想から覚める最後の引き金にもなったように思えます。

彼女がこの先どうやって人生を取り戻すのか、涼太の狂気がどこまで暴走するのか、そして麗華がいつ反撃に出るのか――第6話への期待と不安が入り混じる、緊張感あふれる終わり方でした。

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